第7話 飛べない神官はただの少女


――マイン島――

[マイン]
勇者さま

[マイン]
どうにか二つ目の『魔石』の
封印に成功しましたけど、
ノーネさんの方は
どうでしょうか……?

[マイン]
……そうですね

[マイン]
私達も最後の『魔石』の
ある場所に向かいましょう!

[マイン]
確か島の裏側にある
神々の森にあるんでしたね

[マイン]
早速行きましょう!


――神々の森――

[マイン]
勇者さま
ここから神々の森に
行けるみたいです

[シャオファ]
――あっ!
マインちゃんと勇者様!

[シャオファ]
良かった、
もうこんな所まで来てたんだね!

[マイン]
えっと、あなたは……?

[シャオファ]
私はシャオファ

[シャオファ]
神々の森に住む
バードマン族の族長だよ!

[シャオファ]
元々この森は、
バードマン族とタイガーマン族の
縄張りなんだよ

[マイン]
そうなのですか

[マイン]
それでシャオファさんは、
どうしてそんなに
慌てていたのですか?

[シャオファ]
あ、そうだった!
実はこの森に大勢の魔族が
押し寄せて来てるんだよ!

[マイン]
魔族が!?

[シャオファ]
それで天使の女の子……
えーっと、ノーネちゃんに
言われて、
マインちゃん達を
探しに来たんだ!

[シャオファ]
今はタイガーマン族の族長と
ノーネちゃんが、
魔族を食い止めてくれてるの!

[マイン]
それは大変です!
勇者さま、私達も急ぎましょう!

[シャオファ]
よっし!じゃあ一緒に
森の奥までひとっ飛びしよう!

[マイン]
あ、すいません……
私と勇者さまは空を飛べないんです

[シャオファ]
そうなの?

[シャオファ]
勇者様はわかるけど、
マインちゃんって神官なのに
飛べないんだね

[シャオファ]
普通の女の子みたい

[マイン]
……

[シャオファ]
まあ、それでも大丈夫!
ほら、あたしに掴まって!

[シャオファ]
二人分くらいなら、
なんでもないから!

[マイン]
は、はい……
って、速い!
速いですシャオファさん!


第8話へ続く