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2011/12/03 新人さんお試しセッション!
PC
yukihito トランス M22 S15A13I16 オーランス、リング BS、TSKon ジェローラモ M21 S17A16I16 フマクト、ベザント、BS、TS
ののの フラッド M27 S13A6I16 オデイラ、クイル アーチェリー弓、BS、KS
※以下略称表示
ジェローラモ→J、トランス→Tr、フラッド→F
ログ
サーターの貴族の子弟、トランスとお付き兼護衛のフマクト戦士ジェローラモ。修行のためと称して諸国漫遊の旅を続ける2人。
あるとき、村人の依頼で、家畜荒らしを探すため、丘陵の森に踏み込む。
案内人として仲間に加わったフラッド。
1.岩トカゲ戦
サーター山中、秋の夜更け。フラッドが岩トカゲ2匹が接近しているのを見つける。
1rnd.
SR2 TR、J、視力
SR5 F弓AT →00ファンブル(2回目) Jを矢がも
2rnd.
SR2 F弓AT 1ND、J抜く失敗、Tr盾を構える、視力失敗
SR7 F弓AT 1 D1
3rnd.
Tr BSAT2 F BSAT2 JBSAT
Tr BSAT 胴体 ノックダウン、F、BSAT crit2 2番死亡
4rnd.
J破裂失敗、F BSファンブル、Tr BSAT 腹0
J BSAT 1死亡
2.村向こうの丘陵、森の中
村のそばの森によからぬものが住み着いたという噂。盗まれた家畜の食べ残し?死体を発見したところからスタート。
1日目:
F とさつ 成功 → 食われてから3~4時間。Tr 動物知識ファンブル これはトロウルだ。
追跡失敗 →範囲を広げて捜索。1時間スケール、TrとJ、Fの二手に分かれる
1時間目:J側 追跡 成功 、F 捜索 成功
J側 足跡を見つける。何の足跡か分からない。
Tr POW倍率(77-01) → 隠れ場所を発見。
ブルーず ×6匹 岩みたいのとか樹の肌とか、目玉が皮膚についてるのとか。
川べりを上流に上がっていく。
古いつり橋。先はやぶの中。ぼろぼろ。つたとかからまっている。
ブルーはそこを渡っていった。
橋をパスして上流から渡河できる場所を探る。
マーチングオーダー:←F、Tr、J
崖っぷちの道。足元の樹の根っこが崩れ、Trが巻き込まれて落ちる。
とっさに手を伸ばしてつかむJ、フラッドは間に合わない。
JはTrを支えられず、Trは落下。
JUMPロール(00)(3回目) → 地崩れと一緒に15m落ちて生き埋め。
F ロープで降りる。Jはロープ固定。
Tr 窒息判定 (77-00)w 判定なしの窒息開始。
F 4ラウンド目に飛び降りてから彫り始める。
5rnd. 掘り出し成功。
6rnd. 治癒3×2回
Jも降りてくる。応急手当。治癒6で回復。
このまま上流へ、沢から登れる地点を探す。
1時間後、沢から逆側のほとりを登る。
風のよけられるヒバーク地点を探す。
2時間後、夕方4時半ごろ、見つかる。
夜哨:F→tr→J
エンカウント: 20+12
夜中3時ごろ。TrとJの交代の時。
J POW×1 聞き耳 成功 上からざざっという気が揺れる音。
J「敵襲!」 → F 起きる。J,Tr 警戒。
F 聞き耳00(4回目)「耳が―」「うるせえよ!」
ねばーっとしたものが上からFのそばに落ちる。
グロランサ知識 ファンブル、失敗、失敗 →TR「つかんで捨てないと爆発する。」→Trの手にくっつく。
F、降りてくる 外骨格の物体×2 が見える。「な、なんだってー(棒)」
※誰も識別できていないが、クラーシトキッド×2(かみつき+プラッツィーム(以下プラ)or酸噴霧(以下酸)。
1rnd.
J 酸→盾防御 F プラ→隠れ Tr プラに捕えられている。
2rnd.
J Trにタックル F隠れ継続 Tr 1つめプラ除害失敗、2つめプラ当たり。
タックルの結果:1つめとれた。2つめ外れず。
3rnd.
F 酸を避けるためハードカバー取り J 回避、Tr 2つ目プラとれた。
とりあえずその場を脱する。20m離れて
様子見。F 視力(00)(5回目) 「目が目が―」
フラッド偵察に戻るが、隠れていたクラーシトキッドのかみつきを受ける。
そのまま一旦その場から逃れる。
F 毒の治療成功(06) 治癒。
朝まで様子見。
2日目:
一旦村に撤退することにw。1時間:なにもなし。
2時間:そろそろ吊り橋。フラッド 忍び歩き隠れで斥候。
視力(00)(6回目) 見張りのブルーが橋のふもとに!
橋ルートはあきらめて、
沢下りルートへ。
橋のふもとの岩?に向けて矢を射かけてみる。
当たっても反応なし。なんか岩らしい?
