第2話 盗まれた秘宝


――酒場――

[マイン]
――それでケットシーさんは、
どうしてクーシーさんから
逃げていたんですか?

[ケットシー]
あ、あのねマインちゃん…

[クーシー]
俺から話そう。
マインちゃんはワンドック族と
キャトール族に先祖より伝わる
秘宝があるのを知っているか?

[マイン]
えっと…
確かかつてマイン島で起きた
神々と魔族の戦いで使われたと
される神具の一つですよね

[ケットシー]
はい
その神具の力を二つに分けて、
秘宝として代々守っているのが
私とクーちゃんです

[クーシー]
そのワンドック族の秘宝を、
こいつが盗んだんだ!

[ケットシー]
私は盗んでないよ!

[クーシー]
いいや、お前に違いない
いつも俺にからかわれている
仕返しに盗んだんだろう!

[ケットシー]
そんな…
信じてよ、クーちゃん…

[クーシー]
フン、
お前の言うことなど信じられるか


――マイン島――

[マイン]
どうしましょう、勇者さま
あの二人の喧嘩が、他の
ワンドック族とキャトール族に
影響しなければ良いんですが…


第3話へ続く