変数
変数とは
変数とは、値を入れておくための箱のようなものです。
値を出したり、入れたりすることができます。
変数の宣言と使用
C言語では、変数を使う前には、必ず変数の使用を宣言する必要があります。
例えば int 型の変数 x y を使いたいときは、まず
int x;
int y;
などとしなければいけません。一度宣言した後は、自由に使うことができます。
例えば number に 0 を入れておきたいときは、
x = 0;
などとします。
変数に値を入れることを、代入するといいます。
値を取り出す時は、そのまま変数名を書きます。
y = x;
上の場合、変数 y に変数 x の値を代入していることになります。
基本的に、違う型の値を代入することはできません。
例えば、下のような例は本来ならば正しくはありません。
x = 1.5;
しかし、C言語には「暗黙の型変換」と呼ばれるルールが存在しています。
これは、変換可能な型の場合、自動的に変換されることがあるというルールです。
上の例の場合、浮動少数は整数に型変換されます。
結果 1.5 のうち小数以下は切り捨てられ、 1 が x には代入されることになります。
y = x; /* y には 1 が代入される */
型の違う値を代入する時には注意しましょう。
(というよりは、暗黙の型変換がない型同士の代入は許されませんから、基本的にはしてはいけません)
変数宣言色々
int 型の変数 i を宣言
int i;
int 型へのポインタの変数 ip を宣言
int *ip;
int 型へのポインタへのポインタの変数 ipp を宣言
int **ipp;
int 型の 3 要素の配列 ia を宣言
int ia[3];
int 型への 3 要素の配列の 3 要素の配列 iaa を宣言
int iaa[3][3];
最終更新:2007年12月20日 01:04