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*第1死:宣誓
**登場人物紹介
フリッツ=カーシュタイン (ドラストールからの生還者、ペイマスター)和泉屋
ラスティ=ネイル (ドラストールからの生還者、魔技伝承者)スティス
アジール=フォ (カルマニア魔道騎士、使い魔付き)ののの
アセム=ネイル (オーランス信徒、DRの潜入調査)BiSHOP
エネドリ (ロウドリルの鍛治屋、ギミック好き)竜田久緒
ギド (フマクト信徒、若き戦士)Taka
ハルダー (フマクトの元剣、伝説の爺さん)NPC?
**ログ
【1621年・地の期・1日】
フリッツとラスティの二人の「ドラストールからの生還者」は、アップルレーンへの道を早足のようなペースで歩いていた。彼らにとってはそれが通常のペースらしく、旅の装備をつけているにもかかわらず、全く息も切れていなかった。
フリッツ:「もうすぐ村だな。
はたして使えるヤツはいるかな。」
そう言うと頬に皺を寄せた。それは本人にとっては"笑み"であるらしかったが、全くそうは見えなかった。
ラスティ:「私より使えないのは認めませんよ。」
答える若者の方も、感情の乏しい抑揚の無い声で答える。
フリッツ:「ラスティ、その考え方は間違っている。
どんなナマクラも鍛えれば強くなるのだ。
途中で壊れさえしなければな。」
その頃、村の中を別の二人組みが歩いていた。一人は丸太のような腕と樽のような胴体の、大柄な女性で、がちゃがちゃ音のする荷車を引いていた。その荷車には、巨大な鍛治屋用のハンマーが突き刺さっており、金属加工用の道具類が詰めこまれていたが、その荷車自体が装甲車のように金属で被われており、奇妙なシルエットをしていた。もう一人は若い男性で、戦士風のいでたちをしていたが、見なれない形状の鎧と盾を装備していた。
イショップ:「かあさん。ここだね。」
二人が見上げている先には『ぶりき亭』という看板がゆれていた。
かあさんと呼ばれた大柄な女性は、フンと鼻を鳴らすと、馬止めに荷車を固定し、ずた袋1つと巨大なハンマーを抜き取って、その宿屋へと踏み込んだ。
その宿屋は1階が酒場風のホールになっており、そのホール内に店員以外には3名の先客がいた。1人は、旅汚れたぼろ布を巻きつけた不気味なたたずまいの男で、目だけで入り口をくぐった2人連れを見た。そして、残りの2名は同じテーブルについており、一人はこあたりでは見かけることのない金属の塊のような騎士鎧に身を包んだ戦士風の男であり、その隣には細身な女性が付き従っていた。彼は、入り口に体を向け直し、軽く会釈風の挨拶を入り口に対しておこない、再びテーブルに向き直った。
エネドリとイショップが奥のテーブルについてしばらくすると、再びドアが開いて、二つの人影が、その宿に足を踏み入れた。
「…」
宿屋に氷のような静寂がはりつめる。
先に踏み込んだ男は、耳のあたりまで届くような金属性のカラーを首のまわりにつけ、黒いマントに身をつつみ、首から3つの大きな鍵をぶらさげてた男で、刈り揃えられた口ひげと錆色の髪をきっちり分けてセットしていた。しかし何と言っても、彼の最大の特徴はそのどこか疲れたような、それでいて底しれぬ力を秘めたような目であり、彼を包む得体の知れない瘴気のような雰囲気だった。
もう一人は、厳重に金属のバンドで閉じられたチェストを抱えた若い男で、無表情にホール内に視線を走らせた。彼もまた、得体の知れない黒い雰囲気を纏っていた。
誰かが息を呑んだ。
フリッツ:「自信のないやつは帰れ。」
誰も答えない。すると、再び彼は口元に"笑み"らしい表情を浮かべた。
フリッツ:「私はフリッツ=カーシュタイン。旅団の雑用係だ。」
そして、彼は『ドラストール旅団』についての説明をはじめた。
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*第1死:宣誓
**登場人物紹介
フリッツ=カーシュタイン (ドラストールからの生還者、ペイマスター)和泉屋
ラスティ=ネイル (ドラストールからの生還者、魔技伝承者)スティス
アジール=フォ (カルマニア魔道騎士、使い魔付き)ののの
アセム=ネイル (オーランス信徒、DRの潜入調査)BiSHOP
エネドリ (ロウドリルの鍛治屋、ギミック好き)竜田久緒
ギド (フマクト信徒、若き戦士)Taka
ハルダー (フマクトの元剣、伝説の爺さん)NPC?
