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2012.7.14 傀儡 第9回

PCS

yukuhito “額にバッテン”トランス・バール M23S15A13I15 オーランス/マスターコス、トブサロス族出身、諸国漫遊坊ちゃん}
短髪。背が高く痩せ男。顎がっつり系、太い眉、吊り目、三眼、イメージ募集中。
BS、TS、AP6、ARB、三眼、くぐつ指輪 。
現在の姿: BS、TS、AP6(右脚のみ5)、ロングコート、防寒毛布、金459p、手袋
当面の特徴:脚に風車模様のルーン。移動が6に

KON “伊達男”ジェローラモ M22S17A16I16 フマクト、坊ちゃん付き人、パンチェッタ=ジローラモ風 、サーター北部出身。
天パー短髪。細いが鍛えた体つき。だらしない姿勢。背中にデスルーンマント(見栄え重視)
BS、GS、KS、AP5、護身用ナイフ、財布に20ペニー。
現在の姿: 弓を置いてきた。ロングの外套。戦闘装備以外はなし。腰にBS、背中にKSとGS。手袋 。
当面の特徴:左下の防具なし(融けた)。娼妓33%

AZA マルミール M26S13I17A18 イェルマリオ、ほっそり面長ジャニーズ風
ロングサラサラ長い金髪、口顎髭、卵型の正統派の端正な顔つき、タレ目、肩幅あり。上目使いの姿勢。疲労回復2倍、ドワーフと話さない、火にあたらない
1Hスピア、TS、AP4
現在の姿: スピアとTS、ベザンド全身、腰にナイフ、ハチェット、毛布。ホストクラブの給金で借物を返却中。ベルトポーチに木炭(ボルト)と耳栓。
目立った特徴:お金がない(財布もない)

ののの リズ F19S10I16A15 アズリーリア、自称神聖借金取り、エスロリアのリゴス出身。
バトルアックス(扉破り用)、バックラー、ロックピック、借金閻魔帳、AP4
街中では暗色の袖なし神官服に長手袋、蔓編サンダル。長い癖毛の黒髪を後ろで束ね、帽子を被る。頭でっかちで細い華奢な身体、トップヘビーな外見。隠密行動を取るときは黒いタイトな仕事着に皮のブーツ。
肘までの長手袋に復讐精霊を呪縛。ターシュ王家由来の宝石ツインスター(体内に隠ぺい。錠前300P付)。ワイター(守護精霊)がつく。
目立った特徴:吊目。言動はナニワ金融道。


聖祝期第1週 7日夜

スカートの中のテントは正円で直径幅100m、高さ40m。
手袋の中は「アズリーリアの洞窟」のよう(半球状の不可視のシールド)
あまり広くない。2人でくっついて膝立ち。テントの中央柱付近。

やがて喘ぎ声がおさまるとかがり火に次々火がつく。
三眼で見るトランス。
無数の黒い触手が床と周りを取り囲む幕のようなものになっているのがわかる。

しばらくすると、ミュージックが響き渡り、床からぺらっとしたものが
リズムに合わせて起き上がってくる。全部で六人。
どうやら先ほど一緒に潜んでいた集団のようだ。
三眼で見ると、ヘロヘロした踊る星人の上に糸が見える。
糸の吊元は見えない。

踊る星人はスリラー踊りをしながら2人に迫る。
2人は洞窟を出て、彼らを避けながらジェロの方に向かう。
ドレープの襞の間にいたジェロが立ち上がり踊りはじめる。
右脚(他の糸がつながっている)は動かない。

リズ「まあジェロこんなことになってなんて運の悪い」

トランスは向かってくる連中を撒きながら
ジェロをつかんで連れ出そうとする。
ジェロはGSでトランスを攻撃するが神ファンブル(77-94)
56、06、38、76、88

リズ「まあ本当に運が悪い人。」

これをチャンスと、トランスはジェロに体当たり(ノックバック攻撃)
しかし糸につられているので上に浮き上がってくるくる回るのみで
外には出せなかった。天幕もめくれなかった。

2人はスリラーズに追いつかれ、攻撃を受ける。
しかしペラいのでダメージダイスが最大値の時しかダメージがいかないようだ。

トランスはブロードソードで天幕を切ってみる。効果。
一部切れるが外までは見えない。
天幕を切って脱出するのはあきらめ、操っているらしき人物を
探すため、支柱を登ることに。

