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「キャンペーン/死剣/キャラクターズ」(2008/04/20 (日) 01:18:41) の最新版変更点
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*キャラクターズ
**フリッツ=カーシュタイン
役職「ペイマスター(金庫番)」
綽名「人買のフリッツ」
自称「旅団の雑用係」
1.経歴
カルマニア人。牡牛王朝以来のバインドル大貴族の生まれ。一族より聖賢を出すべく、遠縁の魔術師へ養子に出されたが、兄の死により一族へ戻る。(実家の厄災に際し、公的には奥義に到達していないので還俗することができた。)
祭司たる商人貴族であったが、一族内の対立者に全てを奪われ拉致追放の上ドラストールに遺棄。
村内では魔術的な調査、倉番等の守役、医者の真似事など雑用一般に従事。
脱出行の中では工兵/伝令/衛生兵として戦闘部隊の直接支援役として最前線に従事。
脱出後は折衝・物資調達を始めとした兵站業務を一手に担う。
傭兵暮らしが染み付いた元頭脳派お貴族様。
2.能力
広く浅い万能型。交渉以上に、膨大な知識に支えられた洞察力、多様な魔術による即応能力が武器。軍令かつ参謀かつ将軍。
戦闘スタイルは外来者らしく、旅団には珍しい中装甲ソード&シールドの正統派型、鉄壁の防御で相手の隙を誘うスタイル。突破力が低く即応力が高い、戦線構築型戦士。
3.性格
責任感が強く生真面目、沈着冷静、慇懃無礼で偉そう(実際偉かったのだが)。無口で隠しているが、本質的に秩序を重んじ周りにそれを押し付ける、説教臭いうるさ型。
秀才肌で努力家な元貴族。自分のできることは自分でしてしまうので本質的に教育が下手。
実利主義者(そうでないリバイバーやイサリーズ信徒の方が珍しいと思うが)。真面目で優秀だが敬遠される、自身が優秀な貴族にありがちなタイプ(実際そうなのだが)。実は執事タイプのフォローが必須。
4.対外性格
弱いもの(子供、外来者)に優しく、甘い。生真面目で誇り高いが故に、自分より優れた者(戦闘者としての古参旅団員)には厳しい。反面、同胞/帰属意識も強いので、信頼ゆえの甘えや無茶を言う事で表出する。
古カルマニア名家の出身として、嫌ルナー。
旅団員として、反混沌。
過去:捨てられた/捨てた世界
現在:帰属すべき仲間
未来:嫌ルナー、反混沌。
5.ミッションにおける優先順位
教育>全員の生存>ミッション達成
6.哲学
意思無き律せざる力は混沌であり混沌より尚悪しきもの也。(魔道/魔技武道など、隠秘の力に関して)
私は道祖神の下位派閥、「創造神に至る道程を導く者イサリーズ」の内陣である。(自身の暗黒異端を分かりやすく表現するための方便)
「審判の時」は近い、我等はその時に備え心に刃を置く。(現在の自分達の立場に対して)
7.デザインノート
主役でなく乗り越えられるべき隊長役(例:0083バニング大尉、エリア88フーバー)→パワーレベルを上げない様に火力は最低限で存在感のあるスタイル→リバイバーを名乗る下限程度の戦闘力&強力な魔道は一切持たず&普段使わない、非常時に便利な知識技能を広く深く&分析に便利な魔法眼&偵察に便利な視覚突出&プレイヤーの処理落ちを防ぐ深傷耐傷耐魔魔法円(但し火力制限のため鋭刃防護は自粛)&使えれば凶悪な見張り→「普通のリバイバーにできる事は全くできず、できない事は全て一人でこなしてしまう」事で帰属意識と存在感を補強。
カッコイイ!!
**ゼット・ドーザー
あだ名:なまくら剣のゼット、馬鹿力、等
キャラクタークラス:ドラストールからの生還者
宗教:フマクトの入信者、ロンロンの平信徒
性別年齢:M19
外見能力値:STR21、CON15、SIZ11、DEX20、APP11
体型:腕と肩の筋肉が異常発達した怪人
携帯武器:ロンロンスピア、巨大化バスタードソード、ホプライトシールド
予備武器:超巨大化ダガー、セラミック製巨大クランス
防具:薄皮+上半身ベザント+下半身チェイン
予備防具:スケールメール(頭、右腕、胸)
特徴1:身体の大半が漿鉄と融合しているため、体積の割りに異常に重い。(水につかるとまず確実に沈む)
特徴2:漿鉄の影響により、投射された魔力や接触した持続状態の魔力を吸収する。(治癒も普通状態ではかからない)
特徴3:漿鉄が吸収した魔力が一時的に重量に変わる。これによりTHPも変化する。(重量SIZが一時的に上昇する)
特徴4:ドラストール生まれの能力値上限上昇による異常筋肉。(STR18→20)
特徴5:フマクトの加護による筋力上昇。(STR20→21)
特殊装備1:「神隠しの符」強度19相当の魔術により、魔術的には見えない。(見えたとしても漿鉄の塊に見える)ロストテクノロジーの産物。
特殊装備2:携帯型3mはしご。普段は25cmの棒。ロストテクノロジーの産物。
特殊装備3:セラミック製巨大クランス。ロンロンの古の寺院でガーディアンとして配置されていたドラゴニート(改造型ドラゴニュート)が持っていた偽素材のクランスモドキ。
背景設定:
父が迷い込み人のフマクト剣士であったためフマクトを信奉していたが、村内は金属が乏しく剣は作れなかったため、村内ではロンロンスピア+盾が主武器としており、石製ダガーを副武器として使っていた。
そのためダガー以外の剣技能はほとんどないフマクトという変なヤツになっている。
また宗教的にも弱い立場であった上、荒んだ性格の親に歪んだ教育を受けて育ったため、性格はかなりいびつなものになっている。
外面的に分かる事は小兵である事が劣等感になっており、追加ダメージ増強のために筋トレに走った。
プレイヤー名:aza
初登場:2004/8/28
プレイヤー表コンセプト:脱出行で本体中核で女子供も守りながら、前衛隊を後方指揮していた粘り強いディフェンダー。
プレイヤー裏コンセプト:にこやかで穏やかな表情と偉ぶらない発言とは裏腹な性格があと2層隠されている。裏性格の層構成や、せこい価値観はプレイヤー自身を一部投影している。(笑)
生還編における立ち位置:
冷静に現状分析をしており、村で村外に出始めた初陣の頃の「お荷物状態」を思い出し、早く一人前になって村内での立場を得たいという必死だった頃を思い出している。
