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最終話(第25話):帰還


 悪夢を抜け、出発の地に立ち戻る。


【キャラクター紹介】

ダロPC /エドワルド   M35/ SIZ17 APP11 ロウドリル待祭。右腕完治。装備なし。
りんぞPC/シンクレオ   M21/ SIZ13 APP10 古オーランス人?ビルフラン六分儀所持。
古竜PC /キートン    M30/ SIZ 8 APP 9 オーランス+マスターコス司祭。生還者。
aza PC /グレイ     M30/ SIZ14 APP12 オーランス信徒。贖罪の任務を負っている。
NPC   /オルカーラ   F13/ SIZ11 APP16 逃亡者。美人。
NPC   /ワクバルディス F11/ SIZ11 APP18 逃亡者。セクシー小学生。
NPC   /タウ      F10/ SIZ 6 APP18 逃亡者。表情復活。自閉症っぽい。
NPC   /サリンディーネ F 9/ SIZ 6 APP15 逃亡者。片腕切断。薬で維持。
NPC   /ピクスドルフ  M 9/ SIZ 6 APP14 逃亡者。はきはきしている。がっちり型。
NPC   /ヤランスティア F 7/ SIZ 4 APP10 逃亡者。元気。聡い。
NPC   /アラグスタンド M 5/ SIZ 3 APP14 逃亡者。つまらなそう。
NPC   /リュナロン   F26/ SIZ16 APP14 ルナー帝国側の学者だったが逃亡側に。
NPC   /猫       ? / SIZ? APP? シンクレオと一緒にいた猫。
NPC   /どろぐそ    ? / SIZ? APP? キートンを主人と慕うトロウルキン。
NPC   /テュール    M24/ SIZ? APP? 反ルナーよりの村の、若き長。
NPC   /シラス     M24/ SIZ? APP? テュール配下の兵士。
NPC   /オキアミス   M22/ SIZ? APP? テュール配下の兵士。
NPC   /バリアン    M58/ SIZ? APP? テュール配下の従者。
NPC   /イルデ     M34/ SIZ? APP? テュール配下の従者。みえちゃった人。
NPC   /ドゥア     M42/ SIZ? APP? テュール配下の従者。影に入られちゃった。
NPC   /オゥブ     M42/ SIZ? APP? テュール配下の従者。


【プレセッション1】

 シラスとグレイが都市中央部で夜警をしている所へピクスドルフがやってくる。
 ピクスドルフ「テュールさんてすごいですよね。」とシラスに対して言う。シラスは笑みを浮かべてピクスドルフの頭をわしわしする。
 ピクスドルフは続けてグレイの方も見て、「ねぇ。」と同意を求める。ちょっと面白くなさそうな表情のグレイは「どこが凄いのさ?」と否定もしないが肯定もせずに聞き返す。
 ピクスドルフは二人のそばに座り込むと、「そりゃぁ、頭が良くて、剣の腕前もあって、責任感も強くて…」と少し興奮したような調子で言う。
 グレイはやはりやや皮肉っぽい顔で「ふーん」と流すが、ピクスドルフはそんなことはおかまいなしにシラスに色々話しかけている。

 やがてシラスが昔のことを語り出す。その中には依然シンクレオが来た時の事も含まれていた。
 グレイがまぜかえす「その時もあの変な猫をつれていたのか?」
 シラスは「いや。でも前の方が腕が立つってイメージだったなぁ。」と言って、不思議そうな表情になる。

 ピクスドルフが続ける。
 「グレイさんは、ここを抜け出せたらどうするんですか?」
 グレイは一瞬眉間にしわを寄せるが、視線をはずしながら応える。
 「お前達をできるだけ安全な所につれていけたら、まぁ、家に帰るわな。」
 ピクスドルフはグレイが見ている夜の景色に視線を向けながら
 「そうか。帰るところがあるんですね…。ところでお子さんっているんですか?」
 「ああ。今はアラグスタンドぐらいの年かな。」

