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レディポイズン・工藤卑弥呼は、結構マッドサイエンティストである。

新しい毒香水を作ってみる。

新しい毒香水を作ったら、人体で実験してみたくなる。

モルモットは、仕事の敵で。


そして、それは時に、

「テキトーな配合で作った毒香水がどんな効果を持つか試してみたいなー」

という、半分ギャンブル的な欲求につながる。

周りには迷惑極まりない話ではあるが。


だがしかし、卑弥呼はその日、自分が軽率だった、と己のマッドサイエンティストぶりを、とことん後悔、させられることになってしまった。





敵はGetBackers。こちらは赤屍と馬車とのタッグ。

依頼品の本物は馬車が運んでいて、赤屍と卑弥呼はGetBackersを覚攬させるために偽物を運んでいる。

そうとは知らず、蛮が卑弥呼を追ってきた。銀次は赤屍を追っているのか。いや、追われているのかもしれないが。


どちらにしても仕事は成功したと言っていい。もうしばらく蛮をこちらに止めておけば、依頼品は依頼主に届くだろう。

どうせだし、蛮には毒香水のモルモットになってもらおう。ギャンブル的に作った毒香水。
大丈夫、死ぬようなものは使ってないし解毒香はちゃんとあるから。

深い森の中で、卑弥呼は密かにほくそ笑んだ。

「…そろそろ依頼品を渡してくれてもいいんだぜ?」
「あんたこそ、帰ってバイトした方が早いんじゃない?ツケ、溜ってるんでしょ?」
「これの仕事料が入ればツケなんざ余裕で返せるんだ、よ!」

蛮が仕掛けてきた。
ギリギリでかわし、ここぞとばかりにギャンブル毒香水を使う。

「へっ、見え見えだ…」

ニヤリ、余裕たっぷりに笑う蛮。だが、その鼻を、遅れたように甘い香りがくすぐる。

「な…」

気化が遅い毒香水だったのだ。
地面に落ち広がった液体が、今更芳香をたてる。

これには卑弥呼もびっくりした。

こういう毒香水もいいかもしれない。成功作か?

「…卑弥呼」
「…何?」

だが蛮の様子はあまり変わらない。何か効果があったのだろうか、それともただ香りだけ?


