ヒロイック|
ファンブル表|
戦闘用ネット|
提案討議|
武器のカスタマイズ|
武器のカスタマイズ/コメントログ|
武器のカスタマイズ/メモ|
武器のカスタマイズ/人間用一覧|
武器のカスタマイズ/人間用一覧/コメントログ|
武器のカスタマイズ/巨大化チャート|
武器のカスタマイズ/関連メモ|
武器表|
盾をセットする|
移動と戦闘
2015/03/19 ルールの全体調整によりこの文書を無効化。※すべて間違っているわけではないので注意。
移動と戦闘
基本ルールブックp48
ストライク・ランクの修正
移動:人間は通常、1ストライク・ランクあたり3m移動することができます。その戦闘ラウンドにおける移動後の行動は、本来のストライク・ランクに移動時のストライク・ランクを修正値として加え、それを合計したストライク・ランクにおいて解決されます。ZOCを抜ける不利益を受けてよいならば、攻撃した次のストライク・ランクから移動を行なえます。ZOC(ゾーン・オブ・コントロール)
<span style="font-weight:bold;">近接攻撃行動中</span>のユニットの周囲1メートルをZOC、そのユニットをZOCの<span style="font-weight:bold;">支配ユニット</span>と呼びます。<span style="font-weight:bold;">近接攻撃行動中</span>とは、DEXストライク・ランクの消費からはじまる行動変更を含まない、攻撃ロールまでのストライク・ランクを指します。「移動してからの攻撃」のためのストライク・ランク、ブレースや部位を狙った攻撃のために余分に消費するストライク・ランク、故意に攻撃を遅らせるためのストライク・ランク、これらに類似したその他のストライク・ランクを含みます。支配ユニットはZOCに進入もしくは所在したユニットに対して即座に〈攻撃〉ロールを行なう権利を持ちます。ただし<span style="font-weight:bold;">目標ユニット</span>が<span style="font-weight:bold;">牽制状態</span>にあるときは、〈攻撃〉ロールは通常の攻撃ストライク・ランクになります。<span style="font-weight:bold;">牽制状態</span>とは、ストライク・ランクあたり0.5メートル以下の移動で、自分に対する攻撃への〈受け〉か〈回避〉、もしくは支配ユニットに対する〈攻撃〉を行なうと宣言している状態を指します。
ペルシカ・サーガ
ペルシカは茂みから現れた山賊Aの不意打ちをかろうじてかわしました。茂みの後ろからは、もうひとり山賊Bが姿を現します。山賊Aとにらみ合った状態で不意打ちのラウンドは終了しました。
第二ラウンド。ペルシカは逃げ出そうとしますが、山賊AのZOC内にいるために、通常の移動を行なうと、即座に山賊Aの攻撃を受けてしまいます。しかし、〈受け〉もしくは〈回避〉を行なう場合はストライク・ランクあたりの移動は0.5メートルに制限される上に、相手との間合いを計るために山賊Aの攻撃ストライク・ランクまでまたなくてはなりません。山賊Bは「移動してからの攻撃」を宣言しています。ストライク・ランク4にはペルシカは山賊BのZOCにも捕まり、ラウンドの終わりには山賊Bがペルシカの背後から一撃を与えてくるでしょう。
ペルシカは〈受け〉も〈回避〉も行なわず、一目散に逃げることを選択しました。
ストライク・ランク1にペルシカが移動を宣言したので、山賊Aは自分の攻撃ストライク・ランクに関わらず、即座に攻撃ロールを行なうことができます。ペルシカはこの攻撃に対して〈受け〉も〈回避〉も行なえません。
「移動中の相手に対する攻撃」になるため、山賊Aは命中に10%のペナルティーを受けるものの攻撃は命中し、ペルシカは右膝をついて転倒してしまいました。
彼女の希望は潰えました。この後の惨劇はここに書くべきではないでしょう。
「移動してからの攻撃」で移動を行なうストライク・ランクとZOC
移動してからの攻撃を行なうときは、キャラクターのDEXストライク・ランクから移動を開始します。移動を終了させた次のストライク・ランクにSIZストライク・ランクと武器ストライク・ランクを加算します。移動してからの攻撃を行なうキャラクターは移動中に接触した相手にZOCの効果を及ぼすこともできますが、その場合は接触時点で移動を終了させます。また、相手が牽制状態にない場合は移動したストライク・ランクに攻撃を行なうことができます。これは「一般に移動と攻撃のストライクランクが同時になることはない」の例外です。
またZOCはDEXによる行動の優先順位にかかわらず、ストライク・ランクの最初から効果を発揮します。
ペルシカ・サーガ
ペルシカは二人の山賊が油断して座り込んだ隙に、最後の気力を奮い起こして跳ね起きると、手を縛られたまま走り出しました。手を縛られて転がった状態から予備動作なしで立ち上がるのに、マスターは〈ジャンプ〉の成功を要求し、幸運なことに彼女は成功したのです。