 「僕は…。女の子たちは逃げた方がいいと思うんだけど…。
 (シラスの方を向いて)僕でもテュールさんの役に立つかな。」
 グレイは、はっとして視線をピクスドルフに戻すが、ついシラスに目を向けてしまう。
 なんとなくグレイとシラスが視線を交わし、共に遠い目となる。
 グレイはピクスドルフの肩に手をおくと、「お前はからだも大きくなりそうだし、ガッツもある。無理をせずに着実に努力すれば、(それなりに)役に立つだろうよ。」



【プレセッション2】

竜「食っていい?」
エド「自分のつま先でも食ってろ。」
竜「…。」
エド「そうだ。ここではお前、何でもできるんだよな。じゃあ、触れる幻影は作れないか?女の…」
竜「(思案顔。真面目に考えている模様)」
テュール「馬鹿。」
エド「(テュールに向かって)お前はどんな女が好みだ?」
テュール「俺には許婚がいる。」
竜「それはイイナ…」
エド・テュール「…。」



【オープニングカット1】

エドワルド………神殿は祭りの装飾につつまれている。
        きらびやかな装備を身につけたエドは怪物役の相手を打ち倒すと、
        オリア役の女性を救出する。
        小ヒーロークエストは成功し、周囲の観客は歓声を上げる。
        舞台から退き、神殿の奥に入ったエドは物陰にいる人影に話しかける。
        「お楽しみの時間は終わりだ。子供達が待っている。」

ワクバルディス…雪の中での野営中。
        暖かい飲み物を持ったワクバルディスがエドの元へやってくる。
        「エドさんって素敵になったね。オルカーラなら落ちるかも。」
        いたずらっぽく笑いながら
        「私?私はシンクレオさんかな。」

グレイ……………調べ物をし終わり、一行にそれを報告するリュナロン。
        かなり衰弱しているが興奮から表情だけは生き生きしている。
        話が一段落すると、食べ物を差し出す。
        「お前も複雑な立場だな。
        俺はこれまで、手の届く範囲で精一杯生きてきたが、
        この世にはどうにもならない事もあるな。」
        微妙な表情を浮かべて料理を口に入れるリュナロンを見つめる。

キートン…………子供に手を引かれながら歩いている。
        意識があるのかないのかはっきりしないまま
        「ビルフラン様の導きのあらんことを…。」
        前を歩くリュナロンの背中に
        「貴方の御者にしていただけないか」

サリンディーネ…グレイの側で夜、中空に向かって話しかけている。
        「腕?腕はもう大丈夫よ。ちゃんと動くし。」
        「うん。でもその時は湖に氷がはってて…。
        追っ手がその氷の上を歩いてきたんだけど、皆でその氷を割ってね」
        「そうすごかったんだからー。」


ログ

【1614年 聖祝期 石通路の中】
 キートンをゆさぶるドログソ。
 やがて目が覚める。
 周りは騒然としている。

 オルカーラ、ヤランスティア、サリンディーネが小さい子供達の面倒を見ているが、
 影の精霊にとりつかれたドゥアの上半身が、後方の壁にめり込んでしまっており、
 それを老僕2人とイルデが引っ張りだそうとしている。

 オキアミスとリュナロンは、あまりの疲労にダウンしてしまっている。
 キートンも救出に参加するが、結局助け出せず、ドゥアは壁に取り込まれてしまった。


【1614年 聖祝期中頃 昼 黒の塔の前】
 ホークレディが目を開けるとその瞳は紅色に染まっていた。「礼を言うぞ。」
 彼女を身体をささえていたエドとグレイに言うその声はこれまでとは異なる威厳が加わっていた。(残念ながらエドとグレイはその言葉の意味が分からなかった(笑))
 背景に巨大な赤い月を背負いながら立ち上がる彼女を見たとき、シンクレオにかかえられたカジャの剣がなった。「ジャ・イール。」

