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「んあぁあっ! ふあぁ! やんっ……んあぁっ! も、らめぇ……!」
ベルトライン。
裏風鳥院が居を構える本堂で、黒鳥院舞矢は黒鳥院夜半に犯されていた。
正確には、犯されているという表現は不適切かもしれない。
椅子に座った夜半の上に、舞矢がまたがって、何度も腰を上下させていた。
夜半は目の前で盛り狂う舞矢の涎まみれの表情を、、顔色一つ変えずに頬杖をついて眺めていた。
「……こんなものか。思った程、退屈しのぎにならないな」

時間は、一時間程前に遡る。
夜半に突然呼び出された舞矢は、嫌な予感を抱きつつも、彼のもとへ一人で参じた。
「あちしに用って、なぁに?」
舞矢の服装は、至って平凡な和装だった。
胸の大きさ故に和服の似合わない彼女ではあるが、その点を除けば、上等な織物を見事に着こなしていた。
裏とは言え、さすがは風鳥院の血統といったところである。
幼年時代の花月にはやや劣るが、彼女もまた、見る者を虜にする見目麗しき少女だった。
だが、夜半はそれを敢えて汚してみる事にした。
彼は椅子に座ったままで舞矢に少しばかり殺気を放ち、立ちすくませた。
「ひっ……!」
「すまない。けど、騒がれるのも面倒なんでね。止むを得ずこうさせてもらったよ。
 どうか怖がらずに、僕の話を聞いてくれないか?」
夜半は未だ涼しい顔を崩しておらず、見た目には殺気さえ放っていないように錯覚する程のすました表情だ。
だが、放たれている殺気はその表情とは裏腹で、舞矢の体を1ミリも動けなくさせていた。
「は……話……って……?」
冷や汗を一粒程垂らしながら、平静なフリをして舞矢が尋ねる。
夜半は、言葉を選ぶべきかと一瞬思ったが、考えるのを止めにした。敢えてストレートに、彼女に尋ねる。
「舞矢は、僕の事を愛しているかい?」
「……は?」
舞矢は一瞬、彼の言った事が理解出来なかった。アイシテイルという単語を、頭の中で反復する。
「愛って……何で突然、そんな事を……?」
夜半は、答えるべきか否か逡巡した。
彼は、愛情に飢えていた。生まれてすぐに父親に見捨てられ、裏の者として育てられた。
宗家に攻め入った時も、実の父親は彼を突き放すような目で見た。
彼は、愛情が欲しかった。誰かに愛してもらいたかった。
もっとも、自覚していたよりも遥かに自分が愛情に飢えていたのだと気付くのは、もう少し後。
風鳥院花月との対決で、花月の鳳凰を受けた時の事なのだが、今はまだそこまで話は進んでいない。
兎にも角にも、彼は誰からかの愛情を欲しがっていた。
誰もが自分を、畏怖の目で見る。そこに、愛情など欠片程も存在しない。
ならば、見かけ上は自分の血縁にあたる、舞矢はどうなのだろうかと、気になったのだ。
彼女ならば、ひょっとすれば、自分に愛情を注いでくれるかもしれない。
少なくとも、畏怖の目で見るような、孤独感に苛まれる事は無いかもしれない。
それを確認してみたいと思った。
夜半が黙り込んでいると、舞矢は恐る恐る答えを口にした。
だがそれは、いかにも口先だけの言葉に聞こえた。
「あ……愛してるよ、勿論。兄弟だもの、当然でしょ?」
事実、それは口先だけだった。彼女も夜半を、恐怖をもって眺める側の人間だ。愛する事など出来なかった。
夜半のお陰で、自分達がこのベルトラインで大きな顔をしていられる。
その事は承知していたが、内心では、黒鳥院夜半という恐怖の存在が、この世からいなくなれば良いとも思っていた。
圧倒的強者を拒むのは、生物の本能である。ましてや夜半の場合、その力は善行のために振るわれない。
そんな男を、家族とは言え、舞矢は心の底から受け入れる事は出来ていなかったのだ。