F「いやあれはブルー」
J「もう一度撃ってみるか」
やっぱり反応なし。やがて音を聞きつけた本物のブルーがやってくる
J「(来たのは奥からじゃねーか)」
F「嘘から出た真…」
J「うるさいだまれ」
とりあえず橋の下を下流方面に突破する方向性。
Tr 視力(00)(7回目)
一服中。Trがいないことに気付く。
F 追跡(02)→POW対抗20 岩壁にお地蔵様が彫りこまれている。
J鑑定(00)(8回目)、F鑑定(00)(9回目)→「ここはオーランスの聖地ダ!」
像が動く、後ろに斜めに下りる通路。F追跡ななめに滑り落ちた後。
ロープと松明。F 降りる。J 登攀(00)(10回目)落ちる
J「どけフラッド」F「むちゃゆうなー」一緒に落っこちる。
ぼっちゃーん。地下湖に落ちる。体育館位の広さ。
Trが落ちている。J応急手当で目覚める。
Trは石像にふれたとき、なんか引き込まれたらしい(77-01)(3回目)
花崗岩と大理石を混ぜたような材料。
5m高さ、体育館広さ
かべの鍾乳柱なが天井に無数に。
壁に埋まった水晶家のようなものが
乞われるようなかすかな音
円形にぐるっと回っているようだ。
出口を探して捜索。
2/4周目:水が少ないエリア。
F 捜索(効果) キノコ×2 鑑定 Tr(00)(11回目)
→食べると不老長寿の!
J 7 ?効果不明。
Tr 8 1d4 1 1d3 1 苦しみだしたがおさまる →STR+1
水晶の一部が目玉になっている。動いてJを見つめる目玉。
J 修理 成功 目玉を取り出す。
Tr 浄化 成功 同調ものアイテム?
→同調ロール 17まで →三眼(サンガン)
石がなくなって額が縦に割れる。3つ目の目玉が発生。
魔術分野で新技能(05) 三半規管がしばらくきかずめまい。
やがておさまる。見える風景が変。
2人が固まり(POW)に見える。2つの目を開けると…普通の視界。
切り替えの際に気持ち悪くなることがある。
3/4周目:
J POW(00)(12回目)
捜索。特に何もない。
4/4周目:
捜索。特に何もない。出口もない。
3/4周目に戻る。
捜索。やっぱり何もない。
Tr 三眼視力。何度も成功しない→(00)(13回目)
J POW(77-01)(4回目) →「ぴき」岩の割れる音…
Tr そっちを見てみるつもりだが? …
J 6/d20 Fの目から、Jが水晶の壁の向こうにいるように見える。
実際には光の加減で壁が見えただけ。
薄い水晶の板が落ちている。6enc
さっきJが押し倒したものらしい。エッジが鋭い。
包んでお持ち帰り。
通路の先は小部屋。
部屋の真ん中に浮かんだヒト型。
吊られたゆがんだ球体関節のフィギュア?
両性具有(表と裏とで男女)指6本。
材質不明。石っぽい?
三眼でみる。上から20本の糸でつり下がっている。
糸は空中で消えている。
Jがマリオネットに触ってみると、糸に触れることができる。
心の中に霊話「糸を外してください」
糸を外していく。
POW対抗に成功した場合、部位判定ロールの箇所の糸を
外した判定となる。以下は外したPC。
ファンブルするとその部位にダメージを喰らう。
その部位は×で表示。
1 J
2 F
3 F
4 F
5 Tr
6 F
7 F
8 F
9 F
10 F
11 × F
12 × Tr
13 Tr
14 F
15 × Tr
16 F
17 Tr
18 F
19 F
20 × Tr
トランスが最後の一本はを外すと、
がちゃっという音を立てて人形が落ちる。
ポピュラーな蛮族ベルトの裸女子になる。
APP13 SIZ15 妙齢。標準的な地元民風。
サーター語をしゃべっているが、名前も部族も忘れている。
Trが毛布を着せると、Trの耳の奥にSAN=0の笑い声が聞こえる。
F「俺も聞こえた気がする」
J「…俺も聞こえたぜ」
×を付けた人は、付いた部位が固くなった気分。
出口を探す。
別の部屋に階段があって、扉が見える。
扉の向こうでどんちゃん騒ぎ。
ブルーっぽいど。
以下次号
トランスの手記
私の名前はトランス=バール。我らがオーランスに連なるサーターの貴族である。
ターシュに程近い、ある地の領主の三男に当たる。ないとは思うが、親元に迷惑がかかるといけないので、詳しくは省く。
故郷で弓と弁舌、読み書きを主に修め、ターシュ語や交易語もこなせる。すばやく、背も高く頭もよいが、体力がないのだけが残念である。
故郷を離れ、物見遊山の旅の途中である。故郷からはひとりだけ、ジェローラモ(以下ジェロ)というフマクトの剣士が従者兼護衛としてついて来ている。もう私は22にもなるのにいまだにぼっちゃんと呼ばれるのは少し困っている。まあ、昔からだからなかなか抜けないのだろうが。私より背が高く、なかなかの美男である。私は背はそこそこあるものの、彼に比べれば十人並の顔である。少しうらやましい。
故郷を離れ、いろいろと経験を積んだものの、これまで全く記録を取っていなかったことに気づいたため、今回から筆を取るものである。なにがしかの役に立つかもしれない。ランカーマイの賢者ではないため、読みづらいこともあると思うがご容赦願いたい。
一日目
闇の季の終わり。雪は降っていないが寒い。私はある村に立ち寄った。その村では家畜が相次いで襲われるという事件が起きているらしい。そこにふらっと現れたよそ者が二人。当然の流れのように、私たちに原因究明の依頼が来た。
私としては断ってもよかったのだが、我らがオーランスの教えにもあるように、困っているものがいれば手をさしのべるのが我らの流儀であるゆえ、依頼を受けることにした。ただ、私もジェロも野外での探索は不慣れなため、そちら方面の専門家の追加を要望した。そうして同じようにたまたまその村に立ち寄っていたフラッドという男が仲間として同行することになった。
フラッドはオデイラの狩人であるらしい。私よりおそらく5-6は歳上であり、風貌はあまりよくない。ゆえに狩人になったのだろうか?