ぐったりとしていた彼女の突然の行動に、山賊たちは不意打ち判定(POW×3)を行います。山賊Bは判定に成功したので通常通り行動できますが、山賊Aは判定に失敗したため行動が3ストライク・ランク遅れます。
山賊Bはストライク・ランク1に行動変更し、座った状態から〈組み打ち〉で彼女を捕まえようとします。ペルシカが立ち上がれるのはストライク・ランク4。山賊Bはペルシカの行動開始である1に行動変更3を加え、次のストライク・ランク5から彼女をZOCに捕らえます。
ストライク・ランク5にペルシカは移動を開始します。このときペルシカのDEXは20、山賊BのDEXは13で、通常の行動解決であればペルシカの移動が先ですが、機会攻撃は常に優先して処理されるために、山賊Bは〈組み打ち〉攻撃をロールする権利を得ます。
座ったままの山賊Bは「標的が無抵抗 +25」「移動中の標的 -10」「攻撃者がノックダウン -20」の修正を受けて攻撃ロールをしました。幸いなことに山賊Bは攻撃ロールに失敗し、ペルシカは森の闇の中へと裸足で駆け入ります。どこまで逃げられるかわかりませんが、彼女は旅を続けるために、足掻き続けなければなりません。
<<
ZOC内の移動
ZOC中では、支配ユニットの許可なしに、支配ユニットの横を抜けて移動することはできません。支配ユニットを越えて反対側に移動するには3つの方法があります。
ひとつめは支配ユニットの攻撃を回避でかわしてすり抜ける方法です。支配ユニットの攻撃が失敗であれば回避の成功で、攻撃が成功であれば回避の効果的成功で、攻撃が効果的成功であれば回避の決定的成功で、キャラクターは支配ユニットの反対側に抜けることができます。
ふたつめは支配ユニットに攻撃を回避させてすり抜ける方法です。支配ユニットの回避が成功なら攻撃の成功で、回避が効果的成功なら攻撃の効果的成功で、回避が決定的成功なら攻撃の決定的成功で、キャラクターは支配ユニットの反対側に抜けることができます。
失敗した攻撃を相手が回避に失敗していてもすり抜けることはできません。成功した攻撃に対して相手が効果的に回避していれば、あまりの鮮やかさに突破はできません。逆に回避に失敗していても、攻撃が命中したため突破はできません。
みっつめは支配ユニットに対して何の対策も行なわずただ前進する方法です。支配ユニットはこのキャラクターに対して即時に機会攻撃(*1)を行なうことができます。重ねて、支配ユニットがキャラクターの進路を塞ぐ場合は、キャラクターは体当たりの判定を行い、相手がノックバックしなければ、その位置で止まってしまいます。
体の入れ替え
2対1など人数に差がある近接戦闘では、相手より人数の多い分のキャラクターは、ZOCからの離脱による機会攻撃を受けずに後方に離脱することができます。空間の制限された戦闘
1スクエア1メートルのスクエアシート、もしくは1ヘクス1メートルのヘクスシートを用いた戦闘でせまい通路を裁定するにはこのルールを使用することができます。空間の制限された状態での攻撃
攻撃には下記の表の通り、障害物のないエリアが必要です。壁や低い天井、大きな家具などの障害物があって必要なエリアが満たせない場合、攻撃成功率は半減します。*武器の種類 | *必要な空間 |
ストライク・ランク1の突刺武器 | 後1エリア |
ストライク・ランク2の突刺武器 | 不要 |
ストライク・ランク1の切裂・破砕武器 | 左右上3エリア |
ストライク・ランク2の切裂・破砕武器 | 左右上のうち2エリア |
ストライク・ランク3 | 不要 |
必要なエリアに目標以外の敵や仲間がいたり、椅子やカーテンがある場合は、攻撃が障害物に阻まれる可能性があります。
キャラクターは攻撃が成功したときに1D6をロールし、不足するエリア数以下の目が出たなら、目標と異なるエリアの相手に命中したことになります。目標と異なる相手に当たったときは、ダメージは半分にします。ただし、効果的成功や決定的成功の効果はそのまま適用します。
突刺武器が後のエリアにいる相手に当たった場合、武器ダメージは1D4とし、追加ダメージを加えます。穂先でないため魔術によるダメージは加えず、貫通も起こりません。
空間の制限された状態での受け
受けには下記の表の通り、障害物のないエリアが必要です。壁や低い天井、大きな家具などの障害物があって必要なエリアが満たせない場合、受け成功率は半減します。*武器の種類 | *必要な空間 |
ストライク・ランク1 | 左右上3エリア |
ストライク・ランク2 | 左右上のうち2エリア |
ストライク・ランク3 | 不要 |
空間の制限された状態での回避
回避には左右と後に障害物のない3エリアを必要とします。壁や大きな家具などの障害物があって必要なエリアが満たせない場合、回避の成功率は1エリアにつき10%低下します。<span style="font-size:small;">※ヘクスを使用する場合は左右とは後方の左右へクスを指します。</span>