リズが支柱にロープを掛ける。
支柱から小屋組みを渡って屋根の中心に向けて進む。
リズが命綱を張って先行。トランスが続くが(77-00)。
落ちるトランス。踊る星人の輪の中にぶらんと吊り下がる。

トランス「うーあー」

5人に囲まれてタコ殴りされるトランス危うし。
1名から効果ヒット喰らって右腕使用不能。

リズがトランスの命綱に斬りつける。
リズ「トランスさんさよーならー」
バトルアックス(01) 
命綱が切れて落下。こける。

トランス立ち上がるも、攻撃を受けて左腕使用不能。
疲労も限界に達し、一度入口から離脱することにするトランス

トランス「すまん。俺は入口から外に出る。」
リズ「あーまーわかりましたー」

踊る星人を撒いて入口に突っ込むトランス。
ドレープにもぐりこんで見えなくなる。

リズ「ほんとにおいてきやがったアイツ…(ぼそ)」

はるか遠くで。
トランス「ぎゃあ」
リズ「うー」

リズは意を決して小屋組のロープを登る。その距離50m。
登攀77-01。はあはあいいながら登るリズが顔を上げるとそこに人のケツ。
ロープに人型が乗っている。巨漢のオッチャン(トルメキアのヴ王風)
楽しそうに笑って拍手している。
ケツ圧に巻き込まれながら床に降りる。

会話
団長「儂はダン。ダンだけに団長とかうわっはっはっは」
リズ「あのー私の仲間があなた方に会いたいと。2人を解放して」
団長「いやー惜しい人をなくした。うわっはっはっは」
リズ「話聞けや」ツッコミ(06)すぱーん→ 団長「いいね!キリッ」。
とりあえず団長がぽいっとマントを振るとトランス、ジェロ、マルミールが
現れる。マルミール「スカートに潜るプレイしていたのに!」

団長「場所を変えようか」
ドレープの一部を開くと奥に小部屋が。
会話が始まる。

うまく糸の事が離せない呪いを受けているトランスの代わりに
マルミールがこれまでの経緯を説明し、質問する。

マルミール「指輪で操るのか?」
団長「ステッキだけに素敵」
マルミール(ちがうようだ)

マルミール「それは魔道なのか」
団長「まーどうか」

パンパン
グロタロンが押す台車に乗って人魚女子が来る。
全員「なんやこれ」

ジェロ「六本腕の神を知っているか?」
団長「知っているがうちではないな。人形劇方面。」
ジェロ「その神様の名前は」「人形遣い」
ジェロ「人形劇の人形の糸が切れると人間になるのか」
トランス「さっきのダンサーズは元にもどれるのか」
団長「なんのことでしょう」

代理の人占い師ミラがでてくる。
人形遣いについて概要を教えてくれる。
「俺たちはこの世界とのつながって操られているんだよ」的な教義
第2期のころは大きかったことも。現在ではかなり少ない。
このサーカス団にはにカルティストはいない。

マルミール「端的に言うと、糸を祓いたい。
支配からの解放はどうすればよいのか」雄弁(09)効果
ジェロ「マリオネットから糸を取り払うと人になったが
戻すと人形に戻るのか」
→たぶん正解のようだ。

突然舌をかむトランス。ジェロの応急手当で取り留める。
一瞬話が逸れそうになるが、戻る。
マルミール「そこまでして話をそらそうとするか…」
トランスを箱詰めにするリズ(00)

INTロール ジェロ(08) ぴこーん。
→マリオネットを作って世界に操らせれば人間?

ジェロ「指輪を集めるには、
次にどこに行けばよいか占ってくれないか」
ミラ「いいですが。代償を。」ジェロに向かって、
ミラ「代価を払うのはあなたに決まりました。そのうち転機が訪れるでしょう」

ミラ「その武器(ジェロのブロードソード)に頼りなさい。」
ジェロ「棒占いかよ」
ジェロは棒を倒すべきタイミングがわかるようになる。

マルミール「まあよかったじゃないですか。あなた方は人間を作ったんですから」
ジェロ「一年あればなんぼでもつくれるがな」

閑話休題。
ジェロ「あー女の子をひろったんだがどうすればよい」
ミラ「代償は…ちら(トランスの箱を見る)」
トランスが出される
ジェロ「いいですか?」
トランス「一体なにが?」
よくわからないがうなずいてしまうトランス

