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カラスビシャク
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kuteikai
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生薬名
半夏(ハンゲ):塊茎
説明
- サトイモ科の植物の特徴である仏炎苞とよばれる構造を持っています。
- 仏炎とは仏像の後ろにある炎状のもので、花びらではなく葉の変化したもの。
- この中にある棒状のものが花です。ミズバショウの花と呼ばれるものもこれです。
- また一本の茎から三枚の葉が出ているのも特徴です。
- 生薬としては土の中にある塊茎(サトイモの芋の部分)を用い、半夏と呼びます。
- 半夏には毒性があり、さらに針状の結晶(シュウ酸Ca)も入っているため、食べるとのどが痛くなります。
- この副作用を低減させるため生姜を一緒に用いることが多いです。
- 生姜は辛・温、止嘔、化痰行水と半夏と働きが近く、お互いに働きを高めあいます。
- 止嘔、化痰行水の薬対⇒半夏+生姜
作用
- 薬味 辛
- 薬性 温
- 化痰
代表的方剤
- 二陳湯(燥湿化痰)
写真
カラスビシャク
カラスビシャクの塊茎:半夏
(編集者:宮崎大学 露木敦士)
添付ファイル