メンバーの体調、能力などを判断する事のできる経験に裏打ちされた能力を活かし、チームワークによる総合力で一人でも多くの仲間を脱出させる事を目指しているが、同時に自分の戦力も冷静に見極めており、発言は控え目。
脱出行での役割分担と仲間への信頼という2つの鉄則は失っておらず、まかせる所はまかせる思いっきりの良さがある。逆にこの行動特性は、仲間への絶対の信頼感ゆえ、仲間への甘えと見える行動もままあり、幼さを覗かせる。(ちなみにドラストール村においては、子供にとって村の大人全員が親のようなものだった)
ここまでは作ってあるが、プレイヤーからの愛は五段階評価で2程度だったりする。
**シヴァ・シャヴァルディ(転生前:復讐の剣 クレフ・アズライト)
綽 名:頑堅のシヴァ(本人は、闘神,闘剣,戦剣とか呼ばれるようになりたいらしい。)
クラス:一般旅団員
宗 教:フマクト入信者(ロードの心得完了)
自 称:旅団の切込役 (・・・になれるかなぁ~)
性 別:男
年 齢:25才
能 力:STR17, CON14, SIZ16, DEX14, APP10
体 型:ガッツ
主武器:巨大グレートソード(鉄AP53,SIZ+4)
副武器:エネドリブレイド(ロスト), ブロードソード(高品質), ダガー(超巨大), スリング
防 具:ソフトレザー+リングメイル(計AP6)
副防具:カイトシールド
特徴1:暗殺者感知
特徴2:きのこ(STR上昇)
特殊装備1:トロウルヒーローの骨(1D4ダメージサイズ)
特殊装備2:携帯型3mはしご。普段は25cmの棒。
ロストテクノロジーの産物。(なまくら剣のゼットの持ち物)
1.経歴
(1) クレフ時代
アルダチュールの傭兵。 親がフマクト剣士だった為、そのままフマクトに入信。
戦友をヤナファルの兵士に殺された為、復讐を誓い旅団に入団。
旅団にいるリバイバーの噂を聞いて入り、その力を身に付けようとしたが、
その旅団の異常さに生きて付いて行くのが精一杯で、当初の目的まで頭がまわらなくなった。
ある時、船に乗って任務を遂行中に異界に紛れ込み、思わずフマクトに祈った。
その時、戦士クレフは世界からいなくなった。
(2) シヴァ時代
クレフがいなくなると同時にシヴァが、そこにいた。大剣に宿る同盟精霊クレフと共に。
その後、そのままドラストールの奥地に辿り着いてしまったらしい。
(本人が、ドラストールにいるという自覚がない。極めてキケンな場所としか・・・)
2.能力
基本的に戦闘オンリー。戦闘や呪付に関係する技能以外は、あまり興味が無い。
戦闘スタイルは、敵に突っ込み大剣で相手を正面から叩き伏せる。
3.性格
真面目な性格。見た目は渋い感じ。(←プレイヤー目標では、更にカッコよく)
記憶には無いが、前世での経験なのか仲間が死にそうになるのをほっては置けない。
自らの手で助けに行こうと努力する。(助けられるかどうかは、別だが・・・)
また、ヤナファルは嫌悪していた・・・ただその理由は、思い浮かばない。(前世だしね)
ただ、目的の為なら嫌悪しているものと手を組む事もある。(旅団員にヤナファルいるし)
また、アンデッドは死の冒涜ゆえ存在を許せない。
4.優先順位
メンバーの生存>自己の生存>自己を強化するもの(金・アイテム)>自己鍛錬(能力)
5.基本デザインイメージ ⇒ ベルセルクのガッツ
**アジールフォ
***コラム:ミーシャがアジールフォに聞いた事
◆カルマニア騎士のわりといい加減な言葉
Q.魔道とはズバリ、なんでしょう。
A.魔道とは、世界の「真理」に至る道で、知の追求と精神の精錬による魂の鍛錬じゃ。
このことを理解するには、まず大暗黒を経た現在の世界とそこに住む我々自身が置かれている状況を考えねばならん。
かの論理王国の時代、「真理」はそこに在り、実践されていた。そこでは完璧な「善」、完璧な「美」、完璧な「知」が体現され、完全な法と正義に満ちた政治があり、人々は迷うことも悪に走ることもなく、そして死ぬことも無く、肉体も魂も永遠に在り続けた。
ウソくさい?バカもん良く考えてみよ。「真理が体現されていた」というのだ。そこには完全な道徳が示されているのだ。迷うこともなにかを選ぶ必要も無い。というより、選んだり迷ったりしなきゃならない人生は真理に到達していないというべきじゃろうが。詭弁だ?ウルサイだまれ。
さて、どこかのアホ神のせいで太陽が落ち、暗黒が訪れた。それ以降、残念なことに世界から完全な真理は失われ、長い闘争の時代が始まった。伝説のザブール以下その他諸々のおかげでなんとか滅亡は免れた。しかし真理は戻っていない。曙以降現在に至るまで、この世界は不完全なままで、そこで生きるお主もまた不完全な存在にとどまっている。
ここが大事なポイントじゃ。 『真理は失われ、この世界は不完全である』
では、真理はもはや取り戻すことはできないのか。
ぶっちゃけ、我々の生きるこの世界では殆ど不可能だ。モスタリどもは決して諦めていないようだが、正直途方も無い企てと言える。しかしこの世界の彼岸、唯一神の元にはいまなお真理の光がまばゆく輝いておる。
聖マルキオンは、彼の第一の啓示「肉体の慰め」で、この世界に生きる者が自らの意志でこの世界の彼岸、真理の世界へ到達することができることを示した。我らの不完全な肉体はいずれ滅びる、魂もまた然り。だが、鍛錬された魂は、唯一神の元に至り、そこで真理を見出すだろう。
魔道は魂の鍛錬だ。
たゆまぬ知識の追求、精神の精錬であり、それはやがて真理へ至る道を開くものだ。
ハサミやナイフのような単なる道具ではないのじゃ。もしそう見えとるとしたら危ない。道をはずれとるぞ。
魔道呪文は知の実践過程で世界に具現した真理の一部であり、反復して行うことで更なる高みを目指すことが出来る。同様に、魔道呪文によって肉体や魂を強化することは、人をより真理に近づける崇高な行為とみなされねばならん。
この不完全な世界に生まれた我々、だれもが最初は不完全な存在だ。だがそれゆえ、我々は生に欠けたものがあることを認識し、それゆえそれを求める欲望とそれに向かう意志を手に入れた。魔道は生きるものに真理へ至る道を与える。我々は魔道を極めるという正しい努力を経て、不完全な世界を超え真理をつかみ、完全な生を得ることが出来るのだ。
Q.魔道士は、他の神様をどう考えたらいいですか?
