「ルール/キャラクター作成/キャラクター作成ルールver4.01」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「ルール/キャラクター作成/キャラクター作成ルールver4.01」(2014/03/21 (金) 23:18:37) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
#divclass(noprint){
#right(){&link_edit()/&link_backup()}
#ls_line(ルール/キャラクター作成ルール,sep=|)
&tags()}
※現在編集中。まだ未FIXです。
*キャラクター作成ルールver4.01
2009/09/30版
#contents()
キャラクター作成システムver4.01 (2009/09/30)
キャラクターの作成
**能力値の決定
人間はSIZとINTに2D6+6。その他の能力値は3D6をロールして書き込みます。
7つの能力値の合計が86を越えていなければ、プレイヤーは「能力値を宣言して1D6を加算」することができます。このときプレイヤーは、必ず加算する能力値を宣言してからロールしなくてはならず、ロールの結果を見て加算する能力値を選択してはいけません。
プレイヤーが望めば、7つの能力値の合計が86を越えるまで「能力値を宣言して1D6を加算」を繰り返すことができます。13以上の能力値に対してロールして能力値が18を超えた場合、作成時点では能力値合計に積算します。ただしINTとDEXの合計が31に達したばあいは、INTとDEXに振り足すことはできません。
7つの能力値の合計が一回も振り足しをしないうちから86を越えていた場合は、1回だけ「能力値を宣言して1D6を加算」することができます。この場合、INTとDEXの合計が31に達していても振り足すことができます。
能力値を振り足すのを途中でやめて、代わりに追加の技能を得ることもできます。能力値が87に満たないポイントをもとに、キャラクターの趣味の技能を設定します。ただし趣味の技能は好きな技能に割り振れるわけではないので注意が必要です(「趣味の技能」セクションで解説)。
能力値への振り足しと趣味の技能ポイントの獲得が終了した後に、18を越えてしまっている能力値を、切り捨てて18に戻します。この結果、能力値合計が87に満たなくなる場合は、趣味の技能ポイントを獲得することはできません。
***女性振り
通常は男女とも同じ振り方で能力値を決定しますが、女性の体格が生物的な標準と比較して妥当とはいえません。イメージを優先して小柄な女性キャラクターを作成したい場合は、ロールをする前にSTRを2D6、SIZを1D6+6で振ることもできます。これを「女性振り」と呼びます。
女性振りでは体格を小柄に抑えられますが、能力値を振り足しできる上限値が86から82に低下し、STRとSIZの能力値上限も18から15に低下します。
ただしゲーム上のバランスをとるために、趣味の技能ポイントは87に満たない能力値1ポイントにつき25%で計算します。
|能力値|男性|女性|
|STR|3D6|2D6(最大値15)|
|CON|3D6|3D6|
|SIZ|2D6+6|1D6+6(最大値15)|
|INT|2D6+6|2D6+6|
|POW|3D6|3D6|
|DEX|3D6|3D6|
|APP|3D6|3D6|
|振り足しの上限|86|82|
***人間以外のキャラクター
人間以外の種族の振り足しの上限値は種族の能力値決定ダイスの個数×3.8+固定値で計算できます。ただしマスターは振り足しの上限値を任意に設定して構いません。
**性別・年齢
性別・年齢はマスターに許された範囲で自由に決めます。通常は年齢は16歳以上(15歳以下は能力値に修正をかけるため応相談)です。若いキャラクターを作りたければ15+1D6、中堅であれば20+1D6。熟達したキャラクターなら25+1D6で年齢を決めるのがよいでしょう。
**出自・職業
出自・職業はマスターに許された範囲で自由に決めます。
***社会別技能
キャラクターは所属する社会に即して一定の技能値を持ちます。