そんな彼女の言葉は、夜半にはすぐに嘘だとわかった。
だが、敢えてその言葉を信じるフリをしてみようと思った。
「愛しているというのなら……それを、僕に証明してみせてくれないか?」
「し、証明……?」
「あぁ……この僕と交わる事で、その愛を証てみせてほしい」
本来なら大胆な発言だが、そこに抑揚は無かった。それが逆に不気味だった。
「まじわるって……! そんな、何で……兄妹なのに……っ」
未だ殺意にあてられながらも、舞矢はその言葉が冗談である事を祈った。
夜半が冗談を言う人間とも思えなかったが、人並みの性欲を持っているようにも思えなかったのだ。
まして、遊利のように適当な女を見繕ってきてはべらせるのならまだしも、
妹に向かってセックスを要請するとは、夢にも思わなかった。
「……出来ないのかい? 僕を愛しているのなら、そのぐらい出来るだろう?」
仮に愛していても、兄妹で交わる事など普通はしない。家族愛とは、そういうものではないからだ。
夜半もその事は十分わかっていた。だが、彼は舞矢とは何の血の繋がりも無い。
倫理的な抵抗感など、彼の方には微塵も無かった。もっとも彼の場合、血縁者相手でも抵抗感など無かったかもしれないが。
「駄目かい? この僕の言う事が、聞けないかい?」
十何年も一緒に生活してきたのだから、彼女が自分を恐れている事は既にわかっていた。
それでも尚、先程の舞矢の不自然な態度で、それを一層強く認識した。
さて、そうなれば、彼女を従わせる最も効果的な方法も、自然とわかるというものだ。
即ち、恐怖。
逆らえないのだと、本能に教え込ませる。そのために彼は、少しばかり殺気を強めた。
「ひぃっ!」
舞矢は立つことすらままならなくなり、膝を折ってその場に座り込んでしまった。
「ヨ……夜半……待って……!」
「何を怖がっているんだい? 僕はまだ、何もしてないというのに」
確かに、夜半はまだ椅子に座ったままだ。絃も使っていなければ、手さえも動かしていない。
舞矢が自分を愛さないどころか、恐れていたという事を再確認させられた夜半は、少しばかり苛立っていた。
せっかくだから、この女を少々虐めてやろうと思った。
「ねぇ、舞矢……僕と、交わってくれるよね?」
もう少々、殺気を強める。舞矢は歯をカチカチと鳴らし始めた。
「ヨ、夜半……駄目だよ、そんなの……」
涙目になりながらも、舞矢はまだ、どうにか抵抗の意思を表してみせた。
夜半は、次は視覚的にも恐怖を与えてみようと思い立ち、絃を一本、ゆるやかに放ってみた。
ただ適当に空中に放ってみただけだったが、その瞬間、舞矢の体がビクンッと反応した。
「やだ……やめて……夜半……」
どうやら、この程度ではまだ精神的にも耐えられるようだ。もう少し恐怖を与えてみる事にした。
風鳥院絃術・暗禁閉の戒で、彼女の両目を無理矢理閉じさせてみた。
美しい顔が、瞼にこれみよがしに縫合痕が入っただけで、すぐに醜くなった。
「や……やめっ、て……っ!」
動きを封じられ、視覚を奪われた彼女は、それでもまだ辛うじて反抗の意思を見せる。
この黒鳥院夜半を前に、中々強気な女性だ。彼女もまた、黒鳥院家の人間という事か。
夜半は一本の絃で、優しく彼女の頬を撫でてみた。だがそれすらも、今の彼女にとっては恐怖でしなかった。
「ひぃ……っ! や、や……」
縫い付けられた瞼から、絃の間を通り抜けて、涙がうっすらと流れてきた。
歯の震えも先程より強まっている。カチカチ……という音から、ガチガチガチッ……に変わっている。
少々耳障りな程だ。しかし、もう少しでこの女は堕ちると思った。
夜半はもう一本絃を放つと、彼女の周りの床を適当に破壊させた。
ゴンッ! ドン! ゴシャァッ!