A.完全な真理としての神は唯一であり、彼はイドヴァヌスと呼ばれる。
しかし、多くの人間達にとって、その教えである魔道は相当敷居が高い。
ところで、祈りの本質とはなにか、おぬしはきちんと理解しておるかね?この不完全な世界は混沌の海に浮かぶ小さな泡のようなもので、絶えず支えておらねば潰れてしまう。祈りはこの泡を支えられる、我々の知る唯一の手段であり、この世界に生きるもの全ての義務とも言える。おぬしも良く知っておる聖祝期の祈りは、いろんな形を取るがほぼ全世界で行われておる、特に大切なものじゃ。
さて、多くの不完全なものたちにとって、唯一神の教えは敷居が高い。だが、誰もが祈りを捧げねばならぬ。多くの神々はそのために在り、イドヴァヌスによって存在を認められておる。これら雑多な神々の教えはその信者を決して真理に導くことはない。ハッキリ言って誤っておる。しかし唯一神に従って我々魔道士も彼らを認めねばならぬ。
しかし、神々の教えは人々を真理に導かないだけではなく、容易にその魂を堕落させうる。それで、イドヴァヌスは多くの神々を比較的堕落しにくいマシな善神(ジャーギス)とそれ以外の悪神(ファタワ)に分別する。
エス・テルセンはこうして認められた百柱の善神のことだ。
実際には世界には何万柱という神々がおり、彼らの分類は、イドヴァヌスの代理人たる教主睨下とマギの館の百人の魔道士(ヴィジア)によって審議され、決定される。もっとも…その結果は政治的なあれとか諸事情で時々覆ることもあるんじゃがな。ま、これは彼らもまだ不完全であるという証でもあるがね。
Q.具体的にどの神様がエス・テルセンなんでしょか。
A.もろもろあるが、最も評価が高いのは「イドヴァヌスの娘」とも言われる赤の女神だ。(ワシは認めとらんがね)七母神と女神の親戚の神々、太陽神を筆頭とする神殿の神々も大体エス・テルセンに分類されとる。リエンが信仰しとるロウドリルもその一柱だ。カルマニアでも、ペランダの影響の強い地域ではロウドリルを信仰する農民どもが多いからな。
オーラナトゥス(オーランス)は太陽を勢いで切り倒したアホタレで、伝統的に悪神の頭目として扱われてきた。だが、サランコの「見えざるオーランス」をマギの館がいまだ異端宣告しないところを見ると、風向きが微妙に変わってきたかもしれん。
Q.そういう信徒の中の人とはどういうふうに付き合えばいいですか。
A.この辺境の地では、有象無象を含めれば数えきれん位の神がいるし、それをいちいちマギの館に伺い立てるわけにもいかん。現実問題として、あきらかな混沌以外は善神にせよ悪神にせよ中身は五十歩百歩だから、一時的な利益のため悪神の信徒とつきあうことはたいして重大な問題にはならん。悪神といえども彼らも世界を支えるという共通の義務を負っておるしな。
また、我々は見込みのあるものに魔道への門を開いてやることもできる。真理への道はだれにでも開かれうるからだ。まっとうな魂を持っている存在でありさえすればな。魔道呪文の実践は、彼らの蒙を啓くよいきっかけになるだろう。ぶっちゃけ現世の利益で釣るのもありということだ。
Q.魔道士が他の魔術を使ったり受け入れたりするのはいけないと思います。
A.魔道以外の魔術はいかなる善意に満ちていようと、真理に到達し得ない欺瞞に過ぎぬ。
それらを使ったり、受け入れたりすることは我々の魂を堕落させ得るから、出来る限り避けるべきじゃ。
だが、この不完全な世界で生きていくには、遺憾ながらそれらに頼らざるを得ない場合もあるだろう。その場合は多用の誘惑に勝ち、最低限の使用にとどめること、魂に受け入れず、あくまで道具とみなすこと、定期的に魔道的な禊(これはある形式化された魔道の学習という形をとる)を受けることを条件に、やむをえんとしよう。これも魔道を極め、魂を鍛錬し、真理に達するという大義を果たすためである。
***どらごんぱすにおける魔道講座
痩せた男と大柄な妖怪が酒を呑んでいる。
「ってオフィシャルで一応の回答が出てるだろう。」
「おお、偉大なる啓発書「Stranger in Prax」だな。「非魔道士社会の構成員は魔導士の事はいわゆる「わるいまほうつかい」だと考えている」という大変偏見に満ちつつも甘美な幻想と物語が天蓋を覆い尽くさんばかりに溢れ出す書であったな。」
「歴史的にも事実だろ?。そこから類推するに、どんなに外面が良くても悪い魔法使いは悪い魔法使い、良い子は決してアメを貰っちゃいけない、というのが基本スタンスなんだろう。多分そのアメにはサンダーブレスガブリガッツレストラン特製マークがついてるんだろう。」
「嗚呼、無知にして無垢なる民草がそんな妄想に洗脳されているからこそ、わるいまほうつかいから貰ったロリポップをゆっくりとしゃぶる美幼女の元へ、道徳に喧しい地域の世話役の頼り甲斐のあるおじさんという名前の司祭が、自らの共同体の信念という名の霊的健全性を守るべく説教垂れたり破門したり浄化の儀式と再教育と称して神殿の地下室へ美幼女を拉致監禁し聖像の前の祭壇に四肢を荒縄で縛りつけたりするのだ。そこな無知から自由になる事こそが遥か彼方の世界との合一へ辿り付く啓発への第一歩だというのに。」
「だからその啓発行為自体が世界の連帯を揺るがす危険行為であるが故に、様々なカルトに措いて禁止若しくは厳重に管理されているんだろうが。そんなもの只の司祭クラスでアクセスできる可能性があるのは貴様の教団かオレの教団ぐらいだろう。というわけで話がでかくなりすぎるから啓発の話は今日はナシ。」
顧客来店。
「呼んだか。」
「遅い。
今回キミがウォクタパス戦で、命の皮を旅団員にかけるよう指示した件に関して、各方面から疑問の声があがってるのだ愉快な事に。そういうわけで旅団と縁がないわけでもない私が話を聞きに来た。ちなみに私は魔道は詳しくないので、隣のコレが魔道の専門化なオブザーバーだ。」
「何か問題が。」
「その開き直った態度が問題だ。霊的問題は考慮しなかったのかね。」
