第3話 狭間の世界


――神々の森・遺跡――

[タナトス]
……無駄なことを

[タナトス]
我はあのような小さき扉に
頼るつもりはない

[タナトス]
行くぞ、バアル……
二つの世界を繋ぐ、
『狭間の世界』へ――

[バアル]
……我が主の命のままに

[オラクル]
……『狭間の世界』!?

[オラクル]
ま、待って――

[アベニール]
き、消えちゃいました……

[マイン]
オラクルさん、
タナトスの言っていた
『狭間の世界』とは
何なのでしょう……?

[オラクル]
この地上と魔界を繋ぐ異世界……

[オラクル]
それが『狭間の世界』よ

[オラクル]
あの世界からなら。
扉を使わずして
地上と魔界を繋ぐことが出来るわ

[マイン]
た、大変じゃないですか!

[マイン]
勇者さま、私達も向かいましょう!

[オラクル]
連れて行ってあげたいけど、
扉の封印に力の全てを
使ってしまって、
あなた達を転移させられないの

[アベニール]
そ、そんな……
もう私達に出来ることはないの?

[オラクル]
……いえ、あの子を呼べば、
あるいは……

[オラクル]
とにかく今は、
島を見てきてくれる?

[オラクル]
魔族の動きが気になるわ

[マイン]
分かりました

[ノーネ]
私は一度天界に戻ります
アルテミスさんに報告しないと!

[アベニール]
わ、私はここで
オラクルさんを守ります!

[マイン]
お願いします

[マイン]
では、行きましょう勇者さま


――マイン島・とある探偵事務所――

[シャルロット]
……暇だなあ

[シャルロット]
あの事件から、何も起きないし

[マジョリー]
た、大変!
大変だよ、シャル!

[シャルロット]
なんだ、マジョリー
そんな慌てて……

[シャルロット]
事件か!?

[マジョリー]
事件と言えば事件だけど……
とにかく外を見て!


――マイン島――

[シャルロット]
……なんだこの空は?

[マジョリー]
分からない
でも何だか怖いよ、シャル……

[シャルロット]
かつてないほどの
事件の匂いがする……

[シャルロット]
よし、早速捜査に行こう!

[マジョリー]
ええっ!?危ないよ、シャルーっ!

[マジョリー]
って、椅子!
椅子忘れてるよーっ!


第4話へ続く