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その白いバッグは、2ヶ月ほど前にとある雑貨屋であたしが勇気を振り絞って買った物だった。値段は2500円。月に3000円しかお小遣いを貰っていないあたしにとって、どんなに重大な決断だったか。

それを、見知らぬ若い男に落とされ、汚された。
「ちょっと……どうしてくれるんですか?」
男は答えない。ちらりとあたしを一瞥した目は、とても怖くてまるで狼の様だった。

――怖い。