※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

昨今の日本におけるサブカル業界の急激な変動には、目を見張るものがある。
もっともその変動が、プラスのベクトルへの進化かと問われれば、正直微妙だ。
安易な『萌え』に走る事で、確かに産業としては発達したかもしれない。
一時期に比べれば然程でもないが、それでもまだ勢いが残っているのも事実だろう。
だが、それをアニメ・漫画業界の衰退と見る者も、少なからず存在する。
というより大抵の日本人にとっては、とても進化や前進には見えないだろう。
繁華街の少し外れに行けば、特定少数の利用客のみをターゲットに絞った、
いわゆるメイド喫茶なるものが接客業として成り立ってしまっているし、
キャバクラにもメイド風を意識したものが出てきたり、
その他の風俗やラブホテルにおいても、萌え系コスチュームが氾濫する時代だ。
いかに現代の若者と言えど、これでは「日本はいつからこんな国になったんだ……」
と、嘆きたくもなろうものだ。
もっともどの道、この路線が長続きする事はあるまい。
『萌え』というジャンルそのものが衰退するか、或いはアニメ・漫画に浸透し過ぎて
マニアにとっては当たり前のものとなり、逆に商業としては目立たなくなるか。
そのどちらかであろう。
『萌え』を利用して稼ぐなどというのは、長期的視野に立ってみれば
それ程安定して継続出来る策では無いのだ。

しかし逆説的に言えば、長期的視野ではなく
あくまで短期決戦に絞って見れば、この分野はまだまだ稼げるという事でもある。
「……なるほど。お前達の説明はよくわかった。だが……」
無限城に呼びつけられ、オタク的講義を飽きる程聞かされていた春木薫流は、
約一時間に及ぶ二人の芸人のマシンガトークの末に、ようやく口を開く隙を得た。
「一つ聞いて良いか? 亜紋……それに、笑師、だったか?」
「何だい、薫流?」
「わからん事があったら、何でも聞いてくれやぁ~」
亜紋はその手にメイド服を、笑師はその手に『メイド喫茶』と
手書きで書かれた下手糞な看板を、それぞれ抱えている。
そして背後には、よくまぁ見つけてきたものだ……手ごろな広さの空きテナントがあった。
これだけ揃っていて、尚且つ自分が呼び出されたという事は、
質問するまでもなく、答えは一つだ。
「その……私が呼び出されたのは、つまり……」
「ピンポーン! 薫流ちゃんに、メイド喫茶の店員を務めて貰いまーす!」
通行人達が、哀れな者を見るような目で、薫流に視線をくれる。
どうやらこの二人が変人である事は、無限城では有名なようだ。
慣れ親しんでいる笑師は兎も角、つい最近居ついた亜紋までもが有名とは、恐れ入る。
「……悪いけど、他の人に頼ん」
言い終える前に、薫流は亜紋の手によって、テナントの中に引きずり込まれていった。
「はいはい問答無用! まずは着てみてってば!」
「よろしゅう頼むわ嬢ちゃん。ワイらが着ても、キショいだけで全然面白ないねん」
女の私が着たって、別に面白くなんか無いわよ……
と言いかけて、薫流はその言葉を喉の奥に仕舞い込んだ。
戦闘能力の無い自分が、この二人相手に逆らったところで、すんなり帰しては貰えまい。
それに、正直な話……
まだ十四歳という幼さのせいか、一目見たそのメイド服を……
可愛い、着てみたい、と思ってしまったのも、事実だった。

