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第2話:ベンデラばあさんの導きと、裂け岩の島(2006/9/9)


前回の話

  • 元々ブリソス人が移住してきた島。
  • 「刃鳴りの都」というドワーフ都市ができた。
  • そこは2期に沈み、機械廃墟と呼ばれるようになった。
  • 沈みきらなかった残りの部分にカジノタウンができた。
  • 魔導師が管理しているが、政治の表舞台には出てこない。
※機械廃墟はサプリメントが出る予定らしいので詳細はつめずに本セッションの運営をおこなう。
  • 前回の会合に出た後、各自に「参加者間以外では、そこでの事をしゃべってはいけない」という強力なオースがかけられた。

ログ

 レイヒルトは寒い懐具合を不安に思い、この島でのゆいつの顔見知りであるティンク(とイケイアス)を探して街を彷徨う。

 例の出来事の三日後、ダン(ダーグ・デーンの愛称)が船着場で筋力トレーニングをしている時に話しかけてきた人間を無意識に攻撃し、喰らってしまうという事件がおきる。偶然近場に着ていたレイヒルトがその状況を見てしまうが、倉庫から駆け出してきたイケイアスに魔導呪文を使っている所を見られ、そのまま倉庫へと連れ込まれてしまう。証拠隠滅をするイケイアス。ダンは海に潜って足跡を消し、そのまま船整備用のドックまで泳ぎつつ、死体の処理(食っただけだが)をおこなった。
 その食われてしまった人物の衣装や装備品から、例の出来事の会場にいて、賭けで負けて奇形になった人だった事がわかる。またその人物は8年ほど前に都市の選挙で落選し、失脚した元貴族政治家で魔導師であったことも分かった。

 イケイアスの父はその出来事の顛末を聞くと、「ダグが無意識にそうなるのであれば、船には乗せられない」と言い出すが、イケイアスは「証明はできないが呪文によるものだと思うので、しばらく様子を見るために別船の仕事を作りましょう」という提案をした。

(ルーンクエストシティーズによるイベントが何度か発生:路地裏で拷問される男や、スリ、海賊に襲われた船の生き残りが漂着した一団との遭遇とか)

 あるときは、レイヒルトが中年女性に声をかけられた。
 女「どこかでお会いした事が?」
 レイヒルト「?いえ。お名前は?」
 女「マルザです。」
 レイヒルト「いや、やはり覚えはないな。」
 女「…(路地裏へと去っていく)」
 なんとなく追いかけるレイヒルトだったが、女以外の追跡者に気づき、人ごみにまぎれて去るというような出来事もあった。

 また、あるときはダグとガイ(イケイアスの愛称)が街を歩いていると、上の階層での男達の立ち話が風に乗って聞こえてきた。
 男「…レンバウル…」
 ガイは立ち止まり、ダグを見上げ、声を潜めながら「おい、今何か聞こえなかったか?」と問いかけると、ダグも何か聞いていたようで「ヤツは"花屋の娘(未知の遺跡についての隠語)"に夢中だから、今のうちに始末を…」というような話だったという事を伝える。
 レンバウルというのは一匹狼でわりと腕のいい探索屋である事から商売に繋がるネタと考えたガイは動き始める。

 まずは情報通のティンクにそれとなくふってみるが、
 ガイ「おい、レンバウルがいい娘に夢中らしいぜ。お前ものらねぇか?」
 ティンク「そんな事、彼しか知らないはずよ。なんであんたが知ってるのよ?」
 ガイ「…。ふん。のらないならいいさ。賭け所を間違えるやつはドブに落ちて死にやがれ」
 というやりとりの末、物別れに終わる。
 しかしこのやりとりでなんとなく事情を察したガイは手を引く事にした。