ミラ「彼女を幸せにしたげればいいでしょう」

とりあえずテントを出る4人。
霧だ。
街の門の方から馬車が来て、テントの方に行くのにすれ違う。
紋章があるがわからず。

街の門でとめられるが、賄賂を渡して通る。
POW×1のトランスとジェロ。なんか感じるが不明。

今後の相談。
とりあえず、聖祝期は各々自分の神殿で過ごし、
来年初めにランカーマイ神殿に行くことに。

リズは神殿で年忘れ大回収債権福袋(1000ルナー)を引く。
ジェロはアパートに帰る。ニャースコと女の子、ウスクスが居る。
トランスがオーランス寺院に行くと、寺院水没中。


聖祝期第2週

マルミールが新しい仕事を持ってくる。全員ついてく。
依頼人の法のルーンが付いた富裕層邸宅に行く。主人のレンドウ爺さんが出てくる。暫くやり取りした後、壁についた等身大の鏡が開いて、18位の女性。SIZ7、ナルディアさん
ナルディア「無理なお願いすみません。信頼のできそうな人々で良かった。」

ミッションの内容は、岩トカゲの巣から巨大な卵を取ってくる。他言無用。
ナルディアが卵を取り上げ運ばねばならない。あとの4人の役目はルート上の岩トカゲの排除とナルディアの護衛。年内に完遂する必要がある。

ミッションあたり。魔道呪文をかけてくれるという。
一般的にサーターでは魔道士は信用されない。トランスは断る。
エルフがでてきて魔道をかけてくれる。
トランス「まあ見過ごしてやるがあまりよくないぞそれは」
ジェロ「まあ私はそこそこ熱心ですから」

出発。
門から出て北北西へ。ノチェットより1.5日。
川に行き当たる。ここでナルディアが儀式。
ナルディア「ではここから先、トカゲの巣に近づきますので離れずに、十分注意してください」
マーチングオーダー: ナルディア、マルミール、トランス、リズ、ジェロ
森が急激に深くなる。
急速に岩肌。その先の岩場には無数に寝そべる岩トカゲ。卵をあっためているものもいる。

ナル「あの奥に、どうにかして入り込みたいのです」
ナル「前にこの技をなしたものは、トカゲの皮をかぶったそうな」

足の速いトランスがおとりになって、トカゲをおびき寄せて始末したのち、ジェロがとさつで皮にすることに。

皮を着て群生地を乗り越え、奥のくぼみに鎮座する母トカゲ(SIZ50位)に相対する。

いろいろ戦略を考えるが初撃にすべてをかけた吶喊を行うことに。全員で忍び寄って頭に一撃。
トランスが01クリット、ナルディアが77-01クリット、首尾よく一発で沈黙させる無事卵をゲット。

帰路につく。足の速いトランスが、近寄ってきた岩トカゲをが引き付けるが…
登攀(77-00)ファンブル…岩トカゲと共に奈落へ消えるトランス。
リズ「トランスさーん」暗闇に消える声。


以下次号。


今週の傀儡の糸

1 J
2 F
3 F
4 F
5 Tr
6 F
7 F
8 F
9 F
10 F
11 × F
12 × Tr
13 Tr
14 F
15 × Tr
16 F
17 Tr
18 F →Tr
19 F →Tr
20 × Tr

ワイターの能力(一部)

〈ワイター〉召喚技能(魔術)にて起動。
〈隠れ〉技能 召喚者の技能を底上げ(上昇率+1d6/MP、最低68%保障、)
 物を隠す

本日の一言

ジェロ「もう20ルナーしかない」
リズ「あら、あの女の子にはいろいろ使い方があるじゃないですかー」
トランス「リズの口からそのような言葉をきくとわ…」

今週の「いつかバビゴに殺してもらうリスト」

ジェローラモ
ティガ


トランスの手記

聖祝期7日

ぺらぺら達の踊り

 私とリズはワイターの手のなかに隠れたまま、様子を見ていた。喘ぎ声のような音が治まってから、篝火がいきなり焚かれたらしい。誰もいないようだったのだが。私はちょうど三眼を開いていたため、そういうものは見えず、黒い手がテントになったことしかわからなかった。

