レポ:第162話「虹の向こう、約束の果て」

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:開催日|2008年12月28日 :GM|tatari :舞台|暗黒の大聖樹内部 :参加PC|ベルティルデ・ノーチラス テッド・ノーチラス カトレイア・マクギネス 彼方夕月 ハインツ -積層都市マリアに集結した暗黒の大聖樹を攻略する“旅団”メンバー。オベール枢機卿や外に残る護衛チームのメンバーたちに見送られ、ベルティルデたち突入チームは突入ポッドに乗り込む。そして既に語られた顛末の通り、護衛チームが奮闘する間に作戦通りミカエルの主砲が開けた穴から暗黒の大聖樹の内部への侵入を果たした。 -しかし、突入した内部は数多の異世界を内包するユグドラシルそのものにも似た多元世界を織り成す場所へと変貌していた。それぞれにはぐれてしまった一行は微かなシャードの導きを頼りにまずは合流を目指す。それぞれの世界はアスガルドを諦めたクエスターたちの夢を叶えるそれぞれの閉じた世界と化していたため、それを渡りPCたちを探す行為にはかなり高度な一般判定を要求された。とはいえ、それもベルティルデやハインツが特技を駆使して成功させた事により、首尾よく仲間達を発見していくのだが… -最後のひとり、テッドが迷い込んだのは誰の夢でもない黒々と穴を開ける虚無の世界。案内するストルゲー曰く、世界の封棄場のようなものらしいそのフィールドで合流した一行を待ち構えていたのは以前相手をしたメフィストフェレス最強の僕エロスだった。時間制限のある中で強敵との戦闘を強いられる一行ではあったが、そこは既に一度手の内を見た相手。要所で先読みして加護を使う事でテッドが≪ギルティ≫や≪ジャミング≫をきちんと成功させ、終始PCサイドのペースを保つころでエロスを無事撃破するのだった。 -捨て台詞と共に“外”へと逃げたエロスをあえて追うことはせず、一行はメフィストフェレスの居場所を探す。だが封棄場を抜けた空間はやはり“誰の夢でもない世界”。そしてそこで待ちうけていたのはメフィストフェレスそのひと。身構える一行だったが、話してみるとどうやら会話用に造られたインターフェイスのようなものであるらしく、メフィストフェレス本体では無いらしい。ベルティルデの判断で目の前のインターフェイスと会話して情報を聞き出す事に。 -その口から語られたのは今まで対面していたメフィストフェレスがその実、“契約書”を利用してメフィストフェレスという存在そのものを乗っ取ったドクトル・ファウストそのものであるという衝撃の事実。その意図こそ完全には推し量れないものの、インターフェイスはメフィストフェレス=ファウストの居場所に続くゲートを開き、一行に道を開ける。彼女との会話の中で自分がファウストと戦う意味、彼が作り上げたこの理想郷を否定する理由をはっきりと見出したベルティルデは仲間達と共にファウストの待つフィールドへと足を進める。 -肥大する奈落の力を完全に暴走させたメフィストフェレス=ファウストとの戦い。手始めはお馴染みの≪エリュードニルⅡ≫にブレイクしても代償を払い続けさせられる≪エリュードニルⅢ≫、1R1回ダイス目をひとつ1か6にする≪コード・メフィスト≫&≪ダムドパッチ≫、自分の手番の直後に強制的にRを終了させる≪パラダイムシフト≫、オーディンが残っている限り1R1回加護を打ち消してくる≪マシンサヴァン≫、攻撃がCLしたときのみCL値7でリアクションしてくる≪ジョーカートリック≫、etc,etc. とにかく次から次へと飛び出してくるビックリ箱のようなオリジナル特技の数々に強烈に翻弄されて、なかなか自分のターンに持って来れないPCサイド。ブレイクしても高い代償の締め付けが解消されないとあって、かつて無い危機感が走る。しかしそれでもPCたちの地力もさるもの、カトレイアとベルティルデ、ハインツによる必死の防御によって≪マルドゥック機関≫からの≪スフラーガートル≫+≪パラダイムシフト≫の回数が切れるまでを凌ぎきる。