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焦点具

精霊魔術の焦点具の作成と調律

■ 11 名前: なゆた :2002/09/07 21:53:56

精霊魔術の焦点具

通常、精霊魔術には魔力を集中させるための道具を用いる。これを一般に「焦点具」と呼ぶ。
 焦点具はその呪文を象徴する形状をしたものが一般的だが、基本的には決まった面積を持ち、ルーンが刻めれば問題はない。もっとも簡単な焦点具は木の板や石にルーンを刻んだ物である。刺青にすることもできるが、やり直しは非常に困難なことから、刺青として呪付できる量には限界がある。また肉体増強呪付や鍛剣呪付も同じように呪付する面積が必要になることを忘れてはならない。
 「由来」や「因縁」をルーンのかわりとすることもできる。例えば、炭や固化した溶岩を《発火》の焦点具の材料としするのは一般的であるし、砥石は《鋭刃》の焦点具としていい素材になるだろう。

 製作者はます加工する材料に適した〈製作〉技能でロールしなくてはならない。焦点具の大きさは製作者の技術に左右される。焦点具は平均的に呪文のポイントあたり100平方センチメートルの表面積を必要とする。技能に10%のペナルティーを課すことによって必要な表面積は半分になる。つまり-20%のペナルティーで4分の1、-40%のペナルティーで16分の1。-70%のペナルティーで128分の1となり、約1平方センチメートルで1ポイントの焦点具を作れることになる。逆に面積を倍々にすることで技能に+10%のボーナスを得ることもできる。1平方メートルの面積に1ポイント分のルーンを掘るなら+60%のボーナスが受けられることになる。
 材質に適した製作のロールに成功したなら、次に呪文のポイントと同じMPを使用して〈呪付〉のロールを行う。これに成功すれば焦点具が完成する。失敗しても成功するまで続けられるが、ファンブルしたならば焦点具は壊れ、作り直しになる。

 特定の精霊呪文の投射率を高める焦点具というものも一般的に存在する。これは通常通り焦点具を作成し、最後の<呪付>にあたってPOWを消費することによって、消費したPOW1ポイントあたり5%の投射成功率へのボーナスを得ることができる。これに特別な魔術は必要ないが、呪付に失敗したなら消費する予定だったPOWはすべて失われる。
 この呪付による投射成功率へのボーナスは呪物のひとつの呪文にしか効果を適用できない。複数の呪文にそれぞれ設定することは可能である。いったん呪付された成功率へのボーナスはあとから加算することはできず、例えば5%のボーナスを10%に強化しようとする場合には2ポイントのPOWを用いなければならない。


焦点具の調律


作成された焦点具はそのままで使うことはできない。
使用者は焦点具に対して<浄化>儀式を行い、焦点具との間に絆を結ぶ。この作業を調律と呼ぶ。ひとつの焦点具に複数の呪文が関連付けられている場合は、調律は個々の呪文ごとに行う必要がある。
調律が効果的成功であったならば、その呪文の投射成功率は5%向上する。調律が決定的成功であったならば、その呪文の投射成功率は10%向上する。
調律にファンブルした場合<浄化>技能が上昇するまで再び調律を試みることはできない。


精霊はより魔力に近しいため、焦点具なしで精霊呪文が投射できる。

精霊呪文の呪文封印呪付はそれ自体が焦点具としての役割を果たす。

■ 12 名前: 古竜 :2002/10/20 15:54:11

なゆたさん
 個人的な感想として入れ墨の面積は解りますが、焦点具の大きさ&面積の規定は必要以上にルールが複雑化しているように感じました。
 これは呪文により適さない事も有るし「十個が限界?」てのも有りますが、指輪等の焦点具が求めたくとも高価になってしまい実質PCに使えないのは困ります。
 実際のプレイでは指輪はかえって目立ち奪われ易いかもしれませんが(^^;。

「由来」や「因縁」をルーンのかわりとすることもできる。例えば、炭や固化した溶岩を《発火》の焦点具の材料としするのは一般的であるし、砥石は《鋭刃》の焦点具としていい素材
この辺は成る程と言うべき物だし、より呪文に近い(相応しい)物程、下記の投射成功率を高める素材にも向いているでしょう

製作者はます加工する材料に適した〈製作〉技能でロールしなくてはならない。焦点具の大きさは製作者の技術に左右される。焦点具は・・・の表面積を必要とする。約1平方センチメートルで1ポイントの焦点具を作れることになる。逆に面積を倍々にすることで技能に+10%のボーナスを得ることもできる。
面積を広げる事で成功率を上げる方はともかく、この面積の比率は余りに面積が広過ぎに感じます。
 元々高いポイントの呪文程(高価なのは当然として)入手が困難な事も踏まえますとバランスが悪くなるように思います。
 これはシナリオやマスタリングに関わる事ですが、「報酬として金の代わりに精霊呪文を何Pあげましょう」・・等の機会が余り無いのであれば益々精霊呪文が高根の花になります。PCの所持金が少ないなら尚更の事です。