 篝火が焚かれて、いまいる場所の様子がわかった。大きなテントの中である。直径100メートルほどか。中央の柱から円を描くように等距離に篝火が置かれ、外壁には中央よりは低い柱と、黒いカーテンが張り巡らされている。

 そして、テントの地面からぺらぺらの人影が5体、立ち上がった。そいつらは最前逃げるように警告したが、逃げなかった者達だった。なぜか踊っている。私とリズは、そのなかにジェロがいないか捜したが、見当たらなかった。

 このままここにいてもらちがあかないため、私がここから出て、様子を伺うことにした。リズには万一のときのため、残ってもらう。一応、私の体にロープを巻いて、外に出た途端に私が操られたら引き戻してもらえるようにした。(前回の最後にトランスは糸に捕われたように感じていた。もしリズがワイターで隠すことを思い付かなかったら、彼もぺらぺらになっていただろう。)

 とりあえずジェロが消えた辺りを探って見よう、と私がワイターの範囲から出た途端、ワイターの覆い隠す腕が消えてしまった。私とリズはぺらぺら達から見えるようになってしまい、それを見たぺらぺら達は踊りながら私たちに近寄ってくる。ただ幸いにも、踊っているため足が遅い。歩きの三分の一のスピードで寄って来る。

 とりあえずジェロが消えた場所へリズとともに移動した。すると、壁のようなテントのドレープの襞に隠れていたのか、ジェロがいた。ぺらぺらになって、踊っている。だがこちらには寄って来ない。なぜかな?とよく見ると右足が動いていない。そういえば、ジェロはそこに糸が付いていた。それでこちらへ来れないようだった。
 「まあジェロ、かわいそうに」棒読みでリズが言う。

 一旦グルッと回り、敵全体から離れた。距離を離して、弓を構えた。
 踊りながら敵は近づいてくる。弓で一発撃ってみた。しかし動きは止まらない。血も流れない。
 これはどういう存在なのだろうか。全く気にせず踊り続けている。

 切り倒すわけにも行かないし、ジェロをどうにかする方法を考える。リズが耳打ちしてくる。「あれが糸を使って人を操っているのなら、テントの上にいるかも知れません。柱を登っていくのもひとつの手です。」

 再び、ジェロの元へ移動する。ジェロは踊りながらグレートソードを構え、振るってくる。
 盾で受けることにする。グレートソードを取り落とし、ジェロの右腕がぺらっと切れた。
 無視して、ジェロを突き飛ばして外に出ようとする。びよーん。
 なんとジェロが上に吹き飛んだ。まるで上から糸で吊られているかのようだ。私はテントの壁に突っ込んだが、ボフッとなっただけで、特にめくれたりはしなかった。
 ジェロは上でくるくる回っている。

 5体のペラペラ達が切りかかってくる。ペラペラなおかげで、結構良い角度で受けない限りはダメージが無さそう。敵の攻撃を受け流しながら、とにかく逃げ出した。さて・・・考えつくのは・・・
 天幕の壁を斬る、柱から上に登る、出口らしき場所があるからそこから出る。入り口と書いてあるが・・・?

 とりあえず、敵とは反対側に移動して、天幕を斬って見ることにした。移動して天幕を切ったが、全くまだまだ後ろがあるようだ。まだまだ斬らないと無理そうだ。入り口らしき場所から出るか、柱を登るか・・・真ん中の柱よりも、外縁の柱のほうが低い。こちらを登るか。

 リズの先導で、登ることになった。頑張って引き離してから、リズがロープを柱にかける。1回目は失敗したが、2回目は成功した。さすがだ。そのロープを伝って登る。柱の上までは、特に問題なくふたりとも登れた。ここからはロープが中央の柱に向かって張り巡らされている。

 そのロープを伝って登って行こうとしたが・・・致命的なことに手と足を同時に滑らせて、私は落ちた。
 命綱があるので地面までは落ちなかったが、私は宙吊りになって、踊っているペラペラ達5体の中にくるくる回りながら落ちていった。

 ぐるぐる回りながら、敵の攻撃をよけながら登ろうとする。敵は好き放題に攻撃してくる。右手にブロードソードが当たり、右手が使えなくなった。そしてリズがロープを切ってくれて、なんとか落ちて生き延びた。

