第2話 次元の管理者
――マイン島――
[オラクル]
……ここなら安全ね
[マイン]
アベニールさん、
この方は一体?
[アベニール]
彼女はオラクルさん
[アベニール]
色んな世界の管理を
している人だよ
[アベニール]
……神様とは、
少し違うみたいだけど
[オラクル]
魔神の復活は、
次元の歪みを起こしかねない
[オラクル]
だから私とこの子で
復活を阻止しに来たのよ
[マイン]
そ、そうだったんですか……
[ノーネ]
それで、バアルと
魔界の扉はどうなったのですか?
[オラクル]
今は異次元に閉じ込めているわ
[オラクル]
でもこのままだと
すぐに出てきてしまう
[オラクル]
……早く他の『私』を
見つけないと
[マイン]
他の『私』?
[マイン]
そういえば、
バアルの攻撃を受けた時、
何かが出てきましたね
[オラクル]
私の中には5つの人格が
存在しているの
[オラクル]
でも今は主人格である
『純粋』の私しかいないわ
[オラクル]
これでは力の半分も出せない
[マイン]
大変じゃないですか!
[マイン]
早く他のオラクルさんを
探しに行かないと!
[マイン]
私達にできることは
ありますか?
[オラクル]
おそらく他の『私』は
別の世界にいるはず
[オラクル]
それを探すのを手伝ってくれる?
[マイン]
もちろんです!
[マイン]
ね、勇者さま!
[ノーネ]
私はバアルが異次元から
出てきてしまった時の
ために、ここに残ります
[マイン]
ノーネさん、お願いします
[オラクル]
それじゃあこの
砂時計の近くに集まって
[オラクル]
時空転移するから
[マイン]
は、はい
[パスコロ]
あれー?
どこに逃げちゃったのかな?
[パスコロ]
……あ、マインちゃんと勇者様だ
[パスコロ]
柵から逃げた私の動物達、
見かけたか聞いてみよう
[オラクル]
あなた達、準備はいい?
[パスコロ]
ねえ、マインちゃん
この辺りで動物を見なか――
[オラクル]
――時に、導かれよ
[パスコロ]
へ?
うわーっ!?
最終更新:2016年01月02日 23:41