塩辛循環百合は下記の式によって表される。

アオホタ = ホタアオ

アオホタとホタアオは常に交換可能であり同一である。
これを塩辛循環百合という。


※いくらでも編集していい



  • はじめに
  • 塩辛循環百合の発見
  • 塩辛循環百合の構造
  • 塩辛百合の事例
  • おわりに


はじめに

循環百合を語るにあたり「」ikiにまとめることに抵抗があったことを書き留めなければならい。
循環百合を「」ikiにページを設けるということは、循環百合を言葉や文章によって定義することに他ならない。
循環百合という無限の可能性を己の矮小な想像力でカタチを固定してしまわないか恐れがあったのだ。
しかし2016年にもなって「循環百合…?」「はじめて見た」「あいつ」「よしなよ」といったレスが散見したことに危機を覚えた。
また

論文か怪文書にして提出しなさい

と指示があったので「」ikiに投稿する決意をしたのである。おあしす。


塩辛循環百合の発見

筆者はホタルちゃん派である。
パン派で、みどたぬ派で、ミルクティー派で…これからもずっとだ。
イカ愛好家の読者諸君はご存知のようにホタルちゃん派はどちらかというとフェスで負け気味だ。
そんなホタルちゃんを勝たせたくてフェスに全力を尽くすほどホタルちゃんに感情移入できると思い込んでいた。
第4回フェスのキリギリスvsアリではホタルちゃん陣営は苦戦を強いられていた。
6時間ほど連戦して疲れがピークに達したとき、心はキリギリス派への殺意と憎しみに満ちていた。
そこであることに気付く。
ホタルちゃんを勝たせたくアリ派を応援している自分がキリギリス派を憎むということは殺意をアオリちゃんに向けているのと同じではなイカ?
それをホタルちゃんは望んでいるのだろうか?
むしろ、ホタルちゃんはアオリちゃんがフェスで勝って喜ぶ顔を見て幸せになるだろう。
そうアオリちゃんの幸せはホタルちゃんの幸せなのである。
そしておそらく、ホタルちゃんの幸せはアオリちゃんの幸せなのだ。

アオリ「勝っても負けても うらみっこ無しね!

フェス結果発表時のアオリちゃんの台詞は、用意されたものでなく本心からくる言葉なのだろう。
二人にとってフェスはどっちが勝利しても、それは自分の喜びでもあるのだから。

塩辛循環百合の構造

本章では本論の冒頭に示した「アオホタ = ホタアオ」の構造について二人の関係性から明らかにしたい。
お互いの幸せが当人にとって幸せであることは前章にて書いた通りである。
そこで読者諸君は「なぜ循環なのか?」という疑問を抱いたに違いない。
アオリちゃんとホタルちゃんの百合的感情は双方向性を持ちながら一方通行なのである。
ホタルちゃんはチビカラ-ズの頃からお姉さん的役割を担ってきた。
団地ではしゃぎ過ぎたアオリちゃんの代わりに注意されたり、夏休み終了前に宿題の山を処理するのを助けたり。
ホタルちゃんにとってアオリちゃんの世話を焼く事は当然のことであり、その関係性を壊さない事が何よりもー自分の本心よりもー重要なのである。
ホタルちゃんはアオリちゃんへの想いをそっと胸に秘める事にした。
アオリちゃんにとってホタルちゃんは頼れるおねーさんでありおかーさんでもある。困った時は助けてくれるし慰めてほしい時は頭をヨシヨシナデナデしてくれる存在である。
そんな甘え過ぎではないかと考えるアオリちゃんがいる。アオリちゃんのなかでホタルちゃんはおねーさんやおかーさんではない存在になりそうだけど、それでいいのだろうか?
アオリちゃんはホタルちゃんへの想いを表に出すのは押さえることにした。
ホタルちゃんはアオリちゃんに、アオリちゃんはホタルちゃんに、お互いがお互いに悟られないように好意を伝え合っているのである。
ここに百合が循環する構造が生まれる。
お互いが想いが強くなるほど一方通行の性質は強まり、求めようとするほど逃れようとする循環は加速する。
そう、彼女達は両想いであるがゆえにお互いに片思いなのである。フヒヒヒョ-!!

塩辛百合の事例

ハイカラニュースいいよね…
いい…
時間の無駄とかいってるやつまじせんすなーい
もっと百合に心を開こ?
定時に二人のイチャコラを公共の電波にのせるとかもう社会福祉じゃん?

アオリ「ドライブに連れてってくれる イケメン君! れんらく、ヨロシクー!
ホタル「公共の電波は、正しく使いましょ~
 正論でカモフラージュした嫉妬と牽制ですよねホタルさん

アオリ「ねえねえ、ホタルちゃんなら ここは どう攻める?
ホタル「ガンガン攻める
 ステージの攻略法にカモフラージュした欲k

アオリ「ヨットでプカプカ揺られて おひるねしたいなー
ホタル「アオリちゃん そのままどっかに 流されちゃいそうだから やめてね…
 ホタルちゃんはアオリちゃんを喪失する事への恐れを強く抱いている事がわかる。

アオリ「暗い工場の 片スミで若い2人が…
ホタル「バトルに 明け暮れま~す♪
 ふーーn…


アオリ「荷物に乗って、高いとこから ショーーット!
ホタル「……ん? 一番好きなのは ローラーなんじゃん?
 アオリちゃんが一番好きなのは…ね?
 バトル中もホタルちゃんを見ている事が察せられる。

アオリ「ホタルちゃん、こないだここで ボロ負けしてたよね?
ホタル「いやあれは…… 新しいブキを試してただけやし……
 バトル中もホタルちゃんを見ry

アオリ「ホタルちゃん、ここの必勝ポイントは?
ホタル「……………え? ゴメン、何だっけ?
 本番中にアオリちゃんに見とれていたホタルちゃん


アオリ「あ、ヘリ! 運転したーい
ホタル「仮免落ちる人のヘリとか乗りたくないわ~
 このやりとりからホタルちゃんは免許を取得している事がわかる。}」
 つまりアオリちゃんがどこか遠出したいときはホタルちゃんにお願いする状況が想定される。

アオリ「オフの日、ここでキャンプしたーい!
ホタル「アタシ お家でゴロゴロしたい…
アオリ「昼間は太陽があったかくて、気持ちいいー!
ホタル「同じあったかいなら、床暖がいいわ…
アオリ「ホタルちゃん! アタシ、はんごうで ポテト作る方法 編み出したよ!
ホタル「着実にレパートリー増えとるね
 アウトドアで活発で積極的なアオリちゃんとインドアでものぐさなホタルちゃんの構図が見える。}」

アオリ「ここから見る港の夜景がキレイなんだー!
ホタル「こないだ夜 無理やり起こされて連れて行かれたっけ…
 惚気ですよね

アオリ「見て見て!水平線が見えるよ!
ホタル「バトルに集中しような…
 喜びを即座にホタルちゃんと共有しようとして…これは……駄犬…

アオリ「なつかしー! ここもバイトやってたなー
ホタル「アオリちゃんの肉体労働って絵になるわ~
 汗だくアオリちゃんいいよね!僕も大好きだ!

おわりに

なぜSplatoonで殺意を研ぎすまし敵をインク溜まりに変えて床の塗装面積を競い合っているのか考えた事が有るだろうか?
ウデマエをあげるのは何のため?フェスで勝ってサザエを集めてウニに貢ぐため?それは本当ですか?
フェスで勝って喜ぶアオリちゃんを見て嬉しくなるホタルちゃんという循環百合の前にフェスの結果など瑣末なこと気付いてほしい。
最後にこの言葉を読者に送り本論を閉じたいと思う。

   アオリイカ、ホタルイカ、ユリイカ





-----ここまで前提知識------

     くコ:彡〜〜

-----ここから怪文書------

シオカラーズ結成

+
アオリちゃんとホタルちゃんは小さいときから仲好しだ。
家が近い事もあって一緒に遊ぶことが多く、友達になるのに時間は掛からなかった。
性格は凸凹だけど二人で一つ。
ちびっこ民謡選手権で全国一位にだってなれた。
明るく活発で積極的なアオリちゃん。
知的でインドアで大人びたホタルちゃん。
だけど二人は小さいときからずっと一緒だったわけではない。

アオリちゃんが天真爛漫なのは親の愛情を欠かす事無く育ち、基本的に不安や恐れから無縁だったからだ。
習い事だってやりたいと言えばやらせてくれたし、わからないことは何だって教えてくれるやさしい両親。
大人になっても新しい料理を身につけたりかわらない。
アオリちゃんにとってホタルちゃんはそんな家に加わった、新しい家族のような存在だ。

ホタルちゃんが大人びた性格なのは、彼女は幼い頃から自分の事をなんでもこなさないといけなかったからだ。
分からないことがあっても頼れるのは自分だけ。まじめに勉強していれば怒られる事も無い。
シリアルやレトルトぐらいなら用意するけど、自分が食べるだけなら手間はかけたくない。
ホタルちゃんにとってアオリちゃんは唯一心を許せる、新しい家族のような存在だ。

アオリちゃんは世界を救うには愛が必要だと思っている。
アオリちゃんはホタルちゃんと一緒に居ればどんな時でも幸せだと知っている

ホタルちゃんは世界を救うには金が必要だと思っている。
ホタルちゃんはアオリちゃんとずっと一緒に居るにはお金が必要だと知っている

家にお金があればホタルちゃんはシオカラ地方から引っ越さずに済んだし、ホタルちゃんはアオリちゃんと一緒に遊べたのだ。


家から出たくてホタルちゃんはハイカラシティで一人暮らしをしていた。
安アパートでも自分の城だ。ヒステリックに怒鳴る母親も嫌らしい目で見てくる”新しいお父さん”もここにはいない。
平穏な世界でバイトで日銭を稼ぐ毎日に、アオリちゃんも上京してくるという話をおじいちゃんから聞く。
なんでも学校が都心にあるので、下宿先を探しているのだとか。
だったら、いやせっかくだから、でもなんて声をかけたらいいのか。