狩人として過ごすうちに培ったであろう技能はすばらしいものがあった。弓は私よりかなり上である。ちょっと媚びるような色があり気になるが、およそ欠点のない人間などいないため許容することにした。
私たちは依頼を受けて、三人で出発した。初日は手掛かりを探してさまよってみたものの、特に見つからず、夜になった。
寒い時期であるゆえ、火を焚いてマントにくるまって震えていて、さあそろそろ寝ようかというときに突然フラッドが声をあげた。
「何かが来る。後30秒ぐらい。」
そういって彼は暗闇に向けて矢を放った。
が、なぜか彼は射る瞬間に兜を飛ばし、そして矢はあらぬ方向に飛んだ。ジェロの腹に矢が刺さった。
明らかに何かの失敗だが、ジェロが怒っている。(フラッド:射撃でファンブル。ファンブルで頭の防具が外れ、近くの味方に貫通、次の攻撃は無効)
私もそのなにかを確認しようと見たが、見えなかった。とりあえず弓を構える。後1射はできるはずだ。
ジェロは矢を抜きながら、「おー、いるいる」とつぶやいていた。
再びフラッドが矢を放つ。が、やはり全くあらぬ方向に飛んでいく。動揺しているようだ。
もう一度目を凝らしたが、見えないため、あきらめて剣を構える。
現れたのは岩トカゲが二体だった。子供ぐらいなら飲み込んでしまう、害獣だ。フラッドとジェロにそれぞれ向かっている。
私たちは焚火を囲んでいたため、私は焚火を迂回してフラッドを襲っている岩トカゲに斬りかかった。訓練でもめったにないいい当たりで、岩トカゲはひっくり返った。
フラッドも剣に持ち変えて斬りかかっていた。
ジェロはさすがに落ち着いて岩トカゲに対処している。
それまでジェロに向かっていた岩トカゲが、なぜか私の方に向かってきた。盾で受けようとしたが、うまくいかず噛まれてしまう。
着ていた鎧のおかげで助かった。
私はお返しとばかりに岩トカゲに斬りつけ、また焚火を迂回して走ってきたジェロが岩トカゲに止めをさした。
警戒しつつ、私たちは交互に休みを取ることにした。
二日目
その後は特に何もなく、朝を迎えた。さっそく手分けをして、辺りにさらわれた家畜や、さらった連中の手掛かりがないか、捜索をすることにした。
フラッドは専門家なので、フラッド一人と、私とジェロに別れる。
4時間ほどして、昼過ぎだろうか。
フラッドが何かを見つけたらしい。その現場に行って見ると、確かに何かが食われたような後がある。私の乏しい動物の知識ではよくわからなかったが、鶏であるらしい。
さらに探索を続けていると、何か啓示が降りたような気がした。何かがもうすぐここを通る。隠れないと危ない、と。(トランス:捜索で77クリティカル)
私はその啓示を信じ、二人とともに隠れて、その場所を監視した。
するとなんと、6体のブルーがその場を通ったのである。あれなるは混沌。我らの不具戴天の敵である。私は飛び出そうか迷ったが、それをジェロが止めた。
「ぼっちゃん、ブルーは強いですぜ。舐めちゃいけない」
それもそうかと納得し、私たちは敵がどんな相手かを確かめるべく、ブルーを観察することにした。
一体は岩のようにごつごつした肌をしていた。あれはきっとすさまじく固いに違いない。
また一体は体の周りを目玉が回っていた。不意討ちは効きそうにないし、あれはひょっとして魔眼かもしれない。
また一体は、木のような肌をしていた。残り3体はよくわからなかった。
すぐに倒すことはできなくても、隠れ家を突き止めることには意味がある。ということで私たちはフラッドの先導の元、ブルーどもを追い始めた。
しばらくは森の中を見つからないようにつけることができたのだが、それもすぐに終わってしまった。
深い谷川が行く手に現れたのだ。
川には頼りなさそうな釣り橋がかかっていた。縄に蔦が絡み付いており、床板もかなり古そう。
そして何より、ここは視界が通ってしまい、もしブルーが見張りを立てていたら見つかるのは間違いなさそうである。
私たちは相談して、橋の上、橋に屋根のような物があるのに目をつけた。あれをわたれば見つかりにくいのではないか、と。
谷川へは高さ15メートルぐらいはありそうだったので降りるのは難しく、上流や下流でわたる場所が見つかるかどうかは微妙だったからである。
私たちはそれぞれ違う木を選んで、登り始めた。
すると途中で変なことに気づいた。自分の視界が徐々に斜めにかしいでいる・・・(トランス:登はんでファンブル)
登っている木自体が谷川に落ちそうになっていた。「ぼっちゃん!!」とジェロやフラッドが手を伸ばしてくれたが届かず、私はとっさに飛び降りた。だが飛び降り方がよくなく、どっちから落ちているのかわからなくなった。(トランス:ジャンプに失敗)
5回ほどだろうか?私はがけに打ちつけられながら落ちた。
そして、私と一緒に崩れ落ちてきた土砂に埋まった。
と言ってもそのときはどうなっているのかさっぱりわからず、打ちつけられながら落ちたなあ、と思ったら何かに突っ込んで真っ暗になった、といった感じだった。
わけがわからずもがいたが、息ができずにすぐに意識が途絶えた。(トランス:窒息判定に失敗)
気がつくと、フラッドが私を覗きこんでいた。口の中に詰まっていた土を吐き出す。息ができなかったのはこのせいだったようだ。