男性キャラクターはグローランサブックに従って社会別武器技能の技能値をキャラクターシートに記入します。グローランサブックに定めのない地域は基本ルールブックp18の社会別武器一覧表を使用します。
女性キャラクターはこのルールの職業技能表の女性用社会別技能を記入します。
戦争に女性が参加する社会においては、女性キャラクターが社会別武器技能を取得することもできます。男性キャラクターが女性用社会別技能を取得できる社会もあります。社会的なジェンダーに従わないキャラクターは、その社会から規格外として扱われることを忘れないでください。
***職業経歴
一般的なキャラクターは、年齢から10を引いた数値を職業経歴年数として獲得します。人間の職業経歴年数の最大値は40年です。あまりに多くの経験は、過去の経験を押し流してしまうか、学べる限界を超えてしまいます。
キャラクターは職業技能表 (別表)から、職業経歴年数×5の技能値で2個、×3で4個、×2で4個、×1で4個の技能を取得することができます。
#blockquote(){***職業技能表サンプル-未開社会-狩人
×5:製作(屠殺)、動物知識、聞き耳、視力、追跡、忍び歩き、隠れる、発射武器攻撃
×3:登はん、回避、ジャンプ、製作、世界知識、捜索、片手槍攻撃
×2:乗馬、応急手当、植物知識、修理、片手槍受け
×1:泳ぎ、投げ、物を隠す、浄化、呪付、召喚
能力値:CON、DEX}
より高い倍率にランクされている技能は、低い倍率で取ることができます。
例えば未開社会の狩人は、×5にランクされている<動物知識>と<追跡>を取得したなら、×5の権利を使い切ったことになります。しかしまだ×3の権利がありますので、×5の欄にある<発射武器攻撃>を×3で取ることができます。たとえ×5の権利が残っていたとしても、×3にランクされている<回避>は×3でしか取れません。
ひとつの技能にいくつも倍率を重ねることはできません。ただし<製作(~)>や<攻撃(~)>のように、別技能と見なされるものに振り分けるのは構いません。例えば職人は<製作(皮)><製作(鎧)>をそれぞれ×5でとることができます。
***上昇する技能値の能力値への振り替え
キャラクターは技能の代わりに能力値を上昇させることもできます。職業技能表に記載された能力値のうち、キャラクターが訓練可能な能力値を選択し、×5、×3、×2、×1のどの倍率を割り当てるかを選択します。ひとつの能力値にはひとつの倍率を充てることしかできません。
キャラクターがその能力値に獲得した技能値に従って、30%で1ポイント、40%で2ポイント、50%で3ポイント、60%で4ポイント、70%で5ポイントが上昇します。あまった技能値は無視してください。他の技能に振り分けることはできません。
能力値がキャラクターの訓練可能な上限を超えたときは、超えた分は切り捨てます。
|技能上昇分|能力値への加算|
|30%|+1|
|40%|+2|
|50%|+3|
|60%|+4|
|70%|+5|
**職業経歴の変遷
キャラクターは職業経歴の全体を通して、ひとつの技能に対して同じ倍率を適用する必要はありません。キャラクターがその時期に何を重視していたかによって、技能の入る技能は変わるものです。例えば未開社会の狩人が最初の5年は<動物知識>と<視力>を×5で取得し、次の3年は<視力>は×3にして、代わりに<追跡>を×5で取得するということもできます。まったく<視力>に割り振らず、職業技能表の別の技能に差し替えても構いません。
マスターが認めればキャラクターは転職し、職業技能表の複数の職業を渡り歩くこともできます。
***75%を越える技能値
熟達したキャラクターは、作成時の技能値(基本成功率は含み、技能分野修正値は含まない値)が75%を越えることがあります。75%を越えた分の技能値は半分になります。
例えば基本成功率が5%の<操船>に20年の職業経歴年数で×5を割り振ったなら、単純計算では20×5+5で技能値は105になります。しかしこの場合、技能値が75を越えている30%を半分にしなければならず、75+15で90%になります。
参考:基本成功率5%の技能で経歴を移さずに職業経歴年数を割り振った場合
|年齢|経歴年数|2個|4個|4個|4個|
|15歳|5|30%|20%|15%|10%|
|20歳|10|55%|35%|25%|15%|
