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弓道の審査における筆記試験問題です。 各都道府県、および受審段位によって問題が異なります。 制限時間60分間で100点満点60点以上が合格となります。 60点未満の場合は実技で合格しても総合で不合格ですが、2級以下の場合は級位が貰える事があります。 **初段問題 1.&bold(){射法八節を列記しなさい。} 射法八節とは、1.足踏み 2.胴造り 3.弓構え 4.打起し 5.引分け 6.会 7.離れ 8.残心(身) のことをいう。 2.&bold(){基本の姿勢と基本の動作を列記しなさい。} 基本の姿勢とは、(1)立った姿勢 (2)腰掛けた姿勢 (3)坐った姿勢 (4)爪立って腰を下ろした姿勢(跪坐、蹲踞)の4つの姿勢をいう。 基本の動作とは、(1)立ち方 (2)すわり方 (3)歩き方 (4)停止体の回り方 (5)歩行中の回り方 (6)坐しての回り方(開き足) (7)礼(坐礼・立礼) (8)揖の8つの動作をいう。 3.&bold(){「胴造り」について書きなさい。} 「足踏み」を基礎として、両脚の上に上体を正しく安正におき、腰を据え、左右の方を沈め、脊柱及び項を真っ直ぐに伸ばし、総体の重心を腰の中央におき、心気を丹田に収める動作。 この場合、弓の本弭は左膝頭におき(股間に入れない)、右手は右腰の辺りにとる。 全身の均整を整え、縦は天地に伸び、横は左右に自由に動けるような柔らかく、且つ隙のないからだの構えを作り、気息を整えて次の動作に移る。 この「胴造り」は、「弓倒し」後の閉じ足まで保持しなければならない。そのため「胴造り」は、行射の根幹であり、射の良否を決定するといわれる。  五 胴 (1)反る胴(上体が後方に反る)矢を遠くに射流すとき。 (2)屈む胴(上体が前に屈む)強い弓を引くとき。 (3)懸る胴(体が的に傾く)近い物または低い物を射るとき。 (4)退く胴(体が右に傾く)遠い物または高い物を射るとき。 (5)中胴(中正な同=至極の胴)的前のとき。 4.&bold(){「執弓」および「弓構え」について述べなさい。} 「執弓」 弓道の基本の姿勢である。 両足は平行に開き、男子は約3cm程に開き、女子は両足をつけて、足裏から項(うなじ)まで、体を真っ直ぐに伸ばす。 両拳は、腰骨の辺り、腸骨上端を親指でおさえた位置で、両肘を張り合わせ、目づかいは鼻頭を通して約4m先に落とす。 弓を持つ左手は会の弓手の手の内、矢を持つ右手は同じく会の妻手の手の内、と同じ気持ちで持つ。 弓の先(末弭=うらはず)は、体の中央にあって、床上約10cmぐらいに保持し、矢先は弓の先に向かい、延長して弓の末弭と交わること。(二等辺三角形をなす) 弓と矢は、水平面に対して同じ角度。 歩行中も末弭は、床上約10cmぐらいを保持し、正坐又は跪坐の場合は末弭は床につく。 心気を整え、伏さず、反らず、堅からず、緩からず。自然体で体と弓が一体となること。 矢の持ち方には、射付節を持つ場合と、板付をかくして持つ場合がある。 「弓構え」 「取懸け」「手の内」「物見」の三動作を含む。 「取懸け」は弽の拇指を弦にかけ、四つ弽の場合は、薬指で拇指を押さえ中指・人差指を添える。三弽の場合は中指で拇指を押さえて人差指を添え、共に拇指ははねるようにして柔らかく整える。(懸口十文字) 「手の内」は、左手で弓の握り革のところを握ることである。 それから、視線を矢通りに、首を正しく、的を注視する。これが「物見」である。この場合、手首や肘はやわらかく物を抱くような気持ちで弓矢を保つ。 5.&bold(){あなたが弓道をして、良かったと思う点を書きなさい。