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【1621年・地の期・1日】
フリッツとラスティの二人の「ドラストールからの生還者」は、アップルレーンへの道を早足のようなペースで歩いていた。彼らにとってはそれが通常のペースらしく、旅の装備をつけているにもかかわらず、全く息も切れていなかった。
フリッツ:「もうすぐ村だな。
はたして使えるヤツはいるかな。」
そう言うと頬に皺を寄せた。それは本人にとっては"笑み"であるらしかったが、全くそうは見えなかった。
ラスティ:「私より使えないのは認めませんよ。」
答える若者の方も、感情の乏しい抑揚の無い声で答える。
フリッツ:「ラスティ、その考え方は間違っている。
どんなナマクラも鍛えれば強くなるのだ。
途中で壊れさえしなければな。」
その頃、村の中を別の二人組みが歩いていた。一人は丸太のような腕と樽のような胴体の、大柄な女性で、がちゃがちゃ音のする荷車を引いていた。その荷車には、巨大な鍛治屋用のハンマーが突き刺さっており、金属加工用の道具類が詰めこまれていたが、その荷車自体が装甲車のように金属で被われており、奇妙なシルエットをしていた。もう一人は若い男性で、戦士風のいでたちをしていたが、見なれない形状の鎧と盾を装備していた。
イショップ:「かあさん。ここだね。」
二人が見上げている先には『ぶりき亭』という看板がゆれていた。
かあさんと呼ばれた大柄な女性は、フンと鼻を鳴らすと、馬止めに荷車を固定し、ずた袋1つと巨大なハンマーを抜き取って、その宿屋へと踏み込んだ。
その宿屋は1階が酒場風のホールになっており、そのホール内に店員以外には3名の先客がいた。1人は、旅汚れたぼろ布を巻きつけた不気味なたたずまいの男で、目だけで入り口をくぐった2人連れを見た。そして、残りの2名は同じテーブルについており、一人はこあたりでは見かけることのない金属の塊のような騎士鎧に身を包んだ戦士風の男であり、その隣には細身な女性が付き従っていた。彼は、入り口に体を向け直し、軽く会釈風の挨拶を入り口に対しておこない、再びテーブルに向き直った。
エネドリとイショップが奥のテーブルについてしばらくすると、再びドアが開いて、二つの人影が、その宿に足を踏み入れた。
「…」
宿屋に氷のような静寂がはりつめる。
先に踏み込んだ男は、耳のあたりまで届くような金属性のカラーを首のまわりにつけ、黒いマントに身をつつみ、首から3つの大きな鍵をぶらさげてた男で、刈り揃えられた口ひげと錆色の髪をきっちり分けてセットしていた。しかし何と言っても、彼の最大の特徴はそのどこか疲れたような、それでいて底しれぬ力を秘めたような目であり、彼を包む得体の知れない瘴気のような雰囲気だった。
もう一人は、厳重に金属のバンドで閉じられたチェストを抱えた若い男で、無表情にホール内に視線を走らせた。彼もまた、得体の知れない黒い雰囲気を纏っていた。
誰かが息を呑んだ。
フリッツ:「自信のないやつは帰れ。」
誰も答えない。すると、再び彼は口元に"笑み"らしい表情を浮かべた。
フリッツ:「私はフリッツ=カーシュタイン。旅団の雑用係だ。」
そして、彼は『ドラストール旅団』についての説明をはじめた。
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