「ひぃやぁぁぁぁぁぁっぁぁああぁあっっあ!! もうやめてぇぇぇぇっぇ!!」
目の見えない彼女にとって、体の周りで発生する大きな音は、それだけで死ぬ程怖かったろう。
本当は足で強く地面を蹴るぐらいでも良かったのだが、夜半にとっては、足を使うよりも絃の方がまだ楽だった。
既に舞矢の涙は縫い目を通って幾筋も滝のように流れ落ち、鼻水は口元にまで伸びてきていた。
「うっ……うえぇえぇぇぇええぇん……ふぇえ……っ」
じょろじょろじょろ……という音とともに、刺激臭が発生した。
それは、常に他者に恐怖の目で見られてきた夜半にとっては、割と見慣れたものだった。
彼女は、恐怖のあまり失禁していた。
綺麗な着物が、床にひろがった尿で湿っていた。
「……躾が必要のようだね」

舞矢は、尿で汚れた自分の股間を、着物の端を雑巾がわりにしてまさぐっていた。
夜半が、自分で責任をもって綺麗にしろと命令したのだ。
しかし、紙も何も与えられなかった。未だに視覚を閉じられたままの彼女には、
着ている服の、比較的下半身に誓い部分の布地で拭う事しか、出来なかったのだ。
だが、その着物は既に先程の失禁である程度濡れていた。
その濡れ方は疎らではあったが、目の見えない彼女には、どこが濡れていないかを見分ける事は出来なかった。
とりあえず手で持ってみると、そこがぐっしょりと濡れていたために、彼女は慌てて手を離した。
掌に、小便がかすかに付着した。
「ひぃん……っ……も……やだぁ……」
手探りで何とか濡れていない部分を見つけると、彼女はそこで股間を拭った。
だが、座り込んで失禁したために、股間はおろか、その周囲の内腿までびっしょりだった。
ぽた……ぽた……と、水滴が落ちる音が殊更、辱めを受けている事を意識させる。
やっとの事で、下半身の濡れた部分をあらかた拭き終えた時には、夜半は軽く欠伸さえしていた。
「……あぁ、体の方は終わったようだね」
「か……からだの、ほうって……?」
夜半は冷たく言い放つ。
「床がまだ汚れているだろう? まさか、僕に拭けというんじゃないよね?」
舞矢は、嫌がる事さえ無意味だと悟り、大人しく床に四つんばいになった。これは、尿の範囲を特定するためだった。
失禁した場所にそのまま立っていたのでは、足の裏が尿で濡れてしまう。
彼女はそれを避けるため、下半身を拭く時は少し位置をずらして立ったのだ。
しかしそれ故に、目の見えない今の彼女は、正確に水溜りの位置を確認する事が難しかった。
犬のように床に顔を近づけ、匂いで位置を割り出す。
ふと、指先に液体が触れた。間違いなく、彼女自身の尿だった。
「ひぅっ……」
どうやら、思った以上に水溜りが広がっているようだった。これを拭くのは、容易ではない。
だが、拭くものは相変わらず与えられない。夜半は黙ったままだし、頼んでも何も与えてくれないだろう。
「……どうした、舞矢? 君の服、もう腰から下はあらかた濡れてるけど……
 まだ、上が残ってるだろう? それで拭けば良い事だ」



だが、この時点では舞矢はまだ、現在のような痴女ではなかった。
処女ではないにしろ、裸を晒すのは耐え難い屈辱だ。
しかし失禁に比べればまだマシだと思い直して、彼女は着物の帯を外しにかかった。
「ねぇ……許してよ、夜半……ごめんなさいするからぁ……」
躊躇いがちにゆっくりと帯を外しながら、閉じた目で夜半に懇願する。