「信心無くして力を振るうのであれば問題だが、今回の件は私の部下が私の部下に対して私の熟知している技術を使用する様指示した。戦士階級が魔道士階級の技術に必要以上の興味を抱くのは芳しくないが、それを統制するのは貴族階級の仕事だ。以上だ。」
「ならば何故、全員かけっぱなしにしないのかね?」
「言った通り、統制のためだ。実際、一度常動状態の能力値向上と深傷に慣れてしまうと、無しで荒事をこなす気が失せる。そうなったら最後、呪文の為ならば喜んで靴を舐める犬ができあがる。
私は使命は、最初から十分な戦闘力を持った魔道中毒の強化人間部隊を率いてミッションをクリアする事ではなく、一人一人がどんな環境でも自分の力で即応して戦うことのできる部隊を教育する事だ。」
「魔道は技術かね?」
「横から口を挟むがね、そりゃSTRが8点上がるのは技術だ。だけどそりゃ精霊神聖全部そうだろ。だが呪文自体は技術や力に過ぎなくとも、それを入手する源である神やカルトが只のデータの集合体でなくグローランサにおける社会毎の哲学/世界観/価値観である以上、その技術/力を振るう行為に関しては、今そこにいる社会の哲学/世界観/価値観に従う必要があるだろ。それが厭ならファンタジーヨーロッパでもやってろ、って話さ。
ところでお前さん、暗黒異端のイサリーズ司祭だよなぁ?ドラゴンパスじゃどうしてるんだ。」
「波風を立てずにやっている。例え話をしよう。
私は勉強家の日本人仏僧で、ミャンマーに来ていて、仏寺で修行をしている。日本では私は住職の資格を持ち、経も読めるだけでなく色々な仏典も勉強しているので、その事を知っているミャンマー人の仏僧達も一目置いてくれている。
しかしだからといって彼らの眼前で堂々と女犯したり肉食したりしないだけの節度は保つし、ましてや「妻帯OK肉食OKお前らもどんどんやれ」等と日本流のやり方を彼らに強制したりはしない。そこに先日日本から仏教に理解のある神父がやってきて「女犯OKですよ」と言うわ、ミャンマー人僧侶は「そっか日本でOKならここでもOKですね」と言い出す事件があったんで取り敢えず叱った。」
「じゃ此処で思想検査を行う。」
Q.キミにとって魔道とはナニかね。
A1.唯一神に帰依する者に許された御技。その秘蹟を無秩序に振るうは暗黒の時代の再来を招く。
A2.俺達のアニキがもたらした新たなるナニ。
Q.キミは他の神をどう考えているのかね?
A1.唯一神のもたらしたものたち。あるものは導き手、あるものは試練、全ては完全者である唯一神の創造したものたちであり、彼らが何故創造されたかは神意を窺い知れぬ我らには理解も及ばずそれは聖賢の務め。我ら凡夫は、導き手である守護神に従う。
A2.ナカーラの前にスゲェ創造神がいた。他のカミサマ、いるモンはしょうがねぇ。
Q.具体的にどの神がエス・テルセンなのか知りたいかね。いいかね実際のところエス・テルセン等という存在は解釈に過ぎずつまるところ世界のすべての存在は個にとってどの程度益か害かというパラメータしか存在せずその個が拠った集団でその暫定合意を取った結果が一般の社会でいう所の善か悪かの判断基準に過ぎないものでそういった点ではそれを古来からシスティマティックに実施しているカルマニア社会の対応力の高さというものは高い評価を受けるに値するのだがうっかりバットカルトの本拠地がカルマニアに移り定着してしまったらカルマニアの主要神格はバットという事になりそうなると青の女神とバットの婚姻が成立しちゃったりなんかしちゃったりそうなったら青の女神にのしかかるバットとかあんなことやこんなことが
A2.黙れ神知者。
Q.そういう信徒の中の人とはどう付き合えば良いと考えるかね。
A1.導き手たる守護神の教えに従う。されど創造神の教えを教えるにも我は教父に有らず、また旅団の同胞に「あの脱出行は創造神の試練であった」との我が想いを伝える程、我は厚顔には在らず。
A2.敵は混沌。それ以外は全て、友になれれば友となり、そうでなければいただきます。
Q.魔道士が他の魔術を使ったり受け入れたりするのはいけないという考えもあるが蘇生は便利だと考えるに私はやぶさかではないというか友好カルト呪文だ。
A1.喜びの野に赴く事の許される日は来るのだろうか。
A2.使えるものは全部使え。
**ビルトさん(NPC)
F2?S??A14
流し?のチャラナアロイの司祭。第8話でアジールフォを蘇生させた。第24話でミッションの依頼主としても登場。ぼんやりマイペース系。どんくさい。ぬけてる。何も無いところでこける。『乙姫むつみ』。
「るーちゃん」と呼んでいる付人がいる。もとい、世話されている。
アジールフォの頭痛の種。
**ルウちゃん(NPC)
F1?S??A15
ビルトさんの付人。どこか抜けているビルトさんのフォロー役。せっかちでツッコミ。
生活能力のないビルトさんを扶養している。
**“血斧の”ゼノ
プレイヤー名:ののの
キャラクター名:“血斧の”ゼノ
性別と外見年齢:女性、15歳
SIZ:8
INT:15
APP:12
体型のステロタイプ:不釣合いにでかい斧を持つちびすけ
一言でいうと?:無機質系怪力バトルドール
公言しているカルトと地位:バービスタゴア、アコライト
公言している出身地:ターシュ王国出身の迷い込みリバイバー
日常使用する言語:ターシュ語、ドラストール語
戦闘言語の成功率:101%
主装備と戦闘スタイル:巨大化(+3)鋼製ポールアックスでひたすら叩く
防具とAP概要:上半身プレートメール+ベザント革、脚はアーマーなし(というか裸足)AP7~12
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//↑ログ用テンプレート
*キャラクターズ
**フリッツ=カーシュタイン
役職「ペイマスター(金庫番)」
綽名「人買のフリッツ」
自称「旅団の雑用係」
1.経歴
カルマニア人。牡牛王朝以来のバインドル大貴族の生まれ。一族より聖賢を出すべく、遠縁の魔術師へ養子に出されたが、兄の死により一族へ戻る。(実家の厄災に際し、公的には奥義に到達していないので還俗することができた。)