「どうだ、似合うか……?」
着替えを済ませた薫流は、何故かギャグのように寸法ピッタリのメイド服で、
二人の前に姿を現した。
笑師達はどこからこれを調達したのかわからないが、若干ゴスロリ風なデザインでもある。
もっとも、薫流の頭の中に、ゴスロリとかいう単語も予備知識も無いのだが。
尚、彼女のチャームポイントであるウサギ耳は、メイド服でも敢えて装着したままだ。
多分そっちの方がウケが良いだろうと、筆者が勝手に決めた。
「おぉ~! 思ったよりイケるねこれ」
「アモやんの言うとった絶対領域ちゅうのも、オナゴが身につけたら中々のモンやな!」
絶対領域……?
魔里人か鬼里人に関する、何か自分の知らない地域や区域に関連する単語だろうか?
そう真面目に考えかけたが、相手がこの二人で、状況がこれでは、
どの道真面目な話ではあるまい。
「嬢ちゃん、試しに『いらっしゃいませ~』って言うてみてくれへんか?」
「馬鹿だなぁ、笑師やんは。メイド喫茶では『お帰りなさいませ~』だよ!」
「……お前達多分、馬鹿だろう?」
薫流にとっては、目の前の二人は暗号文で会話しているようにしか見えない。
いらっしゃいだろうがお帰りだろうが、何でも良いじゃないの……と思ってしまう。
だが、当人達にとっては重要な事なのだろう。
「……大体、何で私がいきなりこんな事をやらされなければならないんだ?
 理由もわからないままでは面白くない。説明しろ」
正直薫流は、キャラが立つ前に活躍が終わったので、扱いが難しい。
どんな口調で喋らせれば良いかわからないので、もし違和感を感じても
そっとしておいて欲しい。
「そぉやなぁ。何の説明も無しにっちゅうのは、さすがにアカンわなぁ。
 ほな説明したろ。よぉ聞いとくれや? つまりなぁ……」

何でも原作では、ラスト直前で波児がホンキートンクに帰ったら、
店がメイド喫茶に変わっていて、大繁盛していた……という設定が、存在していたらしい。
結局それはオカシイだろうという事で、メイドネタが笑師と亜紋に回されたのだとか。
しかしこれは、大変惜しい。
男の花月ですら、妄想の中でメイド服を着用したというのに、
この漫画では、女性キャラでメイド服を着た者が、一人もいないのである。
萌え主体の漫画ではないから、当然と言えば当然だが、
せめてエロパロでくらい、一部読者の夢が叶っても、良いのではなかろうか?
笑師と亜紋は、延々一時間くらいかけて、そのような事を述べた。
「……それで、私を選んだのか?
 はっきり言って、人選ミスだと思うんだが……」
薫流の目から見ても、他にメイド服が似合いそうな者はいくらでもいる。
無限城の中だけでも、筧朔羅などはまさに『尽くす女性』として、メイドに適任だろう。
仲違いの収まったベルトラインに行けば、黒鳥院舞矢あたりは、喜んで引き受けてくれそうだ。
なのに何故、わざわざ自分を選んだのか……?
「そんなん決まっとるやないかい。
 朔羅ハンに頼んだりしたら、十兵衛とMAKUBEXに殺されてまうがな。
 舞矢ハンにはあんま面識無いから、ちょっと怖いし。
 何たって裏には黒鳥院夜半まで控えとるんやから」
「音羽マドカって子も良いなぁと思ったんだけど、士度を敵にはまわせないしね。
 螺堂レンって子じゃ、ちょっと可愛さが足りないし(ファンの人ごめんなさい)、
 ホンキートンクの二人はノリノリかもしれないけど、多分マスターが許さないだろうし。
 他の女性も、ガードが固そうだから」
「なるほど……つまり私は、残り物というワケか」
薫流は物怖じしない性格なので、年上の男性二人が相手でも、はっきりと意見を言う。
そのキッパリとした口調と、そこに垣間見える嫉妬と不信感に、芸人二人は軽く凍りついた。
「い、いやいやいや! 何言うとんねや薫流ハン!
 薫流ハンにこそ、この可愛らしいコスチュームが一番似合うと思ったからやなぁ……」
「そう、そうだよ薫流!
 普段の冷たい口調を改めて、もっと可愛らしい言葉で話せば、客も食いついて……」
「私に、媚びろと言うのか?」
単刀直入な言い方に、再び場が凍りつく。
これは一筋縄ではいかなさそうだと、笑師は覚悟を決めた。