特定の精霊呪文の投射率を高める焦点具・・・投射成功率へのボーナスは呪物のひとつの呪文にしか効果を適用できない。
こちらはボーナスを求める際には相応の対価やリスクを負うというカスタマイズとして解り易いのですが。

焦点具の調律
作成された焦点具はそのままで使うことはできない。
使用者は焦点具に対して<浄化>儀式を行い・・・調律が効果的成功であったならば、その呪文の投射成功率は5%向上する。調律が決定的成功であったならば、その呪文の投射成功率は10%向上する。
浄化の達人が居るならこれは大変面白いカスタマイズですね。

入れ墨
 HWのオーランシー等だと体一杯の入れ墨をしているイメージが最近のイラストだと顕著ですが、グレイズランド等精霊と密接な文化圏が必ずしも入れ墨が一般的ではないようにも感じます。

 オーランシーが入れ墨大好き?なのは構わないですが、何処もかしこも入れ墨だ!と決めつけて欲しく無いだけ何ですけどね。
 文化圏によってはペインティングの方が多いみたいですし・・RQの中でペインティングを焦点具扱いしたい訳では有りません(^-^)・・財産として腕輪や首輪等の装身具を抱え込む文化も多いので焦点具が無闇に大きい事に疑問を感じたんです。
 しかし、ルーンレベルや英雄クラスに成ると身体増強や鍛剣等の呪付も増えますからどうしても面積が不足すると思うのですが、この辺なゆたさんはどう考えていますか?

 さて、私の考えとして可変精霊呪文は焦点具共通と前に言いましたが元が解りました。
 RPGマガジンNO17,1991,9月号のRQクリニックでした。
 P36RQクリニック3回より抜粋
「焦点具の値段は、教わろうとしている呪文のポイント数に応じた値段の3分の1です。可変型の精霊呪文の場合は、焦点具を共用できます。鋭刃1用の焦点具は鋭刃4の投射にも利用できるのです。したがって4P以上の可変型精霊呪文を入手する場合はまず1Pの呪文を覚えておく方が安上がりに成りますが、このような事をすると目的の呪文を入手するまでにかなりの時間を必要とします。暇なPC以外は余り勧められません。」
 マスターからするとセコイかもしれませんが、実際的な話として6P鋭刃を欲しくても直ぐには無理なPCは良くいますので、回りくどさも含み、認めて頂けると助かります。
 余談として、「拾ったり自作した焦点具は専門家に調律して貰う必要が有りますが、これには焦点具を作成して貰うのと同じ費用が掛かります。つまり、鋭刃4を覚えているPCが別の焦点具の調律をして貰う場合、鋭刃4を覚えるのに必要な金額の3分の1を支払うのです。しかし、祈祷師には、誰がどの呪文を何P覚えているか解りません。従って鋭刃1や鋭刃6の金額の3分の1を要求してくるかもしれません。これはGMの裁量に任されるべき問題でしょう。」
 これは解らない限りはその通りでGMの任意でしょうね。

 長文失礼しましたよしなに。ではでは

■ 13 名前: Efendi :2002/10/20 17:37:51

焦点具の Efendi の解釈

▼ 古竜さん
個人的な感想として入れ墨の面積は解りますが、焦点具の大きさ&面積の規定は必要以上にルールが複雑化しているように感じました。
これは呪文により適さない事も有るし「十個が限界?」てのも有りますが、

オーランシーが入れ墨大好き?なのは構わないですが、何処もかしこも入れ墨だ!と決めつけて欲しく無いだけ何ですけどね。
:
しかし、ルーンレベルや英雄クラスに成ると身体増強や鍛剣等の呪付も増えますからどうしても面積が不足すると思うのですが、この辺なゆたさんはどう考えていますか?
これは、私は「一般人はそんなに焦点具(刺青)をもてないよ」ということだと解釈しました。
焦点具は刺青だけではないですが、刺青、ということで考えれば、アーグラスやカリルなどの重要人物は精緻な刺青を施せる動員力を持っているとも考えられます。

指輪等の焦点具が求めたくとも高価になってしまい実質PCに使えないのは困ります。

HWのオーランシー等だと体一杯の入れ墨をしているイメージが最近のイラストだと顕著ですが、グレイズランド等精霊と密接な文化圏が必ずしも入れ墨が一般的ではないようにも感じます。
:
財産として腕輪や首輪等の装身具を抱え込む文化も多いので焦点具が無闇に大きい事に疑問を感じたんです。
指輪などは、とくに遊牧民には動産ですから手放せるものでなくては支障があると思います。焦点具には、先祖伝来の絶対に手放さない家宝か、逆にバブーンの持つ粗末な杖のような金銭的な価値を持たないものが適すると思います。粗末なものの方が物取りに遭わずに済みますし。

焦点具が無闇に大きくなることは、前述の「一般人に対する呪文の制限」でルール的に納得する一方、木彫りの指輪などの簡素なものでもいいんじゃないかとも思います。彫られる内容が呪文を象徴すればいいのですから。