|30歳|20|90%|65%|45%|25%|
|40歳|30|115%|85%|65%|35%|
|50歳|40|140%|100%|80%|45%|
75%を越えて技能を割り振ることは一般的ではありません。本当の専門家でなければ、途中で他の技能へと経歴を移したほうが人生は楽になるものです。
**趣味の技能
趣味の技能とは、職業上、もしくは社会生活上で必要のない技能のことです。プレイヤーはキャラクターの個性を演出するために、職業技能一覧表に記載されておらず、カルト技能でもない技能を趣味の技能として獲得することができます。
標準的なキャラクターは30%、20%、10%の3つの趣味の技能をキャラクターシートに記入します。
職業経歴年数の補正
すべてのキャラクターは同じ熱心さで職業に取り組むのでしょうか。生活の糧となる職業をおろそかに、だらだらと人生を過ごす者、人の世の楽しみにまったく目を向けず、ひたすら与えられた仕事をこなす者、さまざまなキャラクターがいるはずです。
プレイヤーはマスターの許可を得て、職業経歴年数と年齢の差を10から増減させることができます。キャラクターの獲得する趣味の技能は、年齢から職業経歴年数を引いた値の3倍、2倍、1倍です。
40歳のキャラクターが職業経歴年数を10年しか得ていないならば、彼は90%、60%、30%の3つの趣味の技能を獲得します。趣味の技能は75%を越えても技能値を半分にする必要はありません。
逆に20歳のキャラクターが20年の職業経歴年数を得ているならば、彼は趣味の技能を獲得することはできません。彼はまったく潤いのない、殺伐とした人生を送ってきているでしょう。
趣味の技能がマイナスになる場合は、任意の技能ひとつから、そのマイナス分を減らし、技能パーセンテージを00にしなくてはなりません。これは極端な環境がキャラクターの成長に歪みを与えたことを意味します。キャラクターはそれ以降、その技能が成長する可能性を失います。
マスターは適切な設定を設けるべきでしょう(cf.聞き耳が0%=耳が聞こえなくなった、回避が0%=「けして避けぬ」という誓いを立てた、泳ぎが0%=水恐怖症になった、など)。
魔術
入信と魔術の取得、POWの増減は基本ルールに従います。
入信者
×3:神話知識(カルト)
×1:雄弁 自国語読書 浄化 呪付 召喚
入信者の神話知識(カルト)は入信時に05になります。入信者は入信してからの年数×3で神話知識(カルト)を、×11で3つを選択できます。この倍率は×3以上の経歴を入れた技能に加算することはできません。
生徒
×1:自国語読書 浄化 強度 魔導呪文
生徒は魔道を学んだ年数×1で生徒の3つを選択できます。魔道呪文この倍率は×3以上の経歴を入れた技能に加算することはできません。
装備
最終経歴をもとに、RuneQuestの基本ルールブックの職業決定表に従います。
キャラクターは趣味の技能を割り振った技能で使用する道具は所有していることができますが、質は低く、売値をつけることはできません。
SIZの現在値
プレイヤーはキャラクターを太らせる/痩せさせることでSIZの現在値を変更することができます。SIZの現在値はSIZの本来値から-4~+8の範囲で変更できます。
SIZの現在値を増減させてもSIZストライク・ランクは変動しません。トータルHPはSIZの現在値とCONの現在値を加算して二分の一(切り上げ)になり、部位ヒット・ポイントもそれに応じて変化します。技能分野修正値、ノックバックはSIZの現在値を元に判定します。
キャラクター作成時に決めたSIZの現在地を変更するにはマスターの許可が必要です。
重すぎるSIZ
普通の人間はSIZがSTR+8を越えると、体が支えられず、普通の生活が送れなくなります。
SIZがSTR+8を上回る場合、そのキャラクターは自分の体を支えるのに十分な筋力を持っていません。移動力は2になり、歩く姿は非常にのったりとした感じになります。さらに、STRがSIZ-8を下回る1ポイントにつき5ENCを加算します。
SIZがSTR+16を上回る場合、そのキャラクターは立ち上がることができません。移動力は1になり、這いずるように動くことしかできません。さらに、SIZ-16を下回る1ポイントにつき10ENCを加算します。
----