祭司たる商人貴族であったが、一族内の対立者に全てを奪われ拉致追放の上ドラストールに遺棄。
村内では魔術的な調査、倉番等の守役、医者の真似事など雑用一般に従事。
脱出行の中では工兵/伝令/衛生兵として戦闘部隊の直接支援役として最前線に従事。
脱出後は折衝・物資調達を始めとした兵站業務を一手に担う。
傭兵暮らしが染み付いた元頭脳派お貴族様。
2.能力
広く浅い万能型。交渉以上に、膨大な知識に支えられた洞察力、多様な魔術による即応能力が武器。軍令かつ参謀かつ将軍。
戦闘スタイルは外来者らしく、旅団には珍しい中装甲ソード&シールドの正統派型、鉄壁の防御で相手の隙を誘うスタイル。突破力が低く即応力が高い、戦線構築型戦士。
3.性格
責任感が強く生真面目、沈着冷静、慇懃無礼で偉そう(実際偉かったのだが)。無口で隠しているが、本質的に秩序を重んじ周りにそれを押し付ける、説教臭いうるさ型。
秀才肌で努力家な元貴族。自分のできることは自分でしてしまうので本質的に教育が下手。
実利主義者(そうでないリバイバーやイサリーズ信徒の方が珍しいと思うが)。真面目で優秀だが敬遠される、自身が優秀な貴族にありがちなタイプ(実際そうなのだが)。実は執事タイプのフォローが必須。
4.対外性格
弱いもの(子供、外来者)に優しく、甘い。生真面目で誇り高いが故に、自分より優れた者(戦闘者としての古参旅団員)には厳しい。反面、同胞/帰属意識も強いので、信頼ゆえの甘えや無茶を言う事で表出する。
古カルマニア名家の出身として、嫌ルナー。
旅団員として、反混沌。
過去:捨てられた/捨てた世界
現在:帰属すべき仲間
未来:嫌ルナー、反混沌。
5.ミッションにおける優先順位
教育>全員の生存>ミッション達成
6.哲学
意思無き律せざる力は混沌であり混沌より尚悪しきもの也。(魔道/魔技武道など、隠秘の力に関して)
私は道祖神の下位派閥、「創造神に至る道程を導く者イサリーズ」の内陣である。(自身の暗黒異端を分かりやすく表現するための方便)
「審判の時」は近い、我等はその時に備え心に刃を置く。(現在の自分達の立場に対して)
7.デザインノート
主役でなく乗り越えられるべき隊長役(例:0083バニング大尉、エリア88フーバー)→パワーレベルを上げない様に火力は最低限で存在感のあるスタイル→リバイバーを名乗る下限程度の戦闘力&強力な魔道は一切持たず&普段使わない、非常時に便利な知識技能を広く深く&分析に便利な魔法眼&偵察に便利な視覚突出&プレイヤーの処理落ちを防ぐ深傷耐傷耐魔魔法円(但し火力制限のため鋭刃防護は自粛)&使えれば凶悪な見張り→「普通のリバイバーにできる事は全くできず、できない事は全て一人でこなしてしまう」事で帰属意識と存在感を補強。
カッコイイ!!
**ゼット・ドーザー
あだ名:なまくら剣のゼット、馬鹿力、等
キャラクタークラス:ドラストールからの生還者
宗教:フマクトの入信者、ロンロンの平信徒
性別年齢:M19
外見能力値:STR21、CON15、SIZ11、DEX20、APP11
体型:腕と肩の筋肉が異常発達した怪人
携帯武器:ロンロンスピア、巨大化バスタードソード、ホプライトシールド
予備武器:超巨大化ダガー、セラミック製巨大クランス
防具:薄皮+上半身ベザント+下半身チェイン
予備防具:スケールメール(頭、右腕、胸)
特徴1:身体の大半が漿鉄と融合しているため、体積の割りに異常に重い。(水につかるとまず確実に沈む)
特徴2:漿鉄の影響により、投射された魔力や接触した持続状態の魔力を吸収する。(治癒も普通状態ではかからない)
特徴3:漿鉄が吸収した魔力が一時的に重量に変わる。これによりTHPも変化する。(重量SIZが一時的に上昇する)
特徴4:ドラストール生まれの能力値上限上昇による異常筋肉。(STR18→20)
特徴5:フマクトの加護による筋力上昇。(STR20→21)
特殊装備1:「神隠しの符」強度19相当の魔術により、魔術的には見えない。(見えたとしても漿鉄の塊に見える)ロストテクノロジーの産物。
特殊装備2:携帯型3mはしご。普段は25cmの棒。ロストテクノロジーの産物。
特殊装備3:セラミック製巨大クランス。ロンロンの古の寺院でガーディアンとして配置されていたドラゴニート(改造型ドラゴニュート)が持っていた偽素材のクランスモドキ。
背景設定:
父が迷い込み人のフマクト剣士であったためフマクトを信奉していたが、村内は金属が乏しく剣は作れなかったため、村内ではロンロンスピア+盾が主武器としており、石製ダガーを副武器として使っていた。
そのためダガー以外の剣技能はほとんどないフマクトという変なヤツになっている。
また宗教的にも弱い立場であった上、荒んだ性格の親に歪んだ教育を受けて育ったため、性格はかなりいびつなものになっている。
外面的に分かる事は小兵である事が劣等感になっており、追加ダメージ増強のために筋トレに走った。
プレイヤー名:aza
初登場:2004/8/28
プレイヤー表コンセプト:脱出行で本体中核で女子供も守りながら、前衛隊を後方指揮していた粘り強いディフェンダー。
プレイヤー裏コンセプト:にこやかで穏やかな表情と偉ぶらない発言とは裏腹な性格があと2層隠されている。裏性格の層構成や、せこい価値観はプレイヤー自身を一部投影している。(笑)
生還編における立ち位置:
冷静に現状分析をしており、村で村外に出始めた初陣の頃の「お荷物状態」を思い出し、早く一人前になって村内での立場を得たいという必死だった頃を思い出している。
メンバーの体調、能力などを判断する事のできる経験に裏打ちされた能力を活かし、チームワークによる総合力で一人でも多くの仲間を脱出させる事を目指しているが、同時に自分の戦力も冷静に見極めており、発言は控え目。