「アオリちゃん、ハイカラシティに済むならうちとシェアハウスしない?二人で家賃出し合えばいいと借りれるよ?」
返事は即OK
「ホタルちゃんと一緒に暮らせるの!?やった!嬉しい!!毎日がたのしそうだね!」
この子はなんだって自分の思ってる事を言ってくれるんだろうか。
平穏だった世界は崩される事になる。
でも二人一緒ならどんなときだって楽しめるよね。


崩される平穏

+
ホタルちゃんはアオリちゃんと一緒に居れば幸せだ。
だから休みの日はダメになるクッションにもたれかかってアオリちゃんがホタルちゃんのイカ腹を枕にしてる空間は至福の時。
世界は完結したかに思われた。
「暇!どっかいこうホタルちゃん!このままじゃゲソ天になっちゃうよ!」
「いいなそれ。アオリちゃんといっしょに衣に包まれるのも悪くないんね」
「そうじゃなくって!せっかくの3連休なんだし旅行とか行こうよ!」
「そんなことゆうても車運転するのは私なんよね」
「うっぐ……」
ホタルちゃんは逡巡する。アオリちゃんかわいい、天使だ。このままずっとまったりくつろぎ空間を堪能したい…
でも自分だけ満足するのはよくないんね。フェアじゃないのはよくない。
「…わかったどっかいこか」
「やったぁ!ホタルちゃん大好き!」
前言撤回、アオリちゃんかわいすぎる。
こうして二人は矜…モンガラキャンプ場へ旅立ち百合ニュースのレパートリーを増やすのでしたとさ
めでたしめでたし


アフターフェスティバル 〜後の祭りが本番だ〜

+
あるフェスではアオリちゃん側の陣営が勝利を収めた。
アオリちゃんがホタルちゃんに「ねぇねぇ悔しい?いまどんな気持ち?」って冗談のつもりで煽りイカする。
煽ったものの、ホタルちゃんは別の事考えて聞いてなくて無視した形になってしまった。
アオリちゃんが不安になって涙目で「ごめんさっきの無し」といいながらホタルちゃんにオヨヨヨと抱きつく。
ホタルちゃん、よくわからないがアオリちゃんがかわいいので良しとする。


シオカラメシ

+
ホタルちゃんは食べるものに無関心だ
幼い頃から1人で食べる事が多く、小学校高学年になるころには親から食費を貰って自分でお惣菜を買うかコンビニ弁当で済ましていた
ハイカラシティで2人の住居を探すとき、ホタルちゃんの四畳半アパートに泊まる事が多々あった。
「アオリちゃんカレー好きよんね。今夜はカレーにしよっか」
「やったー!何カレー!?ウナギカレー?それともポテトかれー?!」
「…?カレーはカレーだけど…強いて言うならニッシンカレー?」
「えーそれルーしかないじゃーん…じゃあ帰りに具材買って帰ろうよ」
そうして2人はスーパーヤドカリで買い物してホタルちゃんハウスへ帰る。
アオリちゃんの料理は手際よくテキパキと鮮やかなものだった。
小さい頃から料理の手伝いをして自然に覚えたのだとか。
今までお湯を沸かすぐらいにしか使われなかったコンロからお腹を減らす匂いが漂ってきた。
(家族ってこんな感じなのかな…)
味見をするアオリちゃんを見てそう思った。

「どうお味は?」
「うん、おいしい。すごいねアオリちゃん、これならお店で出せそう」
「えへへーでっしょう?」
「…これならいつでも嫁さんになれそうね」
「ふっふーん…まぁもう胃袋は掴んだかな?」
「えっほんとに誰なんね相手は」
「まだ内緒!」

なんかもうお腹いっぱいですね(筆者談)


「循環百合」を加速させろ!

+
「タチウオパーキング」「ポテト」「ネギトロ炭鉱」「メガホイップチョコチップ ダブルワッフル」「ポテト」「カンストへの道」「ポテト」「リスポン地点」「トマト」「アオリちゃん(エンジェル)」「百合」「ポテト」「リスポン地点」「秘密の花園」


アオリちゃんはカンペキなカラダが欲しい

+
まだシオカラーズがチビカラーズだった頃。アオリちゃんは薄暗いへあの中で布団にくるまっていた。
(ほんとなら今頃はホタルちゃんと映画観てるはずなのに。)
布団のなかでモゾモゾとアオリちゃんは思った。
(よりによってこんな日に風邪を引くなんてついてないな…楽しみにしてたのに…)
本日上映開始の「デンチナマズの大冒険」は全国イカキッズに大人気のアニメ映画であり、幸運な事にアオリちゃんは予約チケット2名様の抽選に当たったのだが、不運なことに高熱を出し自宅で寝込んでいた。
(退屈…つまんない…ホタルちゃん今頃観始めてるところかな…)
ホタルちゃんの家にはアオリママから「申し訳ないが今日は一緒に行けない」と連絡をいれてもらった。
(…もしこのまま死んじゃったらホタルちゃん悲しんでくれるかな…)
アオリママはお仕事で出てしまってる。真っ暗な部屋に1人で居るとアオリちゃんは心細くなる。

…スヤァ (¦3[_ ]

(ごはんの匂いがする…)
ポテトを煮込む音と一緒に美味しそうな匂いが布団の中のアオリちゃんに届いた
(そっか、おなかったへってたんだ…)
寝て体力を回復したアオリちゃんに食欲が戻ってきた
(明日ホタルちゃん遊んで今日の分取り返そ…ご飯食べて元気にならなきゃね!)
ガチャリとアオリちゃんの部屋の扉が開く。ホタルちゃんがポテト粥を持って入ってきた
「!!!??!?」
「あ、アオリちゃん目が覚めたん?思ったより元気そね」
「なんで!?なんでアオリちゃんがうちにおるの?」
「なんでってお見舞いにきたらオバさんに留守番頼まれたんよ」
「頼まれたってそんな…!ホタルちゃん映画はどしたの!?」
「映画?そんなんアオリちゃんと一緒じゃなきゃ観てもオモロないもん」
顔が赤くなるアオリちゃん
「なんね?まだ熱っぽいん?」
おデコとおデコをぴったんこ。シオカラおデコがPITTANKO!
「あらら熱まだあるんね。ほらポテト粥作ったから、あーん」
あわわわわわわわアオリちゃん状況の理解が追いつかずにあわあわしてる
「アオリちゃん猫舌やっけ?仕方ないんね」
ホタルちゃんスプーンのポテト粥フーフー。薄いピンクの唇すぼめてふーふー。暗い部屋に2人がFOO!FOO!
はいアーン… パクリ


「それじゃあね、アオリちゃん。早う元気になるんよ」
コクリと頷くアオリちゃん。
閉まる扉。
再び暗闇に静まるへあ。
なのに胸の鼓動は高まって収まりそうもない。

ホタルちゃんはイトコで、仲の良い友達で…?それだけではこの気持ちの説明がつかない。
この日の出来事はアオリちゃんにとって忘れられない日となった。

共依存シオカラ循環重百合

+
ホタルちゃん→アオリちゃん
保護欲と独占欲。かけがえのない存在。アオリちゃんを傷つけるものは消す。その為のカンペキな頭脳がほしい。金、人脈、自分自身など全てはアオリちゃんを守る為につかう。

アオリちゃん→ホタルちゃん
憧れと親愛がエスカレートしてる。ひとつになりたい。ストーカー気味?いいえ愛です。カンペキなカラダがあればホタルちゃんを魅了できると思っている。ホタルちゃんのためなら全てを捨てられる。

アオリちゃんがベタベタ暑苦しくホタルちゃんに引っ付いてるときは下心を隠している。
「昔からこんな感じだよね」が共通の見解。
たまにやり過ぎてホタルちゃんに制される。
アオリちゃんはどこまで許されるか線引きを試してる。
ホタルちゃんはアオリちゃんの下心に気付かないフリをしている。
ホタルちゃんは過去のトラウマから性的なことはノ-マンメンミだけどアオリちゃんならいいかと思つつアカンやろと思ってる。
とかいいつつバイトしてるときに汗だくのアオリちゃんを見て目覚めかけた。目覚めた。
そのうちいとうえいされる。


ナデナデシテ-

+
ホタルちゃんのおなかはアオリちゃんの枕である。
お風呂上がりでパジャマに着替えた二人はソファで寛いでいた。
ホタルちゃんはソファに深く座ってスマホを弄ってる。
アオリちゃんはホタルちゃんのおなかに頭を預けて漫画を読んでいたが、今はスヤスヤ寝息を立てている。
お風呂上がりの寝るまでのリラックスタイム。暖かい部屋の中で一番暖かい空間が出来上がっていた。
(さて、そろそろ寝るか。)
ホタルちゃんは思った。
いつまでもスマホを弄っていては寝不足になる。寝床に移動するにはアオリちゃんを起こさないと。
アオリちゃんの寝顔は普段のお茶目キャラとは違ってお嬢様のような気品さを備えている。
(アオリちゃんはズルいんね)
ホタルちゃんはアオリちゃんの頭を撫でながら思った。
もうしばらくこの時間を楽しもう。


