コラム:【漢方薬による糖尿病の改善効果】

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【漢方薬による糖尿病の改善効果】(下書き)

文責:山 田 隆 博



漢方の生薬である,『黄柏』による血糖値降下作用について,以下に検討します。

『黄柏』(オウバク)はキハダ(ミカン科)の樹皮を乾燥して粉末にした生薬で,通常は胃腸薬として用いられます。
しかし,成分にベルべリンが含まれており,近年では血糖値の降下作用が注目されるようになりました。

ベルべリンによる血糖値降下の機序については未だ不明な点が多いようで,これまではメトホルミンと同様に,主にAMPKの作用によるものとされてきましたが,異なる機序が解明されつつあるようです。
https://patents.google.com/patent/JP2010504919A/ja





上記以外の特筆すべき効果として,黄柏とマグノリア樹皮液体抽出物(=厚朴)と合わせたサプリではコルチゾールの作用を抑制したとの報告があり,“暁現象”も改善できることが示唆されました。
https://jissn.biomedcentral.com/articles/10.1186/1550-2783-10-37

また,血糖降下以外にも,
<脂質異常症>↓
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18397984


…などの改善効果も期待されています。

↑でメトホルミンに関する論文を引用しましたが,メトホルミンは多年草マメ科の植物であるガレガソウ(別名:フレンチライラックあるいはゴーツルー)から抽出された物質である,グアニジンが基となっています。
そして,黄柏の主成分がベルべリンであることは比較的知られていますが,実はグアニジンも含まれているのです。
http://www.everlth.co.jp/information/herb/no/k05.html

つまり,黄柏はベルべリンのみならず,メトホルミンと同様の作用も得られるといえるでしょう。
これに関する副次的効果として,ベルべリンには“便秘”の副作用があるところ,メトホルミンの“下痢”発現と相殺される可能性が考えられます。

なお,黄柏の深刻な副作用として肝発がん性が指摘されていますが,妥当性は疑わしいとのこと。
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=8625

血糖値,殊に糖新生の亢進に悩まされている方は主治医とよく相談された上で,黄柏を試してみるのもいいかもしれませんね(*´ω`*)




(※後ほど加筆・推敲します)



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