脱出行での役割分担と仲間への信頼という2つの鉄則は失っておらず、まかせる所はまかせる思いっきりの良さがある。逆にこの行動特性は、仲間への絶対の信頼感ゆえ、仲間への甘えと見える行動もままあり、幼さを覗かせる。(ちなみにドラストール村においては、子供にとって村の大人全員が親のようなものだった)
ここまでは作ってあるが、プレイヤーからの愛は五段階評価で2程度だったりする。
**シヴァ・シャヴァルディ(転生前:復讐の剣 クレフ・アズライト)
綽 名:頑堅のシヴァ(本人は、闘神,闘剣,戦剣とか呼ばれるようになりたいらしい。)
クラス:一般旅団員
宗 教:フマクト入信者(ロードの心得完了)
自 称:旅団の切込役 (・・・になれるかなぁ~)
性 別:男
年 齢:25才
能 力:STR17, CON14, SIZ16, DEX14, APP10
体 型:ガッツ
主武器:巨大グレートソード(鉄AP53,SIZ+4)
副武器:エネドリブレイド(ロスト), ブロードソード(高品質), ダガー(超巨大), スリング
防 具:ソフトレザー+リングメイル(計AP6)
副防具:カイトシールド
特徴1:暗殺者感知
特徴2:きのこ(STR上昇)
特殊装備1:トロウルヒーローの骨(1D4ダメージサイズ)
特殊装備2:携帯型3mはしご。普段は25cmの棒。
ロストテクノロジーの産物。(なまくら剣のゼットの持ち物)
1.経歴
(1) クレフ時代
アルダチュールの傭兵。 親がフマクト剣士だった為、そのままフマクトに入信。
戦友をヤナファルの兵士に殺された為、復讐を誓い旅団に入団。
旅団にいるリバイバーの噂を聞いて入り、その力を身に付けようとしたが、
その旅団の異常さに生きて付いて行くのが精一杯で、当初の目的まで頭がまわらなくなった。
ある時、船に乗って任務を遂行中に異界に紛れ込み、思わずフマクトに祈った。
その時、戦士クレフは世界からいなくなった。
(2) シヴァ時代
クレフがいなくなると同時にシヴァが、そこにいた。大剣に宿る同盟精霊クレフと共に。
その後、そのままドラストールの奥地に辿り着いてしまったらしい。
(本人が、ドラストールにいるという自覚がない。極めてキケンな場所としか・・・)
2.能力
基本的に戦闘オンリー。戦闘や呪付に関係する技能以外は、あまり興味が無い。
戦闘スタイルは、敵に突っ込み大剣で相手を正面から叩き伏せる。
3.性格
真面目な性格。見た目は渋い感じ。(←プレイヤー目標では、更にカッコよく)
記憶には無いが、前世での経験なのか仲間が死にそうになるのをほっては置けない。
自らの手で助けに行こうと努力する。(助けられるかどうかは、別だが・・・)
また、ヤナファルは嫌悪していた・・・ただその理由は、思い浮かばない。(前世だしね)
ただ、目的の為なら嫌悪しているものと手を組む事もある。(旅団員にヤナファルいるし)
また、アンデッドは死の冒涜ゆえ存在を許せない。
4.優先順位
メンバーの生存>自己の生存>自己を強化するもの(金・アイテム)>自己鍛錬(能力)
5.基本デザインイメージ ⇒ ベルセルクのガッツ
**アジールフォ
***コラム:ミーシャがアジールフォに聞いた事
◆カルマニア騎士のわりといい加減な言葉
Q.魔道とはズバリ、なんでしょう。
A.魔道とは、世界の「真理」に至る道で、知の追求と精神の精錬による魂の鍛錬じゃ。
このことを理解するには、まず大暗黒を経た現在の世界とそこに住む我々自身が置かれている状況を考えねばならん。
かの論理王国の時代、「真理」はそこに在り、実践されていた。そこでは完璧な「善」、完璧な「美」、完璧な「知」が体現され、完全な法と正義に満ちた政治があり、人々は迷うことも悪に走ることもなく、そして死ぬことも無く、肉体も魂も永遠に在り続けた。
ウソくさい?バカもん良く考えてみよ。「真理が体現されていた」というのだ。そこには完全な道徳が示されているのだ。迷うこともなにかを選ぶ必要も無い。というより、選んだり迷ったりしなきゃならない人生は真理に到達していないというべきじゃろうが。詭弁だ?ウルサイだまれ。
さて、どこかのアホ神のせいで太陽が落ち、暗黒が訪れた。それ以降、残念なことに世界から完全な真理は失われ、長い闘争の時代が始まった。伝説のザブール以下その他諸々のおかげでなんとか滅亡は免れた。しかし真理は戻っていない。曙以降現在に至るまで、この世界は不完全なままで、そこで生きるお主もまた不完全な存在にとどまっている。
ここが大事なポイントじゃ。 『真理は失われ、この世界は不完全である』
では、真理はもはや取り戻すことはできないのか。
ぶっちゃけ、我々の生きるこの世界では殆ど不可能だ。モスタリどもは決して諦めていないようだが、正直途方も無い企てと言える。しかしこの世界の彼岸、唯一神の元にはいまなお真理の光がまばゆく輝いておる。
聖マルキオンは、彼の第一の啓示「肉体の慰め」で、この世界に生きる者が自らの意志でこの世界の彼岸、真理の世界へ到達することができることを示した。我らの不完全な肉体はいずれ滅びる、魂もまた然り。だが、鍛錬された魂は、唯一神の元に至り、そこで真理を見出すだろう。
魔道は魂の鍛錬だ。
たゆまぬ知識の追求、精神の精錬であり、それはやがて真理へ至る道を開くものだ。
ハサミやナイフのような単なる道具ではないのじゃ。もしそう見えとるとしたら危ない。道をはずれとるぞ。
魔道呪文は知の実践過程で世界に具現した真理の一部であり、反復して行うことで更なる高みを目指すことが出来る。同様に、魔道呪文によって肉体や魂を強化することは、人をより真理に近づける崇高な行為とみなされねばならん。
この不完全な世界に生まれた我々、だれもが最初は不完全な存在だ。だがそれゆえ、我々は生に欠けたものがあることを認識し、それゆえそれを求める欲望とそれに向かう意志を手に入れた。魔道は生きるものに真理へ至る道を与える。我々は魔道を極めるという正しい努力を経て、不完全な世界を超え真理をつかみ、完全な生を得ることが出来るのだ。
Q.魔道士は、他の神様をどう考えたらいいですか?