ホタルちゃんのお腹に耳を当ててると心が落ち着く。
ぼんやりまどろみの中アオリちゃんは思った。
「デンチナマズの生活」を読みながら寝落ちして、寝返りをうって横向きの体勢になってたようだ。
頭にホタルちゃんの手を感じる。
せっかくだしもう少しこのまま撫でてもらおう。
頭に感じてた手が肩に移った。肩から腕にかけて手が流れる。撫でられたところがポカポカする。
うひゅーー…ごくらくごくらく…
「アオリちゃん?もう遅いしそろそろ布団で寝よか?」
それは困る。もっとナデナデを要求する。なので寝たフリを続行する。
狙い通りホタルちゃんの手は撫で続けてくれてる。よきかなよきかな。
肩から腕にかけて撫でてた手は、今は腋下から腰のくびれあたりを撫でてる。
ちょっとこそばゆい感じもするけど気持ちいい。
ホタルちゃんの手は癒しのオーラが出てるんじゃなイカ?
そんな念能力に思いを馳せていると、今度は手がヘソの周りを円を描くように撫でてきたる。
なんだかお通じが良くなりそうな気がする。
円を描く手の動きはだんだんヘソから下へ移動して、パジャマの裾の辺りまで来た。
すると円運動の戻る動きでパジャマの服の下に手が入ってきた。
ホタルちゃんの手が直接アオリちゃんのお腹の下のあたりを触っている。
一瞬ビクッとしたが、ホタルちゃんの手は何も変化が無かったかのように円運動でナデナデしてる。
寝たフリしてるのバレた?でもナデナデ続けてるってことはバレてない?っていうか直接触ってるの気付いてないのかな?
目をつむりながら軽くパニックなるアオリちゃんを無視して、円を描いて撫でる手は先ほどとは逆に段々と、少しずつ上に上がってくる。
ミゾオチあたりに手が近づいたあたりで、アオリちゃんは今自分がブラをしていないことを思い出す。
え、あ、どうしよう、えっ、これって、ホタルちゃん?その、あの、えぇっ!?
混乱がピークに達したと同時にホタルちゃんの手はーーー

くコ:彡 <ちょっと時間戻るよ

アオリちゃんが本当に寝ているか寝たフリしてるかは目端を見れば大体わかる。
頭を撫でていたら目を覚ましたみたいだ。
いつも犬っぽいなと思っていたが、こうして撫でていると大きな猫を抱いてるようだ。
猫の背中を撫でる要領でアオリちゃんの肩から腕を撫でてあげる。
ずっとこの時間を楽しんでいたいが、明日は明日の仕事がある。
そろそろちゃんと布団で寝なければ。
「アオリちゃん?もう遅いしそろそろ布団で寝よか?」
反応が無い。キツネ派のくせにタヌキ寝入りとは何事か。
アオリちゃんが満足するまで撫で続けようか。
撫でる場所を変えてみる。起きる気配はない。
そうだ良いこと思いついた。ホタルちゃんは嘘寝する悪い子にオシオキしてやることにした。
ヘソの辺りを円を描くようになでる。
そこから徐々に撫でる場所を…少しずつ下げて…手をパジャマの下に滑りこませる!
アオリちゃんの身体が一瞬ビクッとなったのがわかった。
まだ寝たフリを続けるか、よろしい、こちらも作戦を継続する。
次は撫でる動きを少しずつ、ゆっくりとミゾオチを目指して上げていく。
段々とアオリちゃんの身体がこわばっていくのがわかる。
もう手はミゾオチまで来た。撫でる手の端はほん少しだけ乳房の下を触れるか触れないかまで来た。
そう、まだ寝たフリをするんね。それならーーー

「あひゃ!!あひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!」コチョコチョコチョコチョ
ホタルちゃんの指がアオリちゃんの脇腹を襲う!
「はひっ!ホタルちゃん!ストップ!ひゃひゃひゃひゃ」コチョコチョコチョコチョ
「嘘寝する悪い子はオシオキだべー」コチョコチョコチョコチョ
「うひーー!ゴメン!ゴメンってホタルちゃん!!うひひひゃひゃひゃ」コチョコチョコチョコチョ
「明日も早いんだからアオリちゃんがどいてくれんとウチ寝られないんよ。ソファで寝たら身体を痛めるし」
「もーゴメンってー」
こうして2人は寝室に移動してちゃんとお布団で寝ましたとさ。
めでたしめでたし。
(後日アオリちゃんが仕返しにホタルちゃんにいとうえいするけどまた別のお話)


カンペキなカラダ派勝利!

+
ホタルちゃんの理性はアオリちゃんのカンペキなカラダを前に敗北した。
これまで何度も危うい事はあった。

ハコフグ倉庫で二人でバイトしてたころの仕事終わりのツナギをはだけさせた姿。
汗っかきなアオリちゃんが冬ツナギのファスナーを下ろすと女子更衣室は彼女の香りで満たされる。
そして汗が引くまでツナギの袖を腰の辺りで結んで汗でブラが透けたインナーを晒す。
(ちょっとちょっとちょっと〜!スケスケの助でござるよ〜?気づいておいでか〜?コレコレ〜!)
「アオリちゃん、そんな格好はしたなかよ」
「え〜ホタルちゃんしかいないんだからいいじゃん〜」
「もう…仕方ない子ね」

ホタルちゃんが黒歴史と称するマヒマヒ水着コンテスト。
なにが酷いって水着のデザインがダサすぎるたのだ。
シオカラ地方代表として選出されたもののボディラインは出すなだとか名産品のアピールなど様々な思惑が混じった結果ゆるキャラの成り損ないが生まれた。
他地方代表からはグラビア専門モデルや一流クラゲモデルが集まる中、ふたりだけ仮装大会出演者の様だった。
腹部に大きくプリントされた「しお」「から」の文字はネット上で様々にコラされた画像が生み出された。
それはさておき。ファッションショーと称された運動会においてシオカラーズは準決勝前に敗退したが、番組的にはコミカルで賑やかさを提供しておいしい存在となった。
普段は息がピッタリな二人がこの日はぎこちなくギャクの様な動きなのは「番組上の演出」「動き辛い衣装のせい」「1番若手だから先輩らに譲った」など説得力のある憶測が飛び交った。
しかしそのどれもハズレだ。
二人三脚でアオリちゃんの腋を肩で感じたり、肩車で太ももに挟まれたり、向かい合って密着したり、コケてくんずおぐれつになったりする度にホタルちゃんの理性は揺さぶられた。
平常心を失ったホタルちゃんの動きはぎこちなく、普段の知的クールキャラ面影はなくドジポンコツキャラを披露した。
アオリちゃんの天然キャラに振り回されるかのうに方言丸出しで余裕なくテンパってる様子は多くのギャップ萌えファンを生み出した。
もしホタルちゃんに百合百合バーがあったら放送事故は間違いないと言って過言ではない。
アオリちゃんは「大変だったけど楽しかったね」程度の思い出だが、ホタルちゃんにとってはアイドル人生の危機に陥った黒歴史となった。

そして先日のフェスである。
カンペキなカラダ派vsカンペキな頭脳派の戦いはアオリちゃんの勝利となった。
喜んでるアオリちゃんを祝いながら帰路に着き、恒例の勝利祝い(どっちが勝ってもお祝いするので実質二人のお疲れ様会)を開いた。
アオリちゃんはビールにホタルちゃんはワインで疲れを労い合う。
「ふっふ〜ん、やっぱね、カラダがね、大事なんですよホタルさん」
「どうしたんアオリちゃん?酔うの早すぎんよ」
「なにぉ〜カンペキなカラダは酔いましぇ〜ん」
ホタルちゃんに絡みつくアオリちゃん。
あ、アカン、この酔い方ダメなやつだ。
「アタシがぁ〜カンペキなカラダがあったらぁ〜どんなに働いても大丈夫でしょー?」
アオリちゃんのパジャマの胸元のボタンが2つ外れている。
「それにぃ〜グラビアとかぁ〜そっちの仕事も取れるでしょー?」
服が捲れておヘソ丸出しだ。
「そうは言っても身体には限界あるんだから計画的に働かないと身体壊してお終いなるんよ」
ホタルちゃんの上で仰向けになる。
「ぁぁーもっとナイスバディにならないかにゃぁ〜」
聞いちゃいねぇ。
「アオリちゃんは今のままで充分ナイスバディだと思うよ」
アオリちゃんのスラッと引き締まったお腹に手をまわす。
「ふひゃん!」
なにその声
「なにその声」
「なにってホタルちゃんこそなにすんのよ〜」
「なにって、ただ撫でてるだけじゃない…」
「あ、ふひゃん!」
ホタルちゃんから逃げようと身をよじるアオリちゃん。
「なんか、今日のホタルちゃん、触り方、ちょっと、エッチ…じゃないかな?」
しかしホタルちゃんはもう離さないと決めた後だった。
「ホ、ホタルちゃん?」
冷やしたワインは後から酔いがくる。
「アオリちゃんはズルい子なんね」
「なんか目が怖いよ?」
「アオリちゃんは私が欲しいもの全部持ってるし。だからね?私にも少しわけて?」
「ちょ、ちょっとホタルちゃん、待って、落ち着いて、ね」

== イメージ映像「ナメクジの交配」提供:生物学者ユリスキー博士 ==
アオリちゃんはカラダがエッチ、ホタルちゃんはムッツリエッチ by「」カ

カンペキなカラダ派vsカンペキな頭脳派の戦いはカンペキなカラダ派の勝利となった。
しかしこの戦いに勝者は存在するのだろうか?敗者は存在するのだろうか?
循環百合の構造を当てはめれば勝者は敗者であり、また敗者が勝者であると言える。
循環百合の原点を確認し、ここで筆を置くことにする。


せっかくのオフは雨だった

+
窓の外は雨が降り止む気配はない
ホタルちゃんとアオリちゃんはカーペットに転がって本を読んでいた
ゴロゴロとせわしないアオリちゃん
ビーズクッションに背中を預けていたホタルちゃんの腹部をにアオリちゃんが寝そべってきた
ちょうどいい肘置きがやってきた
アオリちゃんの腰元に腕をのせるホタルちゃん
次の巻を取ろうとアオリちゃんを退かそうとして彼女が寝ているのに気付いた
アオリちゃんの寝息と窓を打つ雨音に耳をすます
規則正しい音色とアオリちゃん体温でぽかぽかして眠くなってきた
たまにはこんなオフもいいだろう
物語の続きは夢の中ヘ


シオカラーズは電気鰻の夢を見るか?