しかし夜半は取り合わないどころか、完璧に彼女の頼みを無視した。
舞矢は、この帯で床を拭おうかと思ったが、夜半は着物で拭けと言った。彼には逆らえない。
仕方なしに、彼女は帯を解いた着物の、上半身だけを器用に脱いで、下半身はひた隠し続けた。
着物の下に下着は着用していなかったので、豊かな乳房と乳輪があらわになった。
左腕で両胸を隠しながら、右手で着物の布地をひっぱり、床を拭く。
見る見るうちに、着物は上半分すらも、下のように汚れていった。ツンとした匂いが、鼻をつく。
彼女は嗚咽を漏らしながら懸命に拭いたが、水溜りの範囲がどこからどこまでか、正確にはわからなかった。
実は拭いている内に、彼女の手によって押し出された部分の水溜りが、その分外側に広がっていったのだが、
彼女にはそれはわからなかったし、夜半も教えようとは思わなかった。
その内、更に滑稽な事になってきた。
舞矢は然程汚れていない部分ばかり躍起になって拭き始めたのだ。
すぐ傍の、本当に汚れている部分には全く気付いていないようだ。
グショグショの着物を通しての感覚なので、どこが綺麗でどこが汚れているかが、掴みづらいのだろう。
見当外れなところばかり、無駄にごしごしと拭き始めた彼女を見て、夜半は思わず笑ってしまった。
「クス……」
舞矢は、その嘲笑に気付く事なく、床の上をヒタヒタと懸命に四つんばいで歩きながら、床を拭き続けた。
「舞矢。綺麗になったかどうか、ちゃんと自分で確かめなきゃ」
舞矢はまた体を震わせた。もはや内容に関わらず、夜半の声を聞くだけで恐ろしいのだ。
「た……確かめるって……言われても……」
「目が見えなくても、他にいくらでもやり方はあるだろう? 素手で触ってみるとかさ……」
「す、素手でって……!」
舞矢は困惑したが、夜半が「冗談だよ」と言って撤回してくれるような人間でない事は、わかっている。
結局、彼女は夜半が言う通りに動く事しか出来ないのだ。
舞矢は観念して着物から一時手を離すと、床をペタペタと手探りで触ってみた。
自分の拭いていたところが見当違いだった事に気付き、すぐに、本当に濡れているところを探し当てた。
ぱちゃぱちゃと、自分の尿で手が汚れていく。
「ここ……ちゃんと拭かないと……」
強迫観念に囚われたかのように、今度は夜半に何か言われる前に、自発的にそこを拭き始めた。
時間はかかったが、彼女は何とか、床を綺麗にした。
もっとも、一度濡れ雑巾で拭いてから乾拭きするという手順を踏んだわけでもないので、
ぐっしょりになった着衣と同様、床はまだ十分に湿っていた。
ただ水溜りが無くなっただけの話である。夜半は、後で乾拭きもさせようと思った。
「さぁ、もう目を開けさせてあげても良いかな」
夜半は暗禁閉を解いた。数十分ぶりの光の下、舞矢は一応綺麗になった床を見て、安心した。
と同時に、びしょびしょの自分の着物を視覚的に認識して、一層恥辱が募った。
「……その着物、ちゃんと洗わないとね。脱いだ方が良い」
「えっ……」
夜半の提案に、舞矢はやはり困惑した。とは言え、先程までと比べればまだマシな提案だ。
自分としてもこんな着物は一刻も早く脱ぎたかったし、汚れた服はすぐに洗濯に出すのは道理だ。
ここが裏風鳥院の拠点である以上、自宅のようなものなのだから、家族の前で服を脱ぐのを躊躇う道理は無い。
