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第三話:蘇生×懐古×錯綜


 死せる巨神の中へと歩みいったウェイン、リース、アルフェニートは紅き玉と青き玉を触れ合わせ、血脈の流れに追われる。ウェインとアルフェニートはいつしか濁流に飲まれていた。
別の道を歩んだリースがひとり逃げ切ったと思われた瞬間、彼女の背後に巨大な異物が壁を貫いて飛び出してくる。引き抜かれてゆくそれは、長刀であった。傷口から外を見たリースは、緑の野の中に、禍々しきものが長刀を手にした姿を見るが、直後に背後からの血流に押し流されて外にはじき出された。

 ファイネーが覗き込むアルフェニートの瞳に、赤き奔流に飲まれる槍に掴まった男が映りこむ。

 燃え上がる桜の向こうに揺らめくエルフの差し伸べた手から逃走したネシアとヨールは、いつしか雨の降りしきる夜の森に在った。目の前から刺し貫いたはずの敵が消えてゆく。すでにその記憶さえ定かではない。
 足元に狩人の装いをした女性が倒れ付している。周囲に気を配りつつ介抱をすると、女狩人は目覚め、ヨールの姿を見て真っ青になって暗闇に逃げ込んでいった。

 「病院にいきましょう」ファイネーはそういった。そしてなにも変わらなかった。

 雨の中、ウェインは手にした長刀をゆっくりと引いた。男をかばった女の背から、血の滴りとともに刃が引き抜かれ、ぱしゃ、と音を立てて女の身体が崩れ落ちる。男の身体もそれに覆いかぶさるように、崩れ落ちた。確信をもって女の顔を覗き込み、男に一突き、二突き、長刀をつきたてたウェインは、妹を抱きかかえると、雨の森の中を彷徨い始める。

 「夢を見るんです」ファイネーの言葉に、アルフェニートの筆が奔る。まるで、世界を生み出すかのごとく――。

■ 12 名前: なゆた :2002/09/28 23:39:56

第三話:みつめあう恋人たち
お疲れ様(笑)。
これほど(笑)の似合う回もそうないであろう。

薄倖の金髪美形少年少女が見詰め合うというのは実に絵になるシーンなんですが、その背後で進行してる出来事はえもいわれぬ内容ですな。
おまけにそのふたりに好き勝手いじくられる人々。ああ、楽しい。

■ 13 名前: azatoth :2002/09/29 02:37:27

あーつかれた
マスターの処理落ちを予測していましたが、まさか私が処理落ちするほど負荷をかけれられるとは予想もできませんでした。
自分のキャラが自分のキャラの脳内スキャンをするとも思っていませんでしたが…。
ああ、ネシアって邪悪。冷静にハードディスク増設しているし。(笑)

それにくらべると徹心はかわいいもんだ。

■ 14 名前: ののの :2002/10/11 03:20:25

少年・・・少女?
薄倖の金髪美形少年少女が見詰め合うというのは実に絵になるシーンなんですが、
アルフェニートは「少女」ではないとおもいまつ。
ファイネー的には「おねヱさま」なのれす( ´ⅴ`)ノ

#だってお互いの歳もぜんぜんちがうし(笑
ファイネーが高校生くらいだとすれば、アルフェニートは大学院生くらい。この差はでかいぞ(笑
http://elder.secret.jp/img0ch/rq/img/1022389830/477.jpg (89KB)

『アルフェとファイネー』

アルフェ姐さんとファイネー。
私のイメージで勝手に描いてみますた( ´ⅴ`)ノ

■ 16 名前: 和泉屋 :2002/10/31 10:10:14

この絵見て

80年代後半の「年上の小悪魔な家庭教師のおねぇさんと純真な思春期男子高校生モノ(exぼくのエリーby高見まこ)」をおもいだしました。
なーつかしーなぁ(by北野広大@水谷豊as熱中先生)

■ 17 名前: ののの@葛西 :2002/11/13 00:15:47

鋭意努力しる
80年代後半の「年上の小悪魔な家庭教師のおねぇさんと純真な思春期男子高校生モノ(exぼくのエリーby高見まこ)」をおもいだしました。
なーつかしーなぁ(by北野広大@水谷豊as熱中先生)
今後のファイネーのプレイング向上に努めるべく、学習中であります(某マンガ喫茶で「ぼくのエリー」爆読中。)
      • 青春だなぁ~(;´Д`)

■ 18 名前: 和泉屋 :2002/11/13 00:21:54

先日本屋でコミック文庫発見、即購入を検討するも断念。
いや良い漫画だが。しかし。ううむ。
追記:YJはあの時代から全く変わっていない(笑)。

■ 19 名前: ののの@葛西 :2002/11/13 01:59:32

なぜ断念?(笑

最近aza氏から借りた敷居の住人も青春モノなんだが、

2000年「敷居の住人」
1984年「ぼくのエリー」

同じ青春群像でも、時代で全然違うねぇ・・・


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