+
(でーしっしっし)
タコからアヤシイクスリを手に入れたブキチ
(これでアオリちゃんも僕にメロメロでし)
なんでも服用して最初に触れた相手に惚れる薬だとか
外道のクズですね
(さてこれを差し入れのジュースに入れてと…)
着々と進めるカブトガニ
「あっ!アオリちゃん!おつかれさまでしー!」
アオリちゃんが1人で歩いてる所を狙いすまして駆け寄るブキチ
(アオリちゃんはホタルちゃんと違って僕にも笑顔で接してくれるでし。つまり脈ありでし。これは関係を後押しする為のキッカケでし)
モテない男のありがちな妄想は…バシィ!…するとしてストーカー的発想はもはや犯罪者


「これは新商品のオクラジュースでし。知り合いからサンプルを貰ったので感想を聞かせてほしいでし」
「そうなんだ!ありがとうブキチくん!」
人を疑う事をしらないアオリちゃん
飲み切ったところを見計らって手を握るブキチ
「……?」
「?」
「どうしたのブキチくん?」
「えっ!?あ、いや虫が止まってて…なんともないでしか?」
「うん大丈夫、刺されてはしてないみたい」
それじゃまたねーと別れる2人
(どういうことでしか…まがい物掴まされたでしか…?それとも時間がかかるでしか…?)
釈然としないブキチくん

一方その頃シオカラーズ控え室


「…でねー、ブキチくんがオクラジュースくれたんだよ」
「へぇーおいしかった?」
「うーん…一度飲んだらもういいかなって感じ」
「そうなんね」
帰り支度しながら談笑するアオリちゃんとホタルちゃん
(あのカブトガニそろそろシメなきゃアカンね…)
こわいほうのホタルさんは心にしまう
「あっ」
「おっと」
ビニールを踏んづけて転ぶアオリちゃんをナイスキャッチホタルちゃん

その時アオリちゃんに電流が走る

「大丈夫アオリちゃん?」
「えっ!あ、うん!大丈夫!ありがとう!」
「んもーすぐ周りを散らかすしそそっかしいんだから気を付けなきゃアカンよー」
「うっうん!そうだね!」
「…どうしたのアオリちゃん?立てないの?」
言われてひっついたままだったことの気付いたアオリちゃん
慌てて跳ね起きる
「大丈夫!なんでもないよ!うん!」
「…そう?ならいいけど…」
アオリちゃんは心臓をバクバクさせながらホタルちゃんと一緒に帰路につく

深夜番組を見終えたら就寝タイム
それぞれのベッドと布団に入ってオヤスメンミ
ちなみにアオリちゃんは布団派、ホタルちゃんはベッド派です あなたはDOTCHI!

ー数分後ー

寝付きが悪いホタルちゃんはアオリちゃんがモゾモゾと布団から出る気配に気付く
(……トイレにでも行くんかな……)
まぶたの裏でアオリちゃんのレモンティーに思いをはせる
アオリちゃんの気配がドアでなくこっちに近づくのを感じる
(…?)
ホタルちゃんのベッドに腰掛けるアオリちゃん


(…?)
どうしたのだろ?と訝しむホタルちゃん
アオリちゃんはホタルちゃんの頭を一通り撫でると頬に手を当てている
(なんか今日のアオリちゃんはやっぱ様子がおかしいんね)
このまま寝たフリを続けるか話しかけて聞き出すか逡巡した時

ホタルちゃんの唇に柔らかいものが触れた


(!?)
「…ホタルちゃん……」
か細い声が聞こえる
様子が明らかにおかしい
しかし跳ね起きてアオリちゃんを突き飛ばすわけにもいかない
(それじゃ目を覚ました。それでなんて声をかけたらいいの?)
かんぺきなずのうをフル回転するホタルちゃん
一方アオリちゃんは布団をめくり上げ着々と進めていた


自分と色違いの寝巻きのホタルちゃんを露わにさせると上から抱きつくように覆いかぶさった
ただホタルちゃんと触れ合いたい
その衝動がアオリちゃんを突き動かしていた
(これじゃあアオリ布団なんね)
よくわからない事を思いつくホタルちゃん
いつもなら甘えたがりの発作かな?で済ませたが今日は違う
なんというか、その、あれ、キスは、ね?
ホタルちゃんの様子もおかしい
アオリちゃんの抱きしめる力が強くなってきた
ホタルちゃん存在を確かめるようにもぞもぞと動く
パジャマの裾から手を入れて背中に手をまわすアオリちゃん
もっとホタルちゃんの存在を強く感じたい
ホタルちゃんとの間を隔てるパジャマが疎ましく仕方ない


アオリちゃんは薬で理性まで失ったわけではない
就寝タイムで自分の布団に入った時に身体の変化に気付いた
静かな部屋でホタルちゃんの寝息を聞いてるだけで、いやホタルちゃんの存在を感じるだけで狂おしいほどの衝動が内側から発せられて抑えられないのだ
自分で慰めようと試みたが衝動は治るどころか強まる一方だ
ベトベトになった手を拭いてもそもそと布団から抜け起きる
(…ホタルちゃん……)
いつも優しくて困った時には助けてくれるホタルちゃん
親友のような存在であり、お姉さんのような存在でもあり、おかーさんのような存在のホタルちゃん
しかし今のホタルちゃんはどれでもない
アオリちゃんはただただホタルちゃんの存在に飢えていた
同じ部屋に居るにも関わらずホタルちゃんの存在を手にとって確かめたかった
ひとつになりたくてしかたなかった

それにはパジャマが邪魔だった


ボタンをひとつひとつ外すと月明かり照らされた白い肌が現れた
(…キレイ……)
スベスベのおなかに手を滑らせるアオリちゃん
ホタルちゃんの顔はタコのように赤くなるが暗闇に紛れて判別できない
艶やかな肌の質感を楽しむと手は乳房に滑り上がる
アオリちゃんより大きめのおっぱい
それは今は自分の思うがままに形を変えている
時折乳首に触れるとビクッとなるホタルちゃん
反応を感じとるほどアオリちゃんのドロっとした欲求は溢れ出してくる
手だけでは不十分だ
自分のパジャマをめくり上げて脱ぐ
頭の触腕が引っかかったり腕を抜く時に袖がついてきたりして乱雑に床になげる


パジャマを脱ぐ時にからだの物理的な変化に気付く
パジャマのパンツをヤグラが押し上げてる
パンツを下げると勢いよくこんにちは
百合百合バーだ!百合百合バー!どうどう

インクリングスは成長期の間は自由に性別を変えられる。思春期を通して己の性別を決定し自分らしい生き方選んでいくのだ。
基本的には18歳を超えると性別は固定されるが、精神的な影響や環境の変化により身体の一部が変化したり稀に性転換することもある。
ヒト型イカ型ダイオウイカ型など自由なカラダをもったが故に不安定さも抱えることになったのだ。
しかし大事なのは己が何者であるかという自己同一性に他ならず、そして自身が置かれている環境とどう向き合うか、ということなのだ。
出典「インクリングスの成長」生物学者ユリスキー博士

これがなんであるかはアオリちゃんも知っている
そしてこれをどうにかしないことにはどうしようもないことも


ホタルちゃんのパジャマのパンツに手をかけて、おずおずと下着ごとズリ下げる
ホタルちゃんを起こさないように気を付けるとか、本当に寝てるのかな?とか、そんなことは頭から消えていた


アオリちゃんが再び覆いかぶさってくると本来ないハズのモノの感触を感じた
なんか調子がおかしいと思ったらそういうことか
完璧な頭脳は状況をあらかた察して棚ぼたラッキーH3に身をまかせることにした
(ここの所忙しくてポカしたりしてたし、アオリちゃんストレス抱えてたんね)
メンタルに負荷がかかるとそれを身体的な発散で代替することがあるのをホタルちゃんは知っていた
実際にブキチが混ぜ込んだ薬には精神状態を身体に発現するよう促す作用も入っていた
(…まぁ1発ヌケば治って元どおりになるでしょう)
ウィンウィンですねー


カラダを密着させるアオリちゃんとホタルちゃん
アオリちゃんが自分にするように、ホタルちゃんのアソコを指先でいじる
ホタルちゃんはふと自分が幼い頃の継父のことが頭をよぎる
(あの時は苦痛で仕方なくて、もう人生で二度とやるもんかって思ったけど、まさかアオリちゃんとこうなるとはねー)
長いこと封印して埋め固めていたわだかまりが溶けていくのを感じる

ふにゅり
自分の中にアオリちゃんが入ってくるのを感じた
「ホタルちゃん…ホタルちゃん、ホタルちゃん…」切れぎれになって小さく自分を呼ぶ声が聞こえる


へこへこへこと情けなく腰を振るアオリちゃんが愛おしい
ふと自分顔に水滴が落ちてくるのを感じた
そんなに汗をかいてるかと思い薄眼を開けると、アオリちゃんの目端から溢れる涙だった