「これ、どういう毒香水だ?」
「…さぁ」
「さぁ!?」
「テキトーな配合したやつだから。たまに作りたくなるのよね」
「テキトーだぁ?!」

様子がおかしい。蛮の精神的な様子。これは何か効果があったとしか考えられない。…まさか欲滅香になってたりとか。

「何か効果があったの?」
「大有りだよ!…とにかく解毒香持ってこい!」
「わかったわかった」

卑弥呼は素直に、言われた通り蛮の元へ解毒香を持っていった。

「でも、何の効果があったか教えないと解毒香あげないから」

蛮の目の前で、小瓶をちらつかせながら勝ち誇ったように卑弥呼が笑うと、何故か蛮もニヤリと笑う。
その笑みに、何故か悪寒が走った。

「…何の効果?教えてやるよ」
「!」

蛮に急に抱きよせられ、思わず卑弥呼は腰の毒香水に手をのばす。
「その体に、ゆっくり、たっぷり…な」


だがその手は蛮に止められてしまい、毒香水をつけているホルダーを外されてしまう。

ドン、と近くにあった木に背中を押し付けられたかと思うと、顎を持ち上げられ、キスされた。

強引に、舌を割り込ませてくる。

「ん、んむ、っ…」

必死にその肩を押し返そうとしても、深いキスのせいで、だんだん力が抜けていった。

「要するに、超強力なバイアグラって言えばいいか?」

唇を離した蛮が、熱い吐息混じりに卑弥呼の耳元で囁いた。

「めちゃくちゃヤりたくなった」




―――



反論する隙もなく、蛮の舌が耳を這った。

「や、蛮、ま、待って!解毒香ならちゃんと、ある…」
「無理。ま、自業自得だし諦めてヤらせろよ…」

言葉が耳にかかる。耳の中にまで侵入してくる、生暖かく、ざらざら、ぬるぬるした感触。

「や、あ…」

足に力が入らなくなってきて、卑弥呼は蛮にすがるように、彼の腕を握る。

そしてとどめ、とばかりに蛮が耳に息を吹きいれた瞬間。

「ふあっ…!」

卑弥呼の足がくずれた。
ずるずるとへたりこんでしまうと、蛮は屈んで、ニヤニヤと笑う。

「…お前にも毒香水効いてんのか?今日は随分敏感じゃねえか」
「あ、たしに、効く、わけ…」
「じゃあ何だ?2週間ほどヤってなかったから、溜ってた、とか」

蛮の手がズボンの中に侵入する。そのまま、下着の中に。

筋に指が這い、くちゅ、という水音が断続的に、卑弥呼の耳に届いた。

「や、あっ、ふあっ…」
「耳だけでこんなに濡らして。毒香水効いてねぇってんなら、随分とやらしい身体になったもんだなぁ」

指が止まり、下着ごとズボンを脱がされる。
そのまま蛮は卑弥呼を抱き上げて、少し広い場所にその身体を寝かせた。


「蛮…」

名を呼んだのは、制止のためか、催促か。ただ卑弥呼は、起き上がろうとも、足を開かせてくる蛮にあらがおうともしなかった。

「なあ卑弥呼」

くちゅくちゅと秘所をかきまぜながら、蛮がまたねっとりと耳元で囁く。

「舐めあいっこ、しようか」
「な、に?」
「69」

シックスティナイン。
いつも、恥ずかしくて、絶対にやらせない、それ。
だが蛮は今日は有無を言わせず実行した。

寝転んだ卑弥呼の口に自身をくわえさせ、自分は彼女の秘所に容赦なく舌を這わせた。

「ん…」

いつも、口でやらされる時より、固く、大きくなっている。
さすが私の毒香水。すごい効き目、などとぼやけた頭で考えた。

必死に蛮のモノに奉仕する。
いろんな所を舐めて、口に含んで。
あまり口は大きくないから、口に含む時は苦しい。それでも頑張ってしまうのは、

「…卑弥呼、ホント、上手くなったな」

蛮が誉めてくれるから、なんて単純な理由である。

秘所を舐める蛮の舌が時々震える。感じてくれているのだろうか。
それでも蛮は、攻めるのをやめない。

ぐちゅ、ぐちゅ、と音をたてながら、舌を膣に侵入させて、かきまぜる。

「んんっ!う、ふ!」
蛮のモノを加えたまま卑弥呼は声をあげた。
ぐちゅ、ぐちゅ。舌が出し入れされたり、ぐるりと舐めたり。
陰核を吸ったり、舐めまわしたり、グイグイと押してきたり。