 シンクレオがカジャに囁く「君はどうするんだ?」
 カジャはシンクレオを押しやって、塔の中に戻ろうと、じりじり後退を始める。

 異変を察してホークレディの前から下がったグレイは、カジャを目で追うシンクレオの様子を見て「シンクレオ。子供達を救いに行くぞ。お前のその光の輪が必要だ」と話しかけ、塔の扉を再び開こうと力を込める。

 エドは彼女(ジャ・イールの精霊を宿したホークレディ)の前で立ち上がり、ターシュ語で話しかける。

エド「私の名は、エドワルド・ウィーゲル。ロウドリルの侍祭だ。お前は何で、何が望みだ?」
ジャ・イールの精霊(以降JYと略す)「(ながながと正式な名乗りをあげる)我が剣となりたいか?」
エド「私は我が神の槍。剣になどならん。何ゆえここにいる?」
JY「(物事を)正しにね。」
 JYの背後に混沌の狼が近づく。
 エドはヒリヒリとするような緊張感の中、恐怖に身をすくめるテュールに気づき、JYの前から後退しながら呼びかける。
 「テュール、行くぞ。」
 JYはゆっくり歩いているように見えるが異常な速度で背後の狼に手刀を叩き込み、一撃で打ち倒す。狼の胸から手刀を抜き出すと、その手には血で作られたシミターが形作られていた。

 扉を開いたグレイの脇をすり抜けて、カジャが中に飛び込む。
 シンクレオはその背中に「(JYと)戦うというのか!?」と言うが返事はない。

 グレイは扉を固定するため、旅の装備を重しとして置いた。ちょうどその時、塔の中で何か重いものが落ちるような音がした。
 塔の中を覗き込んだグレイとシンクレオは、赤い月の光に照らされた塔内部に、黒い蛇が無数に絡みついたような巨大な影を見た。
 一瞬で覚悟を決めたシンクレオは、グレイにかかえていた木箱(六分儀に封じ込められたビルフランの精霊が入っている)を渡し、塔の中に再び踏み込む。
 グレイはシンクレオがつれていたオレンジ色の毛皮の猫(竜が目覚めた瞬間に気絶したまま)を回収し、シンクレオに続いて子供達の元へ行くために塔へ踏み込んで行った。

 次々と迫りくる混沌の生き物を舌打ちしつつ面倒くさげに退けるJYを残し、テュール、エドも塔の中へ再び走りこむ。
 グレイは黒い塊の下にオルカーラの金髪を目ざとく見つけ、その隙間に滑り込んだ。
 「シンクレオ!子供達は下だ。来い!」



【オープニングカット2】

キートン……疲労に崩れ落ちたリュナロンを抱えあげる。
      「あなたはこれからの自分の道を歩まねばならない。
      まだあきらめるのは早い。」

グレイ………黒の塔からエドと共にホークレディをかかえて飛び出してくる。
      外は混沌の生き物がうじゃうじゃいて、都市の住民は逃げ惑っている。
      「やはりここはドラストール。(妻と子の名を言う)
      お前達の前には戻れないだろうが、許してくれ。」と呟く。
      後方からカジャをつれたシンクレオが出てくるのを見て、シンクレオへ。
      「(その女の事が済んだなら次は)子供達を追おう。」と言う。

オルカーラ…野営中。グレイが夜警をしている。
      タウがうなされて飛び起きるが、オルカーラがそれをなだめて再び寝かせる。。
      目が覚めてしまったオルカーラはグレイの隣に座り、話しかける。
      「少しいいですか?」
      「あの子毎日夢を見るの。その夢では皆人間が輪切りになっているんですって。
      だから目が覚めるとあの子、私の頬を触るの。そして切れていない事を確かめ
      ると、次は自分が自分が輪切りになっていないか確かめるんですって。」

