『償ってよ。君の全てで…僕を殺さないでよ?』
翡翠の瞳が、強く情欲に煌めく。
神根島の結末は、思わぬ形で二人にピリオドを与えた。
後悔の旅路
「うふぅ…ん…、っ」
狭いナイトメアのコクピットに、ぴちゃぴちゃと水音が響く。
夜間のわずかな文字盤などの光だけの暗い場所に、白い肌を露出して、二人交わる。
「スザクっ……やめっ…」
俺を座席に拘束服ごと縛り付けて。
顔を埋めるスザクに、されるがままだった。
「ん…イってよ、ルル。俺の奉仕、物足りない?」
「そうじゃ…」
「ならなに?もうイケない?相変わらず体力ないね。薬いる?」
「スザク!おま、ぁぁぁっ」
施された口での奉仕に反応し、一瞬のくいしばりの弛みから、精を吐き出してしまう。
朦朧とする意識の中で、スザクはそれを、切なげに飲み干してしまったのをみた。
息が乱れる。
荒い息づかいでだらりと上半身を斜めに傾げると、スザクがキスをねだってくる。
濃厚なキス。唇の端にわずかに俺の欲望を残して。
まるで、欲を受け入れた感動を分かち合いたいと、更には次の行為をねだるために。
「ルル、君が欲しいよ。ちょうだい?」
スザクの瞳が、赤く輝く。
俺は確かに、スザクにギアスをかけた。
それは彼に生きて欲しかったから……
「あっ…はぁ、ん……ルルぅ…」
パイロットスーツをだらしなく脱いで、スザクが跨がる。
吐息がすがりついてきて、甘く啼く。
スザクの心は、ゼロである俺を殺すことを拒んだ。
でも、ゼロを生かして逃すことはできなかった。
神根島で俺を捉えて。
ランスロットに俺を押し込めて、二人出ることなく、ブリタニア本土に向けた船に乗りながら、コクピットの中でむつみあう。
「スザク…っ」
男根だけが寛げられ、スザクに突き刺さる。
「きもちいいっ…ルル、もっとぉ…」
俺をだきしめて、スザクは行為にふける。もっととねだりながら、自分から激しく体をくねらせ、嬌声をあげていた。
スザク……叶うなら、もう一度君に。
ギアスをかけるまえの君に。
アイシテルと言う前の君に……
サヨナラが言いたい。
エロだけ…ルル視点。
こうやってルルスザを思いついてしまうから、ジノスザとして書いてる話が段々スザ×姫になりつつ、、、な展開が怖いんだよな、、、
「枢木卿を~」にやられました。年下ネタにやられました。
どうしようもないね。。。
姫スザに走るか。。。(遠い目
最終更新:2008年06月11日 23:40