#divclass(width100){#comment_num2(vsize=10)}
----
#divclass(noprint){
#right(){&link_edit()/&link_backup()}
#ls_line(ルール/キャラクター作成ルール,sep=|)
&tags()}
※現在編集中。まだ未FIXです。
*キャラクター作成ルールver4.01
2009/09/30版
#contents()
キャラクター作成システムver4.01 (2009/09/30)
キャラクターの作成
**能力値の決定
人間はSIZとINTに2D6+6。その他の能力値は3D6をロールして書き込みます。
7つの能力値の合計が86を越えていなければ、プレイヤーは「能力値を宣言して1D6を加算」することができます。このときプレイヤーは、必ず加算する能力値を宣言してからロールしなくてはならず、ロールの結果を見て加算する能力値を選択してはいけません。
プレイヤーが望めば、7つの能力値の合計が86を越えるまで「能力値を宣言して1D6を加算」を繰り返すことができます。13以上の能力値に対してロールして能力値が18を超えた場合、作成時点では能力値合計に積算します。ただしINTとDEXの合計が31に達したばあいは、INTとDEXに振り足すことはできません。
7つの能力値の合計が一回も振り足しをしないうちから86を越えていた場合は、1回だけ「能力値を宣言して1D6を加算」することができます。この場合、INTとDEXの合計が31に達していても振り足すことができます。
能力値を振り足すのを途中でやめて、代わりに追加の技能を得ることもできます。能力値が87に満たないポイントをもとに、キャラクターの趣味の技能を設定します。ただし趣味の技能は好きな技能に割り振れるわけではないので注意が必要です(「趣味の技能」セクションで解説)。
能力値への振り足しと趣味の技能ポイントの獲得が終了した後に、18を越えてしまっている能力値を、切り捨てて18に戻します。この結果、能力値合計が87に満たなくなる場合は、趣味の技能ポイントを獲得することはできません。
***女性振り
通常は男女とも同じ振り方で能力値を決定しますが、女性の体格が生物的な標準と比較して妥当とはいえません。イメージを優先して小柄な女性キャラクターを作成したい場合は、ロールをする前にSTRを2D6、SIZを1D6+6で振ることもできます。これを「女性振り」と呼びます。
女性振りでは体格を小柄に抑えられますが、能力値を振り足しできる上限値が86から82に低下し、STRとSIZの能力値上限も18から15に低下します。
ただしゲーム上のバランスをとるために、趣味の技能ポイントは87に満たない能力値1ポイントにつき25%で計算します。
|能力値|男性|女性|
|STR|3D6|2D6(最大値15)|
|CON|3D6|3D6|
|SIZ|2D6+6|1D6+6(最大値15)|
|INT|2D6+6|2D6+6|
|POW|3D6|3D6|
|DEX|3D6|3D6|
|APP|3D6|3D6|
|振り足しの上限|86|82|
***人間以外のキャラクター
人間以外の種族の振り足しの上限値は種族の能力値決定ダイスの個数×3.8+固定値で計算できます。ただしマスターは振り足しの上限値を任意に設定して構いません。
**性別・年齢
性別・年齢はマスターに許された範囲で自由に決めます。通常は年齢は16歳以上(15歳以下は能力値に修正をかけるため応相談)です。若いキャラクターを作りたければ15+1D6、中堅であれば20+1D6。熟達したキャラクターなら25+1D6で年齢を決めるのがよいでしょう。
**出自・職業
出自・職業はマスターに許された範囲で自由に決めます。
***社会別技能
キャラクターは所属する社会に即して一定の技能値を持ちます。
男性キャラクターはグローランサブックに従って社会別武器技能の技能値をキャラクターシートに記入します。グローランサブックに定めのない地域は基本ルールブックp18の社会別武器一覧表を使用します。
女性キャラクターはこのルールの職業技能表の女性用社会別技能を記入します。
