第9話 魔王の企み


――ダンジョン最深部――

[ティエン]
……こんなもの?
何だかパッとしないわねー

[チェルノボグ]
……むう!
ワシの配下が……

[マイン]
さあ、チェルノボグ
そこをどいてください!

[バアル]
……もう良い、チェルノボグ
この場は一度退こうではないか

[チェルノボグ]
し、しかし……!

[バアル]
……『魔の扉』は開いた
もうここに用はない

[チェルノボグ]
ならば……
あのお方は……!?

[バアル]
……ふ、ふはは!
――小さき力よ
この地上は魔界となる運命にある

[バアル]
魔と混沌の支配する世界に
抗って見せよ!

[チェルノボグ]
――ふぉっふぉっふぉ!
今こそ魔界と繋がる時……

[マイン]
ま、待ちなさい!


[ティエン]
消えちゃったわね

[マジョリー]
なんだったんだろうね、シャル……
って、何してるの!?

[シャルロット]
おーい、マインちゃん、勇者様ー
ここに大きな石があるよ?

[マイン]
これは……なんでしょう?
ただの石ではないようですが

[ティエン]
すんすん
……これが瘴気の発生源のようね

[マイン]
勇者さま、この石に封印術を
使ってくださいますか?
これを封印すれば
きっと瘴気は出なくなるはずです

[マイン]
……
……ありがとうございます、
勇者さま!

[シャルロット]
ねえ、終わったなら外に出ない?
私、疲れちゃったよ

[マジョリー]
もう、シャルったら……

[マイン]
……そうですね
ひとまずダンジョンを出ましょうか


――マイン島――

[シャルロット]
ふぅ、やっと出れたぁ!
じゃ、私は帰るね!

[シャルロット]
また事件があったら、
この名探偵シャルロットに
頼ってね!

[マジョリー]
待ってよシャルー!
お、お騒がせしましたー!

[ティエン]
何だが大変なことになってきたわね

[ティエン]
もし良かったら、私もしばらくは
この島にいるから、
何かあったら手伝うわよ?

[マイン]
ありがとうございます、ティエンさん!

[マイン]
……勇者さま、マイン島は
どうなってしまうのでしょう?

[マイン]
……うわ、冷たい!
これは……雪、ですね
この島に雪が降るなんて

[マイン]
マイン島に平和な冬が
訪れますように……