シンクレオ…(折れた?)六分儀を箱にしまう。そしてそれをキートンへ渡す。
      「これはもう使う事は無いだろうが、君に。」

エドワルド…エドとジャ・イールが向き合っている。(ゲストコール)
      エド「私は悪とは不要な苦しみを他人に押し付ける者だと思う。
         そして邪悪とは、それを楽しむ者だと思う。」
      JY「そう。それはどこにでもいる者だでしょう。
        しかし、私は好まないだろう。」
      その答えを聞いて、エドは深々と頷いた。


ログ

【1614年 聖祝期中頃 昼 黒の塔の地下通路】
 黒い塊(カジャ+α)との遭遇で、身をすくめるオルカーラとワクバルディスを通路の奥へ戻したエドとグレイだったが、対照的に怒りを露に何事かを叫びながら突進していくタウを、光の輪がもたらした高速移動能力で確保するシンクレオ。
 しかし、黒い塊がもたらす恐怖は絶大であり対処手段が見当たらないでいたが、カジャへの想いと、黒い塊にとりつかれたカジャを放置したシンクレオへの怒り、事態に関与できない自分への怒りをきっかけとして奮起したテュールが、「シンクレオ!貴様カジャはどうするつもりだ!」と叫ぶと、果敢にも黒い塊に飛び込んでいく。

 時を同じくして、黒い塊に取り込まれていたドゥア(テュールの老僕の一人)は黒い生き物となって地下通路へと迫っていた。
 防衛にあたるグレイと、対峙している背後にJYが忍び寄り、手刀の一撃をあたえるが、黒い生き物にはダメージを与えられない。そればかりではなく、勢いあまってJYの手刀は、その向こう側にいたグレイの腕を捕らえ、傷を与える。
 JYは「その傷は<治癒>でも直らないから、切断しなさい」とグレイに警告を与えるが、その言葉はグレイやそのまわりにいる人達には理解できない言語だった。(グレイは<治癒>や<傷の治癒>、神聖介入も行うが、流血は止まらない。彼は既に、白の塔でTHPに大量のダメージを受けており、切断をしても助からない状態であったが、腕を失う覚悟でロープで腕の根元から強く縛れば流血は止まるかもしれないと考えるが、左手のみ、かつ黒の塔でのハードワークからFPもマイナスになっており、技能成功の前についに事切れた。彼は最後の瞬間、妻と子を一目見たいと望み、肉体を離れた魂は妻と子との暮らしを夢想した)

 恐怖にすくむ者、恐怖に精神を侵されて黒い塊へと歩み出す者、辛うじて理性を留めて皆を守ろうとする者など混乱に陥った地下道で、タウは叫ぶ「私は大丈夫だ。放せ!あいつがあそこにいたんだ!!」。

 すると、轟音と共に大地が揺れる。塔に何か巨大な生き物が激突したらしく、しばらくするとそれに押し込まれる形で、黒い塊とテュールが、地下通路内に押し込まれた。

 混乱の中、通路の奥を切り開こうとしていたシンクレオは、その黒い塊がもたらす闇の中にカジャが剣を振り上げる様子を見る。
 転進したシンクレオがそのカジャの腕を握ると、その姿は掻き消えた。その代わりにシンクレオは、黒の塔の上で倒れていた時と同じようなイメージのカジャがその場に現れたのに気づく。そのカジャは己と同じ姿の者に刀を突き立てていたが、同時にそれは自らを傷つけているように見てとれた。
 「助けて、シンクレオ」
 シンクレオは彼女の声を聞き、彼女を止めるべく手を触れる。

 - 暗転 -


【騒ぎが収まった地下通路】
 先に地下通路に逃げ込んでいた一行が持っていた灯りが小さくゆらめいている。
 恐怖に精神を侵されたままではあるが、エドはかろうじて意識を取り戻す。
 よろよろと這いずり、状況を確認しはじめる。