 未だに5人に囲まれている。全力で防御しつつ、離脱する。いっぱいいいのを左腕にもらい、左腕が全く動かない状態になった。
 この時点でかなり疲れており、仕方なくテントの入口から離脱することにした。しかし、よく生き延びている感じだ。リングメイルさまさまだな。
 腕が使えない状況だが、もそもそと入り口へと離脱する。真っ暗な中を体で押しのけながら進む。そして私は気を失った。

笑う団長

 私が再び目覚めた時、その場にはリズ、ジェロ、マルミールが勢揃いしており、もうひとり、黒くてすその長い上着に白いシャツを着た、びっくりするぐらい太った男がいた。年齢は50ぐらいか。かなり陽気でけたけた笑いながら話している。リズがちょっと嫌そうにしている。マルミールは、女子のスカートに潜ったところだったのに、等とよくわからないことを言っていた。ジェロはぺらぺらになったのが治っていた。

 金髪、碧眼でステッキを持っている。話し言葉はエスロリア語だが、どこかよくわからないなまりがあった(訳注:西方訛りか)
 リズから事情を聴き、彼がこのサーカスの団長だとわかったので、いろいろ聞いてみることにした。

 6本腕の神様について聞いてみたところ、それは人形劇の派閥だ、と教えてくれた。神様の名は人形使いというらしい。ただ詳しくは自分ではなく別の人に聞いてくれ、と彼は人を呼んだ。現れたのは97%ぐらい素肌が見えている服を着た女性だった。目元を隠して顔がわからないにもかかわらず、とてもとても魅力的に見える。

 最後にジェロと同様にぺらぺらになった者達はどうなったのか、と聴いたが、なんのことかね?と笑いながら返された。聴くな、ということか・・・。

私たちはダン=チョウと別れ、その女性に案内されて別の場所へ行くことになった。

テントの中で

 案内されたテントの一室に占い師らしき女性が座っていた。かなりの美人である。ぱっと見にはわからなかったが、目が見えないようだ。テーブルの上に砂を敷き詰めたお盆を置いている。また、部屋にはいい香りがして、飾りとして様々な布が張り巡らされている。

 案内してくれた女性はミネクシアさんといい、ここで占い師をしているらしい。私たちが知りたがっている神「人形使い」について話してくれた。らしい。
 なぜらしいかというと、話しにはいる直前に、マルミールがまたきっと変な事になるから、と私を縛ってしまったからだ。ジェロにも糸はあるのに・・・。

 なんでも、第二期のころのカルトらしく、発祥はスロントスというところらしい。どこにあるんだ?と聴いたところ、ずっと西らしい。エスロリアでこれだけ苦労しているのに、更に西とは大変だな。しかし、オーランス神も西の果てから地界へ赴いたという光持ち帰りし者達の探索行の故事もある。いつかは行かねばならぬな。

 「人形使い」は決して人を操るカルトではなく、自分達が世界に操られているのだ、というカルトであったらしい。ただ、その教義を裏返せば、人形を作って糸を繋ぐとそいつは人間ということになるのではないか、ということだった。ジュリエンナは人形ということなのだろうか。そう考えると記憶がないのはわかるが・・・。

 一応、芸事に関わりがあり、ここに信者がいるかというと、いないらしい。小さなカルトであるので、最終的にどこかのサブカルトになっているのだろう、ということだった。

 そんな話を聞いていたら、急に舌を噛んでしまった。直ぐに箱から出されて治療を受けたが、死ぬかと思った。やはり呪いがあるらしい。次は舌を噛んだりできないよう、さるぐつわをされてしまった。その上聞こえないように箱詰めに。ひどい扱いで悔しい。

 ふと思い付いたが、ワイターの中に隠れていたら、影響を受けないんじゃなかろうか。ラインが繋がっていても、ワイターの中は魔術的、自然的な力から守られる。今度ジェロと実験をしてみよう。

 ジェロがきづいたのは、人間が世界から操られているのだとすれば、マリオネットを作って世界からの糸をつければ人間になるのではないか、という話だった。もう一回付け直したら人形に戻るのかというと、カルトの理屈としてはそうだろう、と。

 結局、指輪をすべて集めるしかないような・・・。

 それから、ジェロは運命の切り替え点ともいうべきものがわかるようになったらしい。そういうときにきたら、わかるのだとか。しかし、うちのヒーローバンドは奇人変人の集まりになってきたな。