なんでも登っていた木にロープをくくりつけて降り、途中で飛び降りてきたらしい。私はかなり衰弱しており、九死に一生を拾ったらしい。そうこうするうちにジェロも降りてきて、治癒による手当をしてくれた。
これからについて相談したところ、ロープを登るのは難しいので、上流か下流で上に上がれる場所を探すことになった。下流になるにつれて、普通は水量が上がるものであるから私は上流に行くことを提案し、上流に向かうことになった。
寒いため、進行速度を落としても、水には浸からないように動いた。
しばらく歩いて、昼下がり。
ようやく登れそうな場所を見つけた。それも向こう岸、ブルーたちが橋をわたっていった方である。
すぐに探索を始めたかったが、みんな消耗しているため、休むことにした。手分けをして休める場所を探す。
夕暮れ、ようやく休めそうな場所を見つけて野営をすることになった。交代で見張りを立てる。順番はフラッド、私、ジェロの順である。私の順まで何事もなく終わり、夜の三時ごろ、ジェロを起こした。
ジェロが鎧を着こんで、私もこれから鎧を脱いで寝ようかというときに、それはやってきた。
それにはジェロが先に気づいた。
「ぼっちゃん、上から何か来ます」
聞き耳を立てると、確かにごそごそと音がする。
私は急いでフラッドを起こして、事情を説明する。ジェロは上を見ながら剣を構え、フラッドは急いで鎧を着こんだ。
それは、カニのような何かだった。見たことがない生き物が二体、木をつたって降りてくる。
4メートルほど上の木の上でそれは止まり、白い塊をはいた。
私はそれを見た瞬間、確信した。
これははるか北の方に住む、バンドロス虫だ。あの白い塊は確か爆発する体液なのだ。(トランス:グローランサ知識でファンブル)
私は急いでそれを掴み上げ、遠くに投げようとした。
ところが、地面からそれは離れない。あわてて遠ざかろうとしたが、掴んだ手が離れない。
それは白い塊のほかに、何かを糸のようにはいた。
ジェロの足に当たったのだが、ジェロの足の鎧が溶けてしまった。強力な酸のようだ。足の鎧がなくなったと、ジェロが嘆いている。
フラッドはあわてず騒がず、茂みに隠れた。カニのような何かが酸を吐いたものの、茂みに当たって届いていないようだ。
それが上から降りてこないため、剣は届かず、私たちは逃げることにした。だが、私の手が離れないため、逃げるに逃げられない。
結局、ジェロが体当たりをしてくれて、何とか手が白い塊からとれた。私たちは急いで退避する。
それは追ってこなかった。どうやら、あの白い塊で相手をとらえて、酸で溶かしてから食べに来る生き物らしい。白い塊はいつまでも爆発しなかった。
バンドロス虫は爆発する体液で粉々にしたものを食べるから、あれはバンドロス虫ではないらしい。
私たちは一度退避したが、注意深くキャンプ地を見守った。急いで逃げ出したので、荷物がまだあそこにあったのだ。
フラッドが遠くから見て確認し、もういない、と荷物を取りに行った。(フラッド:視力でファンブル)
私たちは何かあったら援護しようと、フラッドを見守った。
フラッドがキャンプ地につき、荷物を確認し、大丈夫だよーとこちらに向かって両手で丸をつくった。
そして私たちは、フラッドがあのカニのような生き物に後ろから噛まれるのを見た。
私もジェロも、フラッドを援護するべく走り出した。
と、そのとき、もう一体がまだ木の上にいて、私の方を見ていることに気がついた。これは近づくと、酸か白い塊を吐かれるなと思い、私は足を止めた。
それは何もしなかった。
ジェロはフラッドに走りよったが、フラッドがあわててこっちに走ってくるのを見て、一緒にこちらに戻ってきた。
十分に離れてから、フラッドは傷口から毒を吸いだし始めた。うまくいったようで、どすぐろい血を吐き出していた。(フラッド:毒の治療に成功)ジェロが治癒をかけていた。
そして、もうこれは本当に朝まで待った方がいいだろうということで、私たちはキャンプ地から十分に離れ、警戒しつつ朝を待った。
三日目
朝を迎えて、私たちはキャンプ地に戻った。十分に警戒しつつ戻ったが、あの生き物はもういなくなっていた。
身支度を整えて、あの橋を目指した。
2時間ほどして橋がようやく見えるか、といったところまでたどり着いた。橋からこちらはまず見えないが、こちらから橋は見える、といった場所である。
フラッドが目を凝らしたが、いないように見えるが自信がないらしい。私とジェロも目を凝らしたが、見えない。
結局フラッドに偵察を頼み、私たちはその場で待機した。
フラッドは戻ってくると、あの橋のそばにあの岩の肌のブルーがいる、と説明した。(フラッド:視力でファンブル)岩にしか見えないが・・・しかしフラッドの言うことなので信じることにした。
一人だけということはあり得ないし、見張りならすぐ近くにほかのブルーがいるだろう。弓で倒そうにも、岩の肌に通じるかは疑問ということで、私たちは橋をわたることをあきらめた。
来た道を戻り、谷川を下流にくだって登る場所がないか、探すことにした。
そして4時間ほど経ち、昼過ぎ。
問題の場所に到達した。
橋の下である。
そしてたもとには巨大な岩にしか見えないブルーがいる、らしい。ブルー・・・なのだろうか??