ターンさえ回ればテッドや夕月ら最強のアタッカーが攻勢をかける番、≪ジョーカートリック≫の網を潜り攻撃を畳み込む。そして最後にはテッドのワイヤーが一閃、ファウストの身体をバラバラに切り裂くのだった。 -それと同時にベルティルデの≪真理の扉≫とプログラム・ヤヌスがメフィストフェレスの“契約書”を完全に解体して霧散させる。だが輪廻の輪に戻ろうとするドクトル=ファウストの魂を掴むのは満を持して現れたメフィストフェレスの本体。ファウストの魂を渡したくないベルティルデに向けてメフィストフェレスが持ちかけたのはベルティルデの瞳をかけた一対一の決闘。ベルティルデだけにリスクを負わせることを良しとしない夕月の提案によりベルティルデの片目と夕月の片腕に変更された賭け金をベット、崩れ行く大聖樹の中、仲間達が見守る中でメフィストフェレスとの最後の戦いが始まった。 -勝負は一瞬。紙一重で先手を取ったベルティルデのセフィロト・プログラムが過たずメフィストフェレスの身体を貫いた。勝負を分けたのは何だったのか、ともかく悠久の時を謳歌した悪魔メフィストフェレスは遂に滅びたのだった。 -カトレイアの魔術によって大聖樹を脱出した一行を待っていたのは外で奮闘した護衛チーム……そして血濡れになって倒れ伏すオベール枢機卿。障害となる奈落、三悪魔を全て排除した事によって手を組む理由をなくし、また作戦の過程で完全な形での復活を遂げた大天使ミカエルが“旅団”のクエスターたちに向けて宣戦布告をしてのける。機械神を滅ぼそうというのならば、確かにそれは避けえない激突。ひとつの戦いは終われども未だ戦いは終わらず、クエスターたちの求める理想郷はその高き理想ゆえにこそまだ遠く、ゆえにこそ旅もまだ終わらないのだった… #comment_num2()
:開催日|2008年12月28日 :GM|tatari :舞台|暗黒の大聖樹内部 :参加PC|ベルティルデ・ノーチラス テッド・ノーチラス カトレイア・マクギネス 彼方夕月 ハインツ -積層都市マリアに集結した暗黒の大聖樹を攻略する“旅団”メンバー。オベール枢機卿や外に残る護衛チームのメンバーたちに見送られ、ベルティルデたち突入チームは突入ポッドに乗り込む。そして既に語られた顛末の通り、護衛チームが奮闘する間に作戦通りミカエルの主砲が開けた穴から暗黒の大聖樹の内部への侵入を果たした。 -しかし、突入した内部は数多の異世界を内包するユグドラシルそのものにも似た多元世界を織り成す場所へと変貌していた。それぞれにはぐれてしまった一行は微かなシャードの導きを頼りにまずは合流を目指す。それぞれの世界はアスガルドを諦めたクエスターたちの夢を叶えるそれぞれの閉じた世界と化していたため、それを渡りPCたちを探す行為にはかなり高度な一般判定を要求された。とはいえ、それもベルティルデやハインツが特技を駆使して成功させた事により、首尾よく仲間達を発見していくのだが… -最後のひとり、テッドが迷い込んだのは誰の夢でもない黒々と穴を開ける虚無の世界。案内するストルゲー曰く、世界の封棄場のようなものらしいそのフィールドで合流した一行を待ち構えていたのは以前相手をしたメフィストフェレス最強の僕エロスだった。時間制限のある中で強敵との戦闘を強いられる一行ではあったが、そこは既に一度手の内を見た相手。要所で先読みして加護を使う事でテッドが≪ギルティ≫や≪ジャミング≫をきちんと成功させ、終始PCサイドのペースを保つころでエロスを無事撃破するのだった。 -捨て台詞と共に“外”へと逃げたエロスをあえて追うことはせず、一行はメフィストフェレスの居場所を探す。だが封棄場を抜けた空間はやはり“誰の夢でもない世界”。そしてそこで待ちうけていたのはメフィストフェレスそのひと。