ホタルちゃん、と名前を繰り返すのは罪悪感から逃れるための贖罪の代わりだった
衝動に身を任せるがままにホタルちゃんのカラダを自由にするなんて赦されないと思っていた
それでもアオリちゃんは抗うことができなかった

ホタルちゃんはだらんと伸ばしていた腕を、左手をアオリちゃんの背中にまわし、右手をアオリちゃんの頭を撫でることにした
「!?ホタルちゃん!?起きたの!?」
「…アオリちゃん」
「ごめッ…違うの!これはその、」
起き上がろうとするするアオリちゃんを離さないホタルちゃん


落ち着くの待って両手をアオリちゃんの頭にまわす
「お互い隠し事はナシって約束しよね?」
頭を少し浮かせて、アオリちゃんのおでことおでこをくっ付ける
「なーんでアタシに相談しないで勝手なことするー?」
「それは…その…」
濡れた子犬みたいになるアオリちゃん
「もう…仕方ない子っちゃね」
腰をズラしヌルリと引き抜くと百合百合バーはビンっとそり立った
アオリちゃんが正座してるような格好してる横でホタルちゃんは膝下までズリ降ろされなパンツと下着を脱ぎ捨てた
「ホラ、続きするからアオリちゃん仰向けなって。アオリちゃんに任せてたら朝になっちゃうんよ」


嬉しいような戸惑うような気持ちになりつつアオリちゃんはホタルちゃんの言うことに従う。
アオリちゃんに跨るように膝立ちになって、ゆっくりと腰を落としていく。
「ひゃぁあぁ…」「ッん…」
全部入りきったところでアオリちゃんに身体を重ねて唇に口付けする
ホタルが腰を動かすとアオリちゃんが苦しそうな顔する
それをみるとホタルちゃんにもドロついた欲求が込み上げてきて動きが大胆になる
自然とアオリちゃんも動きに合わせて突き上げるようになる
2人の息はどんな時もぴったりそれがシオカラーズ


お互いがお互いの名前を呼び合うのも忘れ途切れ途切れの息と汗だけが飛び散るようになった時
「ッ!ホタルちゃん!」
叫ぶアオリちゃんの口を唇で塞ぐホタルちゃん
百合百合バーから吐き出される白インクはホタルちゃんのプライベートエリアを塗りたくる

繋がったまま抱きつきあってる2人
「…ごめんねホタルちゃん」
「何言うんよアオリちゃん」
「だってアタシのせいでこんなこと…」
今にも泣きそうだ
アオリちゃんの頭を撫でてやる
「…アオリちゃんはアタシのこと好き?」
「もちろんだよ!」
「アタシもアオリちゃんのこと好き」
「う、うん…」
「ならそれでいいじゃない」
今度はアオリちゃんのおでこにチューするホタルちゃん
しばらく無言で抱きつき合う2人
「ねえホタルちゃん」
「なんね?」
「アタシもホタルちゃん好きだよ」
そういってホタルにキスをするアオリちゃん
お互いギュッと強く抱き締めるとそのまま夢の中へとまどろんでいった



タコツボバレーのどこか
「どういうことなんでしか!全然効果なかったんでし!金返せでし!」
ブキチが詰め寄るのは二本足のオクタリアン
「ギ…ナニ イッテ イル。クスリ ハ ホンモノ。コウカ アル」
「色んなイカガールにも試したけど手を握ったら振り払われたでしよ!?」
「…? オマエ カニ。ガール イカ。チガウ コウカ ナイ」
「なんでしとぉおお!!!硬いカブトガニガールなんでごめんこうむるでし!!あいつらムカつくし!それに3号ボーイはタコゾネスに使ったら効果あったんでしよ!!!」
「アイツラ ソウシ ソウアイ。クスリ イラナイ。テヲトル キッカケ ジュウブン」
「ああああああ!!!」
ブキチは絶望した
己のモテナイSagaに絶望した
ならば外道を外れて畜生道に堕ちても構わない
弱みを握って好きできるガールを捕まえたらいい
このさいボーイでもいい
でもそれは別のお話


祝詞

+
塩辛循環百合は俗世の妄言に非ず
二色の対なる色彩は現世の真理也
紺碧に響く塗布の音色は諸行無常
漁火集う烏賊の群の曉や如何に?
撃て!轢け!爆ぜ!塗ろし合え!
糊塗する流墨に障泥と螢が花開く
是れぞ塩辛循環百合に至る境地!


突発「」カ大会優勝景品

+
アオリちゃんはお酒を飲むと泣き上戸になる
お酒はいつも抑制してる本心を解き放つものという
いつも明るく奔放なアオリちゃんだけど、その裏には常に不安を抱えているのだろう
なのでライブの打ち上げでお酒が入ると大体手がつけれなくなるのがわかっているので、お酒に強いのもあってホタルちゃんはアオリちゃんの面倒見る係になっている
泣きじゃくるアオリちゃんの世話をしているとふと昔を思い出す
(あの頃はアタシの方がなく側でアオリちゃんに慰めてもらってたな…)
大人になった逆転する立場が少しおかしかった

峠を越えて酩酊し大人しくなったアオリちゃんに肩を貸して帰路につき、シオカラハウスに到着する
途中道端で吐いたアオリちゃんの口を拭ったりと、普段以上に悪酔した故のイベントもあった
アオリちゃんにをソファに寝かせ、酔い止めを飲ませるために水を汲にキッチンに向かう
コップに水を入れてるとアオリちゃんが起き上がる音がした
「はい、アオリちゃん。これ飲んで」
「ヤダ」
「…えっ?」
「ホタルちゃん全然飲んでないじゃん。アタシばっかホタルちゃんに迷惑かけてて…これじゃ不公平だよぅ」
「…はぁ…」
喋らながらまた泣き出しそうになるアオリちゃんに若干呆れるホタルちゃん

「そんなこと無いんよとよ」
アオリちゃんの背中をさすりながら語りかける
「アオリちゃんのことを迷惑に思ったことなんて今まで一度もなかよ」
アオリちゃんを抱っこして自分の膝の上にのせる
「困ったことがお互いさまなんよ」
頭を撫でながら耳もとに囁く
「でもアタシはヤなの!アタシばっかりホタルちゃんに…なんか…さらしてる!」
駄々を捏ねるアオリちゃん
(頑固な所があるからこーなったらテコでも動かないなー)
「…じゃあどうしたらよかと?」
「これ飲んで!アタシはそれ飲むからホタルちゃんはこれ空にして!」
アオリちゃんが取り出したるは『熊殺し』
かつて地上を支配していた最強の哺乳類をも一滴で討つ、らしい(イカの話は適当である)
この前買ってから少しずつ減らして半分くらい残っているのだ

「…マジで言いよるん?」
「まじ!アタシもホタルちゃんの酔ってるとこ見てみたいもん!」
この時ホタルちゃんが酔っていなかったか?否、傍目にはわからないだけで結構酔っているのだ
酔っていなければ、アオリちゃんに肩を貸すのであれば腰を撫で回すことはないし、膝上に乗せることはないし、吐いたアオリちゃんの口を…まぁいいや
つまり酔っていたからこそアオリちゃんの無茶振りに乗ったのだ


「……ッフーーーー…」
空になった瓶をゴトリと落とす
顔は真っ赤になり目が座るホタルちゃん
初めて見る顔に怯えるアオリちゃん
「…あのねホタルちゃん、そのね、そんなつも」
泣き言を吐き出しそうになる悪い口はホタルちゃんの唇によって塞がれた
目を白黒させるアオリちゃん


「…!」
「そうね、お酒って、いいわね」
「ホタルちゃ」
アオリちゃんに発言は許されない
「いいのよ、本当の姿を、晒したって、ね」
お酒はいつも抑制してる本心を解き放つものという
でも大丈夫、どんな時でもシオカラーズなら大丈夫
アオリちゃんとホタルちゃんは2人で1つだよね
オサケハホドホドニ


飲酒ロック

+
(まさかアオリちゃんがホタルちゃんと……そんなはずない!)
だがアオリの声はますます艶めかしくなっていく。たまらず隙間からなかを覗き見た
(ああ!……そんなバカな!)
想像以上に淫らな光景がそこにあった。
机の上で四つん這いにされたアオリをホタルが背後から責めているのだ
ホタルの色白の体が覆いかぶさり、尻が前後に揺れるたびに、アオリの口から嬌声がもれる
「ああーっ!いいっいいーっ!」
「そんなに大きな声で喘がんといて…誰か来ちゃうよ」
「ああっアハハっ大丈夫だよ、爺ちゃんはしばらく帰ってこないって…ああん!」
アオリの髪をつかみ、乱暴にホタルが腰を突きあげ、小さめな乳房が可愛く揺れる
「もう…アオリちゃんひょっとして見られたいイカ?ひくわー」
「ああっ…ちっちがうよーあふうっ」
アオリはますます尻をくねらせ快感を貪る