 最後に箱から出された時にジェロに「はい、といってください」と言われたのでとっさにはいと答えてしまったが、あれはいったいなんだったのだろうか。

 話を聞き終えて宿に戻ることにした。ひどい一夜だったが、得るものはあり、結果的には良かった。あのサーカス、本番を見に行かないとな。

 帰り道にノチェットから出て行く馬車を見た。聖祝期に外に出るというのは珍しい。なんかピンと来たが、それがなんだかよくわからなかった。賄賂を払ってノチェットに戻る。

聖祝期第2週

新年の街

 その後、オーランス神殿に戻ってみたところ、寺院がまた水没していた。礼拝に行きたくてもどうにもならない・・・。仕方なく、川沿いを歩いて、船で神殿に連れて行ってくれる人がいないか、探してみた。が・・見つからなかった・・。
 しかたなく、ジェロの部屋にお世話になった。ごめんよジェロ・・・。

卵を取りに

 マルミール経由でお仕事の話が来た。詳しくは屋敷で、という話だったので、依頼主の屋敷に赴く。ノチェットの富裕街にある、西方風の屋敷だ。魔道という怪しげな呪いを使う連中か。

 中に入るとレンドさんという人が迎えてくれた。私たちをしばらく観察してから、一人の女性を奥から連れて来た。
 ナルディアさんというかなり小さな女性が出てきて、自分の仕事を手伝ってほしいという。私は彼女の言葉に違和感を覚えた。なんか古サーター語に近いような・・・そういや昔、サーターにこんな小さい王女様がいたっけ・・・行方不明になった・・・。

 彼女の仕事とは、岩とかげの巣へ卵を取りに行くのだという。報酬は口止め料込みで1000ルナー。破格の金額である。私たちは全員手伝うことに決めた。レンドさんが魔道の呪いをかけてくれるといったが、私は断った。あんな怪しげなものに身を任せる気になどならない。リズやマルミールはかけてもらうことにしたようだ。意外な事にジェロもかけてもらうのだという。ちょっと注意したが、よく考えると好意をはねつけるのは明らかに寛容さに欠ける行為だった。反省しよう。

 彼女に従ってノチェットから北北西へ1.5日ほど行ったところで、ナルディアさんは流れ出している小川で儀式を始めた。なんか、移動に関する儀式のように見える。それから移動していくと、急に山が深くなっていくのを感じた。こんなに深くなるのは不自然なので、先ほどの儀式のせいだろう。

 しばらく歩いて、ナルディアさんが指さした先には岩場に無数に寝そべる岩トカゲがいた。ほとんどが卵を抱いている。あの奥に行きたいというのだが、さすがに隠れたりしていくのはかなり無理がある。伝承によると、トカゲの皮をかぶっていったそうなのですが・・・というので、ではトカゲをおびき出して、人数分の皮を取ろう、という話になった。私が一番脚が速いので、ワイターを使って隠れて忍び歩きしつつ、石とかを投げて気を引き、必要な分だけ引っ張ってくる。もしいっぱい引っ張っちゃったら、私が走って逃げて、後ろから数匹ずつ引っこ抜いてもらう作戦だ。

 一回目はうまく隠れて、3匹引っ張った。2回目は失敗したものの、引っ張ったのは4匹で済んだため、仕留めて5匹分の皮を手に入れた。しかし、この戦闘でおどろくべきことがわかった。ジェロの体がおかしくなってる・・・。
 どういうことかというと、ナルディアさんが攻撃で大失敗し、ジェロの右腕を斬り飛ばしてしまった。が、当然流れるはずの血が流れない・・しかも、体力が減っている様子もない。のりが剥がれたような感じ。一応治癒で治ったが、どうも腕がくっつくかどうかとダメージとは無関係らしい。つけたら腕はくっついた。まるでのりが剥がれて、それを付け直しただけのように。そして、傷自体はあるようで、癒さない限り動かせない様だ。ジェ・・・ジェロ・・・、ペラペラの後遺症か。後でまたランカー・マイ寺院やサーカスとかでちゃんと聞こう。
 その後、皮をかぶって奥に移動した。特に見つかる様子もなく、奥に入れた。