 ホークレディ(ジャ・イールの精霊がとりついていた)は死亡していた。
 彼女の指から魔力が封印された指輪を抜き取る。

 テュールは足を切断され、出血していた。
 無事だったキートンが彼の治癒を始める。

 意識を取り戻し、ネコは無事のようだった。

 六分儀は箱から出され、折れていた。
 その側にはビルフランの精霊が呆然と立ち尽くしていた。

 タウはホークレディの側に立つと、
 「違う」と呟いた。

 オキアミス、イルデ、オゥブは目だった外傷はないのようだった。
 子供達は気絶したり、恐怖にひきつけを起こしている者もいたが、辛うじて無事だった。

 壁に取り込まれていたはずのドログソも無事で、口をもぐもぐさせていた。(壁を食っていた模様)

 ただ、シンクレオの姿は無く、グレイは死亡していた。

 カジャは刀(鞘に入っている)を杖に立ち上がると、通路の奥で壁にはりついていた者に、その刀を抜き、振るった。
 するとその壁ごと、霧のようになり、黒い刀の中に吸い込まれていった。

 カジャは刀を鞘に収めると、その先に歩みだしていった。


 ビルフラン「皆は無事か?
       私は…(死んだのか?)。
       そうか。では、皆幸せにな。」

 その姿は消えて行った。
 リュナロンはその姿を見つつ、涙を流した。


 夕方になると、リュナロンとオキアミスは回復した。
 足が治癒されたテュールが一行を指揮して、転送点を目指した。
 (しかし通路の先にカジャの姿は無かった)


【1614年 聖祝期中頃 夕方】
 一行は、シンクレオが最初にいたあたりのターシュ山中に出現していた。
 リュナロンはまた難解な言葉で「最後の転送ポイントは、反射されているらしい」と語った。(1万人の魔道師の都らしい)

 そこにはべラが待っていた。

キートン「なぜここに?」
エド「あなたは…」
べラ「大変だったわねぇ。」
キートン「ええ、まあ。それより約束どおり報酬はいただけるんでしょうね?
     これからいろいろもの要りでしょうし。」
べラ「(笑)…。子供は受け取るよ。」

 (なんともいえない間があり、安堵の声があがりはじめる)

エドが子供達に対して語りかける
「私について来たい者はいるか?」
(それは一行の「別れ」を意味する事が伝わり、しばし無言の時が流れる)

その沈黙をやぶったのはべラだった
「苦労をかけたし、医者ぐらいなら紹介するから、ほら皆ついといで。」


しかし、テュールはべラの掴みかねている様子で、同行を拒否した。
それを聞いたピクスドルフは、テュール達についていく事を宣言。
一行と別れる事になる。

(子供達のお別れシーン)

エドはそのピクスドルフに、
「キュールは(地名と村の名前)に置いて来たが、あの子も普通の家の子になったんだ。
 君はあの子の所に行く必要はないが、あの子の事も忘れないでいてくれ。」と語る。


【1614年 聖祝期最終日】
山中の治療院。尋ね人があった。
べラは来客と聞くと出て行くが、嫌な顔をした。

エドとリュナロンが呼ばれる。
前に通されたのは30才を過ぎたぐらいの女性。
(エドはそれがジャ・イール本人である事に気づく。リュナロンぽかーん。)

女性「なんでも大変な冒険をなさってきたそうね。」
エド「貴女のような方の前では、語るまでもない瑣末な出来事です。」
女性「そう。彼女と彼は戻ってきましたよ。」
エド「…。(怒りとも何ともつかない複雑な表情)
   それは私が槍を突き立てたこともある者です。」
女性「正式に、というわけにはいきませんが、謝罪します。申し訳ありません。
   償いはできませんが…、私は『そうでない治世』を望んでいます。」

