レポ:第22話「白のワルキューレ」

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:開催日|2008年2月3日 :GM|s/t :舞台|サンティペグリ遺跡群 :参加PC|リリィ マグナス・ロットー クー ハイネ・シュローダー -“剣の遺跡”の時のような事態を防ぐべく帝国軍の大部隊とあのサンテティエンヌが向かったというサンティペグリ遺跡群、通称“王の遺跡”を目指す“旅団”の一行。一方、グーデリアン大佐の命により王の遺跡に向かっていたハイネは道中で昔、世話になった村が焼き討ちされているところに出くわす。そこでハイネは村の子供を守って隠れていたファールーと再会するのだが…。 -マグナスの≪スリープ≫により、首尾よく遺跡の内部に潜り込む“旅団”一行、サンテティエンヌは軍には主に遺跡周囲の警護を任せていたらしく遺跡の内部には人の姿は見当たらなかった。 -作業員として徴発されたらしい村人たちを救うべくファールーの力で帝国軍の陣まで一気に転移したハイネ。村人達は遺跡の奥に連れて行かれたらしく、単身遺跡の内部に潜り込む。 -遺跡に近づくごとに、そして遺跡の内部を進むごとにリリィの記憶に奇妙なデジャ・ヴュがかかり始める。かつてここを訪れたような感覚、夢のような幻視に見るシグルドと仲間達が繰り広げた冒険の旅路。そしてシャードは遺跡の奥に向かう事を促していた… -“旅団”の一行が遺跡内部のガーディアンに襲われたところでハイネが疾風迅雷の如く割って入り、ガーディアンに斬りかかる。マグナスがハイネの行動を訝しがりながらも、敵は同じということで一時共闘する一同。強力なガーディアンといえど力を増したクエスターたちの敵にはならず、あっという間に撃破する。 -奥から響き始める微かな奈落の気配、そして何故か道がわかるというリリィの案内で遺跡の奥に向かう一行。しかし、最後の分岐点で村人+遺跡のデータベースと最奥のサンテティエンヌ+封印という二択を迫られる。 -結局一行は村人の方を優先しデータベースが納められた部屋へ、中ではゼーレ・シャッテンのエイリアスたちが控えていたが、クーが直前の罠を見事看破したこともあって村人に危害を加えさせる前に電撃戦で片を付ける事に成功する。そしてデータベースにより“剣の遺跡”、“王の遺跡”に続く最後の封印が西の果て、キルシェ公国のさらに西方に存在する事など残っていた様々な情報を得た。 -時間をかけたこともあって、遺跡の最奥では既に封印の要になっていた“暗き王の指輪”を手にしたサンテティエンヌと開きかけた奈落のゲートが一行を待っていた。吹き付ける奈落の風に刹那にして生命力の大半を奪われてしまうが、そのとき遺跡そのものから届くような古代アルフたちの声がリリィに力と“英雄を導くもの”としての使命を託し、リリィのシャードがサクセションを果たす。まさしくそれに導かれるかのように一行のシャードもまた光と共にサクセションを果たすのであった。 -強力なサイキックの力と熟練したとも言えるファイターの特技の数々を駆使するサンテティエンヌは怒りと憎悪をむき出しにして一行に猛攻撃を仕掛ける。シーン攻撃や使用回数無制限のバリア&マイナー回復特技にサイコミラーと凶悪極まりない力を見せ付けるも、特にマグナスやハイネのダメージダイスが奮い、ギリギリのところでサンテティエンヌのHPを削りきる事が出来た。 -だがHPが尽きたサンテティエンヌは胸の“アルシャード”を輝かせてブレイクを宣言する。同時にイメージボディを解き白羽のヴァルキリーという正体を露にした彼女は、ゲートの向こうから出ようとしていた“何者か”と共にマリーシを使って去って行った。 -残されたのは既に限界を越えようとしていた奈落のゲート、だが失われたはずの古代アルフの封印技術がアルシャードを通してリリィの脳裏に流れ込み、すんでのところで奈落の暴発は防がれたのだった。 -己の正体に不安な予感を拭えないリリィをはじめ、どこか行く手に暗雲のような凶兆を感じながらも“旅団”の一行は無事カーゴに戻り旅を続けるのであった。

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