日本の伝統的ともいって過言ではないのが「こたつ」だと思う。現代社会は欧米の生活習慣が多く入りどうしてもテーブルに椅子やソファということが増えているが、和室の畳の上にこたつという昔ながらの場所にほっとしない人は少ないのではないだろうか?こたつにもぐりこんで頭だけ出して「こたつむり~」と過ごしていて、親からお尻に根っこが生えるわよ!と怒られた記憶がある人も沢山いるはずだと思う。核家族化が進み、塾だ仕事だと同じ家に住んでいても顔もろくにみなかったり、会話がなかったりという事は珍しい話ではないと思う。 冬の寒い日に帰ってきてこたつにもぐりこむと、しばらくは確実に出れなくなる。そうこうしていると、他の家族も入ってきてなんだかんだと会話が始まる。たいした話をしているわけでもなく、日常の報告しかしてないとしても一緒に暮らしている家族とのぬくもりを共有でき、同じ時間を同じ空間で過ごすことができる。当たり前のことが当たり前でなくなっている現代において、こたつというのは魔法の家具の様な存在な気がしている。
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