 自宅に戻ると、ダンが「どうするんだ?」と問うが、ガイは「俺からやつ(ティンク)にネタをふってやる義理はねぇ。なんならお前からやつに話してやればどうだ?」と取り合わない。
 するとダンが今度は「例の小男の獲物、そろそろ金にならないか?」とガイをせっつく。するとガイは、先ほどの情報の報告も兼ねて、オヤジに掛け合う事にした。
 ガイ「オヤジ。ダンがこの間の獲物の代価として魔力をためるもんがほしいってさ。どうだい?」
 オヤジ「うむ。それなりの価値がある事は確かだが、それを手に入れるにはまだ少ないな。あと1/3というところだろう。」
 ガイ「ダン。だとよ。ところでこの間、××通りの裏でダンと歩いている時にこんなことを聞いたぜ。(かいつまんで話す。ティンクのことについてはふれない)」
 オヤジ「そうか。それは…。雇われを金主がつぶすとしたら、何かネタがあるな。うちの船はしばらく使えねぇ。お前はその話をすこし追いかけてみろ。」
 ガイ「(嫌な顔をしつつ)…。わかった。調べものにはダンは目立ち過ぎる。ヤマを使うぜ。」
 というやりとりの末、気乗りしない調査に乗り出す事になる。

 それから数日後、ドックに火を放たれる。ダンが敵を追いかけるが、取り逃がしてしまう。しかし、早期発見だったため火の延焼は食い止めることができた。

 その翌日、船主仲間から組合系の仕事として「手紙」を届けるという仕事を受けたガイは、ヤマを伴って近くの島へと出向く事となる。そこで手紙を渡した相手ベンデラさん(非常に年寄りのおばあさん)は、手紙を一読すると、「ワシを本島の怖い人のいる所まで届けてくれんかのう」と依頼してくる。
 ガイはそんな相手の目をしばらく見た後、「いいぜ。乗りかかった船だ。出発は?」と仕事を受ける。

 翌日朝、ベンデラばあさんをつれたガイとヤマは、本島へと帰還する。

 さらに翌日にやってきたベンデラばあさんの目的地は、オルビドゥスという評議員の一員の屋敷であった。
 その屋敷の庭で道具を広げるベンデラばあさんの手元を見ていたガイは、それがアラクニーソラーラの術具(網状の天秤と豆)だという事に気づく。
 オルビドゥス「・・・、・・・・。・・・・?」
 ベンデラ「塞ぐか、塞がないかねぇ。まぁ、塞いでも良し、塞がなくても…。」
 オルビドゥス「・・・、・・・・。・・・・?」
 ベンデラ「練れた子はダメだねぇ。足元をすくわれるよ。
      ・・・・、人探し・・・・。
      ・・・・・・・。異邦人・・・・・・・・・・・・・。
      繋がった糸・・・・・・・・・・・・て、ことかねぇ。
      この世のものとも思えない顔(ちら見)はそろえあいねぇ。」
 オルビドゥス「…。(だまって門のそばに立つガイを見つめる)」

 (POW抵抗ロールに成功したガイは、足元が揺れる糸というイメージを感じるが、意図的にその糸に全体重を乗せる事に成功する)

 ガイ「…(にやり)。」

 オルビドゥスがガイに近づき、話しかける「私の元で働くかね?」
 ガイ「こちらは信義で動きますので、ベンデラさんを送り届けるまでは他の仕事はできませんねぇ。」
 オルビドゥス「それは立派なことだ。ベンデラさんもこちらでお食事をなさっていくが、一緒に夕食ぐらいどうかね?」
 ガイ「(ベンデラさんが頷くのを確認して)それは喜んで。」

 夕食の席で、オルビドゥスがさらに仕事の誘いをかける。
 オルビドゥス「あのお方(ベンデラさん)をお送りいただいた方だ。信用できるのでしょう。なんでも貴方の所は船が破損しているとか、私のところにも船はあります。その船をお預けしますので、私の仕事をしてくださらんか。私の望む品以外の得物は貴方の収入としていただいて結構です。どうですかな?」
 船は一人こぎの小型のもの。目的地点の紹介は船着場で手の者から伝達する。
 同行者については、人を伴っても良いが「異邦人を探している人、君と何かの糸でつながっている者」に限るという条件であった。

