第4話 プリティガールと聞こえたので


――ダンジョン(別世界・水)――

[マイン]
うわ
寒いですね、勇者さま

[マイン]
ここは氷の世界でしょうか?

[アベニール]
たしかにちょっと寒いね……

[オラクル]  ※水
……

[オラクル]
いたわ、『冷静』の『私』

[オラクル]
追いかけましょう


[パスコロ]  ※木
……うう

[パスコロ]
寒いからかな、
また身体が重く――

[パスコロ]  ※水
……クールかつ
ビューティーと言えば!

[パスコロ]
そう、この私パスコロよ!


[オラクル]  ※水
……さすが『私』ね

[オラクル]
もう私を見つけるなんて
すごいわ

[オラクル]
さ、私の中に戻って

[オラクル]  ※水
はいはい

[オラクル]
今のが『冷静』の私よ

[マイン]
(……やっぱり違いが
分かりません)

[オラクル]
次の世界に行くわ
さあ、私に近づいて

[パスコロ]  ※水
――マインちゃん!
この私の美しさを見て――

[オラクル]
……時に導かれよ


――ダンジョン(別世界・木)――

[マイン]
勇者さま
何だかふぁんしーな世界ですね

[アベニール]
あのクマさん可愛いなぁ……

[オラクル]  ※木
来たわね『私』
待ってたわ

[オラクル]
『温厚』の『私』ね

[オラクル]
あなたは私と性格が
ほとんど同じだから
安心だわ

[マイン]
(私から見れば、
どのオラクルさんも
同じに見えます……)

[オラクル]  ※木
……私もあなたの中が
落ち着くわ

[オラクル]
これで残りは
『意地悪』の『私』だけね

[パスコロ]  ※光
ヘーイ!
そこのプリティガール達!

[パスコロ]
お姉さんとトークでもしな――

[オラクル]
さあ、次の世界で終わりね

[オラクル]
……時に導かれよ

[マイン]
……?

[マイン]
勇者さま、今私を呼ぶ声が
聞こえたような

[マイン]
……気のせいですね


第4話へ続く