「ぼっちゃん、やはりあれはブルーじゃないと思います」
ジェロが言う。「ここから矢を射てはどうでしょう?もしブルーでも、こちらは谷底で、あっちはがけの上です。上流に逃げればいいんです。」
そこで、私たちはその岩のようなブルーに矢を放ってみた。
矢が当たる。
だがブルーは動かない。
「岩の肌だから感じないのですよ。」フラッドが言うが、私も岩のような気がしてきた。
念のためもう一射してみたところ、急にがけの上が騒がしくなった。や、やはりブルーだったのか。私たちはあわてて上流に逃げ出した。
遠くで角笛の音が聞こえる。うまく撒くことができるだろうか。
そうして走っているうちに、ふと誰かに手を引かれたような気がして、なぜか私は気を失った。(トランス:視力でファンブル)
そして次に目覚めたときには、薄暗い場所でジェロとフラッドが私を覗きこんでいた。
気を失っていた間は覚えていないため、ジェロとフラッドから聴いた話となる。
ジェロとフラッドは十分に離れたのち、なぜか自分がいないことに気づいたそうだ。
隊列はフラッド、私、ジェロとなっていたはずなのだが。
二人は首をひねりつつ、私を探して下流へ向かったらしい。ブルーが来なかったのは不幸中の幸いである。
そして、橋につく前に、小さな神像と思われる像を収めた祠があったらしい。川沿いにつくられたものなので、川に洗われてなんだかよくわからなかったらしいが、二人とも、これがオーランスの神像であり、ここはオーランスの聖地だとわかったらしい。(ジェロ、フラッド:鑑定でファンブル)
神像を調べると、動くことがわかった。動かすと、穴が見つかった。中は結構な傾斜の坂道で、薄暗かった。二人はたいまつを作り、ロープを張ってから中に降りていった。
順番としてはフラッド、ジェロだったらしい。そしてジェロが手を滑らせた。(ジェロ:登はんをファンブル?)
ジェロは当然下にいたフラッドを巻き込み、二人はその穴を滑り落ちていった。
しばらく、100メートルぐらい滑り落ちて、水の中に落ちたらしい。そこは領主の家ぐらい(体育館ぐらい)の広さがあり、水のあるところと乾いたところがあった。
そして砂浜に私は寝ていたらしい。
その場所は真ん中にいくつものしょうにゅう柱があり、天井に穴があいていた。そこから私たちは落ちてきたらしい。
とりあえず私たちは、出口を探して回った。
全体の四分の一ほど探したところで、フラッドが何かを見つけた。きのこのようである。
「ぼっちゃん、きっとこれはオーランスの宝ですぜ。なんといってもここはオーランスの聖地ですから」
そういって、ジェロは私にキノコを差し出す。大丈夫だろうか。だが、フラッドもジェロも信じきっている。
私とジェロはそれを食べてみた。とたんに私は胸に苦しさを覚えた。吐き出そうとしたが、吐き出せない。
だが、すぐに苦しさは治まった。そして、なんだか力がついた気がした。(STRに1点加算)
出口はまだ見つかっておらず、私たちは捜索を再開した。
全体の半分ほどきたところで、おそらく天井の穴は7つなのではないかと思った。規則的に配置されているため、そのように予想がついたのだ。
しかし、出口は見つからなかった。
半分を探し、さらに奥に行こうとしたとき、何かに気づいてジェロが中央にあるしょうにゅう柱を見た。
なんと、中に目が浮かんでいる。
不気味なことに、こちらの動きに合わせて、目が動く。こちらを見続けようとする。
とりあえず悪い影響はなさそうなので、ほったらかして探索を続けようとした。ところが、ジェロがいきなりその水晶を掘り始めた。目を取り出そうというのだ。なんでも、それがなくなってしまうと感じたのだという。
ジェロはその目玉を掘りだし、私に渡してきた。
「ぼっちゃん、これはきっとオーランスの神宝ですよ。なんといってもここはオーランスの聖地ですからね。」
正直、私はかなり疑っていた。
私のオーランスの知識に目に関する話はなかったからだ。
しかし、ジェロもフラッドもここはオーランスの聖地だと確信しているようにしか見えない。
ここでジェロが私をだます意味などないし、迷ったらやってみるのがオーランスの男であろう。私はそれと同調を試みた。
同調は成功し、世界が変わった。
そして私は吐いた。
なんだかさっぱりわからない。今までと全く違う景色が見える。自分が宙に浮いているかのよう。そしてフラッドもジェロも見えない。自分の体もない。近くに丸い塊が二つ浮いていて、それがジェロとフラッドに思える。
「ぼっちゃーん」近くからジェロの声がする。
