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 拒否する俺に構わず姉貴は続けた。
「まあ察するに、高嶺の花さんへの告白だろうけど。」
 鋭い。
 俺が反応に困っている様子を見た姉貴は、満足そうに顔を歪めた。
姉貴の顔はそう悪いほうではないが、この顔はよそ様には見せられないな、と感じる。
それほどに醜悪だ。
 悠紀に比べると相当顔のレベルの低い姉貴はさらに続ける。
「でもそれは上手くいかないわね。」
 おいおいちょっと待ってくれ、その言葉は聞き捨てならない。
今までの、“告白”“高嶺の花”のツーワードは残念だが120パーセント真実だ。
だが、上手くいかない、というのはまだ分からないじゃないか!第一俺は姉貴の弟だ、顔はいいほうだぞ!
 俺は後先のことも省みず思ったことを素直に言ってみた。
「おい、姉貴それはない。断じてない。」
 自信たっぷりに言い切った―と同時に姉のすさまじい笑い声が朝のしじまに響き渡った。
「あっはっは、おーかしーいー。あんたが告白してOKもらえるなんて考えただけでも……ひぃぃぃぃぃー。」
 人間とは思えない声を出し、目に涙まで浮かべる姉貴に対し俺が黙っていられるはずもない。直ぐに大口論が始まった。