A.完全な真理としての神は唯一であり、彼はイドヴァヌスと呼ばれる。
しかし、多くの人間達にとって、その教えである魔道は相当敷居が高い。
ところで、祈りの本質とはなにか、おぬしはきちんと理解しておるかね?この不完全な世界は混沌の海に浮かぶ小さな泡のようなもので、絶えず支えておらねば潰れてしまう。祈りはこの泡を支えられる、我々の知る唯一の手段であり、この世界に生きるもの全ての義務とも言える。おぬしも良く知っておる聖祝期の祈りは、いろんな形を取るがほぼ全世界で行われておる、特に大切なものじゃ。
さて、多くの不完全なものたちにとって、唯一神の教えは敷居が高い。だが、誰もが祈りを捧げねばならぬ。多くの神々はそのために在り、イドヴァヌスによって存在を認められておる。これら雑多な神々の教えはその信者を決して真理に導くことはない。ハッキリ言って誤っておる。しかし唯一神に従って我々魔道士も彼らを認めねばならぬ。
しかし、神々の教えは人々を真理に導かないだけではなく、容易にその魂を堕落させうる。それで、イドヴァヌスは多くの神々を比較的堕落しにくいマシな善神(ジャーギス)とそれ以外の悪神(ファタワ)に分別する。
エス・テルセンはこうして認められた百柱の善神のことだ。
実際には世界には何万柱という神々がおり、彼らの分類は、イドヴァヌスの代理人たる教主睨下とマギの館の百人の魔道士(ヴィジア)によって審議され、決定される。もっとも…その結果は政治的なあれとか諸事情で時々覆ることもあるんじゃがな。ま、これは彼らもまだ不完全であるという証でもあるがね。
Q.具体的にどの神様がエス・テルセンなんでしょか。
A.もろもろあるが、最も評価が高いのは「イドヴァヌスの娘」とも言われる赤の女神だ。(ワシは認めとらんがね)七母神と女神の親戚の神々、太陽神を筆頭とする神殿の神々も大体エス・テルセンに分類されとる。リエンが信仰しとるロウドリルもその一柱だ。カルマニアでも、ペランダの影響の強い地域ではロウドリルを信仰する農民どもが多いからな。
オーラナトゥス(オーランス)は太陽を勢いで切り倒したアホタレで、伝統的に悪神の頭目として扱われてきた。だが、サランコの「見えざるオーランス」をマギの館がいまだ異端宣告しないところを見ると、風向きが微妙に変わってきたかもしれん。
Q.そういう信徒の中の人とはどういうふうに付き合えばいいですか。
A.この辺境の地では、有象無象を含めれば数えきれん位の神がいるし、それをいちいちマギの館に伺い立てるわけにもいかん。現実問題として、あきらかな混沌以外は善神にせよ悪神にせよ中身は五十歩百歩だから、一時的な利益のため悪神の信徒とつきあうことはたいして重大な問題にはならん。悪神といえども彼らも世界を支えるという共通の義務を負っておるしな。
また、我々は見込みのあるものに魔道への門を開いてやることもできる。真理への道はだれにでも開かれうるからだ。まっとうな魂を持っている存在でありさえすればな。魔道呪文の実践は、彼らの蒙を啓くよいきっかけになるだろう。ぶっちゃけ現世の利益で釣るのもありということだ。
Q.魔道士が他の魔術を使ったり受け入れたりするのはいけないと思います。
A.魔道以外の魔術はいかなる善意に満ちていようと、真理に到達し得ない欺瞞に過ぎぬ。
それらを使ったり、受け入れたりすることは我々の魂を堕落させ得るから、出来る限り避けるべきじゃ。
だが、この不完全な世界で生きていくには、遺憾ながらそれらに頼らざるを得ない場合もあるだろう。その場合は多用の誘惑に勝ち、最低限の使用にとどめること、魂に受け入れず、あくまで道具とみなすこと、定期的に魔道的な禊(これはある形式化された魔道の学習という形をとる)を受けることを条件に、やむをえんとしよう。これも魔道を極め、魂を鍛錬し、真理に達するという大義を果たすためである。
***どらごんぱすにおける魔道講座
痩せた男と大柄な妖怪が酒を呑んでいる。
「ってオフィシャルで一応の回答が出てるだろう。」
「おお、偉大なる啓発書「Stranger in Prax」だな。「非魔道士社会の構成員は魔導士の事はいわゆる「わるいまほうつかい」だと考えている」という大変偏見に満ちつつも甘美な幻想と物語が天蓋を覆い尽くさんばかりに溢れ出す書であったな。」
「歴史的にも事実だろ?。そこから類推するに、どんなに外面が良くても悪い魔法使いは悪い魔法使い、良い子は決してアメを貰っちゃいけない、というのが基本スタンスなんだろう。多分そのアメにはサンダーブレスガブリガッツレストラン特製マークがついてるんだろう。」
「嗚呼、無知にして無垢なる民草がそんな妄想に洗脳されているからこそ、わるいまほうつかいから貰ったロリポップをゆっくりとしゃぶる美幼女の元へ、道徳に喧しい地域の世話役の頼り甲斐のあるおじさんという名前の司祭が、自らの共同体の信念という名の霊的健全性を守るべく説教垂れたり破門したり浄化の儀式と再教育と称して神殿の地下室へ美幼女を拉致監禁し聖像の前の祭壇に四肢を荒縄で縛りつけたりするのだ。そこな無知から自由になる事こそが遥か彼方の世界との合一へ辿り付く啓発への第一歩だというのに。」
「だからその啓発行為自体が世界の連帯を揺るがす危険行為であるが故に、様々なカルトに措いて禁止若しくは厳重に管理されているんだろうが。そんなもの只の司祭クラスでアクセスできる可能性があるのは貴様の教団かオレの教団ぐらいだろう。というわけで話がでかくなりすぎるから啓発の話は今日はナシ。」
顧客来店。
「呼んだか。」
「遅い。
今回キミがウォクタパス戦で、命の皮を旅団員にかけるよう指示した件に関して、各方面から疑問の声があがってるのだ愉快な事に。そういうわけで旅団と縁がないわけでもない私が話を聞きに来た。ちなみに私は魔道は詳しくないので、隣のコレが魔道の専門化なオブザーバーだ。」
「何か問題が。」
「その開き直った態度が問題だ。霊的問題は考慮しなかったのかね。」
「信心無くして力を振るうのであれば問題だが、今回の件は私の部下が私の部下に対して私の熟知している技術を使用する様指示した。戦士階級が魔道士階級の技術に必要以上の興味を抱くのは芳しくないが、それを統制するのは貴族階級の仕事だ。以上だ。」
「ならば何故、全員かけっぱなしにしないのかね?」
「言った通り、統制のためだ。実際、一度常動状態の能力値向上と深傷に慣れてしまうと、無しで荒事をこなす気が失せる。そうなったら最後、呪文の為ならば喜んで靴を舐める犬ができあがる。