そっちを振り向いたつもりだったが、視界はわずかにしか動かない。しかし体は動いたような感覚。見ている風景と体の感覚がひどく不一致で、気持ち悪い。
とりあえず、動かなければ気持ち悪くないので、動かずに落ち着いて、ふと気づいた。
私は目を閉じていた。ではこの風景は何だろうか。
目を閉じていることはわかったので、目をあけてみることにした。
すると世界が戻った。そして、戻ることによる混乱が起きて、私はまた吐いた。自分の兜に吐いていた。
落ち着いたところで、ジェロが教えてくれた。私が目と同調すると、目が消えて、私の額に縦にまぶたが現れたこと。その目が開くといきなり吐き出したこと。吐いたものを私の兜で受けたこと。
正直に思った。なんてことするんだ。
そしてどうしてそんなに得意げなんだ、ジェロ。
いろいろ考えて、これはおそらく第二の目のようなものであろうと考えた。見えているのはおそらく精霊界だろう。
毎回吐いてしまうという欠点はあるものの、えがたい宝である。ジェロには礼をいった。でも、私の吐いたものはほかのもので受けてほしかったが。
結局全部回ったが、出口は見つからなかった。念のため、再び第二の目(以降三眼と略す)を開いて周りを見渡すふりをして見たが、何も見えなかった。
と、いきなりジェロが壁に向かって歩いていき、壁を押した。
すると壁が倒れるようになっていることがわかった。正確にはこの壁は壁ではなく、非常に薄いガラスであった。ガラスが暗いため鏡のように反射し、壁のように見えていたのだ。
ジェロはそのガラスを持っていくことにしたようだ。溶けた鎧を買うお金にするのだという。
ガラスを外した後には、短い通路と小部屋があり、行き止まりであった。出口は入ってきた通路のみである。私たちはそこで、またしてもへんなものを見た。
人形が宙に浮いている。
何の支えもなく、人形が宙に浮いていた。
その人形は男性のようにも、女性のようにも見えた。
ジェロは何か見えない糸でもあるのではないかと、人形の上でガラスを振ってみたが、何も起きなかった。
私は三眼で見てみることにした。今度は吐いてもいいように、手に水袋を持った。
三眼で見てみると人形の体の各部に輝く糸が結ばれているのが見えた。合計で20本。
三眼を閉じてからそのことを伝えると、フラッドが人形を調べだした。
「確かに糸がある。取れそうだから、取ります」
そういってフラッドがとり始めたので、私も協力することにした。
なかなか取れず、苦戦するうち、私は糸を取るときに、取った部分に痛みを感じた。まるでその糸が私に繋がってしまったような感じを受けた。
驚いてしまい、私は糸を取るのをやめた。
だが、フラッドは15カ所ほど取った時点で、糸が手にひっかからなくなってしまい、残りは私がとることとなった。ちなみにジェロは糸が最初からほどんどひっかからなかった。
すべて糸を取り、人形を自由にすると、その人形は女の子に変身した。ふつうのこの辺の女の子に。
そして私は、なぜか狂ったような笑い声を聴いた。ジェロやフラッドに聴いたものの、二人ともそんな声は聴いていないという。
何か悪いことが起きる予兆だろうか・・・。
とりあえずその子をつれて、また出口を探した。先ほどジェロが見つけたような場所がほかにもあり、そのうちの一つに出口らしき場所に繋がっていそうな場所があった。
ただし、出口の向こうからは宴会をしているような声が聞こえる。先ほどの聖地の場所から考えて、宴会をしているのはおそらく・・・。
明日にはやつらと決着をつけることになりそうである。
ジェロ、画面に向かって語り始める
俺の名前はジェローラモ、死と真実の番人であるフマクトの戦士だ。
人は俺のことを「伊達男」と呼ぶ。
俺のことを見掛け倒し(STR9、SIZ17、APP16)なんていう奴もいるが、もてない男の僻みなんざいちいち聞いてられないぜ。
駆け出しの傭兵だったころに、お館様に見出されて、今は坊ちゃんの専属護衛だ。
「お前みたいに背の高いフマクト戦士が護衛なら、暴漢も躊躇するだろう」
さすがお館様、抑止効果ってのをよく分かってらっしゃるぜ。
※ちなみにトランスの方が1才年上で、戦闘技能はほとんど同じ
ジェローラモは×5を全て能力値に振ってるので、トランスの方ができる事も成功率も高いw
何を思ったのかは知らないが、いきなり坊ちゃんが「修行の旅に出る」とか言いやがった。
貴族の出である坊ちゃんは、このままでもそれなりの地位にはつけるだろう。
だが、それなりの実力も備えれば、血筋と相まって出世するに違いない。
ということは、坊ちゃんお付の俺も、それなりに出世するんじゃないか?