「う、ふぅん!んん、ん!」

卑弥呼も負けじ、と蛮のモノを裏側から付け根まで、丁寧に舐めあげる。
それからカリの部分を含んでちゅう、と吸うと。

「!」

耐えきれなくなったのか白濁が卑弥呼の口の中に一気に放たれた。
飲み干そうとするが、その勢いは止まることなく、ついに卑弥呼は口を離してしまった。

「ふぁっ…」

真っ白い液体が彼女の顔と胸元にかかる。上の服は脱いでいないから、服に思いきり精液がかかってしまった。

蛮のモノは、あんなに出したというのに、まだ固い。

「…服、汚れちまったな」

蛮が身を起こして、卑弥呼の服を脱がせた。

屋外で、全裸。服を破かれたことは何度もあるが、全裸、というのはあまりない。

外気に触れてより固くなった乳首に蛮が吸い付いた。もう片方は指でこねくりまわされる。

「あ、ああっ!う、あ、あんっ!」

自分はこんなに胸が弱かったっけ、そうおぼろげに考えながら蛮の頭を掴む。

ニヤリ、と蛮が顔をあげて笑った。


その瞬間、両方の乳首を一度にちゅぅ、と吸われた。

「ひゃん!」

いや、乳首だけじゃない。

耳にも、両方とも、舌が這ってて、あろうことか秘所も。

「どうだ?卑弥呼。クリトリスとマンコとアナル、同時に舐められてる感想は」

卑弥呼は今、七つの舌に身体中を舐められているのだ。
あり得ない。蛮の邪眼だとはわかったが、それでも、感じる。

「や、ああっ!ひ、うんっ!」

じゅぶ、じゅぶ
じゅる、じゅる
ちゅぷ、ちゅぷ

色んな水音が混ざる。

「や、だめ、蛮、いっちゃ、ああっ!」
「イく?どこが?」
「あ、お、おマ、ンコ、いっちゃ、あ、ああっ!」

瞬間膣内をなにか変なものがかきまわした。
細い触手のようなものが何本も、卑弥呼の膣の中で暴れる。

「だめ、だめえっ!も、あ、イく、いっちゃ、あ、ん!」

ちゅう、と一気に全ての舌に吸われた。

「ひああああっ!」

自分が潮を吹いたのを感じた。

「…ジャスト一分、だな。いい夢、だっただろ?」
「さいっ、てー。邪眼の、無駄使いじゃない」
「お前が気持ちよかったんなら無駄使いじゃねえよ」

ニヤニヤと笑いながらイったばかりの秘所を蛮がかきまわす。

ぐちゅ、じゅぶ、ちゅぶ。水音が激しい。

「ひ、くぅ、ん、あっ!」
「…さて、と。そろそろ仕上げとするか」

蛮が唇を求めてくるのに、卑弥呼は必死で答えた。

唇を離すと蛮は卑弥呼の首筋に顔を埋め、いくつもキスマークを作った。
褐色の肌でそれはあまり目立たないが、蛮はいつも、そうやっていくつもキスマークをつける。
独占欲が、強いのだろうか。

「卑弥呼」

蛮がまた耳元でねっとりと囁く。

「たまに違う体位もしてみようぜ」
「え…?」
「いつも正常位か騎乗位、だろ?駅弁と立ちバック、どっちがいい?」
「駅…弁?」

あまりそういうことには知識がない卑弥呼は、聞きなれないその言葉を(いや、普通の、駅で売ってる駅弁なら分かるが)繰り返した。

「なんだ?駅弁がいいのか?ちなみに空弁はねえぞ、多分」
「いや、どういうのか、分からないし普通に…」
「じゃあやってみれば分かるだろ?」

自分の都合のいいように話を進め、蛮は立ち上がって卑弥呼を抱き上げた。

「へ…?」
「ちょっと疲れるかもな。ま、俺は大丈夫だけど…」

向かいあう形になって、蛮がゆっくりと卑弥呼の秘所に自身のモノをいれる。


「ひあんっ!」

足が、つかない。

「卑弥呼、足、巻き付けろ」

言われた通り蛮の身体に足を巻き付ける。

卑弥呼は完全に蛮に支えられる形になってしまった。
普通の男なら体力が足りなくなるだろうが、蛮は軽々と卑弥呼を支え、秘所を突き上げた。

ぐちゅ、ぐちゅ。

「ふあ、ああっ!」

バランスが崩れそうになって、卑弥呼は必死に蛮にしがみついた。

「どうだ?いつもより気持ちいいか?」
「や、んな、こと、分かん、ない、あ、ふあ!」
「俺様が巧みすぎて分かんねえか、よしよし」

誰もそんなことは言っていない、と突っ込みたいのはやまやまだが、頭はショート寸前で、口を開けば甘い声ばかり出てしまう。

蛮が唇を重ね、舌を割り込ませてきたので、卑弥呼もそれに答えた。

「ん、ふ…」

嬌声がしばし止まる。
その、瞬間だった。

ガサガサ

「「?!」」

明らかに何か生き物が動いた音に驚いて、二人は音の方向を向いた。

ぴょん、と飛び出してきたのは、ウサギだった。

「…なんだ、びっくりした。誰かに見られたかと思ったぜ」
「…」
行為に夢中になっていて、周囲の様子などまったく気にしてなかったが、この辺りには数匹、中くらいの大きさの動物の気配がする。