戦争に女性が参加する社会においては、女性キャラクターが社会別武器技能を取得することもできます。男性キャラクターが女性用社会別技能を取得できる社会もあります。社会的なジェンダーに従わないキャラクターは、その社会から規格外として扱われることを忘れないでください。
***職業経歴
一般的なキャラクターは、年齢から10を引いた数値を職業経歴年数として獲得します。人間の職業経歴年数の最大値は40年です。あまりに多くの経験は、過去の経験を押し流してしまうか、学べる限界を超えてしまいます。
キャラクターは職業技能表 (別表)から、職業経歴年数×5の技能値で2個、×3で4個、×2で4個、×1で4個の技能を取得することができます。
#blockquote(){***職業技能表サンプル-未開社会-狩人
×5:製作(屠殺)、動物知識、聞き耳、視力、追跡、忍び歩き、隠れる、発射武器攻撃
×3:登はん、回避、ジャンプ、製作、世界知識、捜索、片手槍攻撃
×2:乗馬、応急手当、植物知識、修理、片手槍受け
×1:泳ぎ、投げ、物を隠す、浄化、呪付、召喚
能力値:CON、DEX}
より高い倍率にランクされている技能は、低い倍率で取ることができます。
例えば未開社会の狩人は、×5にランクされている<動物知識>と<追跡>を取得したなら、×5の権利を使い切ったことになります。しかしまだ×3の権利がありますので、×5の欄にある<発射武器攻撃>を×3で取ることができます。たとえ×5の権利が残っていたとしても、×3にランクされている<回避>は×3でしか取れません。
ひとつの技能にいくつも倍率を重ねることはできません。ただし<製作(~)>や<攻撃(~)>のように、別技能と見なされるものに振り分けるのは構いません。例えば職人は<製作(皮)><製作(鎧)>をそれぞれ×5でとることができます。
***上昇する技能値の能力値への振り替え
キャラクターは技能の代わりに能力値を上昇させることもできます。職業技能表に記載された能力値のうち、キャラクターが訓練可能な能力値を選択し、×5、×3、×2、×1のどの倍率を割り当てるかを選択します。ひとつの能力値にはひとつの倍率を充てることしかできません。
キャラクターがその能力値に獲得した技能値に従って、30%で1ポイント、40%で2ポイント、50%で3ポイント、60%で4ポイント、70%で5ポイントが上昇します。あまった技能値は無視してください。他の技能に振り分けることはできません。
能力値がキャラクターの訓練可能な上限を超えたときは、超えた分は切り捨てます。
|技能上昇分|能力値への加算|
|30%|+1|
|40%|+2|
|50%|+3|
|60%|+4|
|70%|+5|
**職業経歴の変遷
キャラクターは職業経歴の全体を通して、ひとつの技能に対して同じ倍率を適用する必要はありません。キャラクターがその時期に何を重視していたかによって、技能の入る技能は変わるものです。例えば未開社会の狩人が最初の5年は<動物知識>と<視力>を×5で取得し、次の3年は<視力>は×3にして、代わりに<追跡>を×5で取得するということもできます。まったく<視力>に割り振らず、職業技能表の別の技能に差し替えても構いません。
マスターが認めればキャラクターは転職し、職業技能表の複数の職業を渡り歩くこともできます。
***75%を越える技能値
熟達したキャラクターは、作成時の技能値(基本成功率は含み、技能分野修正値は含まない値)が75%を越えることがあります。75%を越えた分の技能値は半分になります。
例えば基本成功率が5%の<操船>に20年の職業経歴年数で×5を割り振ったなら、単純計算では20×5+5で技能値は105になります。しかしこの場合、技能値が75を越えている30%を半分にしなければならず、75+15で90%になります。
参考:基本成功率5%の技能で経歴を移さずに職業経歴年数を割り振った場合
|年齢|経歴年数|2個|4個|4個|4個|
|15歳|5|30%|20%|15%|10%|
|20歳|10|55%|35%|25%|15%|
|30歳|20|90%|65%|45%|25%|
|40歳|30|115%|85%|65%|35%|
|50歳|40|140%|100%|80%|45%|
75%を越えて技能を割り振ることは一般的ではありません。本当の専門家でなければ、途中で他の技能へと経歴を移したほうが人生は楽になるものです。