} 集中力、忍耐力の上昇。 姿勢が良くなった。 礼儀作法が身に付く。 たゆまなく向上を目指す先生・先輩・友達に巡り合えたこと。   等 6.&bold(){弓道を学ぶ目的について記述しなさい。} 我国固有の伝統的武道の理解。 基本の動作、射法八節を身に付け、その技術を高める。 弓道を学ぶことにより、集団生活に於ける礼儀作法や相手の立場を尊重する心、集団での協調性を身に付ける。 弓道により養われた心で社会奉仕の態度を養う。 障害を通して、継続的に体力に合わせて修練し、健康の維持、増進に努める。 ”矢を射る”という特異な技能構造により、安全に対する態度を養う。   等 7.&bold(){危険防止にはどんな対策が必要か書きなさい。} <用具面> 弓、矢は完備した物を使用する。 (1)弓   籘は完全に巻かれていること。   極端な出弓(出木弓)は使用しない。   弓を握る位置と弦の間隔は15cmを基準とする。   身長にあった長さの弓を使用する。 (2)矢   筈に傷のあるものは使用しない。   箆に傷のあるものは使用しない。   板付のないものは使用しない。   自分の矢束を知り、少し長めの矢は使用する。   矢羽の摩耗の甚だしい矢は使用しない。 <行射面>   初心者は指導者の許可なく、的前は引かない。   射位における射手相互の間隔は、規則では近的150cm以上、遠的120cm以上であるから、極端に狭い所では引かない。   他人に向けては絶対に引かない。(真似をしてもいけない) 8.&bold(){正しい「足踏み」の仕方を書きなさい。} 両足の先を的と一直線上に、外八文字約60度に踏み開く。 両足の間隔は自己の矢束。 両足の膝関節は自然に伸び、下半身を安定させ、「胴造り」の基礎とする。 「胴造り」と共に、射の土台であるから、毎回同じように安定した動作ができるようにする。 足の開き方は、左足に右足を一旦ひきつけ、一足で扇型に踏み開く方法(一足)と、左足に対して右足をこれとは反対方向に開く方法(二足)の二通りがある。 間隔が広いと、左右には安定するが前後に弱い。 間隔が狭いと、前後には安定するが左右に弱い。 角度が広いと、伏(ふ)す胴になりやすい。 間隔が狭いと、反(そ)り胴になりやすい。 9.&bold(){次の用語にふりがなをつけなさい。(10語出題)}   袴   足袋   礼記   矢束   弽   角見   揖   霞的   候串   巻藁   末弭   跪坐   中仕掛   板付   道衣   甲矢   乙矢   射位   本座   矢摺籘   口割り   物見   開き足 袴(はかま) 足袋(たび) 礼記(らいき) 矢束(やづか) 弽(ゆがけ) 角見(つのみ) 揖(ゆう) 霞的(かすみまと) 候串(ごうぐし) 巻藁(まきわら) 末弭(うらはず) 跪坐(きざ) 中仕掛(なかじかけ) 板付(いたづけ) 道衣(どうい) 甲矢(はや) 乙矢(おとや) 射位(しゃい) 本座(ほんざ) 矢摺籘(やずりとう) 口割り(くちわり) 物見(ものみ) 開き足(ひらきあし) 10.&bold(){弓を始めた動機について述べなさい。} 興味。 年齢に関係なく、永続的にできる。 さして体力を必要としない。 一人でもできる。    等