が、亜紋は逆に、彼女のこの冷たい態度を、逆手にとろうと考えた。
「そうだ……笑やん、ツンデレカフェって、知ってる?」
「何やっけ……入店した時はツンツンしとるのに、店出る頃にはデレデレしとるっちゅう、アレか?」
はっきり言って筆者も絶望先生でチラッとその単語を見かけただけしか予備知識が無いので、
解釈が間違ってたらごめんなさい。
こんなSS書いてますが、正直『萌え』というのも未だに飲み込めない程なので。
兎も角、このSSでにおけるツンデレカフェというものは、そういう設定で話を進めさせてもらいます。
「その通りだよ、笑やん。薫流のこの性格と口調は、むしろツンデレだと思えば……」
「なるほど! メイド喫茶ほどの汎用性は無いかもしれんが、コアな客には馬鹿ウケやな!」
亜紋はこの計画が成功した時の、店の人気ぶりを思い描き、
笑師は、まだ事業を始めてもいないのに、早速皮算用を始めた。
「よくはわからないが、私にデレ分を期待しない方が良いぞ?
 少なくともお前達にデレデレしてやる気は毛頭……」
そこまで言いかけたが、薫流は口をつぐんでしまった。
目の前の二人の男が、いかにも不吉な事を考えている風な目をしていたからだ。
そう、それこそ、まさに……
デレ分が無いのなら、今からデレを覚えさせれば良い、と言わんばかりに……。


「じゅく……ちゅぶ、ちゅっ……じゅる……」
テナントの奥は暗く、衝立が壁になって、表からは見えない。
さりとて鍵がしてあるわけでも、防音が完備されているわけでもない。
誰かが入ってくるかもしれないし、大きな音を立てれば外に全部聞こえるだろう。
そんな緊迫したシチュエーションの中で、薫流は笑師の男根をしゃぶっていた。
「んん、む……こんな、汚らしいモノを咥えさせるなんて……変態……」
「あぁあ、たまらんわぁ~。まさにツンデレって感じのセリフ回しやん~」
彼の体がブルブルと震えているのは、フェラの快感からか、ツンされる快感からか、定かではない。
どちらにしろ、変態と言われて否定出来ないのは確かだ。
わずか十四歳の少女に性交を求める事自体、既に犯罪なのだし。
「さぁさ、薫流。こっちもよろしく頼むよ」
亜紋も自らのモノを取り出し、それを薫流の頬にペタペタと触れさせた。
薫流は笑師から口を離し、片手で亜紋のモノを保持し、今度はそちらを味わい始めた。
無論、笑師の方もシゴき続ける事は忘れない。
正直笑師も亜紋も、この場ですぐに薫流を全裸にひん剥きたかった。
だが、折角のメイド服が、それでは勿体無い。
面白いシチュエーションなので、服は着せたままで、たっぷり奉仕してもらう事に決めた。
薫流は交互に男達の男根を舐め、早くも絶頂に導いていった。
「くっ……さすがだな、もうそろそろ……」
「あぁ、ワイももう限界や……嬢ちゃん、全部受け止めてくれや!」
そう言ったが、しかし笑師と亜紋は、薫流の顔面に射精するような事はしなかった。
てっきり顔にかけられるのだろうと思って覚悟し、目をきつく閉じていた薫流は、
二人のとった意外な行動に、呆気にとられた。
なんと二人は、薫流のメイド服の、両の袖に亀頭を差込み、その中に射精したのだ。
「ひっ……!?」
「受け止めぇ言うたやろ? たっぷり注ぎ込んだるさかい、喜んだってや」
薫流の腕に、粘性の液体がぶっかけられた。
袖の布地にへばりついたソレは、不快な密着感をもたらす。
更に笑師と亜紋は、彼女の両腕を引いて、真っ直ぐ上に向けさせた。
「やっ、何をぉ……ひ、ぃ……」
腕に付着した精液は、重力に従って、彼女の腕を垂れていった。
その汁の軌跡は腋の辺りにまで届き、彼女に悪寒を植えつける。
正直、こんなプレイでは拷問に近い。
「ほらほら、薫流。ちゃんと『ありがとうございます、ご主人様』って言わなきゃ」
「……い、言うわけ無いだろう……こんな、汚らわしい真似をされて……」
既に薫流の目には、涙が滲んできている。
だがそれは、彼女のツン分を相まって、逆に魅力的な表情に見えた。
恥辱に耐え忍ぶ赤い顔は、どんな化粧よりも彼女を美しく引き立てた。
「うーん、やっぱりまだデレるまではいかないか。難しいなぁ」
「ま、えぇんちゃうん? どんだけ時間かかろうが、最終的に落とせれば、それで」
この二人は、本気だ……
本気で、私をツンデレとやらにしようとしている……
相手を徹底的に落とそうとする、関西弁の男。
それはまさしく、どこかの漫画の元・空の王のようだった。