「どうした? まだそれを、着ていたいのか?」
舞矢は、恥じらいつつも着物を脱ぎ始めた。
夜半が脱げと言ったのだから、恥ずかしいところを隠しても、一層彼の機嫌を損ねるだけだ。
舞矢は、夜半の前で一糸纏わぬ姿になった。
「つ……次は……何をすれば……?」
「そうだな……舞矢の裸を見ていると、少し興奮してきたようだ。沈めてくれるか?」
嘘だった。
夜半は、女の裸を見たぐらいで欲情するような、普通の世界の人間ではない。
実は自慰さえした事が無いのだが、夢精を防ぐために、女中が毎朝彼の勃起を口で沈めさせられていた。
彼が勃起出来る時など、朝立ちの時ぐらいしか無かったのである。
だが、編曲の法を応用すれば、陰茎を硬く、膨張させる事も可能だ。彼はその方法をとった。
舞矢は、椅子に座ったままの夜半の袴を何とか下ろし、硬くなった男根を取り出した。
「ぅわ……大きい……」
舞矢は、おもむろに夜半の陰茎を口に咥えた。慣れた仕草だった。
もっと幼い頃に、遊利の性欲の捌け口として犯された事もあったし、十八年も生きていれば、恋人らしい男性だっていた。
まだ恥じらいを知る少女とは言え、フェラチオぐらいは、何度か経験済みの事だったのだ。
ぴちゃ……れろぉっ……ずっ……ぷちゅっ……
夜半の気が向かない限りいつまで経っても静まる筈の無い陰茎を、舞矢は懸命に舐め続けた。
夜半が、膝立ちでフェラし続ける彼女の後頭部を撫でている。
恋人同士ならその仕草は嬉しいものだが、夜半が相手では、逆に恐怖でしかなかった。
いつ頭蓋骨を割られるかとビクビクしながら、舞矢は夜半のものを咥え続けた。
一向に射精する気配の無いものを貪っていると、段々と焦りを覚えてきた。
「はぁ……やくぅ……イって……よぉ……っ」
より刺激を与えるために、裏筋や尿道も、躊躇いがちに舐め上げた。
「クス……舞矢は、尿が好きなのかな? さっきもお漏らししてたし、今だって……」
「ひぅう……違うぅ……」
夜半が、舞矢の頭を優しく撫でる。それが彼女の恐怖を何倍にも跳ね上げる。
歯がガチガチとなりそうだったが、歯を立ててはどんな仕打ちを受けるかわからない。
彼女は必死で恐怖を堪えながら、小便くさいその手で、懸命に彼のものをしごいた。
そろそろ気が向いたので、夜半はとりあえず射精しておく事にした。
彼程となると、射精のタイミングは任意に近い。その気になれば何時間でも耐えられるし、一秒でイく事も出来る。
彼は舞矢の口の中に大量の精液を放った。
「むごっ! んむぅ~……!」
不快なものを口中に放たれた舞矢は、すぐにそれを吐き出したくなった。
しかしその瞬間、今度は口が絃によって閉じられる。
「んむ!? むぅっ!」
先程目を閉じさせた時と違い、今度は完璧に隙間無く閉じた。涎も精液も、漏れ出る事は無い。
この状況では、精液は飲み込むしか無かった。
「知ってるかい? 精液には、尿が含まれてるんだよ……よく噛んで、味わえ」
言われなくとも、夜半の陰茎から離された舞矢は、閉じた唇の奥で、歯をガチガチと鳴らしていた。
そのため、意図的でないにしろ、濃い精液が歯に絡み、上の歯と下の歯の間でクチャクチャと糸をひいていた。
舞矢は、震える口を何とか抑えこんで、懸命に精液を飲み下した。
「やれば出来るじゃないか。……次は、何をすれば良いかわかるよね?