将来安泰、左団扇で暮らすのも夢じゃない。
ってなことを2秒間で考えた結果「俺は、あんたの専属護衛だ。どこまでもついていきますぜ、坊ちゃん」
あと、ちょっとこの街にもいづらくなったし、タイミングとしてはバッチリだ。
が、2人とも野外生活に慣れてるわけじゃないから、2人だけで行くのはないな。
で、お館様に相談して、案内人を雇うことになった。
フラッドって言う奴が案内人としてやってきた。
一流の狩人って話だが、人相が悪い(APP6)し、三下臭がキツイ奴だぜ。
だけど、極悪人って程でもないから、ちょっとの間様子見かな。
3人で街道の脇で野宿の準備をしてたところ、フラッドが何かを見つけた。
岩トカゲ、それも2匹かよ、面倒くさい。
かなり早く発見できたおかげで、こっちもイロイロ準備をしていたら、いきなり胸に激痛が!
「手が滑った!」とか言ってたから、奴が放った矢が俺に当たったらしい。
「ゼケンな、この下手糞! 腕は一流(100%越え)ってのは嘘かよ」
岩トカゲが近づいてくるまでまだ間があったので、慎重に胸に突き刺さった矢を抜けたから、大事には至らなかったけどな。
フラッドのおかげで、ちょっとヒヤッとしたところもあったが、まぁ岩トカゲ2匹くらい、3人いればなんてことはない。
立ち寄った村で、坊ちゃんが仕事を頼まれた。
どうも、最近家畜を襲われたんで、それをどうにかして欲しいらしい。
特に目的がある旅でもないし、俺に依存はない。
村人も何が出たのか分からないらしいんで、とりあえず追跡を開始したんだ。
でも、見つけちまったんだよ、なんとブルーが6匹。
なんて無理ゲーとか思ってたらよ、オーランシーである坊ちゃんはやる気満々。
「一気にに6匹は無理でも、バラバラになったところで退治する」とか仰るわけだ。
言ってることには間違えがないから、それに従って追跡を続けたんだが・・・。
目の前には渓流、そして吊橋。
流石にそこを渡るのは止めて、上流に渡れる場所がないかを探すことにした。
坊ちゃんを真ん中に、先導であるフラッドが前で、護衛の俺が一番後ろ。
特に問題なく進んでたら、坊ちゃんが木の根っこを踏み抜いた。
反射的に手を伸ばしたけど、落ちる勢いに負けて坊ちゃんだけ崖の下に落下。
そこはそれ、野外経験の豊富なフラッドが素早く降りて救助できたんで、大事には至らなかった。
けどな、窒息死寸前の坊ちゃんの手当てでMPを使いすぎて、一晩休もうってことになった。
適当な野営場所を見つけて、3人交代で見張りを立てて寝る。
本来なら坊ちゃんを見張りに立てるのはないが、なにせ人数が少ないのでしょうがない。
坊ちゃんも文句も言わなかった、できたお人でよかったぜ。
坊ちゃんから見張りの交代で起こされて、念のため装備をしたところで、木の上から変な音が聞こえた。
盾で坊ちゃんをかばいつつ、坊ちゃんはフラッドを起こす。
暗がりの中で何が蠢いているのか分からなかったが、坊ちゃんが「あいつの吐き出す白い塊は爆発する!」とか言ってきた。
「面倒くさ」とか思ってたが、一番近くの坊ちゃんが白い塊を投げ捨てようとしてつかんだら、手が離れなくなったらしい。
逃げるに逃げれなかった坊ちゃんを、その白い塊から剥がすために、坊ちゃんに断って体当たりを慣行。
上手く行ったけど、その間に酸みたいのを測れて左足の鎧が全部溶けやがった。
全く勝機が見出せないので、3人で散開して逃げだす。
ある程度時間を置いても追ってくる様子がないので、フラッドが荷物を取りに帰った。
が、見落としていたのか敵にアンブッシュされて襲われ、ご丁寧に毒まで盛られた。
フラッドが本当に優秀な狩人かどうか分からんくなった。
次の日の朝、再度荷物を取りに行ったが、さすがにもう敵はいなかった。
さすがに、このまま橋を使わずに渡れる場所を見つけてもこれ以上は戦えないと判断して、戻ることになった。
あの橋が近づいたときにフラッドが「あの石はブルーだ!」とか言ってきた。
確かに、6匹のブルーの一団に岩っぽい奴はいた。
で、よく見てみたが、岩かブルーかの区別がつかねー。
十分に距離をとって矢を射ってみたが、岩は全く動かねー。
やっぱりフラッドはポンコツだと思ったその瞬間、奥の森からブルーたちの足音が!