ハイウェイツーリング

+
「はぁ」
ひとりでいるには少しばかり広い白天井に、物憂げなため息が浮かぶ。デイリーで放映されるレギュラー番組のため用意された楽屋は、なかば彼女たちの私室と化していた。もっとも、私物を持ち込んでいるのはもっぱら相方ばかりなのだが。
「イケメン君、ねぇ」
トップアイドルの胸中に決して軽くないしこりを残すのは、収録中のパートナーのひとことだった。
享楽的なインクリングのなかでもひときわ年不相応に奔放なディレクターは、原則として台本を用意しない。ステージ紹介のコメントはほとんどがふたりのアドリブだ。
『ドライブに連れてってくれるイケメン君! れんらく、ヨロシクー!』
プロとして、現場では冷静に受け流して番組をつつがなく進行させた。だが取り繕った表情の裏では、彼女の言葉にかき乱された感情がトルネードのように渦巻いていた。
「なれるもんならなっとるっつーの……」
インクリングは性別を任意にスイッチできる。性自認も『どちらかといえば』程度のゆるやかな感覚でしかない。不定の肉体を持つ超インク生命体ならではの性質だと、研究員は口早に語っていた。
だが、自由自在に姿形を変えられるというわけでもなかった。多くのインクリングは『見様見真似』で人型を模す術を身につける。モデルと、モデルに同一化できるだけの想像力が必要なのだ。ホタルの問題はそこにあった。
(アオリちゃん以外興味なさすぎて、イケメンってどんなのかわからん)
どうにか足がかりになるものを求めて、身近な異性の顔を思い浮かべてみる。祖父、ないわー。祖父とよく一緒に遊んでくれてるDJのじいちゃん、ないわー。ブキチ君、バトルではお世話になってるけどちょっと。最近できた弟分、アレはイケメンというよりカワイイやし。どいつもこいつも論外だった。
「八方塞がりだわ……」
「ホタルちゃーん! スタッフさんからポテトもらっちゃったポテト! 食べよー!」
ノックもなしに扉が叩き開けられる。満面の笑みと、腕いっぱいの差入れを抱えて悩みの種が部屋に踏み入ってくる。近くに家庭菜園でもあるのだろうか、見るからに採れたてだ。
「あれ、どったの?」
疲れた顔を見られてしまった。彼女が首をかしげ尋ねる。
「……別に」
「別にじゃないでしょー? ほらほら、おねーさんに言ってみ?」
こんな時だけ年長者ぶる。実際年上といえば年上なのだが、ほとんど誤差のようなものなのに。
だが、一度こうなった彼女のしつこさをホタルは重々知り尽くしていた。その上カンだけは妙に冴えているものだから、嘘やごまかしは通用しない。素直に吐露するしか道はなかった。
「アオリちゃんの言うイケメンて、どういうのなん」
「え、なんの話?」
「言うとったっしょ。今日の収録」
「……覚えてない!」
別に驚くことではない、彼女と付き合っているとこのようなやりとりは日常茶飯事になる。基本的にライブ感で生きているのだ。
「忘れててもいいけど、どういうのなん、イケメンて」
「ホタルちゃんは変なこと聞くねー?」
言いつつも、相方は頭をぐるぐると回しながら考えに耽り始める。うなじから伸びる長い触腕がふるふると揺れてかわいらしい。やがて、頭上に電球をともして彼女は答えた。
「ホタルちゃん!」
「…………は?」
あいたカラストンビがふさがらない。彼女はなおも続けた。
「イケメンといえばホタルちゃん!」
「や、ワケわからんし」
「毎朝優しく起こしてくれるし!」
「厳しく起こしたらアオリちゃん泣いたやん」
「おいしいランチのお店いっぱい知ってるし!」
「ポテトバーのあるとこならアオリちゃんどこでもええやん」
「打ち上げ最後まで付き合ってくれるし!」
「初めての店だとアオリちゃん帰り道忘れるやん」
「通話しホーダイプラン一緒に入ってくれるし!」
「じゃないとアオリちゃん夜中に電話かけすぎて破産するやん」
「オフの日のエスコートバッチリだし!」
「しおり作っとかないとアオリちゃん迷子になるやん」
「頭脳派だし!」
「あれはカミ様のリクエストっしょ」
「もー!」
マンガみたいに両腕を振って、不満と怒りの意を示す。
「いーじゃん! とにかくアタシにとってのイケメンはホタルちゃん! それでいいの!」
ぷんぷこしながらポテトをかっくらう。三秒後には笑顔になっている。おいしさで記憶と感情が書き換えられたな。
本当にわけがわからない。イケメンを知らない自分が言うのも変だけれど、彼女の言ったことはイケメンの条件ではないと思う。
でも、不思議と胸のつかえは消えてなくなった。彼女が手にしたポテトを唇で奪い取る。彼女の顔が再び怒りに染まる。彼女の唇にポテトを差し出す。彼女の顔が再び喜びに満ちる。何度も何度も繰り返し、ころころとめまぐるしく変わる表情に、ホタルも自然と笑みをこぼしていた。

バレンタインミ

+
切れかけの蛍光灯が不規則な音を出す。
シオカラ地方から引っ越しして数ヶ月、ホタルちゃんはアオリちゃんが恋しくて仕方なかった。
両親が再婚を繰り返し引っ越しが多かったこれまでの人生で、アオリちゃんと過ごした日々は幸せそのものだった。
(…帰りたい)
薄暗い自宅で宿題を片付けながら声にならない独り言を零す。
両親は共働きで一人でお留守番。
母親は夕方から朝にかけて大人の仕事をしているらしいが、継父はどんな仕事をしているのかわからない。
夜中になると酒を持って酔っぱらいながら帰ってくる。
最近自分を見る目がまとわりつくような感覚を覚える。なんかヤダ。
(…二人で食べたお爺ちゃんのオハギおいしかったな…)
胸が締め付けられそうなほど美化された思い出が目の前を灰色にする。
継父が帰ってくる前に宿題と風呂を済ませて布団に入らないと。
手を急がせたところにドアのベルが鳴る。

「宅急便ですー」
せっかく集中して終わらせそうと思ったのに。
出鼻をくじかれたような気持ちを抱えて荷物を受け取り、一転する。
宛名はホタルちゃんへ、アオリちゃんからのクール便だった。
梱包をほどくとピンクのリボンでラッピングされたオシャレな箱が出てきた。
アオリちゃんからのプレゼントが届いた喜びと、誕生日でもないのになんでだろう?という疑問が頭をよぎった。
丁寧にリボンを解き、包装紙が破けないようにテープを剥がし、箱を開ける。
なかに入っていたのは手のひら程ある大きなハートがのチョコレートが一つ。
輪郭がすこし歪で、表面に"Happy Barentain”と書かれた文字が手作りだということを物語っていた。
(スペル間違ってるんよ…)
心の中でツッコミを入れてはいるが、胸は喜びで一杯になる。

開けた蓋の裏を見るとメッセージカードが同梱されていることに気付く。
カードにはホタルちゃんが居なくなって寂しい、また一緒に遊びたい、会いたい、一生の友達だよ、と言った事が書いてあった。
懐かしさがこみ上げるのと一緒に、遠く離れていても同じ気持ちだったことを知り、気がつくと涙をホロホロと零していた。
(…アオリちゃん…アオリちゃんに会いたい…)
灰色だった毎日に光が戻った。
そうだ、お小遣い貯めてアオリちゃんに会いに行けばいいんだ。
ホワイトデーのお返しは手渡しにしよう。

これがきっかけでバレンタインデーではアオリちゃん、ホワイトデーではホタルちゃんがプレゼントするようになったとさ。
めでたしめでたしキンメダ-イ。

バレンタインミ2

+
いっせーのーせっハイ!
ホタルちゃんが選んだチョコは一流チョコメーカーの贈呈品だった。
アオリちゃんが前に出したのは大きなハート型のチョコだった。

バレンタインデーはお互いにチョコを用意しようよ!
アオリちゃんの思い付きは唐突だった。
何も前日に言わなくたっていいじゃなイカ。
こういう時どんなチョコを選んだらいいのだろうか?
キックカットや船チョコは論外だろうし…
かといって手作りってのも重いとか思われたらな…普段料理できないし…あと恥ずいし…

当日イルミネーションの綺麗な広場で待ち合わせして、冒頭のチョコ交換に至る

(マズったかな…そういうことならアタシ手作りかせめてハート型のチョコにしとけば…)
「わー!これKOHADAのチョコじゃん!スゴーイ!ホタルちゃんありがとう!」
「あっうん、アオリちゃんもありがとうね」
そんな気にしてないのかな?そんなもんなのかとひとりごちるホタルちゃん
アオリちゃんはそんな気も知らずにさっそくチョコを開封する
「じゃあホタルちゃん、あーん」
大きく口を開けるアオリちゃん
「えっどゆこと?」
「あーんだよホタルちゃん、バレンタインだよ?あーん」
食べさせろというこということか
バレンタインってそういう風習だっけ?
まぁアオリちゃんが望むなら…ひとつ摘んでピンク色のアオリちゃんの口に放り込む


「んーッおいひー!ホタルちゃんに食べさせて貰うチョコは格別だね!」
「さよか」
ひとつ、またひとつ放り込んでいく。
最後のひとつを放り込もうとするとパクリとホタルちゃんの指まで咥える。
「コラちょっとアオリちゃん!?」
「んーホタルちゃんの指についたチョコもおいひー」
イカチョップ!アオリちゃんは指を離した!
「んもぅ…全くなにすんね」
「よーし次はホタルちゃんの番ね!」
そうなの?と思いつつプレゼントされた手のひら大のチョコの梱包を解く
これをあーんされても一口では食べられそうもない
「じゃあガチチョコバトルしよっか!」
なにそれ


「なにそれ」
「一回やってみたかったんだよねー。こういう大っきいチョコを2人で両端から食べていって、たくさん食べた方が勝ち!」
「勝ち負けあるんだ」
「そりゃだってガチだもん」
違うと思う、と思ったが飲み込んだ
「いやそれでも、さすがに公衆の面前でそれは…」
「大丈夫だって…ホラ」
アオリちゃんに促されて周りを見渡すと男女で抱き合ってキスしてるカップルが散見された
「みんなガチチョコバトルし目立たないよ」
違うと思う、と思ったが声にできなかった
何故なら目の前にはハート型のチョコを咥えて見据えてくるアオリちゃんがいたから



「はひ、ほはふひゃん」
アオリちゃんの顔がずいっと近づいてくる
震える顎を隠しもせずに端を囓るホタルちゃん
「ひょーい…ほん!」
はじまった
何処まで本気なんだろうか?本気ってなによ
これは冗談なのか?ゲームなのか?
勝負という割にアオリちゃんの咀嚼するスピードは遅めだ
アオリちゃんの目は楽しそうに目尻を垂らしながら近づいてくる


真ん中くらいまで来たら上手いこと割って離れよう
ホタルちゃんは嚙り進めながら作戦を立てる
チョコはおいしいはずなのに味がわからなかった
ホタルちゃんの方が先にチョコの半分まで辿り着く
この時点で二人の鼻と鼻が触れ合うほどの距離だ
限界を感じたホタルちゃんは首と顎を使ってチョコを割って後ろに顔を反らす

が、しかしいつの間にか頭の後ろにまわされたアオリちゃんの手が動きを抑え、ホタルちゃんの唇で支えてるチョコの破片をほうばり奪い去る
「えへへへ、アタシの勝ちだね」
妖艶に微笑むアオリちゃん
こんな表情を今まで見せたことがあっただろうか
どうやらホタルちゃんは完膚なきまで負けたようだ


えっ!?バレンタインチョコ投げつけ大会!?