 僕を、ちゃんと愛しておくれ……」
夜半は暗禁閉を解除すると、一気に酸素を取り込んで「ぶはぁっ!」と呼吸する舞矢に、冷たい目線を送った。
「んあぁあっ! ふあぁ! やんっ……んあぁっ! も、らめぇ……!」
ベルトライン。
裏風鳥院が居を構える本堂で、黒鳥院舞矢は黒鳥院夜半に犯されていた。
正確には、犯されているという表現は不適切かもしれない。
椅子に座った夜半の上に、舞矢がまたがって、何度も腰を上下させていた。
夜半は目の前で盛り狂う舞矢の涎まみれの表情を、、顔色一つ変えずに頬杖をついて眺めていた。
「……こんなものか。思った程、退屈しのぎにならないな」
「も……やらぁ……やだよぉ、こんなのぉ……よはぁん……」
懇願しても助かるわけがないとは知りつつも、舞矢は頼み込まずにはいられなかった。
だが、夜半はここで気まぐれを起こした。
「そうだな……普通にするのも飽きた」
夜半は再び射精した。膣内射精だった。
「あぁ……赤ちゃん出来ちゃうよぉ……」
「だったら、掻き出せば良い。自分でやってごらん。見ていてあげるから」
夜半は、舞矢に自慰を強要した。しかも、中まで指を突っ込むような、激しいものをだ。
「うえぇ……いくら、なんでもぉ……」
「早くしないと、本当に妊娠するよ?」
指で掻き出した程度では、子宮内にまで達した精子を排出する事は出来ない。夜半も、そんな事はわかっていた。
舞矢は観念すると、床に座り込み、夜半に見えるようにM字開脚で自慰を開始した。
彼女の指が掻き回す度、中から夜半の精液がこぼれてくる。
「ふぐっ……ふぅう……う……やだよぉ……こんなのぉ……」
「嫌がる事は無い。もっと自分を解放しろ。舞矢、君は変態さんなんだよ」
「そんな事……ないもん……ひっく……ひぐ……」
幼児にように泣きじゃくり、顔を真っ赤にしながら、少女は自分の指で膣を穿っていた。
「……あぁ因みに。そこも、後で拭いといてくれないか」
掻き出された夜半の精液を指差して、彼は言う。
「……はいぃ……っ」
自慰を続けた彼女は、夜半の前で、軽くアクメに達してしまった。

何本もの蝋燭の灯りに照らされて、舞矢はその姿を芸術的に彩られていた。
もっとも、そのポーズは芸術とは言いがたかった。M字開脚のまま、両手は真上に上げている。
その状態を固定されて、天井から黒い絃で宙吊りにされているのだ。
「よは……ん……」
既に意識を失いかけの舞矢の膣内には、夜半の絃が一本、挿入されていた。
陰唇は絃で縫い付けられ、愛液以外のものが外へ出てこれないようになっている。
その内側で、絃が無作為に暴れまわっていた。
絃によって異常なまでにグチャグチャに掻き乱され、もはや快感や痛みを通り越して、感覚が麻痺していた。
それでも、内壁を保護するために愛液が絶えず分泌され続けていた。
それは3メートル程下の床に、ボタボタと遠慮無く落ちていった。
乳首と陰核は絃によって縛られ、どこからともなく引っ張られていた。
「ちぎれ……ちゃう、よぉ……」
「痴態を晒せ……自分を解放しろ……見事に着物を着こなすお前が、下らない痴女に成り下がっていくのを見たい」
夜半は絃で彼女の尿道口をいじりまわした。刺激を受けてか、彼女は再び失禁した。
じょぼじょぼじょぼ……と、黄色い液体が床に飛び散る。
舞矢は、もう何も考えられなくなった。
受け入れた方が、楽だと思った。
「も……これからは……変態さんに……なっちゃおうかな……」
こぼれた涎で自分の巨乳を濡らしながら、とうとう舞矢は壊れた。
それからの舞矢は、精神崩壊に伴って、性格や服装まで変わっていた。
乳首が見えかねないような際どい服を着て、これみよがしに太腿を晒す。
そこには、かつての才女の影は全く無かった。
侍女達は、彼女の変貌ぶりに寒気を覚えた。夜半の仕業だと、誰もが思った。
けれども、夜半を恐れるあまり、誰も彼女を元に戻そうとは、試みもしなかった。
奪還屋達が無限城を訪れるのは、もうしばらく後の事である。
「あーゆーペットが欲しかったのだ!」
舞矢は、いかにして天野銀次を、自分のような壊れた人形に出来るか
そればかりを考えた。