 奥には、ものすごくでっかい岩トカゲが卵を抱いていた。大体、牛6頭分ぐらいありそうなでかいやつ。戦って騒いでしまうと、表にいるトカゲがやってきてしまう。色々考えたが、狙いを定めてみんなで頭を殴って仕留めるしかないということになった。鋭刃をナルディアさんにかけてもらい、狙いを定めて突く。会心の一撃。ナルディアの突きもかなり良い感じで、一撃でトカゲは仕留められた。すぐ抜こうとしたが、抜くことに大失敗し、折れた。残念だが、会心の一撃が出たからかなあ・・・。

 その後、ナルディアさんは卵を大事そうに抱えた。外のトカゲが騒ぎ出したので、自分が囮になって逃げ出すことにした。まず私がトカゲを引き連れて逃げまわり、その間に他の人が抜け出して、自分が引き離して戻ってくる、という流れになった。
 トカゲたちの注意を引きつけて、走って逃げた・・・あれ・・・踏み外した・・・あ・・・どんどん・・どんどん・・・足が止まらずに落ちていく・・・・。私は生き残れるのだろうか。


ジェロ、画面に向かって語り始める

俺の名前はジェローラモ、死と真実の番人であるフマクトの戦士だ。
人は俺のことを「伊達男」と呼ぶ。
俺のことを見掛け倒しなんていう奴もいるが、もてない男の僻みなんざいちいち聞いてられないぜ。

      • 気がついたら、サーカステントの中にいた。
目の前には、小太りな変なオッサン。
誰も説明してくれんのでよく分からんが、多分このオッサンがサーカス団の団長だろう。

頭がハッキリしない中、ぼーっと聞いている限りでは、相当な喰わせ者だ、あのオッサン。
ダジャレばっかりで、話が進んでんだが進んでないんだかもよくわからん。
一応、トリックスターの呪いに関わっている手前、いくつか質問したが、要領は得ないな。
ただ、人形遣いの一団が、あの神像を崇めていた末裔っぽいてのは判った。
会うのがいいのかは甚だ疑問だけどな。

こっちに飽きたのかどうかは分からんが、団長がいなくなって占い師が出てきた。
ダジャレ好きの団長と、占い師とではどっちが信用を置いていいのかはさておき、会話にはなりそうかな。

良く分からんのは、
(1)そもそもどんな神様なのか?
(2)この糸はなんなのか?
(3)この糸は安全に外せるのか?
(4)ジュリエンナっていったい何者なのか?

俺としては、この糸が外れれば何の問題もない。
全て、万事解決。
すくなくともトリックスターの神様なんかには深く関わりたくないから、正直調べる気がおきん。
というか、あまり知ってしまうと、抜け出せんくなる可能性があるのが嫌。
真実なんて探求してもロクなことがない。
でも、まぁ、坊ちゃんのことだから、ジュリエンナのことをほっておくことはないだろうな。

あの洞窟のことを思い出す。
操り人形があり、その糸は上から垂れてきていたけど、どこにつながっていたかは不明。
その糸を切ったら、その切った箇所と自分の同じ場所に糸がつながった。
で、最終的に全部糸を外したら操り人形はジュリエンナになった。
つーことは、この糸を全てジュリエンナに戻すと、あいつは人形に戻るってこと?
占い師の回答なんで歯切れが悪いが、多分この推察はあってるな。
ん・・・?人間はすべからく操り人形で、世界そのものがそれを操っているって考え方もありか?
つーか、それが操り人形カルトのベーシックな考え方なのか?
ということは、逆に考えると、糸を全部つけたら人形になっちゃう?
俺の脚の糸を、坊ちゃんに付け替えると・・・。
考えると怖くなるから、やめよ。
やはり思想的なことを考え始めるとロクなことがないよ。

やはり行動はシンプルに。
坊ちゃんがもっている指輪と対になっているものは、おそらくあと5個あるだろう。
つーことは、少なくとも、あと5つ指輪を手に入れれば、これ以上の災厄が身に降りかかることはないはずだ。
なんで、とりあえず、全部集めよう。

占い師に聞く。
なんか代償を支払うことになったらしい。
まぁ、今より悪くなることはないからいいだろう。
が、その結果が、棒占いとは・・・。
いまいち信じきれないよなぁ。

