レポ:第35話「ワルプルギスの饗宴」

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:開催日|2008年3月2日 :GM|tatari :舞台|ウェストリ州廃墟の街サンカーソン :参加PC|カトレイア・マグギネス クー フィリア -ある夜、旅団に魔術師エイポス・へスペルの使いを名乗るアガペーというメイドが訪れる。何でも、主であるエイポス・へスペルが、思うところあって旅団のクエスターと直接対決を望んでいるので、依頼という形でこれを受けてもらえないかという。 -勝負の方法は、ウェストリ州の廃墟の街サンカーソンから、一人の少女を救い出せるか否かというもの。少女を救い出せたらクエスターの勝利、救えなかったらエイポス・へスペルの勝利、と定められていた。 魔術師が敗北すれば、自身の奈落の力の大半を放棄し、奈落に染まった多くの人間の魂を解放する、という勝負に対し、その場にいたカトレイアとクーはこれを受諾。二人でサンカーソンへと赴いた。 -サンカーソンで、二人は救出対象と思しき帝国教会司祭の少女ソーエに出会う。少女は昨日より以前の記憶が無いというが、とりあえず彼女を連れて街を出ることにする旅団メンバー達。街を出る途中で、旅団メンバー同様にサンカーソンを訪れていたダンピール、フィリアと合流。彼女は、自身を奈落に染めた始祖の情報をエイポス・へスペルから聞き出すために、この街を訪れていた。 -PC達3人が合流し、ソーエを連れて街を出ようとするが、謎の結界に阻まれ脱出不可能な状況になっていた。街を出ようとすると、肉体が自然に発火してしまうため、サンカーソンの外へ出られない。 -とにかく、手がかりを求めて街の中を調査することにした一行。サンカーソンは、かつて帝国軍のハイ・ウェストリ侵攻の際に橋頭堡として帝国に占領されていた街であり、当時、街に駐留していた部隊が司令部を置いていた建物を拠点に調査を開始する。建物内に残っていた軍の資料から、ソーエが10年前に従軍司祭としてこの街に派遣されていたこと、当時から外見がまったく変わっていないこと、そもそも10年前に何者かにこの街の教会で殺害されていたこと、など奇妙な事実が判明する。 -ソーエに情報を伏せつつ、そのうちに日が暮れる。「何故か、夜になるととてもよくないことが起こる気がする」と、ソーエは微妙に落ち着かない。すると、突如として奈落の獣の集団が建物を取り囲み、襲撃を掛けてくる。どうやら、敵はソーエを狙っている様子であった。 -奈落の襲撃は撃退したものの、不意をつかれてソーエは殺されてしまう。一瞬呆然とするメンバーの前にエイポスが現れる。彼女いわく、ソーエの死は予定調和的なもので、勝敗に関わるものではないとのこと。この街とソーエにまつわる秘密を解き明かすように旅団に助言をし、退場するエイポス。そして、殺されたはずのソーエは、夜明けとともに復活し、記憶がリセットされてしまっていた。 -翌日、調査を進めるうちに、サンカーソンとソーエの舞台裏が徐々に判明してゆく。調べた情報によると、ソーエは10年前に従軍司祭としてサンカーソンに着任し、そこで街の住民たちに気を使い、彼らのために献身的に尽くしていた。しかし、一部の無鉄砲な街の若者らは、そんな彼女の態度が同情的で気に食わないと、かえって反抗心を募らせていった。そんなある夜、ミーティア遺跡群からバーサーカーが現れ、サンカーソンへ向かっているから急遽撤退するようにとの報が、軍営にもたらされる。街を見捨てて撤退準備を始めようとする兵士たちに対し、街の人々を救おうと警鐘を鳴らしに飛び出したソーエ。しかし、そこにソーエに反発心を抱いていた街の若者達が身勝手な計画を立て、ソーエを暴行して殺害してしまう。 -死の際のソーエの所にエイポス・へスペルが現れ契約を持ちかける。彼女は、ソーエの魂を捧げて街の人々を助けるか、街の人々の魂を捧げてソーエが生き返るか、を選択させてやるという。死の際に、献身的に尽くしてきた街の人に裏切られ、憎悪の心を抱いてしまったソーエは、契約を承諾し、街の人々の魂を悪魔に捧げることを選択してしまう。結果、バーサーカーは何も知らないサンカーソンの住民を皆殺しに。