衛気営血弁証


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衛気営血弁証(えきえいけつべんしょう) とは、四診によって集められた情報を整理するための弁証の一つであり、八綱弁証において外感病と判断された病態について行う外感病弁証の下位区分である。衛気営血弁証は外感病の中でも特に温病(湿熱の邪によるもの)に対して行い、体を外から内に分類するのが特徴である。温病の弁証には他に三焦弁証があり、三焦弁証では体を上から下へと分類する。

衛気営血弁証では病態を体の外から内に衛分・気分・営分・血分の4つに分類する。一般に疾病は衛分から始まり順次進展する。
目次

衛分証

衛分証は、温熱の邪が初めて人体を侵襲し、衛気と相争って肺衛を侵した状態(風熱犯肺)である。
風熱犯肺
発熱、軽い悪寒、頭痛、のどの赤い腫れ、うずくような痛み、軽いのどの渇き、咳

気分証

気分証は、邪が裏に入って気機を阻害した病変であり、胃・腸・胆・胸隔など病変部位の違いにより様々な症候を示す。衛分証から気分証までの病態は体の上から下へと進展するので、これを三焦弁証として細かく分けている。気分証は症候により邪熱阻肺・気分大熱・熱結腸胃などの病証に分類される。
邪熱阻肺
発熱、強い口渇、汗が出る、咳嗽、呼吸促迫、胸苦しい、胸痛
気分大熱
高熱、激しい口渇、冷たい水分を欲する、顔面紅潮、多汗
熱結腸胃
日晡潮熱、時にうわごと、便秘または悪臭のある水様下痢、腹満、腹痛、拒按

営分証

営分証は、熱邪が深入して営陰を劫灼し(邪入営分)心神を擾乱した病変であり、意識障害を主たる症候とする。
邪入営分
意識障害、夜間に増強する発熱と熱感、焦躁、時にうわごと、口渇なし、不鮮明な斑疹

血分証

血分証は、熱邪が深入して耗血・動血を引き起こした病変であり、出血傾向を主たる症候とする。血分証は症候により血熱動血・熱盛動風・熱灼真陰などの病証に分類される。
血熱動血
営分証の症候+皮下出血斑、吐血、鼻出血、血便、血尿、不正性器出血
熱盛動風
高熱、ふらつき、頭の脹痛、手足心熱、口やのどの渇き
熱灼真陰
持続する微熱と熱感、手足心熱、口やのどの渇き



(編集者:宮崎大学)
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