シャフト

  • ジュラルミン
竹矢と比べ湿度で変形することなく、外力に対する耐久性、手入れのしやすさ等について優れ、
安価であることから広く普及しているシャフトです。
多くのバリエーション(色、サイズ)があります。
現在使われているものは主にイーストン社のものが多いようです。
シャフトに表記されている4桁の数値はシャフトの太さと厚さを表記しており、
最初の2桁の数値÷64インチが矢の直径、
後ろの2桁の数値÷1000インチが矢の厚さとなります。
現在1813、1913、2014、2015、2114、2117の6種類が主流で
強い弓ほど右側のタイプのものになって行きます。
また近年1814、SL1912、1914、SL2013等の新しい種類も出回っている。

  • カーボン
近年普及し始めているカーボンファイバーで出来ているシャフトで、ジュラルミンより高価です。
カーボン繊維で出来ているため、弾性力が強く振動を吸収しやすくなっており、矢色が出にくいとされます。
また繊維質のためジュラルミンより曲げに強い性質があり、折れにくくなっています。
カーボン製なのでジュラルミン製のシャフトより軽く、弓力の弱い場合にも有利とされますが、
弱い弓力の場合は強い弾性が逆に邪魔となってしまうため、一概には言い切れないようです。
現在のカーボン矢はミズノ製、あるいはイーストン製のものが一般的です。
またミズノ製は杉成り式となっています。
なおシャフトの規格を表す数字はジュラルミン製のものと異なります。
・イーストン ウッドカーボン
 アルミカーボンを近的用にしたもの。コーティングが剥がれやすい?
・イーストン アルミカーボン
 主に遠的用。軽く、矢勢が良い分、矢所が乱れやすい。
・ミズノ SST
 杉成り。他のシャフトの同じ太さのものと比べて非常に軽い。主に近的用。
・コーヤル スーパー(6.6/6.0) A/C
 イーストンのアルミカーボンをツヤツヤにした感じ。主に遠的用。
・K/Cカーボン
 カーボンシャフトの中でダントツに高い。主に遠的用。

昔から使用されてきた竹製の矢です。
作るのに非常に手間と時間が掛かるため、ジュラルミン・カーボンと比べ更に高価であり
使用している羽によっては1本で10万円を超えるものも存在します。
また湿気に非常に敏感で変形しやすく、また手入れが非常に難しく強度等もジュラルミン・カーボンと比べ劣るため、
下手に扱うとすぐに破損させてしまいます。
その扱いの難しさから使用するのは高段者がほとんどです。
ただ全日本弓道選手権大会等、非常に高位の大会では竹矢で無いと出場できません。
そのため竹矢が使用される大会では矢取りに手袋を使用する配慮がなされます。


  • 巻藁矢
ジュラルミン製、竹製が多い。
弓を慣らすために、的前矢よりも重いものにする。
ジュラルミン製ならば、多くは2015~2117で作られている。



  • 七面鳥(ターキー)
通常矢に使われる羽の中では最も安価な羽。使用者もかなり多い。
非常に様々な色に加工されているため、かなり派手な色のものも存在する。
猛禽類の羽と比べると痛みやすい。

鷲の小型種の為、羽根は少々小ぶりで種類によってはやわらかいものがある。
白鷹、八角鷹(ハチクマ)等がある。

近年は鷲の減少と輸入禁止により価格が高騰。特に石打羽は非常に高価である。
しかし丈夫なので通常の羽はお買い得。
黒鷲、犬鷲等がある。
黒鷲には、たまに染色されたものがあるが強度が落ちる。

  • 白鳥
鷲にくらべて羽根が柔らかく、矢飛びがしなやか。
傷みやすい。

いわゆる水鳥の羽。遠的用の矢に使われることが多い。



筈(矢筈)

  • エンプラ筈
一般的に出回っているプラスチック製の筈です。
接着には接着剤を使用して付けます。
なお一般的な筈はジュラルミン用の物なのでカーボンシャフトの場合は注意が必要です。

  • 天弓筈
熊本・平成弓具で作られている筈です。
エンプラ筈と比べ粘りが強いため、矢を継いでも割れずに変形するため衝撃を吸収しやすく
エンプラ筈より矢の保護性が高いといわれます。
接着には特に必要なものが無く、押し込むのみです。
カラーリングも多く最近では最初から天弓筈がついているものもあるようです。

  • 含み筈
弦にはまるように作られているので筈こぼれしにくい。
いくつかの色がある。
ジュラ用、竹用がある。

  • ネリ筈
粘りが強いので割れにくい。筈溝がかなり広い。

  • 水牛筈
水牛の角で出来た筈です。
他の筈よりも高価です。

  • 光る筈
上記よりはるかに高価。
1つ3500円程。
夜間練習には最適だが試合・審査には使用不可。