下唇をきつくかみ締め、声が漏れないように必死で堪える。
それでも、ちょっと気を抜くとすぐに喘ぎ声が外まで響きそうになった。
「うぅ、うん、ふ、ふ、ふぅ、あぅ、んん、んっ、ふぐ、むぅう……」
薫流はメイド服を着たまま、バックで笑師に貫かれていた。
腕には、相変わらず気持ち悪い感触が残ったままだ。
笑師は遊びのつもりで、少しだけ動く事をやめた。
一息つけるようになって、薫流はようやく口を開いた。
「こ、こんな事で……私があなた達にデレると思ったら、大間違いなんだから!」
既にかなりツンデレに近いところまでキている事に、本人は気付いていない。
「何やそんなん言う割りには、ここもぐっしょり濡れてきとるんちゃうかぁ?」
「か、勘違いしないで! 別に気持ち良いなんて、全然思ってないんだから!」
それにしてもこの薫流、ノリノリである。
亜紋は笑師の後に本番をさせてもらうつもりだったが、あまりにも面白いので、我慢出来なくなった。
「やっぱ俺も参戦させてもらおっと!
 今度は口ん中に出させてもらうから、ちゃんと全部飲み込んでね? 薫流」
「そんな、汚らわしい液体なんて、誰が……」
口ではそう言いつつも、差し出された陰茎に、薫流はむしろ自ら首を伸ばして吸い付いた。
もうかなりのところまでデレ分が侵食してきているのは、間違いないようだ。
本人には、彼らの要求に合わせて萌えっぽい言動をとってやろうなどというサービス精神は無い。
ただ単に、体が雄を求めているだけなのだ。
「しっかりしゃぶってろよ、薫流。栓しとかないと、声漏れちゃうからね」
「んふぅ~、んんん~っ!」
その呻き声を合図にするかのように、笑師は再び肉棒を突き始めた。
肉の音が暗い室内に響く。
ブラジャーとメイド服によって、胸は惜しくも揺れていないが、
代わりに頭のウサギ耳と、メイド服そのもののスカート部分が、激しく前後に揺れる。
幼い膣は笑師のモノをしっかりと咥え込み、離そうとしない。
姿勢を支えるために床についた両手が、何度も力無く折れてしまいそうになる。
「ハルキ同士、これからも仲良ぉセクロスしまくろうや、薫流ハン!」
そんなシケギャグなど、もはや薫流の耳には届いていない。
第一、彼女は笑師のファーストネームなど覚えていないだろうし、2ちゃん用語も知らないだろう。
だが、言葉は届いておらずとも、考えている事は彼らと一緒だった。
味をしめてしまった肉体は、中々快楽を忘れる事など出来ない。
笑師に言われるまでもなく、薫流は自分の体が、彼らとの性交を
これからも求めて止まないだろうと、子宮で悟っていた。
まさしく、彼らの当初の目的通り。
薫流は、ツンデレキャラとして確定してしまったのだ。
「イクよっ、薫流!」
「あぁあ、ワイももう、アカンわぁ~!」
「んん! んんふぅう~っ!」



気がついた時には、既に夕刻になっていた。
薫流はのろのろと立ち上がり、服を着なおした。
傍らでは、芸人二人が俯いて、土下座していた。
「……何をしているんだ?」
二人の男は、反省していた。
調子にのって、十四歳の少女を犯してしまった事を。
冷静な頭に戻って考えてみれば、これはレイプそのものなのだ。
罪悪感と後悔が、二人の芸人から笑顔を失わせていた。
「……すみませんでした」
「えろう、すんまへん……じゃない、スミマセン……」
薫流は、二人の悔恨の言葉に、内心勝ち誇った気分になった。
腕に付着した精液を布でふき取りながら、二人に一瞥をくれる。
「も、もう二度と! 天に誓って、こないな事はしまへん!」
「済まない、薫流! 許してくれとは言えないけれど、どうか……」
だが、薫流は無言で二人の言葉を受け流した。
黙っていると、二人は気まずくなったのか、一層頭を下げて、平謝りし続けた。
その様子は薫流にとって、存外面白かった。
男達が自分に平伏し、下手に出ざるを得ないという状況は、かくも愉快なものなのか。
これを味わうためならば、ツンデレとやら言う属性も、受け入れるのに吝かではない。
機会があれば、その内また、この男達に「半強制的に」輪姦されてみるのも、面白いかもしれない。
そう考える彼女の頬は、夕日に彩られているのとは別に、赤く染まっているように見えた。