+
シオカラーズは若手のユニットということもあって体をはった企画に出演することもある
『バレンタイン特別企画!ガチチョコバトル!~水じゃないから平気だもん~』
「なんなんね?これは」
「今度出演するテレビ番組の内容だよホタルちゃん」
そうなんだろうけどさ、と心の中で溜息をつく
要約するとインクの代わりにチョコレートでバトルするらしい
しかし敵味方同じインクでは塗り面積をどうやって競うんだろうかと訝しんだが、どうも水着を着てお互いの身体にチョコをたくさん塗ったほうが勝ち
で、クレーム対策としてちゃんと塗ったチョコをおいしく頂くところまで放送するだとか
アカンやろ
「すごいね!これならチョコ食べ放題じゃん!」
アオリちゃんは幸せそうで羨ましい


フェスお題「アオリちゃんvsホタルちゃん」

+
「どーん!フェスのお題は…なんと!アタシたちでーす!」
「まじか」
「アタシはもちろんホタルちゃん!」
「えっそういう感じなの?」
「もちろん!ホタルちゃんは頭が良いしーキレイだしー優しいしー…」
「ちょ、ちょっと待ってよ…じゃあアタシはアオリちゃん選ぶしかないんね…」
「えーっ!ちゃんと選ぶ理由言おうよー!」
「えっ!…その、かわいいし、元気で見てると癒させるとか…?」
「てなワケでみなさん、ロビー前から投票ヨロシクね!」


ゆりコンタクト

+
その爛漫な瞳に、何度吸い込まれそうになったのだろう
そのやわらかでとけそうな唇に何度触れそうになっだろう
子供の時からずうっと一緒で大きくなってずっと好きだった歌をうたう仕事をして
苦しい時も辛い時も楽しい時もずっとそばにいたから乗り越えられた
初めてのライブ、大観衆の中でお互い震えていても笑い合えば不思議と震えは止まった
今となりで座るあなたが私をどう思っているのだろう?
この気持ちに気づいているのだろうか?
焦がれて思えば想うほどあなたの心がわからなくなって焦れていく
この気持ちを打ち明けられたら、ぶつけることができたなら


おてつだい おこづかい

+
(アオリちゃんに会うためだから)
どんなに辛くても希望のためなら頑張れる
減るもんじゃない、っていうのは嘘だ
心は磨り減るのだ
だけど大丈夫 アオリちゃんに会えるなら耐えられる
そうして今日もお隣さんの"お手伝い"をするためにインターホンを押す


(はやくアオリちゃんに会いたい…)
憔悴した心は過去の暖かい記憶に救いを求める
あともう少しだから
もう8割分の旅費は貯まった
来月には会えるんだから
アオリちゃんに再開してちゅっちゅするのはまた別のおはなし


塩辛戦隊!

+
幼ホタルちゃんのカッコいい技名ノートいいのよね!僕も大好きだ!!
身体が弱く外で同世代と遊べないホタルちゃんは自然とインドア派になって
活発に動けない分想像力を働かせて色んな技を解説付きで絵に描くのいいよね…
なんとなく人に言えない恥ずかしさがあって誰にも言わなかったんだけど親戚の家に預けられてるときにアオリちゃんに「ねぇ何書いてるの?」って見つかっちゃうんだ…
いきなり自分の内側を晒しちゃったことへの怯えから何も反応出来ずにいると「何これすごい!カッコいい」ってそれはもうベタ褒めするんだ
それからホタルちゃんが考えた技をアオリちゃんが実践するのが二人の最初の共同作業…遊び仲間になったきっかけなんだ
そして二人協力合体技とかやるうちに地元のガキンチョも加わるようになってチーム技「エターナルファランクスΩ」とかできたんだよね
そんな技名ノートが大人になって発掘されてハイカラニュースで発表してやったぜ!
アオリちゃんはワルい子だな!



ユリモンゲットだぜ!

+
「やっりー!勝った!」
寝そべりながらガッツポーズして体の支えをなくしてアオリちゃんの膝になだれ込むホタルちゃんいいよね…
悔し紛れにホタルちゃんのホッペをプニプニしたらホタルちゃんも仰向けになってアオリちゃんのホッペを両手の平でぎゅーっとサンドイッチして…これは…循環……
「んもー!なんふぇかふぇひゃいの!」
「ふっふーん!アオリちゃんは攻撃特化しすぎなんね。ポケモンもナワバリも立ちまりが大事なんよ」

「うわーんくやしい!」
プリンを賭けたポケモンバトルはホタルちゃんの勝利に終わった
「んんんーー!!勝利の味は格別ですなー!」
「ふーんだ!別にまた買えばいいし!悔しくなんかないし!」
プリンよりもアオリちゃんの表情の方が美味しいんですけどね
「だいたいホタルちゃんは「あーん」パクリ…おいしい…」
「ハイハイバトルが終わったらノーサイドでしょ?」
「…もうひと口」「はい、あーん」
1試合で二度おいしい
これだからポケモンバトルはやめられないね


「サンサンサンバイザー可愛くない?」

+
「うん、アオリちゃん似合ってるんよ」
どっちかというとアオリちゃんが可愛いよという声は閉まっておく
デートでオカシラドウに来て色んなアタマをつけてはポーズをとるアオリちゃんが可愛い
「ほらホタルちゃんもコレつけて…じゃん!色違いペアルック!これシオカラーズの衣装にしよっか!」
「もーあの衣装はアレで完成してるんだから崩しちゃダメでしょ」
「ちぇー」
「でも…カラストンビ隊のセカンドユニフォームにはいいかもしれんね」
「!せかんどゆにふぉーむ!かっこいい!じゃあエチゼンくんのとことロブさんとこにも行って揃えなきゃ!あ、アネモちゃんお会計おねがい!」
これだけはしゃぐアオリちゃんが見れるなら多少の散財には目を瞑ろう
アオリちゃんに手を引かれながらデートは進む


No.357629098

+
夏は暑苦しいからちょっと寄らんといて…ってアオリちゃんを遠ざけるんだけど
夏こそいっぱい遊ぶ時期だよホタルちゃん!!とグイグイ来られちゃうホタルちゃん
冬といえば雪!雪といえば雪だるま!だから外出たいー!ってホタルちゃんに言うんだけど
冬は寒い…アオリちゃんってぬっこいわ~となかなか振りほどけないアオリちゃん
こんな風に季節とともに循環するシオカラーズってどうですか?


ぴったんほっぺいいよね!ぼくも大好きだ!!

+
シオカラーズはね、なんというかちょっと過剰なくらいベタベタしすぎなくらいがちょうどいいんだ
2人でお出かけしてる間指を絡めて手を繋ぐし広いソファに座るときは隣同士肩寄せ合って座る
「キミらちょっとくっつき過ぎなんちゃう?」って言われても
「えー?こんなんフツウだよー?」
ねー?ってアオリちゃんはホタルちゃんに抱きつきながら聞く
ホタルちゃんはアオリちゃんの頭を撫でて返答する
「ゆうても自分らいくら仲良くても他の人にはそんなんせんやろ?」
んー…?と逡巡するアオリちゃん
「これはね、あたし達シオカラーズの"フツウ"だからいいんね」
あっそっかー!なるほどねー!とホタルちゃんのほっぺに自分のほっぺをくっつけてうりうりうりするアオリちゃん
なんてこったいこれではもうイチャコラーズではなイカ
彼女達は普通と言いつつ特別な関係になってることの自覚はあるのだろうか?
全ては循環百合に委ねよう



【北米第16回フェス告知】

+
「いよいよこの日がやって来たよ…!」
「フェスの中のフェス、究極のお題…!」
「さっそくお題をはっぴょーーーします!!
対決するのは、シオカラーズのフェスで勝つ方『アオリ』! と」
「シオカラーズの飽きが来ない方『ホタル』~」
「…
アタシは今日、懐の広いビックなイカになる!
そういうわけでホタルちゃんチームに投票しようと思いまーす!」
「おお~! わかってるじゃん同志アオリ君! おいでませ~」
「あれっ? でもそうなるとホタルちゃんはアオリチームに投票しないとじゃん!」
「まあ…そうかもね? アオリちゃんに投票するくらいなら家でタコワサ将軍でも洗ってた方がマシだけど~」
「もー! アオリチーム怒っちゃうよ!
ホタルちゃんとその灰髪なんてばーちゃん化が進んでるくせに!」
「…」