文化の描写として、セイフェルスターやダラ・ハッパには刺青は似合わない感じですね。とくに、西方などは錬金術師のように実験室に道具を山ほど積んでいるイメージですが、セイフェルスターもこれに準ずるかと思われます。

文化圏によってはペインティングの方が多いみたいですし・・RQの中でペインティングを焦点具扱いしたい訳では有りません(^-^)・・
えぇっ…! 私はしたい!
当方のストーリーに出てくるエミーネのペインティングは単なる化粧ですが、社会の構成で世代ごとに役割が定まっているのなら、若いときに必要と思った《鋭刃》などが長老になって不要になる、ということもあるでしょう。あるいは祈祷師などはそのときそのときで必要な呪文が違うでしょう。
《浄化》などで適切な処置をしたペインティングは刺青と同じ効果を持つべきだと考えます。欠点としては、水に入れない、とか。なゆたさんだと、突如雨を降らすかもしれない。
このペインティングによる呪文の置き換えは、D&D のマジックユーザーの魔法所持に似たルールになってくるかと思われます。

■ 14 名前: なゆた :2004/08/15 17:13:15

焦点具Q&A その1

Q1.前提として、「焦点具の種類と作成」(上級ルールp21)にあるものは無視するということでいいのでしょうか。
A1.上級ルールの拡張版と考えてください。明確に異なるのは第五段落、「焦点具の製作は祈祷師のみが行えます。」で始まる部分です。神聖カルトにも精霊呪文がありますし。まあ祈祷師は精霊界に通じているので、焦点具の作成や調律にボーナスがあってもおかしくありませんね。

Q2.「・・・砥石は《鋭刃》の焦点具としていい素材に・・・」というのはどんな風に?
A2.マスターの判断によりますが、より適切な素材は必要な面積を減少させます。例えば砥石を《鋭刃》の焦点具に加工するのであれば、<製作>の成功率に+10%のボーナスを得る、もしくは<呪付>ロールに+20%のボーナスを得る、調律の<浄化>ロールに+40のボーナスを得る、などなど・・・マスターが考えるのも大変なので、裁判の判例と同様に、アイデアとバリエーションをプレイヤーからの提案で固めていきたいと思います。

Q3.「呪文のポイントあたり100平方センチ」「呪文のポイントと同じMPを使用して<呪付>」となっていますが、可変呪文はどうするのでしょうか。
A3.最初に可変呪文の何ポイント分に対応する焦点具を作成するのか決め手から<製作>を行います。キャラクターの覚えているポイントと呪付物の対応しているポイントのどちらか低いポイントまで使用することが可能です。覚えている呪文のポイントに関わらず、最初から高いポイントに対応した呪付物を作成しておくことも可能です。
MPはそのポイントと同じだけ必要すが、<呪付>にかかる時間は1時間です。通常の儀式魔術と同様に、<浄化>によって技能成功率を向上させることが可能です。

Q4.「使用者は焦点具に対し<浄化>儀式を行い、・・・」儀式にかける時間は?
A4.1時間です。通常の儀式魔術と同様に、<浄化>によって技能成功率を向上させることが可能です。

Q5.「調律にファンブルした場合<浄化>技能が上昇するまで再び調律を試みることはできない。」とありますが、入信したてのキャラは浄化成功率10%弱、浄化を浄化しても20%弱で、4~5%のファンブル率があります。
A5.そうですね。ちょっと厳しそうなので、より<浄化>の高いキャラクターが指導することで、指導するキャラクターの技能成功率でロールを行えるものとしましょう。もちろん指導するキャラクターは、そのあいだつきっきりになります。

Q6.「精霊呪文の呪文封印呪付はそれ自体が焦点具としての役割を果たす。」とありますが、そもそもあらゆる「呪付」にポイントあたり100平方センチ・・・が適用されるのでしょうか。
A6.そうです。詳細なルールは後日。

Q7.自分の知らない呪文の焦点具を作ることができるのでしょうか。
A7.使ったことがあるか、人にルーンの構成を教えてもらえば可能です。

Q8.調律を自分で解除することはできるのですか。
A8.可能です。が、解除しなくても他のキャラクターは調律できますし、特に解除しないことによるデメリットはありません。

Q9.一つの焦点具を複数の人が同時に使うことはできるのでしょうか。
A9.同時にというのが調律ということであれば、できます。調律は焦点具を調整するのではなく、どうやってその焦点具に意識を集中するか、キャラクターが感じ取る行為です。調律ではなく、同時に使用して投射はできません。その場合は最初に投射を開始したキャラクターが優先されます。

Q10.知力精霊の記憶している呪文を使うのに焦点具は必要でしょうか。
A10.必要です。

Q11.焦点具が作られるのは<製作>なのでしょうか、<呪付>なのでしょうか。<製作>はあくまでデザインなのでは。
A11.対象を適切な形状に加工する、ルーンなどを掘り込むのが<製作>です。さらに<呪付>技能を使って、微妙な形状を整え、いったん魔力の流れ道を作ってやります。


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