動物でよかった。人間に見られたら例えそれが誰であっても、どんな手を使ってでも忘却香をかがせねばならなくなる。

「…続けるぜ?」
「うん…」

だがなんとなく嫌な予感がするのは気のせいだろうか。

そんな考えは、激しくなった蛮の突き上げに、一気に吹っ飛んだ。

「ん、ああっ!や、はげし、あ、あんっ!」
「そろそろ、終わらせるぜ?」

卑弥呼の了承を取りもせず、蛮は思いきり彼女を突き上げはじめた。

「ああっ!ひあっ!だめ、ばん、いっちゃ…」
「イっていいぜ?俺も、中で…」「な、あっ、ああっ、ひああああんっ!」

中はだめ。そう叫ぼうとした卑弥呼だったが、より深く蛮が突き上げてきたため、それは一際高い嬌声に変わった。

中で蛮の精液が放たれたのが分かる。

だが…

「…ね、蛮?」
「なんだ?」
「その、もしかして、まだ、毒香水の効果、残って、る?」

中で達したはずなのに、蛮のモノはまだ固く。

「…あの毒香水、商品にすれば絶対に儲かるぞ」
「どうでもいいから。いい加減抜いて…」


意外にも蛮はすぐに解放してくれた…かと思いきや、抜いた筈の自身を、今度は別の体位でいれようとしている。

「ちょ、なにやって…」
「大車輪?どうせなら色んな体位試してみようて思ってな。あとは立ちバックと松葉崩しと…」
「…???」

そういうのにうとい卑弥呼は、ただ首を傾げる。
それを見た蛮は

「…教えてやるよ、全部」
「いや、いい!てか全部っていくつあるの…」
「四十八手とか言うから48、だな。やべぇ、まじで今日は全部やれそう。あんな毒香水作れるなんてお前天才だな」
「テキトーに作ったんだけど…じゃなくてだめ!」
「よし、やるぞ?覚悟はいいか?」

聞いたくせに半ば卑弥呼を押し倒している蛮。ヤル気マンマンだ。

「ま、待って、蛮!今はどっちも仕事途中なんだしそろそろ…ひあん!」
「急なハプニングにより仕事は中断中」
「だ、だめ、あ……」








結局、かなりの数四十八手とやらをやられて、卑弥呼はぐったりとしていた。
蛮はやっと毒香水の効果が切れたはずなのに、余韻に浸っているのかキスしてきたり頭を撫でたり抱きしめてきたり、好き勝手やっている。
あんなにやったのになんでそんなにピンピンしてるのか、卑弥呼には不思議でたまらない。

「…卑弥呼。携帯、鳴ってるみたいだぜ?」
「あ、ホントだ」

マナーモードにしているため、バイブだけがぶるぶる震えている。
卑弥呼は携帯をとった。赤屍からだ。

『仕事はうまくいきましたよ、卑弥呼さん』
「そ。…なんかあんた、機嫌悪そうね?」
『つまらない仕事でした。銀次君も美堂君も追いかけてきてくださらないし』
「へ?天野、そっちに…」

天野、と言った瞬間ガサガサ!と音がした。

「…まさか」

蛮がゆっくり、音がした草むらをかきわける、と。

「こ、こんにちわ…」

鼻血を出しながら垂れている、彼の相棒が。

「あ、えと、これは、不可抗力で…」
「…天野」
「ふゎい!」

卑弥呼は服を羽織りながら、銀次に近づいていった。

「忘れろ」
「んあー!」


忘却香と催眠香。卑弥呼お得意のコンボに、銀次はぐっすりと眠りについた。

「やるのに夢中で気がつかなかったな」
「…もうぜったい外じゃしないからね」
「え?いいじゃねえか、あおか…」
「…欲滅香、くらいたい?」
「ごめんなさい」

卑弥呼は大きくため息をついた。

もう絶対に、ギャンブルなんてしない。そう固く心に誓った卑弥呼であった。



おわり。