リュナロン「(エドとリュナロンの後ろにいるべラに)この人は(誰)?」
べラ「通りすがりのオバサンよ。」
リュナロン「???」

エド「これをお返しします。(ホークレディの指輪と皇帝印の光の呪物を差し出す)」
べラ「(受け取りしばらくそれらを眺めた後、割ってある指輪を差し出す)
   ではこれを代価に。」

 エドがそれを受け取る。
 それはバルミーリアのつけていた指輪だった。(彼女の最後を告げる物だった)
 そして女性は去っていった。


 数日後、キートンは布団の中で部屋にいる何者かの気配に目を覚ました。
 影の中に誰かが立っている。
 剣に手を伸ばしながら「どなたかな?」と言うキートンに対して無言で斬りつける。
 異常な速さで3回刀がはしる。


 かくして、彼らは悪夢を抜け出し、出発の地に立ち戻った。 (戻っていない者もいるけど)


エドのモノローグ1


私はこう思っている。
悪とは、不要の苦痛をもたらす者だ。
邪悪とは、苦痛をもたらすことを楽しむ者だ。
帝国の統治者の中には人をいやしめる輩のいることを私は知った。

偉大なる女神、力強き英雄よ。
子どもの頭の供物を貴女は望むのか?
輪切りにして、手の込んだ料理として手を加え、ずれないように止め具をして。
弟の頭を姉に運ばせて、その姿を見せて出された悲鳴を望むのか?

ならば、帝国は俺の敵だ。
そうならば、あんたは俺の敵だ。

俺はあんたの前に立とう。
あんたの剣に立ち向かう力弱いながら一本の槍となろう。
俺はあんたの剣の一薙ぎで消し飛ぶだろうが、
あんたの前に立つ幾十本、幾百本もの槍の最初の一本になるだろう。

ジャ・イールよ、あんたはそれを望むのか?


エドのログ


【1614年 聖祝期最終日】
山中の治療院。尋ね人があった。
べラは来客と聞くと出て行くが、嫌な顔をした。

エドとリュナロンが呼ばれる。
前に通されたのは30才を過ぎたぐらいの女性。
(エドはそれがジャ・イール本人である事に気づく。リュナロンぽかーん。)

エドは、目の前の女性の目を見つめる。エドの目を覗かされた女性は、そこにわだかまる深く暗い恐怖と、恐怖に打ち砕かれた心の残骸を見た。エドは生気を失い、頭髪は全て白髪になっていた。

エド「このようなところまで、良くお運びいただけました。」
聞き取りにくい声でエドはぼそぼそと言った。女性は目を疑った。この男は先週の怒りに満ちた男と同一人物なのか。

女性「なんでも大変な冒険をなさってきたそうね。」
エド「・・・・・貴女のような方の前では、語るまでもない瑣末な出来事です。」
女性「そう。・・・・・・・彼女と彼は戻ってきましたよ。」
エド「…。(怒りとも何ともつかない複雑な表情)
   それは私が槍を突き立てたこともある者です。」
エドはそこで少し言いよどんだが、自らをえぐるように苦痛に満ちた声音で
吐き捨てるように言った。
  「そして、それはあなた様たちのような英雄と神々の間のこと。私などは
   その前では駒の一つにも値しないようなものです。」

エドはあの惨劇の場から回収したものの中から2点を取り出した。

エド「これをお返しします。(ホークレディの指輪と皇帝印の光の呪物を差し出す)
   こちらは、ひとたびはあなた様であったものの身につけていたもの。こちらは、
   もはや私が持つべきではないものです」
女性「(受け取りしばらくそれらを眺めた後、割ってある指輪を差し出す)
   ではこれを代価に。」
 エドがそれを受け取る。
 それはバルミーリアのつけていた指輪だった。(彼女の最後を告げる物だった)