そして、死後の魂はエイポス・へスペルによって恐るべき奈落の獣へと変質させられてしまう。死から復活し、その光景を目にしたソーエは、自分のした選択の罪深さに絶望し、大きな罪悪感に苛まれる。贖罪として、自分も街の人々が受けた責め苦を負うことを望んだソーエは、エイポス・へスペルと再契約を結ぶ。こうして、彼女は自身の贖罪として、「街の人々と同じように、何も知らぬまま理不尽に殺される」という無限の責め苦を負うこととなった。以来、ソーエは、廃墟となったサンカーソンで、夜に死んでは朝に記憶を失って復活する、という無限ループを繰り返していたのだという。 -事の真相を思い出し再び罪悪感に苛まれるソーエに対し、カトレイアは彼女の方法は贖罪でも何でもないと叱咤する。カトレイアの言葉に、新たな贖罪の可能性を考え始めるソーエ。しかし、彼女の罪悪感は奈落の業火となり、徐々に街を焼き始めた。彼女が過去を思い出すことがトリガーとなり、サンカーソンそのものが崩壊し始めたのである。 -そんなPC達を街の教会へと招くエイポス。そこで、彼女を救済できるかどうか、本当の勝負をしようという。礼拝堂ではエイポスと、彼女の使いであるアガペーが待ち受けていた。圧倒的な奈落の力で、クエスターをねじ伏せようとするエイポスと、サクセションしたPC達との戦闘がはじまる。 -エイポスの理不尽極まりないオリジナル特技が猛威を振るう上に、人数も火力も少ないPC達だったが、カトレイアの《リフレクトマジック》が強烈にはまり、自分の攻撃でHPを削られるエイポス。いろいろな状況がPC側に有利に働き、結果として誰一人死ぬことなくエイポスを撃破。 -エンディングでは、ソーエは新たな贖罪の道を模索することを選択。こうして、彼女は悪魔の契約から救済され、サンカーソンでの勝負は、PC側の見事な勝利で幕を閉じた。 -しかし、最後のマスターシーンで、死んだはずのメフィストフェレスが、人智を超えたエイリアス技術と奈落の力により復活。悪魔の暗躍は、いまだ終わりを告げてはいなかった。こうして、旅団と悪魔との戦いは、まだ続くのであった。 #comment_num2()
:開催日|2008年3月2日 :GM|tatari :舞台|ウェストリ州廃墟の街サンカーソン :参加PC|カトレイア・マグギネス クー フィリア -ある夜、旅団に魔術師エイポス・へスペルの使いを名乗るアガペーというメイドが訪れる。何でも、主であるエイポス・へスペルが、思うところあって旅団のクエスターと直接対決を望んでいるので、依頼という形でこれを受けてもらえないかという。 -勝負の方法は、ウェストリ州の廃墟の街サンカーソンから、一人の少女を救い出せるか否かというもの。少女を救い出せたらクエスターの勝利、救えなかったらエイポス・へスペルの勝利、と定められていた。 -魔術師が敗北すれば、自身の奈落の力の大半を放棄し、奈落に染まった多くの人間の魂を解放する、という勝負に対し、その場にいたカトレイアとクーはこれを受諾。二人でサンカーソンへと赴いた。 -サンカーソンで、二人は救出対象と思しき帝国教会司祭の少女ソーエに出会う。少女は昨日より以前の記憶が無いというが、とりあえず彼女を連れて街を出ることにする旅団メンバー達。街を出る途中で、旅団メンバー同様にサンカーソンを訪れていたダンピール、フィリアと合流。彼女は、自身を奈落に染めた始祖の情報をエイポス・へスペルから聞き出すために、この街を訪れていた。 -PC達3人が合流し、ソーエを連れて街を出ようとするが、謎の結界に阻まれ脱出不可能な状況になっていた。街を出ようとすると、肉体が自然に発火してしまうため、サンカーソンの外へ出られない。 -とにかく、手がかりを求めて街の中を調査することにした一行。サンカーソンは、かつて帝国軍のハイ・ウェストリ侵攻の際に橋頭堡として帝国に占領されていた街であり、当時、街に駐留していた部隊が司令部を置いていた建物を拠点に調査を開始する。建物内に残っていた軍の資料から、ソーエが10年前に従軍司祭としてこの街に派遣されていたこと、当時から外見がまったく変わっていないこと、そもそも10年前に何者かにこの街の教会で殺害されていたこと、など奇妙な事実が判明する。 -ソーエに情報を伏せつつ、そのうちに日が暮れる。「何故か、夜になるととてもよくないことが起こる気がする」と、ソーエは微妙に落ち着かない。すると、突如として奈落の獣の集団が建物を取り囲み、襲撃を掛けてくる。どうやら、敵はソーエを狙っている様子であった。 -奈落の襲撃は撃退したものの、不意をつかれてソーエは殺されてしまう。一瞬呆然とするメンバーの前にエイポスが現れる。彼女いわく、ソーエの死は予定調和的なもので、勝敗に関わるものではないとのこと。この街とソーエにまつわる秘密を解き明かすように旅団に助言をし、退場するエイポス。そして、殺されたはずのソーエは、夜明けとともに復活し、記憶がリセットされてしまっていた。 -翌日、調査を進めるうちに、サンカーソンとソーエの舞台裏が徐々に判明してゆく。調べた情報によると、ソーエは10年前に従軍司祭としてサンカーソンに着任し、そこで街の住民たちに気を使い、彼らのために献身的に尽くしていた。しかし、一部の無鉄砲な街の若者らは、そんな彼女の態度が同情的で気に食わないと、かえって反抗心を募らせていった。そんなある夜、ミーティア遺跡群からバーサーカーが現れ、サンカーソンへ向かっているから急遽撤退するようにとの報が、軍営にもたらされる。街を見捨てて撤退準備を始めようとする兵士たちに対し、街の人々を救おうと警鐘を鳴らしに飛び出したソーエ。しかし、そこにソーエに反発心を抱いていた街の若者達が身勝手な計画を立て、ソーエを暴行して殺害してしまう。 -死の際のソーエの所にエイポス・へスペルが現れ契約を持ちかける。彼女は、ソーエの魂を捧げて街の人々を助けるか、街の人々の魂を捧げてソーエが生き返るか、を選択させてやるという。死の際に、献身的に尽くしてきた街の人に裏切られ、憎悪の心を抱いてしまったソーエは、契約を承諾し、街の人々の魂を悪魔に捧げることを選択してしまう。結果、バーサーカーは何も知らないサンカーソンの住民を皆殺しに。そして、死後の魂はエイポス・へスペルによって恐るべき奈落の獣へと変質させられてしまう。死から復活し、その光景を目にしたソーエは、自分のした選択の罪深さに絶望し、大きな罪悪感に苛まれる。贖罪として、自分も街の人々が受けた責め苦を負うことを望んだソーエは、エイポス・へスペルと再契約を結ぶ。こうして、彼女は自身の贖罪として、「街の人々と同じように、何も知らぬまま理不尽に殺される」という無限の責め苦を負うこととなった。以来、ソーエは、廃墟となったサンカーソンで、夜に死んでは朝に記憶を失って復活する、という無限ループを繰り返していたのだという。 -事の真相を思い出し再び罪悪感に苛まれるソーエに対し、カトレイアは彼女の方法は贖罪でも何でもないと叱咤する。カトレイアの言葉に、新たな贖罪の可能性を考え始めるソーエ。しかし、彼女の罪悪感は奈落の業火となり、徐々に街を焼き始めた。彼女が過去を思い出すことがトリガーとなり、サンカーソンそのものが崩壊し始めたのである。 -そんなPC達を街の教会へと招くエイポス。そこで、彼女を救済できるかどうか、本当の勝負をしようという。礼拝堂ではエイポスと、彼女の使いであるアガペーが待ち受けていた。圧倒的な奈落の力で、クエスターをねじ伏せようとするエイポスと、サクセションしたPC達との戦闘がはじまる。 -エイポスの理不尽極まりないオリジナル特技が猛威を振るう上に、人数も火力も少ないPC達だったが、カトレイアの《リフレクトマジック》が強烈にはまり、自分の攻撃でHPを削られるエイポス。いろいろな状況がPC側に有利に働き、結果として誰一人死ぬことなくエイポスを撃破。 -エンディングでは、ソーエは新たな贖罪の道を模索することを選択。こうして、彼女は悪魔の契約から救済され、サンカーソンでの勝負は、PC側の見事な勝利で幕を閉じた。 -しかし、最後のマスターシーンで、死んだはずのメフィストフェレスが、人智を超えたエイリアス技術と奈落の力により復活。悪魔の暗躍は、いまだ終わりを告げてはいなかった。こうして、旅団と悪魔との戦いは、まだ続くのであった。 #comment_num2()

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