あと、とりあえず、ミツフについても占ってもらう。
代償は・・・、坊ちゃんか。
まぁ、坊ちゃんが何かやらなきゃいけないときは、どうせ俺もやることになるから、まっいっか。
坊ちゃんもこころよく引き受けてくれたし、問題なし。
いや、問題なのは「彼女を幸せにしろ」か・・・微妙に意味不明だよな。
まぁ、当分は深く考えるのはよしとこ。

色々長かった気がするけど、たった一晩。
でも、部屋に帰ると、懐かしい気がするのは、なんでだろ。
ミツフ以外に師匠とかウスクスとかが寝ている部屋に帰り爆睡する。

金がねーなーとか思ってたら、マルミールが仕事の内容は教えられないけど高額のお仕事があるっていってきたので、二つ返事でついていく。
なんだか高級住宅街に連れてかれる。
まぁ聖祝期に仕事なんて頼むのは、相当は金持ちくらいだし、当り前か。
でも扉の法のルーンが、一応は気になる。
まぁ、カルト的には魔導師 Fuck Off! とかじゃないからあんまし気にしないけど。

まぁ仕事内容は色々隠されてるみたいだけど、お嬢ちゃんのクエストの手伝いっぽい。
なんで、聖祝期限定なんだろうけど、普通は聖祝期前にお伴の者は準備してるもんじゃね?
なんにせよ支払がいいんで、文句はないけど。
しかも、呪文もかけてくれるつーことで、大盤振る舞いだね。
当然っちゃ当然だけど魔導呪文だよな。
うん、まぁ、坊ちゃんは気になるよね。
でも、ここ地元じゃないし、あんまり気にしなくても大丈夫じゃね、とか正直思ってる。
魔導はダメだ~、とか言ってるのは、社会的なことだったり、カルト的なことだ。
カルト的にダメなら復讐精霊がきて怒られるから、カルト的な禁忌に触れているかどうかはかけてもらえば分かる。
ホントはかける前に聞いときゃいいけど、現実と建前とかに巻き込まれるの嫌なので、そこは気にしない。
社会的にはね、地元ならダメだけど、ここの人は気にしてないみたいだから、大丈夫。
地元に帰ってからかけてもらったとか言わなかったら万事OK。
こんなのは、気の持ちようって気がするな~。
でも、坊ちゃんに言っても理解されないだろうな。
まぁ、社会階層的にも許容範囲とか変わってくるし、下手に足元をすくわれないようにするのも大事。
坊ちゃんは、あの位のスタンスがちょうどよいかも。

仕事内容は、岩トカゲの退治、というか、卵の回収か。
まぁ、儀式的なことなんか良く分からんので、お嬢ちゃんの言うとおりについていく。
森の中をバカみたいな速さで移動してるんで、おそらく、森の中に入る前にしてたのが、特殊な呪文なんだろう。
汎用性があれば使い勝手が良いけど、多分ないんじゃないのかと思う。
聞いていいのかも微妙だし、とりあえずはスルー。

森を抜けると、そこは、岩トカゲの産卵地だった。
さすがに全てを倒すのは大変だし、岩トカゲが興奮して卵を壊したら大変だ。
つか、お目当ては牛6頭位もある、バカでかい岩トカゲの卵。
お嬢ちゃんが言うには、儀式的には岩トカゲの皮を被っていくと成功するらしい。
色々話し合ったが、やっぱり足の速い坊ちゃんがおとりになって、岩トカゲを引きつけてボコ殴り。
手際良く始末できたので、ちょっとお嬢ちゃんが見直したっぽい。

あんまり綺麗ではないが、即席の岩トカゲ返信グッズを作る俺。
言っておくが、俺はフマクトだからな?

バカでかい岩トカゲを前に、あーだこーだ相談するものの、結局、皆で頭を殴る、一撃で倒せなければ逃げる。
なんともシンプルな作戦が実行された。
が、坊ちゃんとお嬢ちゃんの強運で、見事に岩トカゲを倒して卵をゲット。

再度岩トカゲで間を抜けるときどうするかという問題があったが、結局岩トカゲを倒したときと同じで、坊ちゃんをおとりにすることに。
非常に上手く相手を挑発し、みるみるうちに相手を引き離してくれる坊ちゃん。
が、崖のそばに行ったときに悲痛な叫び声が・・・。


俺の名前はジェローラモ、将来 畳の上で孫たちから「早く死ね」とか言われる男だ。

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