レポ:第43話「闇色の聖誕祭」

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:開催日|2008年3月21日 :GM|s/t :舞台|奈落にほぼ隣接する地域、北の大空洞 :参加PC|ファルシオン&アラン アルト・マクドール コーラス -以前、シェラハの残した地図やカールスルーエの話から北の奈落に近い地域まで向かう事にした一行。シェルリィ導師がコーラスに警告したとおり“闇の王”が間もなくその地に降臨しようとしていたのだ。 -異常なまでの奈落のクリーチャーとの遭遇に戸惑う一行。野営をする中でも気を緩められないほどの様子に一掃の危機感を強めるが、そこに姿を見せたのは漆黒の鎧を纏ったレイスナイトだった。これ以上近づかないように警告を残したそのレイスナイトは一行の返事を聞くとそのまま姿を消したのだった。 -地図に記された場所はどうやらアビシニアン教団が使っていたらしい孤児院の跡、地下から流れ出る瘴気を追っていく一行は中途でグナーデやイエタダ、ナイグンゲら奈落の僕共の出迎えを受けるが彼らは共に一行の行為の無駄を嘲笑い、争うことなく退くのだった。 -地下の長い洞窟を進むうち、一行は人の捕らえられた岩牢を発見する。中には巫女風の盲目の女性、彼女はウィネアと名乗る。なんと彼女こそはシェリルの本当の母親だったのだ。ウィネアもまた、やはり引き返す事を提案するのだがアランの力強い言葉に説得され、共に奥まで行く事を承諾するのだった。 -そしてとうとう大きな扉の前シェラハが出迎えるを受けた一行は並み居る奈落の徒達が居並び、畏怖にひれ伏す中を進み、その場所まで辿り着くのだった。――そのとき、黒い雷鳴が落ち、むせ返るほどの瘴気は幾重にも連なった巨大な魔法陣と化した。“闇の王”と化したシェリルが一行と、そして幾千幾万の数を揃える奈落の諸侯たちの前にその姿を現したのだ。 -一縷の希望を胸にシェリルに話しかけるアランだったがその精神は既に人のものではなく、囁く滅びの絶望に耳を貸さない一行に業を煮やしたシェリルはあのときのレイスナイト、“マスターレイス”を呼びだして、直接絶望という意味を叩き込むべく一行に襲い掛かるのだった。 -シェリル、マスターレイス共に強大な力を持った危険な相手ではあったが、まずマスターレイスを加護の力で叩き伏せることで戦況は一気にPC達に有利に傾く。だが、本当の絶望はこれからだった…一度シェリルのHPを0にする事に成功したPC達の前で何の代償も払わず即座にHPを全快させるシェリル。そう、奈落から直接力を受ける“闇の王”は通常の手段では滅ぼすことは出来なかったのだ。 -その様子を見て、この場からの撤退を決めるアルトとコーラス。だが、アランはファルシオンと共にその場に残る事を選んだ。それでもシェリルをひとりにはしておけない…彼の意志を尊重したアルトとコーラスはヘルモードでその場を離脱する。アランが、必ず帰る事を信じて。 -大空洞に残されたファルシオンが目を覚ましたとき、そこには誰も居なかった。“闇の王”も奈落の諸侯たちも、エンブリオも、そしてアラン・マクドールも。ファルシオンの絶叫が大空洞に虚しく響く中、ミッドガルドに再び暗黒の時代が訪れようとしていた。 #comment_num2()

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