しばらくの沈黙の間のあと、女性はポツリと言った。
女性「正式に、というわけにはいきませんが、謝罪します。申し訳ありません。
   償いはできませんが…、私は『そうでない治世』を望んでいます。」
エドは目を上げた。
エド「私はもう良いのです。ですが、あの子たちは癒してやってください。
   償ってやってください。
   あの子たちには私のなくしてしまったもの。未来と希望があるのです。」
女性はそれには答えず、席を立った。
「昇月に栄えあれ」 エドは女性の背に一礼し、誰にも聞こえないほどの小声で呟いた。

リュナロン「(エドとリュナロンの後ろにいるべラに)この人は(誰)?」
べラ「通りすがりのオバサンよ。」
リュナロン「???」
 そして女性は去っていった。


モノローグ2


おなかへった

さむい

ごしゅじんさま どこいっちゃったんだろ

あのころは よかったな

おいしいものがたべられて

ぶたれることも かじられることもなくて

こわいえどが さそうとしたら ごしゅじんさまがかばってくれた

ごしゅじんさま また いなくなっちゃったけど

さがして ついていくんだ

ごしゅじんさまのところへつづく あなをみつけるんだ

あなをみつけて ついていくんだ

さがして さがして さがして さがして

こわいめにあって

さがして さがして

いたいことにあって

ついていって

おこられても

ついていって

ごしゅじんさまのところへつづく あなをみつけるんだ

どっかにそれはあるんだ

かならずあるんだ

それをみつけて

ついていくんだ

でも いまは さむいし

ちょっとねむい

ちょっと ねむって

めが さめたら

また

さがすんだ

みつけて

ついていく


もう

あんまり

いたく

ないから


めが


さめた




ここは少し(ディアス追記)


【プレセッション2】
竜「食っていい?」
エド「自分のつま先でも食ってろ。」
竜「…。」


【プレセッション2】
竜「食っていい?」
エド「自分の尻尾でも食ってろ。」
竜「…。」


ここは尻尾だったのです。

【オープニングカット1】
エドワルド………神殿は祭りの装飾につつまれている。
       きらびやかな装備を身につけたエドは怪物役の相手を打ち倒すと、
       オリア役の女性を救出する。
       小ヒーロークエストは成功し、周囲の観客は歓声を上げる。
       舞台から退き、神殿の奥に入ったエドは物陰にいる人影に話しかける。
       「お楽しみの時間は終わりだ。子供達が待っている。」


【オープニングカット1】
エドワルド………神殿は祭りの装飾につつまれている。
       きらびやかな装備を身につけたエドは怪物の男役の相手を打ち倒すと、
       オリア役の女性を救出する。
       小ヒーロークエストは成功し、周囲の観客は歓声を上げる。
       舞台から退き、神殿の奥の秘儀参加したエドは寝台から身を起こし、
物陰にいる人影に話しかける。
        「判っている。お楽しみの時間は終わりだ。子供達が待っている。」

せめて終わってからにしてください。


感想


aza

こわいえどが さそうとしたら ごしゅじんさまがかばってくれた

ついにやりましたか。
ごしゅじんさまが居ない隙(?)に。(笑)

ちなみにプレイヤー(ゴースト=PCの本能)としては「ドログソ」は本気で「殺るべき」とは思っていませんでした。
結果としてパーティーの一員として、大変活躍していたと思いますし。
むしろ、私が本気で「殺るべき」と思っていたのは、前も書き込んだように「倒れていたホークレディ」と、まだ言っていませんが「謎通信のサリンディーネ」デス。
やつのせいで筒抜けでした。(がっでむ)
ま、ロールプレイ的にはPCの持っている情報で最大限の判断はしていたと思うのであんなもんですが、プレイヤーはもっと色々考えていた、と言う話ですが。

あと、個人的にはこちらの記事より、一つ前の「最初の一本」の方が熱くて好きですケドネー。

なゆた

 ログ整理をしていて読み返したら、ダロさんのエンディングログ、いい話だなぁ。

 つか、みちしるべはいい話だったんだなぁ、と再認識。


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