身構える一行だったが、話してみるとどうやら会話用に造られたインターフェイスのようなものであるらしく、メフィストフェレス本体では無いらしい。ベルティルデの判断で目の前のインターフェイスと会話して情報を聞き出す事に。 -その口から語られたのは今まで対面していたメフィストフェレスがその実、“契約書”を利用してメフィストフェレスという存在そのものを乗っ取ったドクトル・ファウストそのものであるという衝撃の事実。その意図こそ完全には推し量れないものの、インターフェイスはメフィストフェレス=ファウストの居場所に続くゲートを開き、一行に道を開ける。彼女との会話の中で自分がファウストと戦う意味、彼が作り上げたこの理想郷を否定する理由をはっきりと見出したベルティルデは仲間達と共にファウストの待つフィールドへと足を進める。 -肥大する奈落の力を完全に暴走させたメフィストフェレス=ファウストとの戦い。手始めはお馴染みの≪エリュードニルⅡ≫にブレイクしても代償を払い続けさせられる≪エリュードニルⅢ≫、1R1回ダイス目をひとつ1か6にする≪コード・メフィスト≫&≪ダムドパッチ≫、自分の手番の直後に強制的にRを終了させる≪パラダイムシフト≫、オーディンが残っている限り1R1回加護を打ち消してくる≪マシンサヴァン≫、攻撃がCLしたときのみCL値7でリアクションしてくる≪ジョーカートリック≫、etc,etc. とにかく次から次へと飛び出してくるビックリ箱のようなオリジナル特技の数々に強烈に翻弄されて、なかなか自分のターンに持って来れないPCサイド。ブレイクしても高い代償の締め付けが解消されないとあって、かつて無い危機感が走る。しかしそれでもPCたちの地力もさるもの、カトレイアとベルティルデ、ハインツによる必死の防御によって≪マルドゥック機関≫からの≪スフラーガートル≫+≪パラダイムシフト≫の回数が切れるまでを凌ぎきる。ターンさえ回ればテッドや夕月ら最強のアタッカーが攻勢をかける番、≪ジョーカートリック≫の網を潜り攻撃を畳み込む。そして最後にはテッドのワイヤーが一閃、ファウストの身体をバラバラに切り裂くのだった。 -それと同時にベルティルデの≪真理の扉≫とプログラム・ヤヌスがメフィストフェレスの“契約書”を完全に解体して霧散させる。だが輪廻の輪に戻ろうとするドクトル=ファウストの魂を掴むのは満を持して現れたメフィストフェレスの本体。ファウストの魂を渡したくないベルティルデに向けてメフィストフェレスが持ちかけたのはベルティルデの瞳をかけた一対一の決闘。ベルティルデだけにリスクを負わせることを良しとしない夕月の提案によりベルティルデの片目と夕月の片腕に変更された賭け金をベット、崩れ行く大聖樹の中、仲間達が見守る中でメフィストフェレスとの最後の戦いが始まった。最高レベルのソーサラーである互いの手の内に慣れ親しみ熟知し尽している両者に取って勝負を分けるのは刹那の一瞬。≪スフラーガートル≫の打ち合いで先手を取ったベルティルデのセフィロト・プログラムが過たずメフィストフェレスの身体を貫き、メフィストフェレスは崩れ落ちる。勝負を分けたのは何だったのか、ともかく悠久の時を謳歌した悪魔メフィストフェレスは遂に滅びたのだった。 -カトレイアの魔術によって大聖樹を脱出した一行を待っていたのは外で奮闘した護衛チーム……そして血濡れになって倒れ伏すオベール枢機卿。障害となる奈落、三悪魔を全て排除した事によって手を組む理由をなくし、また作戦の過程で完全な形での復活を遂げた大天使ミカエルが“旅団”のクエスターたちに向けて宣戦布告をしてのける。機械神を滅ぼそうというのならば、確かにそれは避けえない激突。ひとつの戦いは終われども未だ戦いは終わらず、クエスターたちの求める理想郷はその高き理想ゆえにこそまだ遠く、ゆえにこそ旅もまだ終わらないのだった… #comment_num2()

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