キャンペーン > 道標 > 20041113


第19話:布切れ



【キャラクター紹介】

エドワルド M35/ SIZ17 APP11 ロウドリル侍祭位を持つ戦士。死ぬ直前っぽい台詞。
シンクレオ M21/ SIZ13 APP10 性格は真面目っぽくて熱い男だが、過去は謎。消える。
キートン  M30/ SIZ 8 APP 9 商人→同行者→裏切者→死亡→捕虜→白髪よれよれ。
グレイ   M30/ SIZ14 APP12 ドラストールに面した村出身の牧夫兼戦士。ドライ。


【前回までの話】

 「ふんじばって河を渡るほかない」というグレイの発言を受け、強行手段を用いてでも河をわたる事が決まる。夜から朝にかけての寒さにふるえながら闇夜を進む一行。
 ロディオンは死亡し、ピクスドルフは行方不明のままだが、エドも片腕を失った状態ではいかんともしがたく、失われた者のことを口にする者がないまま、決死の逃避行を続けるのだった。


【オープニングカット】

グレイ………隠れ家で子供達と食事の用意をしながら
      「お前達やるな。感心したよ。これからいろいろなことがあるだろうが、
       自分の身は自分でまもらなきゃいけない場面もあるだろう。そのへんの
       ことをちゃんと考えておけよ。考えておかないといざという時に身体が
       動かんからな。それが『覚悟』ってもんだ。
       お前らは勇気がある。ロデオンの分も生きろ。」
エドワルド…焚き火の周りで眠る子供達の影。風に吹きつけて来て再び目を開くと、
      そこに残っているのは墓標。
      「…。私はどうすればよかったんだろう。」
キートン……祈り「彼の代わりに私を連れて行ってくれ」
シンクレオ…大きい荷物。重い足取り。エドとすれ違い、
      「農民の家から調達した」
リュナロン…森の中、行軍の途中。キートンを支えたりしつつ、足を止める。
      「私、あの方たちを傷つけたくはなかったんですけど…。
       これで私も裏切り者ですね。」


ログ

【1613年 地の期 46日 夜】
 農家の船とロープを見つけて、河を渡ろうとするが、先行したシンクレオとリュナロンが転覆。冬間近の冷たい夜の河に投げ出される。かろうじて岸まで泳ぎ着くが、酷い有様であった。しかし、エドの金属加熱と絶妙の応急手当(77の01)で事なきをえた。

 今度ははしけのところに移動して再チャレンジ。今度はグレイが河を泳ぎ渡り、ロープを対岸に結び付けて、それを伝うようにして船を移動させ、子供達を無事渡らせることに成功する。

 人目を避けて山中へと分け入っていく。

【1613年 地の期 48日 夜】
 ドログソが現れる。ピクスドルフの服の端切れを持っている。
 問い詰めると「狭いところ。呼んでる。」というような事を言い出す。
 ピクスドルフをめぐる喧々諤々がはじまる。

 エド「1人1人を救うためにこの旅は始まった。
    リュナロンと私がドログソを連れて行く。
    できるだけ君達は先へ行ってほしい。」

 リュナロン「(おどろきつつ)…。はい。
       (「野の道」へ進むのでないなら)私はもう必要ないはず。」

 グレイ「いや。君が、道を知るものがまだ必要だろう。
     それと君の体力では河はわたれまい。」

 (青ざめて口をつぐむリュナロン。沈黙。)

 グレイ「…。(小さく舌打ち)
     君達はどこまでもやさしいな。(あきれたという仕草)」

 エド「バカなんだよ。」

 シンクレオ「エドに申し出てもらったが、ここは私とグレイで行こうと思う。
       任せてくれるな。
       (エド、リュナロン、キートンに目を向け、最後にグレイを見る)」

 グレイ「(肩をすぼめる)」

【1613年 地の期 49日】
 翌朝、シンクレオとグレイがドログソを小突きながらピクスドルフの救出へ向かう。
 ドログソの的を得ない誘導と、追跡による調査を開始。足跡を消しながらの移動ではあったが、子供がいないことで行軍速度は倍程度あり、夕方にはそれと思しき地区まで到達する。

【1613年 地の期 50日】
 捜索開始。発見できず。

【1613年 地の期 51日】
 山奥の大きな亀裂の中に落ちてひっかかっているピクスドルフを発見。かろうじて救い出すが、虫の息。ドログソに導かれて亀裂の奥にあった洞窟へピクスドルフを運び込み(カニ歩きで押し込み)、介抱をする。ドログソはこの洞窟の入り口に生えた黒いキノコを食っているが、どうやらこの洞窟は人工的なものらしくひんやりした一枚石をくりぬいて作ったもののように見えた。

 シンクレオが持っていた呪付物の《治癒6》でTHPの消耗を回復(なんと1日10点を注ぎ込んだ)しつつ回復を待つ。

【1613年 地の期 52日】
 病状は安定したが、意識が混濁しているピクスドルフをつれていくことはできず、やむをえずドログソに手紙を託して戻らせることになる。


【1613年 地の期 50日】
 一方、山中に残った方一団は、火をおこしてもばれにくい場所に身を潜めつつ、吉報を待っていた。しかし、寒さのためキュール、リュナロン、キートンは風邪をひいてしまう。特にキュールの病状は悪化しており、旅を続けるのは無理と思われた。

 唯一無事(片腕はないが)なエドが、キュールをかかえて近くの村へ手助けを求めることになり、出発。
 夜、村に到達し民家の主を起こして懇願する。しかし、片腕で戦闘力はなさそうとはいえ、人相風体の悪いエドはなかなか信用してもらえず、エドは本当の事情を話し、キュールを何とか介抱してもらいたいと再度依頼をする。
 エドは軟禁状態となってしまうが、キュールの介抱には応じてもらうことに成功する。

【1613年 地の期 53日】
 キュールは回復した。村人はエドにそのことを告げると、早々に立ち去ってほしいと言う。エドは感謝して立ち去ろうとするが、キュールを介抱してくれた女性が事情を知った上でキュールを引き取ることを申し出る。主人と奥さんがしばらくもめているが、結局奥さんの主張が通り、エドに決断を求める。
 エドはその申し出を感謝し、了承する。

 エド「キュール。お前がここの家にいるんだ。わかるな?」
 キュール「迎えに来てくれる?」
 エド「できればそうしよう。」

 エドは、キュールの頭に手を置いて撫で、立ち上がる。
 夫人「ご武運を。」
 エドは夫婦にお辞儀をすると、去っていった。


 その日の昼過ぎ、リュナロン、キートン、子供達は敵と遭遇していた。(脅威度30!)
 それは森の中を進む巨大なゴープであったが、枯葉を背中に乗せた擬態をしており、近づくまで発見することができなかった。かつてリュナロンは、探索行の中でこのゴープを見た事があり、移動速度が遅いが、異常に広大なゴープであることを知っていた。
 そこで、子供達を抱え上げると、キートンも追いたてながら山を駆け下りはじめた。(ここでエドの装備や食料を失った)

 駆け下りる途中、肩をおとして一人歩くエドと遭遇し、事情を話しながらエドも逃げ始める。

 河のそばまでやってきた所でエドはキュールの事を、リュナロンに対して話す。

 エド「ということで、キュールは村に預けてきた。
    俺は死ぬわけにはいかなくなった。」


【1613年 地の期 54日】
 ピクスドルフは回復した。
 裂け目の中で待機していたシンクレオとグレイは、逃げ込んできたほかメンバーと合流した。
 外は雪が降り始めた。本格的な冬がやってきたのだった。



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