私は使命は、最初から十分な戦闘力を持った魔道中毒の強化人間部隊を率いてミッションをクリアする事ではなく、一人一人がどんな環境でも自分の力で即応して戦うことのできる部隊を教育する事だ。」
「魔道は技術かね?」
「横から口を挟むがね、そりゃSTRが8点上がるのは技術だ。だけどそりゃ精霊神聖全部そうだろ。だが呪文自体は技術や力に過ぎなくとも、それを入手する源である神やカルトが只のデータの集合体でなくグローランサにおける社会毎の哲学/世界観/価値観である以上、その技術/力を振るう行為に関しては、今そこにいる社会の哲学/世界観/価値観に従う必要があるだろ。それが厭ならファンタジーヨーロッパでもやってろ、って話さ。
ところでお前さん、暗黒異端のイサリーズ司祭だよなぁ?ドラゴンパスじゃどうしてるんだ。」
「波風を立てずにやっている。例え話をしよう。
私は勉強家の日本人仏僧で、ミャンマーに来ていて、仏寺で修行をしている。日本では私は住職の資格を持ち、経も読めるだけでなく色々な仏典も勉強しているので、その事を知っているミャンマー人の仏僧達も一目置いてくれている。
しかしだからといって彼らの眼前で堂々と女犯したり肉食したりしないだけの節度は保つし、ましてや「妻帯OK肉食OKお前らもどんどんやれ」等と日本流のやり方を彼らに強制したりはしない。そこに先日日本から仏教に理解のある神父がやってきて「女犯OKですよ」と言うわ、ミャンマー人僧侶は「そっか日本でOKならここでもOKですね」と言い出す事件があったんで取り敢えず叱った。」
「じゃ此処で思想検査を行う。」
Q.キミにとって魔道とはナニかね。
A1.唯一神に帰依する者に許された御技。その秘蹟を無秩序に振るうは暗黒の時代の再来を招く。
A2.俺達のアニキがもたらした新たなるナニ。
Q.キミは他の神をどう考えているのかね?
A1.唯一神のもたらしたものたち。あるものは導き手、あるものは試練、全ては完全者である唯一神の創造したものたちであり、彼らが何故創造されたかは神意を窺い知れぬ我らには理解も及ばずそれは聖賢の務め。我ら凡夫は、導き手である守護神に従う。
A2.ナカーラの前にスゲェ創造神がいた。他のカミサマ、いるモンはしょうがねぇ。
Q.具体的にどの神がエス・テルセンなのか知りたいかね。いいかね実際のところエス・テルセン等という存在は解釈に過ぎずつまるところ世界のすべての存在は個にとってどの程度益か害かというパラメータしか存在せずその個が拠った集団でその暫定合意を取った結果が一般の社会でいう所の善か悪かの判断基準に過ぎないものでそういった点ではそれを古来からシスティマティックに実施しているカルマニア社会の対応力の高さというものは高い評価を受けるに値するのだがうっかりバットカルトの本拠地がカルマニアに移り定着してしまったらカルマニアの主要神格はバットという事になりそうなると青の女神とバットの婚姻が成立しちゃったりなんかしちゃったりそうなったら青の女神にのしかかるバットとかあんなことやこんなことが
A2.黙れ神知者。
Q.そういう信徒の中の人とはどう付き合えば良いと考えるかね。
A1.導き手たる守護神の教えに従う。されど創造神の教えを教えるにも我は教父に有らず、また旅団の同胞に「あの脱出行は創造神の試練であった」との我が想いを伝える程、我は厚顔には在らず。
A2.敵は混沌。それ以外は全て、友になれれば友となり、そうでなければいただきます。
Q.魔道士が他の魔術を使ったり受け入れたりするのはいけないという考えもあるが蘇生は便利だと考えるに私はやぶさかではないというか友好カルト呪文だ。
A1.喜びの野に赴く事の許される日は来るのだろうか。
A2.使えるものは全部使え。
**ビルトさん(NPC)
F2?S??A14
流し?のチャラナアロイの司祭。第8話でアジールフォを蘇生させた。第24話でミッションの依頼主としても登場。ぼんやりマイペース系。どんくさい。ぬけてる。何も無いところでこける。『乙姫むつみ』。
「るーちゃん」と呼んでいる付人がいる。もとい、世話されている。
アジールフォの頭痛の種。
**ルウちゃん(NPC)
F1?S??A15
ビルトさんの付人。どこか抜けているビルトさんのフォロー役。せっかちでツッコミ。
生活能力のないビルトさんを扶養している。
**“血斧の”ゼノ
プレイヤー名:ののの
キャラクター名:“血斧の”ゼノ
性別と外見年齢:女性、15歳
SIZ:8
INT:15
APP:12
体型のステロタイプ:不釣合いにでかい斧を持つちびすけ
一言でいうと?:無機質系怪力バトルドール
公言しているカルトと地位:バービスタゴア、アコライト
公言している出身地:ターシュ王国出身の迷い込みリバイバー
日常使用する言語:ターシュ語、ドラストール語
戦闘言語の成功率:101%
主装備と戦闘スタイル:巨大化(+3)鋼製ポールアックスでひたすら叩く
防具とAP概要:上半身プレートメール+ベザント革、脚はアーマーなし(というか裸足)AP7~12
*断章
NPC
【死剣】でアジールフォを組成させたチャラーナ・アローイの司祭
F28 ビルト
STR 10 CON 10 SIZ 14INT 14 POW 18 DEX 4 APP 14
STR 10 CON 10 SIZ 14INT 14 POW 14 DEX 3 APP 14
根本的に不器用。あがり症。技能は高いが、本番になると手順や判断がとっちらかる。セリフがひらがな。
「あれー?( ̄▽ ̄;)」
「あー! (*゜□゜*)」
うろうろ( ̄▽ ̄*)))(((* ̄▽ ̄)
「あははー( ̄▽ ̄;)」
「るーちゃん、
付き人 ルウちゃん
F18
STR 8 CON 10 SIZ 9 INT 16 POW 10 DEX 16 APP 15
14のときに助けられる。以降4年間、ビルト
「ビルト様!」
セリフが漢字
蝶がひらひらと飛んでくる
「あー、どうなさいましたぁ?」
鎧を脱がされて横たえられているヒゲの騎士
みかん娘が横で泣いている。
「大変。
アジールフォの周りに魔法円を書きながら難しい顔をしている中年の女性。
どこか人をほっとさせる顔をしている。
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