弓道の審査における筆記試験問題です。 各都道府県、および受審段位によって問題が異なります。 制限時間60分間で100点満点60点以上が合格となります。 60点未満の場合は実技で合格しても総合で不合格ですが、2級以下の場合は級位が貰える事があります。 **初段問題 1.&bold(){射法八節を列記しなさい。} 射法八節とは、1.足踏み 2.胴造り 3.弓構え 4.打起し 5.引分け 6.会 7.離れ 8.残心(身) のことをいう。 2.&bold(){基本の姿勢と基本の動作を列記しなさい。} 基本の姿勢とは、(1)立った姿勢 (2)腰掛けた姿勢 (3)坐った姿勢 (4)爪立って腰を下ろした姿勢(跪坐、蹲踞)の4つの姿勢をいう。 基本の動作とは、(1)立ち方 (2)すわり方 (3)歩き方 (4)停止体の回り方 (5)歩行中の回り方 (6)坐しての回り方(開き足) (7)礼(坐礼・立礼) (8)揖の8つの動作をいう。 3.&bold(){「胴造り」について書きなさい。} 「足踏み」を基礎として、両脚の上に上体を正しく安正におき、腰を据え、左右の方を沈め、脊柱及び項を真っ直ぐに伸ばし、総体の重心を腰の中央におき、心気を丹田に収める動作。 この場合、弓の本弭は左膝頭におき(股間に入れない)、右手は右腰の辺りにとる。 全身の均整を整え、縦は天地に伸び、横は左右に自由に動けるような柔らかく、且つ隙のないからだの構えを作り、気息を整えて次の動作に移る。 この「胴造り」は、「弓倒し」後の閉じ足まで保持しなければならない。そのため「胴造り」は、行射の根幹であり、射の良否を決定するといわれる。  五 胴 (1)反る胴(上体が後方に反る)矢を遠くに射流すとき。 (2)屈む胴(上体が前に屈む)強い弓を引くとき。 (3)懸る胴(体が的に傾く)近い物または低い物を射るとき。 (4)退く胴(体が右に傾く)遠い物または高い物を射るとき。 (5)中胴(中正な同=至極の胴)的前のとき。 4.&bold(){「執弓」および「弓構え」について述べなさい。} 「執弓」 弓道の基本の姿勢である。 両足は平行に開き、男子は約3cm程に開き、女子は両足をつけて、足裏から項(うなじ)まで、体を真っ直ぐに伸ばす。 両拳は、腰骨の辺り、腸骨上端を親指でおさえた位置で、両肘を張り合わせ、目づかいは鼻頭を通して約4m先に落とす。 弓を持つ左手は会の弓手の手の内、矢を持つ右手は同じく会の妻手の手の内、と同じ気持ちで持つ。 弓の先(末弭=うらはず)は、体の中央にあって、床上約10cmぐらいに保持し、矢先は弓の先に向かい、延長して弓の末弭と交わること。(二等辺三角形をなす) 弓と矢は、水平面に対して同じ角度。 歩行中も末弭は、床上約10cmぐらいを保持し、正坐又は跪坐の場合は末弭は床につく。 心気を整え、伏さず、反らず、堅からず、緩からず。自然体で体と弓が一体となること。 矢の持ち方には、射付節を持つ場合と、板付をかくして持つ場合がある。 「弓構え」 「取懸け」「手の内」「物見」の三動作を含む。 「取懸け」は弽の拇指を弦にかけ、四つ弽の場合は、薬指で拇指を押さえ中指・人差指を添える。三弽の場合は中指で拇指を押さえて人差指を添え、共に拇指ははねるようにして柔らかく整える。(懸口十文字) 「手の内」は、左手で弓の握り革のところを握ることである。 それから、視線を矢通りに、首を正しく、的を注視する。これが「物見」である。この場合、手首や肘はやわらかく物を抱くような気持ちで弓矢を保つ。 5.&bold(){あなたが弓道をして、良かったと思う点を書きなさい。} 集中力、忍耐力の上昇。 姿勢が良くなった。 礼儀作法が身に付く。 たゆまなく向上を目指す先生・先輩・友達に巡り合えたこと。   等 6.&bold(){弓道を学ぶ目的について記述しなさい。} 我国固有の伝統的武道の理解。 基本の動作、射法八節を身に付け、その技術を高める。 弓道を学ぶことにより、集団生活に於ける礼儀作法や相手の立場を尊重する心、集団での協調性を身に付ける。 弓道により養われた心で社会奉仕の態度を養う。 障害を通して、継続的に体力に合わせて修練し、健康の維持、増進に努める。 ”矢を射る”という特異な技能構造により、安全に対する態度を養う。   等 7.&bold(){危険防止にはどんな対策が必要か書きなさい。} <用具面> 弓、矢は完備した物を使用する。 (1)弓   籘は完全に巻かれていること。   極端な出弓(出木弓)は使用しない。   弓を握る位置と弦の間隔は15cmを基準とする。   身長にあった長さの弓を使用する。 (2)矢   筈に傷のあるものは使用しない。   箆に傷のあるものは使用しない。   板付のないものは使用しない。   自分の矢束を知り、少し長めの矢は使用する。   矢羽の摩耗の甚だしい矢は使用しない。 <行射面>   初心者は指導者の許可なく、的前は引かない。   射位における射手相互の間隔は、規則では近的150cm以上、遠的120cm以上であるから、極端に狭い所では引かない。   他人に向けては絶対に引かない。(真似をしてもいけない)   矢束の半分以上の空打ち(矢を番えないで弦を離すこと)をしない。   前の射手の弓と弦の間に自分の弓を入れないようにする。   巻藁矢で的前は引かない。   矢取りに出る場合は、射手の動作を確認してから連絡し合い、赤旗を出してから矢取りを行う。(赤旗の大きさは70cm使用とする)   矢を番える場合、低い位置には番えない。 <設備面>   巻藁は安全な場所に設置し、弓一丈の距離から射る。   巻藁の後ろ及び左右の近い所には絶対に人が近付かないようにする。   古い巻藁は中心が堅くなって、射る矢が跳ね返ることがあるので注意する。   巻藁から外れた矢が跳ね返らないように、また、矢が巻藁を貫通することがあるから、巻藁の後の壁に畳等を立てる。   的前行射の際に暴発することもあるので、その外れ矢を防止する設備(防矢ネット)を設備する。   矢道に人が入らないような設備をする。 8.&bold(){正しい「足踏み」の仕方を書きなさい。} 両足の先を的と一直線上に、外八文字約60度に踏み開く。 両足の間隔は自己の矢束。 両足の膝関節は自然に伸び、下半身を安定させ、「胴造り」の基礎とする。 「胴造り」と共に、射の土台であるから、毎回同じように安定した動作ができるようにする。 足の開き方は、左足に右足を一旦ひきつけ、一足で扇型に踏み開く方法(一足)と、左足に対して右足をこれとは反対方向に開く方法(二足)の二通りがある。 間隔が広いと、左右には安定するが前後に弱い。 間隔が狭いと、前後には安定するが左右に弱い。 角度が広いと、伏(ふ)す胴になりやすい。 間隔が狭いと、反(そ)り胴になりやすい。 9.&bold(){次の用語にふりがなをつけなさい。(10語出題)}   袴   足袋   礼記   矢束   弽   角見   揖   霞的   候串   巻藁   末弭   跪坐   中仕掛   板付   道衣   甲矢   乙矢   射位   本座   矢摺籘   口割り   物見   開き足 袴(はかま) 足袋(たび) 礼記(らいき) 矢束(やづか) 弽(ゆがけ) 角見(つのみ) 揖(ゆう) 霞的(かすみまと) 候串(ごうぐし) 巻藁(まきわら) 末弭(うらはず) 跪坐(きざ) 中仕掛(なかじかけ) 板付(いたづけ) 道衣(どうい) 甲矢(はや) 乙矢(おとや) 射位(しゃい) 本座(ほんざ) 矢摺籘(やずりとう) 口割り(くちわり) 物見(ものみ) 開き足(ひらきあし) 10.&bold(){弓を始めた動機について述べなさい。} 興味。 年齢に関係なく、永続的にできる。 さして体力を必要としない。 一人でもできる。    等

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