 ベンデラさんを送る仕事を終えたら、という条件で仕事を呑んだガイは別れ際にオルビドゥスへ不敵な表情で言う。
 ガイ「あなたは当たりを引きましたよ。(俺の運に乗せてやるぜ)」
 オルビドゥス「…。(やや引きつりつつも表情を隠し)正直なところ、君かどうかは分からないのだが、まさにこれこそ神に祈ろう。」
 と言って、細かい処理を執事に託して去っていった。


 その晩からダンは、ティンクから持ちかけられた1週間の秘密の仕事についていた。
 落ち合った場所で鉛の仮面をかぶせられた後、連れ出された場所で毎夜潜み、テレパシー呪文をかけるので、そこでおこる出来事を報告してほしいとの事だった。
 数夜は何事もなく過ぎるが、ある夜、奇妙な進入者があらわれる。
 岸壁の天井にはりついたほぼ裸かつ、禿頭の男があらわれたのだ。テレパシー報告をしつつ、撃退指示が出たのを受けて、暗闇からスリングで狙い打つが、ハードカバーなどもあり、なかなか命中はしない。しかし相手は脅威を感じ、去っていった。


 オルビドゥスから仕事を受けたガイは、商会のボスであもあるオヤジに報告をおこなう。
 オヤジ「お前も、もういい年だ。いいだろう。やってみるがいい。こちらも船はなんとかせねばな。」
 と雇われ仕事に出る事を許可する。

 早速ガイは、レイヒルトを口説く。
 ガイ「お前は師匠を探してたんだよな。で、どこから来たんだっけ?」
 レイヒルト「そうだ。北西から…」
 ガイ「そうかそうか。で、金がほしいんだろ?そんでティンクを口説くんだろ?分かっている分かってる大丈夫だ。いい仕事を見つけて来た。俺を信じろ。」
 レイヒルト「…。(信用できない顔)」

 その時、ドックの外で「ぷぷっ」という押し殺した笑い声が聞こえ、続いてドアをノックする音がして、扉が開く。
 ティンクがにやけながらそこに立っていた。

 ガイ「(顔を背けつつ舌打ちしつつ口の中で独り言を呟く)んだよ。早ぇーな。」

 ティンクは何かをガイへ投げつける。
 ガイは受け取るが、暗いため判別がつかない。
 ガイ「なんだこりゃ?」
 装飾品(ネックレス?)のようだった。
 ティンク「あんたの彼女にでもあげなよ。」
 ガイ「どういう風の吹き回しだよ。兎に角、今取り込み中だ。そのことは後だ。」
 ティンク「渡したからね。」と言って去っていく。


 翌日、目隠しをしたレイヒルトを乗せた船をこぎ、出港するガイ。
 浅瀬を縫うように荒波を超え、たどりついた直径80mほどの小さな岩でできた島へと到達する。
 軽くあたりを見回した後、簡単には手がつけられないような所だと分かり、装備を整えて再アタックが必要だという判断をする。
 しかし港へ向かう海流は荒く、なかなか思うように進めず、その日は島で夜を明かす事に決める。

 翌朝、穏やかになった波間を抜け、水路を見つけたガイは、簡単に撤収を完了する。
 同日、ダグも1週間の夜警のバイトを終えて、報奨金を手に入れて帰還した。


登場人物

ディアスダロPC/ダーグ・デーン/M25 /海難中に救出されたトロール/カイガーリートール
azathoth PC  /イケイアス  /M26 /地元やくざ系海底探査人  /元徒弟
早瀬PC    /レイヒルト  /M23 /行方不明の師匠探しの旅人 /徒弟
NPC      /ティンク   /F20?/女ギャンブラー&情報屋  /不明


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