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また同じ季節が巡ってゆく
皆前へ進んで行くのに
あたしだけ未だ次の一歩を踏み出せないでいるよ
夢で会いに来てくれてもいいのに
あなたは一度も来てはくれないね

残された方が会いに行こうと
約束した筈なのに
あなたは未だ守っていないよ
病院で握ったあなたの手は冷たかった
だけど心は温かかったのにね

あの日あの時もし出会っていなければ
あたしはあなたの優しさに触れることもなかったのに
触れてしまったから離れられなくなったよ
失いたくないと思ってしまったんだよ
だからあなたが死んだときどうすればいいのか分からなかった

春の風に乗ってあたしに会いに来て
夏の夕立と共にあたしに降りかかって
秋の木の葉みたいにあたしを包んで
冬の木枯らしに吹かれてあたしを元気付けて

会いたくて
あなたにただ会いたくて
病床につくあたしは
死ぬ日を指折り数えている



■後書き■
あなたは夢でさえ会いに来てはくれない。