くっつきたいんだけど暑いからくっつけない感じのをお願いします

+
ホタルちゃんの体温が低い
エアコンが壊れたシオカラハウスにおいて涼を求めた結果アオリちゃんがホタルちゃんに抱きつくのは当然の帰結だった
「そんなことないんね」
しがみ付こうとする熱源をなんとか阻止しようとホタルちゃんは抵抗していた
「えーホタルちゃんのけちーちょっとくらいいいじゃんー」
「いやいやくっついたら熱くなるに決まってるっしょ」
無駄な応酬で両者とも汗が滲み出てくる
「ホタルちゃんはずるいよー冬は寒い寒いってアタシに抱きついてくるのにー」
「え、あ、まぁそれはそれというか」
混じり合いどちらのかわからない汗で手がすべりアオリちゃんが飛び込んできた
へそとへそが汗でぬるぬりと密着する(言い忘れていたが二人とも熱を逃がすために下着姿である)
「…どうアオリちゃん、涼しい?」
「うーん…そうでもないかなー」
開け放った窓から風の代わりに暑苦しい蝉の声ばかりが入ってくる
「シャワー浴びてどっか涼しいとこいこっか」「さんせー」
せっかくだしイカゴジラみようとかアイスパフェたべたいなど
2人は夕方の予定を話しながら浴室へと向かった


アオリちゃんパワーが不足している(シノそ)


「ホタルちゃん…ほんとに…するの…?」

アオリちゃんは顔を赤らめて懇願する
「なにいってんのー罰ゲームのルールはアオリちゃんも一緒に決めたでしょー?」
バッサリと切り捨てるホタルちゃん
オフの日のアロワナモールの中
2人はコソコソと話し合っていた

アオリちゃんはセーターにジーパンの姿で試着室に入っていき、暫くすると同じ格好で出てきた
アオリちゃんはセカセカとぎこちなくホタルちゃんの手を引いて店を出る
その後に店を数件回った後にひと休憩にいつものカフェに入り山盛りフライドポテトを注文する
いつもならあっという間に半分は食べてしまうアオリちゃんだが今日は控えめだ
「…そういえばアオリちゃん、まだ証拠を見せて貰ってなかったんね」
「…」
アオリちゃんは顔を伏せたまま机の下から丸めた布キレを渡す
ほんのり温かい
その時ホタルちゃんの悪戯心にスイッチが入る
「…これが証拠だって言われてもなー」
「…?」
「この目で直接見せて貰わないことにはなーなんとも言えないよねー」
「えっ……!?」
「ホラこの席一番奥で角にあるじゃん?アオリちゃんの後ろからなら何も見えないし…?」
「………エッチ」
か細い声で抵抗にならい文句を呟く
ゴソゴソとお腹の辺りのセーターと中のTシャツの裾を掴む
チラチラと壁のない左側に目をやりつつ前をソロリソロリとたくし上げる
すべすべのお腹とヘソが晒され…形のいい下乳が露わになり…ピンク色の乳首が空気に触れる
「お待たせしましたご注文のコーヒーです」
バッとセーターを下げる

ウェイターは後ろ隣の席に配膳に来たようだった
アオリちゃんの顔は真っ赤で目を潤ませている
「…これでいいでしょ?」
「うんうん、上は確認できたね…それじゃあ下も確認しよっか!」
アオリちゃんの隣に席を移す
「今度はあたしも手伝ってあげるから」


こうしてホタルちゃんはアオリパワーを大量に補給することができた
早明な諸兄はお気付きになっただろう
この時アオリちゃんもまたホタルパワーを大量に補給していたのだ
シオカラーズは2人とも変態さんだね



ホタルちゃんパワーが不足している(シノそ)

「アオリちゃん、ほんとにしなきゃいかんの?」
ホタルちゃんは文句言いたげに質問する
「ブブー駄目ですー罰ゲームのルールはホタルちゃんも一緒に決めたので変更はできませーん!」
上機嫌なアオリちゃんは明確に棄却の意を示す
オフの日のアロワナモールの中
2人はコソコソと話し合っていた
ホタルちゃんはセジャンパーにタイトスカートの姿で試着室に入っていき、暫くすると同じ格好で出てきた
「ほい、お待たせ!次はどこ行く?」
ホタルちゃんは普段と変わりなく
しかし
その後に店を数件回った後にひと休憩にいつものカフェに入り山盛りフライドポテトを注文する
いつもならあっという間に半分は食べてしまうアオリちゃんだが今日は控えめだ
「…そういえばアオリちゃん、まだ証拠を見せて貰ってなかったんね」
「…」
アオリちゃんは顔を伏せたまま机の下から丸めた布キレを渡す
ほんのり温かい
その時ホタルちゃんの悪戯心にスイッチが入る
「…これが証拠だって言われてもなー」
「…?」
「この目で直接見せて貰わないことにはなーなんとも言えないよねー」
「えっ……!?」
「ホラこの席一番奥で角にあるじゃん?アオリちゃんの後ろからなら何も見えないし…?」
「………エッチ」
か細い声で抵抗にならい文句を呟く
ゴソゴソとお腹の辺りのセーターと中のTシャツの裾を掴む
チラチラと壁のない左側に目をやりつつ前をソロリソロリとたくし上げる
すべすべのお腹とヘソが晒され…形のいい下乳が露わになり…ピンク色の乳首が空気に触れる
「お待たせしましたご注文のコーヒーです」

バッとセーターを下げる
ウェイターは後ろ隣の席に配膳に来たようだった
アオリちゃんの顔は真っ赤で目を潤ませている
「…これでいいでしょ?」
「うんうん、上は確認できたね…それじゃあ下も確認しよっか!」
アオリちゃんの隣に席を移す
「今度はあたしも手伝ってあげるから」


こうしてホタルちゃんはアオリパワーを大量に補給することができた
早明な諸兄はお気付きになっただろう
この時アオリちゃんもまたホタルパワーを大量に補給していたのだ
シオカラーズは2人とも変態さんだね



反省文!

ホタルちゃんはアロワナモールに1人アオリちゃんへのプレゼントを買いに来ていた
明日は5回目のシオカラーズ結成記念日
どちらから言い出したわけではないが毎年お祝いするようになっていた
せっかくなのでアクセサリーでもプレゼントしようと雑貨店「ハーミット」に入る
浅瀬の陽射しのような柔らかい光が使われている店内には砂辺のようにキラキラと雑貨が輝いている
その中からブレスレットを1つ手に取る
透き通る様な黒く光にかざすと淡い紫色を見せる色彩はどこかアオリちゃんの艶やかなゲソを思い出す
(きっとアオリちゃんがオシャレするときのドレスに似合うだろうな…)
いつも無邪気で天真爛漫なアオリちゃんがフォーマルなドレスに身を包んだ姿を思い出す
その腕にこのブレスレットを……うん、違和感ないんね
プレゼント用の袋と併せて店主のヤドカリに会計を頼む
アオリちゃんがどんな表情を見してくれるのか
喜んでくれるだろうか?
明日が楽しみだ


避難所

「雨…止まないね」
隣のアオリちゃんが天井を見上げながら呟いた。
ここは避難所。ハイカラシティを襲った記録的な大雨から逃れるため大勢のイカがここに避難していた。
「…もし今外に出たら、どうなるかな」
「リスポーンしてここに戻ってくるだけっしょ」
イカは水に弱い。少しの雨なら体がふやける程度で済むが、今のバケツをひっくり返したような土砂降りでは間違いなく破裂してしまうだろう。
空から水が降ってくるなんてことはイカにとって致命的なのだ。
これが異常気象と呼ばれるものなのだろうか。最近、この世界はおかしくなってきている。
ただの雨ですら珍しいのに、町が機能しなくなる程の大雨なんて聞いたことがない。
専門家は、海面がまた上昇したらしくその影響なのだと言っている。漁師は、サバを取り落として困るとぼやいている。
これらの異常はもしかして、カミ様がその動きを止めたことと何か関係しているのだろうか。あれ以来何かを受信する気配は一切ない。要するに、カミ様に見捨てられたのかも。
…意外とアタシは信心深い方だったのか…ともかく、フェスがないのは寂しいことだ。
みんなの心も、どこか退廃的になっている気がする。

ブキチ君の店には新商品が並ばない。あの早口な説明を最後に聞いたのはもうずっと前。
ギアはみんな代わり映えしないものを着ている。
この世界はどこへ行ってしまうのだろう。いや、どこにも行けないからこうもどん詰まりなのか。
だけど…
「あ!わかった!アタシたちで災害支援ライブとかしたらイイカンジじゃない!?」
アオリちゃんはいつも明るい。そしていつもアタシに元気をくれる。
「アオリちゃん、たまにいいこと言うよね…アオリちゃんがいなかったら、アタシもっと暗い気分になってたと思う。マジでありがとう」
「え、ど、どうしたのホタルちゃん急に」
急ではなく、いつも思っていることだが…こんな時でもないと伝える機会がない。
「ア、アタシの方がホタルちゃんに感謝してるし!ホタルちゃんがいなかったら退屈で干からびるとこだったし!」
なんか張り合ってきた。
アオリちゃんがアタシに元気をくれて、アタシもアオリちゃんに元気をあげる。
そうして溢れ出たエネルギーでライブをして大雨で疲れたファンのみんなの勇気になるとしたら…喜ばしいことだ。
空を見ると、いつの間にか雨は小降りになって雲の隙間からは太陽が差し込んでいた。



しつもん
「」カスレに書き込みあった怪文書もココに掲載してもよい?
あんさー
いいっぽいから載せるね

テンプレ

タイトル

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※いくらでも加筆編集していい