ちょっとばかり必死で逃げていたが、不意に坊ちゃんが消えた。
追い抜いたり、転んだり、川に落っこちたんじゃなく、消えた。
坊ちゃんが神隠しにあったなんて洒落にならん。
フラッドに声をかけて周囲の捜索を開始。
するとフラッドが古い祠みたいなものを発見した。
俺も見てみたが、何せ古いものなので確証はなかった。
だが、フラッドも「これはオーランスの聖地だ」と俺と同じことを言っていた(2人とも同時に00ファンブル)。
2人が同じ意見なら、まぁ間違えはないだろう。
すると、オーランス信徒である坊ちゃんが消えたのは、この祠であることは想像にかたくない。
調べたところ、どうも地蔵が動き、その後ろに穴が続いているようだった。
フラッドが先導で穴を進むことにした
が、元々野外生活が得意でない俺は脚を滑らせて穴を落下。
当然、先を進んでいたフラッドを巻き込んで、二人で落下。
穴の距離が結構あったんで大怪我を覚悟してたけど、運よく地下湖みたいのに落ちたおかげでほぼ無傷。
ついでに気絶していた坊ちゃんも探せて、とりあえずは一安心。
持っていた松明は地下湖に落ちたときに消えたが、地下の壁にある水晶が薄っすらと光を放っていた。
水晶の壁があったり鍾乳石があったりと、さすがにオーランスの聖地だけあって、荘厳な雰囲気を醸し出している。
捜索を続けていたところ、壁の隙間からキノコが2本生えていたのを発見。
オーランスの聖地に生えているだけあって良い物に違いないはずなので、坊ちゃんと2人で食べた。
特に、上手くも不味くもないと思ったが、坊ちゃんは胸焼けがしたらしい。
そういや、坊ちゃんは体は弱かったよな、今度から気をつけよう。
更に捜索を続けてたら、壁の向こうから視線を感じた。
よく見ると、水晶の中に眼球が埋まっているのがわかった。
しかもこちらが動くと眼球もそれにあわせて動いていやがる。
気持ち悪いけど、なれるとちょっと面白い。
慎重に水晶を割れば取り出せそうだったから、眼球を水晶からくりぬいた。
オーランスの聖地にあったものだから良いものに違いない。
同調できそうなものだったので、オーランス信徒である坊ちゃんに渡した。
オーランスの聖宝を持っていれば、それなりのハクがつくだろう、つくづく良いことをした。
オーランス信徒としての格が上がる → 出世が早くなる → 俺ウハウハw
坊ちゃんが簡単な浄化儀式を行った後、また吐き出した。
魔力の物品に酔ったのかな?
坊ちゃんに近寄ったところ、掘り出した眼球がなくなって、坊ちゃんの額に新たな眼が!
どうやら、同調した水晶の眼球は三眼になったらしい。
これで、誰にも盗られることはなくなったし、オーランスの聖宝が坊ちゃんを選んだとなると、やっぱりウハウハだw
とはいえ、体調が悪いのが続くと旅に影響がでるから悩ましい。
どうやら、三眼で物を見ると魔力の流れっぽいのが見え、元の目だと今まで通り見えるらしい。
まぁそれならあんまり実害ないし、慣れていけば大丈夫だろう。
外に出るため、捜索しいたら、どうやら水晶が反射してたので良くは分からなかったが、通れるっぽかった。
で、行きがけの駄賃代わりに水晶板を持って帰ることにした。
ブルーたちを倒したところで、収入が期待できるわけでもない。
ドンくらいになるか分からんけど、まぁ、溶けた鎧代金くらいにでもなればOKだな。
水晶板の先に進むと、人形が浮いてた。
しかも、その人形は表裏で男と女に分かれてて、何を意味してるのかさっぱり分からん。
ちょっと暗いし、さっきの水晶板のときみたいに何かで釣ってるのかと思ったけど、そうではないらしい。
坊ちゃんが三眼でみたところ、20本の魔力でできた糸で人形は吊られてるんだと。
まぁ、出口が分からないんで、とりあえず、この人形を吊っている糸を引き剥がすことになった。
が、魔力の関係でフラッドのみが糸をきる。
で、フラッドがギブアップしたときに坊ちゃんと俺が糸を切ったが、正直俺は一本も切れなかった。
最後に坊ちゃんが糸を切ったとき、人形が女に変わった。
正確じゃないかもしれないけど、そう見えた。
坊ちゃんは女の笑い声が聞こえたらしいが、俺もフラッドも聞こえなかった。
まぁ、オーランスの聖地だし、オーランス信徒にしか聞こえないだろうということで、そこはスルー。
容姿は人並み、発育状況も普通、話す言葉からしてもこの辺の一般人っぽい。
興味ね。
ほっとくこともできないので、彼女を連れて4人で出口を探す。
見つかるも、どうも、その先にはブルーがいるらしい。
というころは、倒せば外に出られるな。
俺の名前はジェローラモ、将来 畳の上で孫たちから「早く死ね」とか言われる男だ。
~*著者(yukuhito)より
久しぶりのセッションで、かなり興奮していたこともあり、メモがかなり断片的で、記憶ベースで記述しています。
こんな事やってねえよ、とかありましたら、修正しますので教えて下さい。
- 記憶ベースだからか、トランスとジェロで微妙に違うことを言っているのが面白いですな^^ -- (yukuhito) 2011-12-22 06:17:53