**趣味の技能
趣味の技能とは、職業上、もしくは社会生活上で必要のない技能のことです。プレイヤーはキャラクターの個性を演出するために、職業技能一覧表に記載されておらず、カルト技能でもない技能を趣味の技能として獲得することができます。
標準的なキャラクターは30%、20%、10%の3つの趣味の技能をキャラクターシートに記入します。
**職業経歴年数の補正
すべてのキャラクターは同じ熱心さで職業に取り組むのでしょうか。生活の糧となる職業をおろそかに、だらだらと人生を過ごす者、人の世の楽しみにまったく目を向けず、ひたすら与えられた仕事をこなす者、さまざまなキャラクターがいるはずです。
プレイヤーはマスターの許可を得て、職業経歴年数と年齢の差を10から増減させることができます。キャラクターの獲得する趣味の技能は、年齢から職業経歴年数を引いた値の3倍、2倍、1倍です。
40歳のキャラクターが職業経歴年数を10年しか得ていないならば、彼は90%、60%、30%の3つの趣味の技能を獲得します。趣味の技能は75%を越えても技能値を半分にする必要はありません。
逆に20歳のキャラクターが20年の職業経歴年数を得ているならば、彼は趣味の技能を獲得することはできません。彼はまったく潤いのない、殺伐とした人生を送ってきているでしょう。
趣味の技能がマイナスになる場合は、任意の技能ひとつから、そのマイナス分を減らし、技能パーセンテージを00にしなくてはなりません。これは極端な環境がキャラクターの成長に歪みを与えたことを意味します。キャラクターはそれ以降、その技能が成長する可能性を失います。
マスターは適切な設定を設けるべきでしょう(cf.聞き耳が0%=耳が聞こえなくなった、回避が0%=「けして避けぬ」という誓いを立てた、泳ぎが0%=水恐怖症になった、など)。
**魔術
入信と魔術の取得、POWの増減は基本ルールに従います。
***入信者
×3:神話知識(カルト)
×1:雄弁 自国語読書 浄化 呪付 召喚
入信者の神話知識(カルト)は入信時に05になります。入信者は入信してからの年数×3で神話知識(カルト)を、×11で3つを選択できます。この倍率は×3以上の経歴を入れた技能に加算することはできません。
***生徒
×1:自国語読書 浄化 強度 魔導呪文
生徒は魔道を学んだ年数×1で生徒の3つを選択できます。魔道呪文この倍率は×3以上の経歴を入れた技能に加算することはできません。
**装備
最終経歴をもとに、RuneQuestの基本ルールブックの職業決定表に従います。
キャラクターは趣味の技能を割り振った技能で使用する道具は所有していることができますが、質は低く、売値をつけることはできません。
**キャラクターのバリエーション
***SIZの現在値
プレイヤーはキャラクターを太らせる/痩せさせることでSIZの現在値を変更することができます。SIZの現在値はSIZの本来値から-4~+8の範囲で変更できます。
SIZの現在値を増減させてもSIZストライク・ランクは変動しません。トータルHPはSIZの現在値とCONの現在値を加算して二分の一(切り上げ)になり、部位ヒット・ポイントもそれに応じて変化します。技能分野修正値、ノックバックはSIZの現在値を元に判定します。
キャラクター作成時に決めたSIZの現在地を変更するにはマスターの許可が必要です。
***重すぎるSIZ
普通の人間はSIZがSTR+8を越えると、体が支えられず、普通の生活が送れなくなります。
SIZがSTR+8を上回る場合、そのキャラクターは自分の体を支えるのに十分な筋力を持っていません。移動力は2になり、歩く姿は非常にのったりとした感じになります。さらに、STRがSIZ-8を下回る1ポイントにつき5ENCを加算します。
SIZがSTR+16を上回る場合、そのキャラクターは立ち上がることができません。移動力は1になり、這いずるように動くことしかできません。さらに、SIZ-16を下回る1ポイントにつき10ENCを加算します。
----
#divclass(width100){#comment_num2(vsize=10)}
----
表示オプション
横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: