第3話 見た目が重要
――酒場――
[マイン]
ノーネさん、何とか魔神の復活を
阻止する方法はありませんか?
[ノーネ]
洗脳されていた時の記憶が
正しければ
[ノーネ]
魔神はマイン島の各地になる
3つの『魔石』によって
封印されているようです
[マイン]
3つの『魔石』……?
[マイン]
あ、もしかして勇者さま
以前にバアルのいた場所に
あった石がそれでしょうか?
[ノーネ]
おそらくはそれですね
[ノーネ]
残りの2つは深海の洞窟と、
島の裏側にある神々の森に
あるそうです
[ノーネ]
もしかしたら、すでにバアルは
手下の魔族を向かわせて
いるかも……
[マイン]
大変です、勇者さま!
[マイン]
一刻も早く、
私達も向かいましょう!
[ノーネ]
それなら手分けして
向かいましょう
[ノーネ]
勇者様達は、
深海の洞窟の方を
お願いします
[ノーネ]
ダンジョンの地下深くから
行けるはずなので
[マイン]
分かりました!
[ノーネ]
それでは私はお先に……
よいっしょ
[マイン]
……ずっと気になって
いたのですが
[マイン]
ノーネさんにその剣は
大きすぎじゃないですか?
[ノーネ]
あ、これはあまり武器として
使わないのでいいんです
[マイン]
では、なぜそんな
大きな剣を……?
[ノーネ]
カッコイイからです!
[マイン]
……
[ノーネ]
私、アルテミスさんみたいに
凛々しくないから、
大きな剣を持てば少しは
戦士っぽく見えるかなって
[マイン]
そ、そうですか……
[ノーネ]
では、私は行きますね
[ノーネ]
お二人とも気をつけて!
[マイン]
……
[マイン]
……行きましょうか、勇者さま
――ダンジョン――
[リリア]
……この先が深海の洞窟のようだ
[リリア]
皆、気をつけて行こう!
[マドレーヌ]
は、はい!
最終更新:2016年01月02日 21:23