「Ⅲ」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

」(2007/06/23 (土) 19:56:30) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

 拒否する俺に構わず姉貴は続けた。 「まあ察するに、高嶺の花さんへの告白だろうけど。」  鋭い。  俺が反応に困っている様子を見た姉貴は、満足そうに顔を歪めた。 姉貴の顔はそう悪いほうではないが、この顔はよそ様には見せられないな、と感じる。 それほどに醜悪だ。  悠紀に比べると相当顔のレベルの低い姉貴はさらに続ける。 「でもそれは上手くいかないわね。」  おいおいちょっと待ってくれ、その言葉は聞き捨てならない。 今までの、“告白”“高嶺の花”のツーワードは残念だが120パーセント真実だ。 だが、上手くいかない、というのはまだ分からないじゃないか!第一俺は姉貴の弟だ、顔はいいほうだぞ!  俺は後先のことも省みず思ったことを素直に言ってみた。 「おい、姉貴それはない。断じてない。」  自信たっぷりに言い切った―と同時に姉のすさまじい笑い声が朝のしじまに響き渡った。 「あっはっは、おーかしーいー。あんたが告白してOKもらえるなんて考えただけでも……ひぃぃぃぃぃー。」  人間とは思えない声を出し、目に涙まで浮かべる姉貴に対し俺が黙っていられるはずもない。直ぐに大口論が始まった。
 拒否する俺に構わず姉貴は続けた。 「まあ察するに、高嶺の花さんへの告白だろうけど。」  鋭い。  俺が反応に困っている様子を見た姉貴は、満足そうに顔を歪めた。 姉貴の顔はそう悪いほうではないが、この顔はよそ様には見せられないな、と感じる。 それほどに醜悪だ。  悠紀に比べると相当顔のレベルの低い姉貴はさらに続ける。 「でもそれは上手くいかないわね。」  おいおいちょっと待ってくれ、その言葉は聞き捨てならない。 今までの、“告白”“高嶺の花”のツーワードは残念だが120パーセント真実だ。 だが、上手くいかない、というのはまだ分からないじゃないか!第一俺は姉貴の弟だ、顔はいいほうだぞ!  俺は後先のことも省みず思ったことを素直に言ってみた。 「おい、姉貴それはない。断じてない。」  自信たっぷりに言い切った―と同時に姉のすさまじい笑い声が朝のしじまに響き渡った。 「あっはっは、おーかしーいー。あんたが告白してOKもらえるなんて考えただけでも……ひぃぃぃぃぃー。」  人間とは思えない声を出し、目に涙まで浮かべる姉貴に対し俺が黙っていられるはずもない。直ぐに大口論が始まった。 [[←RETURN>http://www30.atwiki.jp/bluesky-dreamer/?page=%E2%85%A1]]

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: