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「Ver3/ミリア」(2016/11/10 (木) 20:26:26) の最新版変更点
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ミリア(C)
:基本情報|
|BGCOLOR(#FFD9B3):名前|ミリア|
|BGCOLOR(#FFD9B3):種族|魔種|
|BGCOLOR(#FFD9B3):ジョブ|アタッカー|
|BGCOLOR(#FFD9B3):召喚コスト|10|
|BGCOLOR(#FFD9B3):<タイプ>|闇ノ者|
|BGCOLOR(#FFD9B3):タイプ|サキュバス|
|BGCOLOR(#FFD9B3):HP|300|
|BGCOLOR(#FFD9B3):ATK|5|
|BGCOLOR(#FFD9B3):DEF|5|
|BGCOLOR(#FFD9B3):覚醒|不可|
|BGCOLOR(#FFD9B3):超覚醒|不可|
|BGCOLOR(#FFD9B3):アーツ|無|
|BGCOLOR(#FFD9B3):CV|中島 沙樹|
&br()
|>|BGCOLOR(#FFD9B3):アビリティ|
|BGCOLOR(#86CC40):CENTER:召喚|&link_anchor(page=アビリティ詳細/ま行,モノサモンマナ){モノサモンマナ}|
|~|デッキ登録した自ユニットが全て魔種のとき、自身の召喚時にマナを5生み出す。|
#region(close,エラッタ前のステータス)
閉じる
|>|>|>|>|>|Ver3.100~Ver3.109|
|BGCOLOR(#FFD9B3):No|>|>|>|>|011. , 1-023|
|BGCOLOR(#FFD9B3):種族|魔種|BGCOLOR(#FFD9B3):名前|ミリア|BGCOLOR(#FFD9B3):ジョブ|アタッカー|
|BGCOLOR(#FFD9B3):召喚コスト|10|BGCOLOR(#FFD9B3):<タイプ>|闇ノ者|BGCOLOR(#FFD9B3):タイプ|サキュバス|
|BGCOLOR(#FFD9B3):HP|300|BGCOLOR(#FFD9B3):ATK|5|BGCOLOR(#FFD9B3):DEF|5|
|BGCOLOR(#FFD9B3):覚醒|不可|BGCOLOR(#FFD9B3):超覚醒|不可|BGCOLOR(#FFD9B3):アーツ|無|
|>|BGCOLOR(#FFD9B3):アビリティ|
|BGCOLOR(#86CC40):CENTER:召喚|&color(red){サモンマナ}|
|>|>|>|>|>|Ver3.000~Ver3.013|
|BGCOLOR(#FFD9B3):No|>|>|>|>|011|
|BGCOLOR(#FFD9B3):種族|魔種|BGCOLOR(#FFD9B3):名前|ミリア|BGCOLOR(#FFD9B3):ジョブ|アタッカー|
|BGCOLOR(#FFD9B3):召喚コスト|10|BGCOLOR(#FFD9B3):<タイプ>|闇ノ者|BGCOLOR(#FFD9B3):タイプ|サキュバス|
|BGCOLOR(#FFD9B3):HP|300|BGCOLOR(#FFD9B3):ATK|&color(red){10}|BGCOLOR(#FFD9B3):DEF|5|
|BGCOLOR(#FFD9B3):覚醒|不可|BGCOLOR(#FFD9B3):超覚醒|不可|BGCOLOR(#FFD9B3):アーツ|無|
|>|>|>|BGCOLOR(#FFD9B3):アビリティ|
|BGCOLOR(#86CC40):CENTER:召喚|>|>|サモンマナ|
#endregion
:ステータス|
|BGCOLOR(#FFD9B3):状態|BGCOLOR(#FFD9B3):HP|BGCOLOR(#FFD9B3):ATK/DEF|
|BGCOLOR(#86CC40):CENTER:召喚|300|5/5|
:DATA・イラスト・フレーバーテキスト|
#region(close,Ver3.0)
|BGCOLOR(#FFD9B3):Ver3.0|
|&image(011.png)|
|BGCOLOR(#FFD9B3):身長|横になれば関係ないわよ♡|名前…? ウフ そう…大事にしてるの&br()あの人がくれた名前だもの…。&br()え? あの人?&br()あの人は、使命のために「扉」の向こうに行っちゃったの。&br()一緒に行くって約束だったのに…。&br()名前を貰ったからかしら…&br()私の"顔"も、誰に見られても"このまま"になっちゃったみたい。&br()あ、ゴメンネ。全部昔の話。今はあなたが私の獲物なんだから?&br()でも、あなたってどこかあの人に似てるのよね…って&br()あんっ!うそうそ!だからごめん…なさいって…らめぇ~!|
|BGCOLOR(#FFD9B3):体重|乗って欲しいの?|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):最高速度|逢ってすぐ…かな♡|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):出身|好きな所でいいわよ♡|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):捕食対象|(じぃ~)ウフ かわいい♡|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):恋愛|一途…だったんだけどね♡|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):イラストレーター|真嶋 杏次|~|
#endregion
#region(close,Ver3.1)
|BGCOLOR(#FFD9B3):Ver3.1|
|&image(1-023.png)|
|BGCOLOR(#FFD9B3):身長|長さは問わず、かな♡|どうやってこの世界に来たか?そうねぇ…あの人――&br()あぁ、私の前の獲物ね、その人が行っちゃった後、この&br()ままウジウジしててもしょうがないかなって、妹と二人&br()であの『扉』に飛び込んじゃったの…そういえばあの&br()子、どこいっちゃったのかしら?まぁ、いいわ。それで&br()ね、うん…色々あったんだけど、とりあえずあの人&br()の“力”の残り香を辿ってきたら、ここに着いたってわ&br()け。でも不思議よねぇ…辿った結果、行きついちゃった&br()のはあの人じゃなくあなただったんだもの。そ~んなわ&br()けで、あなたは私の新しい獲物になったのでした~!あ&br()なたの全てを搾り取るまで、今度はぜーったい逃がさな&br()いんだから!ほーらどう?うふふ、かわいいわねぇ…っ&br()て、なによその目…つ、強がってなんかないわよ!私&br()すっごい淫魔なんだから!とってもアレだし、あなた獲&br()物だし、その…誰でもいいんだから!……なによぅ…優し&br()くしないでよぅ……かなわないなぁ、もう……本気になっ&br()ちゃうよ…。|
|BGCOLOR(#FFD9B3):体重|上派だから関係なし♡|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):最高速度|淫魔記録保持者よ♡|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):特技|最近調子悪いかも…|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):今の獲物|だから、あなたなの!|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):妹|…どこ行ったのかしら|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):イラストレーター|マツモトミツアキ|~|
#endregion
#region(close,Ver3.2)
|BGCOLOR(#FFD9B3):Ver3.2|
|&image(2-019.png)|
|BGCOLOR(#FFD9B3):身長|上に届かなきゃ下で、ね♡|フゥ…え?どうしたのかって?とくにどうも…ゴメンね。心配させちゃった?…&br()そんなに元気なさそう?大丈夫。私は今幸せだよ。&br()あなたが近くにいてくれてるもの。…でもね、ちょっとね、妹のことを考えてたの。&br()妹はどこいったのかなぁ…って。ほら、前にも言ったかもしれないけど、&br()私、あの人を追いかけてこの世界に妹と二人で来たのね。&br()でも、気付いたら妹はいなくなってて…。あの子、やっぱりあの人をまだ追いかけてるのかしら…。&br()ん?私はどうなのかって?そりゃ私は……じぃ~~~ ンフ♡ &br()その目、期待してる?…決まってるでしょ! 私は淫魔よ? &br()とーぜん、あなたもあの人も、ど~っちも私のものにするの!!ウフフ、夜も更けたわね♡ &br()それじゃ、そういうことだから、淫乱なので脱っぎま~~す!|
|BGCOLOR(#FFD9B3):体重|色々発達しすぎてます♡|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):最大速度|じっくりも好きよ♡|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):特技|最近調子でてきたかも♡|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):妹|リリス|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):従妹|ルティア|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):イラストレーター|lack|~|
#endregion
#region(close,Ver3.3)
|BGCOLOR(#FFD9B3):Ver3.3|
|&image(3-020.png)|
|BGCOLOR(#FFD9B3):身長|1.57[meter]|「あ あれが例の塔じゃない? ウフフ なかなかそそられちゃう形よね♡」&br()&br()いつものようにおどけて見せるけど、私の心は揺れていた。&br()初めはそっけなかったこいつも、いまやなんだかんだで私に笑顔を見せてくれるようになった。&br()一緒に戦い続けるうちに、全てこいつにあずけてしまおうか――&br()そう思ったこともあったけど、あたしの「顔」が“このまま”であることが、&br()本当の私の心を見透かしている…認めたくはないけど、&br()おそらくこの世界がこうなる原因となったアイツがあの人――&br()きっと、まちがいない。なら…私は…。&br()ひとしきり考えたあと、私は思いっきり翼を羽ばたかせ、高く高く飛び上がった。&br()&br()「さぁて 元気出していこっか! (br,4)今日はできるだけ 進んどかないとね 休んでる暇はないわよ! (br,4)と~ぜん 夜もね♡」&br()&br()私は決めた――でも、どうして?&br()淫魔なのに 胸が いたいよ…。|
|BGCOLOR(#FFD9B3):体重|46[kg]|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):最高速度|測ったことないよ…|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):出身|魔界の田舎の方…|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):あれ?今日は素直だね|うん…|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):ど、どうしたの?|え!?あ…ボーっとしてた|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):イラストレーター|碧 風羽|~|
#endregion
#region(close,Ver3.4(VerRe:3.0))
|BGCOLOR(#FFD9B3):Ver3.4(VerRe:3.0)|
|画像|
|BGCOLOR(#FFD9B3):身長|え~とぉ♡…え、興味ない?|
|BGCOLOR(#FFD9B3):体重|あ♡…これも興味ない?|
|BGCOLOR(#FFD9B3):最高速度|すっごくはや…せ、正確に?|
|BGCOLOR(#FFD9B3):主|可愛い♡けど冷めてる系?|
|BGCOLOR(#FFD9B3):最近の悩み|名前で呼んでくれない|
|BGCOLOR(#FFD9B3):女の子同士|案外アリかも♡|
|BGCOLOR(#FFD9B3):イラストレーター|四々九|
|BGCOLOR(#FFD9B3):フレーバーテキスト|
|あの人の隣にいたい――ずっと、ずっと悩んでいたことだった。あの人を追い、『扉』をくぐったその時から、私の願いはただ一つだった。&br()&br()でも、流れ着いた異界の地で、私は新しい居場所を見つけてしまった。 全てを委ねてもいいとすら思える人にも出会えた。 でも、アイツらと歩く道は、あの人との別れの道だった。 そんな葛藤を胸に秘めながら旅を続けてきたけれど、あの人の元へと近づくにつれ、ある未来の光景が頭を何度もよぎるようになった。 敵として、あの人の前に立つ私。 そして、そんな私を、失望と悲しみに満ちた紅い瞳で見つめるあの人――。&br()&br()もちろんこれは妄想だ。 でも、耐えられなかった。 許せなかった。 そしてとうとう、私はアイツらの元を去った。 誰にも告げず、誰にも会わず、会えばきっと、私はアイツへの罪悪感に押し潰されてしまうから…。&br()&br()あの人の元へ…その想いだけで、単身あの人のいる塔へと侵入を果たした私が目にしたものは、変わり果てたあの人の姿だった。 ただ、どうしようもなく、怖かった――もし、私を優しく見つめてくれた紅い瞳が、私を冷たく見下ろし、私に名前をくれたあの声が、私の名前を呼んでさえくれなかったら…。 結局、私はあの人に声をかけることはおろか、姿を見せることすらできず、逃げ出していた。&br()&br()「ホント、何やってるんだろ、私…」&br()&br()全てを捨てる覚悟でここまで来た結果がこの有様だ。 私の想いとはこの程度のものだったのか――自己嫌悪で思わずその場にへたりこんでしまう。 今更アイツらの元には戻れない。 かといって、あの人の目を覚まさせてやる、なんて簡単に言ってのけるほどの勇気も今は湧かなかった。 でも、あの人がそこにいるなら――今は少しでもあの人の側にいたい…。&br()&br()「結局、一人になっちゃったなぁ…」&br()&br()「………そこで、何をしているの?」&br()&br()不意に背後からかけられた寂然とした声に、私はびくりと身体を震わせた。やっちゃった――敵陣の只中で気を緩めた自分の失態に顔を歪めながら振り返る。 そこにいたのは顔の半分を仮面で覆い隠した少女だった。&br()&br()「アハハ、こ~んにちは♡」&br()&br()動揺と警戒を悟られぬよう、私は努めて軽い口調で少女へと話しかける。そんな私に少女は表情ひとつ変えず、硝子のように冷ややかな瞳でしばらく私を見つめていたかと思うと、ぽつりとつぶやいた。&br()&br()「…魔物なのに、あなたの感情はとても豊かで、複雑なのね。 でも…」&br()&br()半端者、私と同じ――そうつぶやいた少女の言葉は、あまりに鋭く私の心を貫いた。 |
#endregion
#region(close,Ver3.5(VerRe:3.5))
|BGCOLOR(#FFD9B3):Ver3.5(VerRe:3.5)|
|画像|
|BGCOLOR(#FFD9B3):身長|大きさより、要は相性よ♡|
|BGCOLOR(#FFD9B3):体重|相手に合わせる技術は大事♡|
|BGCOLOR(#FFD9B3):最高速度|やっぱ相手より先は負けよね♡|
|BGCOLOR(#FFD9B3):特性|白髪長耳はポイント高いわよ♡|
|BGCOLOR(#FFD9B3):特技|名前で呼んでくれない|
|BGCOLOR(#FFD9B3):私…淫魔じゃないんだけど…|いいの♡扉、開いちゃお♡|
|BGCOLOR(#FFD9B3):イラストレーター|藤ちょこ|
|BGCOLOR(#FFD9B3):フレーバーテキスト|
|懐かしいお客に会った。&br()&br()それほど仲が良かったわけじゃないけど、いっときあの人と同じ軍で戦ったことがある子だ。この世界には、アケローンで戦った子たちがたくさん召喚されてる。きっと、私たちを導く何かしらの“そういう力”が働いているのだろう。彼女は、一族の未来を背負い、紅蓮の力の行く末を見届けるために、この『紅蓮の塔』にひとり潜入したらしい。&br()&br()「フン… まったくお前といい、あのエルフといい、どうかしてる」&br()&br()――久しぶりに会ったと思ったら、随分な物言いね、フィンテール。&br()&br()「どいつもこいつも人間なんかにほだされて… お前に至っては、今一緒にいるのは女じゃないか。もはや淫魔としての本懐すらも忘れたのか? それとも、ロードのあの紅い瞳ってのは、ヴァンパイア共のように“魅惑”の魔効でも備えてるのか?」&br()&br()――あはは、相変わらず固いな~ さすがエルフ族って感じ。ならあんたも試してみたら? 案外悪くないかもよ♡&br()&br()「エルフではなくダークエルフだ。…わからないね。人間なんて、アルカナの力を除いてしまえば、我々よりも短命で、サキュバスほどの魔力も持っていない。そんな脆弱な存在にどんな理屈があればそこまで入れ込めるんだ? お前だって、あの男に裏切られたんだろうに」&br()&br()――へぇ、あんた面白いこと気にするのね… いいわ、今は敵同士だけど、昔のよしみで教えてあ・げ・る♡&br()&br()「フン、それで私の考えが変わるとは思えないけどね…」&br()&br()――そうねぇ、あえて言うなら――“愛してくれるから”、かなぁ。&br()&br()「…なに?」&br()&br()――人間ってね、別の種族でも、同種のように愛してくれるの。人間以外の種族でも、他の種族を好きになる子ってのはたまにはいるけど、それはただ「気に入ってる」程度のものよね。「愛」まではいかないわ。「愛」をあげるのはあくまで同種にだけ。私たちサキュバスも他種族に手を出すけど、興味があるのは吸い取るその“結果”だけだもの。けど、人間は違うの。そんな種族は他に見たことないわ&br()&br()「…だが、それに何の意味がある? たとえそうだとしても、その気持ちの先には――」&br()&br()――そうね、寿命、子供、いろいろな問題があるわ。でも、それすらも彼らは気にしない。人間の一生なんて、私たちには瞬くような時間だけど、彼らはその一瞬で、永遠分の愛を燃やして思い出をくれるの。私たちは、長く生きる分、その一瞬一瞬が薄くて、気付いたら忘れてしまってる愛なんてざら。でもきっと、彼らとの愛は、それを失ったとき、苦しくて、切なくて、でも幸せだったその時を、いつまでも覚えていられるはず――私たちの長い生の中で、一生続く思い出をくれるのでしょうね。&br()&br()「…それは、つらいだけではないのか…?」&br()&br()――うん、つらいかもね…人間に、恋をする前なら。&br()&br()「人間に恋をすると…何か変わるのか?」&br()&br()――フフ、そうよ♡ 人間を好きになるとね、み~んな変わっちゃうの。私も、セルディッドだってそう、妹のリリスもだし、あの、あんた以上にお固かったオリンポスの<戦女神>だって、ハピふわ~って感じだったわよ♡ …人間を好きになった子はね、その想いから、「強さ」と「優しさ」をもらえるの。つらい想いも、誰かに与える優しさに変えられるようになるの、それこそ種族を超えてね。あんたたちの長老も、閉じた世界にいる自分たちに限界を感じてて、そんな人間の力に期待してるから、あんたのいう「紅」の行く末を気にしてるんじゃない?&br()&br()「……「強さ」と「優しさ」――確かに、あの戦いで、本当の意味でそういったものを持っていたロードは、最後に勝利を掴んだあの人間だけだったかもしれないな。そして、あいつの軍は、多くの者が、悪魔や、無機生物にいたるまで、どこかそういった雰囲気を持っていたようにも感じる…」&br()&br()――でしょ? &br()&br()「……なるほどな。お前のいう“人間の力”っていうのが、少しだけ理解できたかもしれない」&br()&br()――そ、良かった。&br()&br()「……だが、それは理屈の上でだけだ。この「私」が変わってはいない。信じるまでにはいかないね」&br()&br()――はぁ~~~、ほんっとに頭固いわねエルフって! やっぱり試すしかないわ! なんなら恋を究めた私が、人間を誘惑する方法をアドバイスしてあげてもいいわよ?&br()&br()「いや、それは遠慮しておくよ。お前と出会って以来、お前の“それ”は、成功しているのを見たことがないからね」&br()&br()――んな! あんたと出会ってからはあの人一筋だったんだから、しょうがないでしょ!&br()「…フン、私はもう行くよ――けれどまぁ、話せてよかったよ、サキュバス――今は、ミリアって言うんだっけね。それとな、私はダークエルフだ」&br()&br()――私もよ、フィンテール。そ・れ・と・ね、私は別にあの人に裏切られたわけでもフられたわけでもないんだから、そこんとこ間違えないでよね。次同じこと言ったらぶっとばすわよ?&br()&br()「ハハ、生き延びろよ」&br()&br()――あんたもね。&br()&br()そう言って、彼女は去っていった。そういえば、ひとつだけ言い忘れちゃったな。ダークエルフのくせに、そんな風に興味を持って、それだけ人間のことを調べてるあんた自身が、一番変わったわよ、って。フフ、ほ~んと、人間の力ってすごい。&br()&br()だ・か・ら、これからもめいいっぱい愛しても~らお♡ |
#endregion
:考察|
あらゆる意味で魔種の顔であり、魔種単デッキを使うなら文句なしの必須カードと言える。
召喚時に5マナを生みだすので実質5コストで呼び出せる。そのため単色での始動40マナが可能。
&br()
主にミリアを含む10コスト4体召喚で、最初のタワー制圧や序盤のマナ溜めなどで他よりも、1体多く戦場にいるというリードを取れる。
マナ溜め手段が他種族より劣る魔種としては、誰よりも早く相手を妨害したいので、開幕からのスピードを活かせるかどうかが鍵となるであろう。
それと地味に落されても実質5マナで復帰できるのは後ろ向きながら有難い。
:キャラクター説明|
LoV全シリーズを通して登場し、LoVの看板娘とも言える存在。
LoVキャラクターの中ではコラボレーションなどで他作品へ出張する回数の最多記録を持つ。
&br()
サキュバスは睡眠中の男性を襲い、誘惑して精を奪う悪魔である。
また、自分と性交させる為に、襲う人の理想の異性像となる能力を持つ。
過去作ではサキュバスという名前だったが、今作からミリアという名前を“[[あの人>Ver3/~紅輝の英王~]]”に付けてもらったらしい。
フレーバーテキストの時系列はLoV3ストーリーモードより前のものと考えられる。
&br()
LoV1では、遊び方ガイドで「淫乱なので脱ぎますね」という名言を残し、堂々デビュー。VRカードの死滅ボイスもこれが元ネタ。
当時から現在にいたるまで人気で、LoV柴-SHIBA-使い魔人気投票では文句無しの「1位」であった。
サキュバスは過去作の男主人公キャラの理想の異性像になり誘惑をしたが、その結果手玉に取られてしまった。
彼女自身も不思議に思いながら興味を持ち、男主人公を狙うが失敗ばかり。LoVRe:2のフレーバーにて謎の真相が判明。
&br()
LoV3初登場となったロケテではレアリティURとして登場。
ロケテ期間限定のURであったため枚数がごく少なく、極めて高い価値がついている。
本稼働のこのカードがURだったらおそらく阿鼻叫喚だが、ロケテ版が高いのは出回った枚数による部分も大きい。
ちなみに、召喚時のカットインでは地味に揺れている。
:関連カード|
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#comment_num2(size=85,vsize=3,nsize=30,num=20)
ミリア(C)
:基本情報|
|BGCOLOR(#FFD9B3):名前|ミリア|
|BGCOLOR(#FFD9B3):種族|魔種|
|BGCOLOR(#FFD9B3):ジョブ|アタッカー|
|BGCOLOR(#FFD9B3):召喚コスト|10|
|BGCOLOR(#FFD9B3):<タイプ>|闇ノ者|
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|BGCOLOR(#FFD9B3):DEF|5|
|BGCOLOR(#FFD9B3):覚醒|不可|
|BGCOLOR(#FFD9B3):超覚醒|不可|
|BGCOLOR(#FFD9B3):アーツ|無|
|BGCOLOR(#FFD9B3):CV|中島 沙樹|
&br()
|>|BGCOLOR(#FFD9B3):アビリティ|
|BGCOLOR(#86CC40):CENTER:召喚|&link_anchor(page=アビリティ詳細/ま行,モノサモンマナ){モノサモンマナ}|
|~|デッキ登録した自ユニットが全て魔種のとき、自身の召喚時にマナを5生み出す。|
#region(close,エラッタ前のステータス)
閉じる
|>|>|>|>|>|Ver3.100~Ver3.109|
|BGCOLOR(#FFD9B3):No|>|>|>|>|011. , 1-023|
|BGCOLOR(#FFD9B3):種族|魔種|BGCOLOR(#FFD9B3):名前|ミリア|BGCOLOR(#FFD9B3):ジョブ|アタッカー|
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|>|>|>|>|>|Ver3.000~Ver3.013|
|BGCOLOR(#FFD9B3):No|>|>|>|>|011|
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:ステータス|
|BGCOLOR(#FFD9B3):状態|BGCOLOR(#FFD9B3):HP|BGCOLOR(#FFD9B3):ATK/DEF|
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:DATA・イラスト・フレーバーテキスト|
#region(close,Ver3.0)
|BGCOLOR(#FFD9B3):Ver3.0|
|&image(011.png)|
|BGCOLOR(#FFD9B3):身長|横になれば関係ないわよ♡|名前…? ウフ そう…大事にしてるの&br()あの人がくれた名前だもの…。&br()え? あの人?&br()あの人は、使命のために「扉」の向こうに行っちゃったの。&br()一緒に行くって約束だったのに…。&br()名前を貰ったからかしら…&br()私の"顔"も、誰に見られても"このまま"になっちゃったみたい。&br()あ、ゴメンネ。全部昔の話。今はあなたが私の獲物なんだから?&br()でも、あなたってどこかあの人に似てるのよね…って&br()あんっ!うそうそ!だからごめん…なさいって…らめぇ~!|
|BGCOLOR(#FFD9B3):体重|乗って欲しいの?|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):最高速度|逢ってすぐ…かな♡|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):出身|好きな所でいいわよ♡|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):捕食対象|(じぃ~)ウフ かわいい♡|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):恋愛|一途…だったんだけどね♡|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):イラストレーター|真嶋 杏次|~|
#endregion
#region(close,Ver3.1)
|BGCOLOR(#FFD9B3):Ver3.1|
|&image(1-023.png)|
|BGCOLOR(#FFD9B3):身長|長さは問わず、かな♡|どうやってこの世界に来たか?そうねぇ…あの人――&br()あぁ、私の前の獲物ね、その人が行っちゃった後、この&br()ままウジウジしててもしょうがないかなって、妹と二人&br()であの『扉』に飛び込んじゃったの…そういえばあの&br()子、どこいっちゃったのかしら?まぁ、いいわ。それで&br()ね、うん…色々あったんだけど、とりあえずあの人&br()の“力”の残り香を辿ってきたら、ここに着いたってわ&br()け。でも不思議よねぇ…辿った結果、行きついちゃった&br()のはあの人じゃなくあなただったんだもの。そ~んなわ&br()けで、あなたは私の新しい獲物になったのでした~!あ&br()なたの全てを搾り取るまで、今度はぜーったい逃がさな&br()いんだから!ほーらどう?うふふ、かわいいわねぇ…っ&br()て、なによその目…つ、強がってなんかないわよ!私&br()すっごい淫魔なんだから!とってもアレだし、あなた獲&br()物だし、その…誰でもいいんだから!……なによぅ…優し&br()くしないでよぅ……かなわないなぁ、もう……本気になっ&br()ちゃうよ…。|
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|BGCOLOR(#FFD9B3):特技|最近調子悪いかも…|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):今の獲物|だから、あなたなの!|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):妹|…どこ行ったのかしら|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):イラストレーター|マツモトミツアキ|~|
#endregion
#region(close,Ver3.2)
|BGCOLOR(#FFD9B3):Ver3.2|
|&image(2-019.png)|
|BGCOLOR(#FFD9B3):身長|上に届かなきゃ下で、ね♡|フゥ…え?どうしたのかって?とくにどうも…ゴメンね。心配させちゃった?…&br()そんなに元気なさそう?大丈夫。私は今幸せだよ。&br()あなたが近くにいてくれてるもの。…でもね、ちょっとね、妹のことを考えてたの。&br()妹はどこいったのかなぁ…って。ほら、前にも言ったかもしれないけど、&br()私、あの人を追いかけてこの世界に妹と二人で来たのね。&br()でも、気付いたら妹はいなくなってて…。あの子、やっぱりあの人をまだ追いかけてるのかしら…。&br()ん?私はどうなのかって?そりゃ私は……じぃ~~~ ンフ♡ &br()その目、期待してる?…決まってるでしょ! 私は淫魔よ? &br()とーぜん、あなたもあの人も、ど~っちも私のものにするの!!ウフフ、夜も更けたわね♡ &br()それじゃ、そういうことだから、淫乱なので脱っぎま~~す!|
|BGCOLOR(#FFD9B3):体重|色々発達しすぎてます♡|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):最大速度|じっくりも好きよ♡|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):特技|最近調子でてきたかも♡|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):妹|リリス|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):従妹|ルティア|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):イラストレーター|lack|~|
#endregion
#region(close,Ver3.3)
|BGCOLOR(#FFD9B3):Ver3.3|
|&image(3-020.png)|
|BGCOLOR(#FFD9B3):身長|1.57[meter]|「あ あれが例の塔じゃない? ウフフ なかなかそそられちゃう形よね♡」&br()&br()いつものようにおどけて見せるけど、私の心は揺れていた。&br()初めはそっけなかったこいつも、いまやなんだかんだで私に笑顔を見せてくれるようになった。&br()一緒に戦い続けるうちに、全てこいつにあずけてしまおうか――&br()そう思ったこともあったけど、あたしの「顔」が“このまま”であることが、&br()本当の私の心を見透かしている…認めたくはないけど、&br()おそらくこの世界がこうなる原因となったアイツがあの人――&br()きっと、まちがいない。なら…私は…。&br()ひとしきり考えたあと、私は思いっきり翼を羽ばたかせ、高く高く飛び上がった。&br()&br()「さぁて 元気出していこっか! (br,4)今日はできるだけ 進んどかないとね 休んでる暇はないわよ! (br,4)と~ぜん 夜もね♡」&br()&br()私は決めた――でも、どうして?&br()淫魔なのに 胸が いたいよ…。|
|BGCOLOR(#FFD9B3):体重|46[kg]|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):最高速度|測ったことないよ…|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):出身|魔界の田舎の方…|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):あれ?今日は素直だね|うん…|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):ど、どうしたの?|え!?あ…ボーっとしてた|~|
|BGCOLOR(#FFD9B3):イラストレーター|碧 風羽|~|
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#region(close,Ver3.4(VerRe:3.0))
|BGCOLOR(#FFD9B3):Ver3.4(VerRe:3.0)|
|画像|
|BGCOLOR(#FFD9B3):身長|え~とぉ♡…え、興味ない?|
|BGCOLOR(#FFD9B3):体重|あ♡…これも興味ない?|
|BGCOLOR(#FFD9B3):最高速度|すっごくはや…せ、正確に?|
|BGCOLOR(#FFD9B3):主|可愛い♡けど冷めてる系?|
|BGCOLOR(#FFD9B3):最近の悩み|名前で呼んでくれない|
|BGCOLOR(#FFD9B3):女の子同士|案外アリかも♡|
|BGCOLOR(#FFD9B3):イラストレーター|四々九|
|BGCOLOR(#FFD9B3):フレーバーテキスト|
|あの人の隣にいたい――ずっと、ずっと悩んでいたことだった。あの人を追い、『扉』をくぐったその時から、私の願いはただ一つだった。&br()&br()でも、流れ着いた異界の地で、私は新しい居場所を見つけてしまった。 全てを委ねてもいいとすら思える人にも出会えた。 でも、アイツらと歩く道は、あの人との別れの道だった。 そんな葛藤を胸に秘めながら旅を続けてきたけれど、あの人の元へと近づくにつれ、ある未来の光景が頭を何度もよぎるようになった。 敵として、あの人の前に立つ私。 そして、そんな私を、失望と悲しみに満ちた紅い瞳で見つめるあの人――。&br()&br()もちろんこれは妄想だ。 でも、耐えられなかった。 許せなかった。 そしてとうとう、私はアイツらの元を去った。 誰にも告げず、誰にも会わず、会えばきっと、私はアイツへの罪悪感に押し潰されてしまうから…。&br()&br()あの人の元へ…その想いだけで、単身あの人のいる塔へと侵入を果たした私が目にしたものは、変わり果てたあの人の姿だった。 ただ、どうしようもなく、怖かった――もし、私を優しく見つめてくれた紅い瞳が、私を冷たく見下ろし、私に名前をくれたあの声が、私の名前を呼んでさえくれなかったら…。 結局、私はあの人に声をかけることはおろか、姿を見せることすらできず、逃げ出していた。&br()&br()「ホント、何やってるんだろ、私…」&br()&br()全てを捨てる覚悟でここまで来た結果がこの有様だ。 私の想いとはこの程度のものだったのか――自己嫌悪で思わずその場にへたりこんでしまう。 今更アイツらの元には戻れない。 かといって、あの人の目を覚まさせてやる、なんて簡単に言ってのけるほどの勇気も今は湧かなかった。 でも、あの人がそこにいるなら――今は少しでもあの人の側にいたい…。&br()&br()「結局、一人になっちゃったなぁ…」&br()&br()「………そこで、何をしているの?」&br()&br()不意に背後からかけられた寂然とした声に、私はびくりと身体を震わせた。やっちゃった――敵陣の只中で気を緩めた自分の失態に顔を歪めながら振り返る。 そこにいたのは顔の半分を仮面で覆い隠した少女だった。&br()&br()「アハハ、こ~んにちは♡」&br()&br()動揺と警戒を悟られぬよう、私は努めて軽い口調で少女へと話しかける。そんな私に少女は表情ひとつ変えず、硝子のように冷ややかな瞳でしばらく私を見つめていたかと思うと、ぽつりとつぶやいた。&br()&br()「…魔物なのに、あなたの感情はとても豊かで、複雑なのね。 でも…」&br()&br()半端者、私と同じ――そうつぶやいた少女の言葉は、あまりに鋭く私の心を貫いた。 |
#endregion
#region(close,Ver3.5(VerRe:3.5))
|BGCOLOR(#FFD9B3):Ver3.5(VerRe:3.5)|
|画像|
|BGCOLOR(#FFD9B3):身長|大きさより、要は相性よ♡|
|BGCOLOR(#FFD9B3):体重|相手に合わせる技術は大事♡|
|BGCOLOR(#FFD9B3):最高速度|やっぱ相手より先は負けよね♡|
|BGCOLOR(#FFD9B3):特性|白髪長耳はポイント高いわよ♡|
|BGCOLOR(#FFD9B3):特技|名前で呼んでくれない|
|BGCOLOR(#FFD9B3):私…淫魔じゃないんだけど…|いいの♡扉、開いちゃお♡|
|BGCOLOR(#FFD9B3):イラストレーター|藤ちょこ|
|BGCOLOR(#FFD9B3):フレーバーテキスト|
|懐かしいお客に会った。&br()&br()それほど仲が良かったわけじゃないけど、いっときあの人と同じ軍で戦ったことがある子だ。この世界には、アケローンで戦った子たちがたくさん召喚されてる。きっと、私たちを導く何かしらの“そういう力”が働いているのだろう。彼女は、一族の未来を背負い、紅蓮の力の行く末を見届けるために、この『紅蓮の塔』にひとり潜入したらしい。&br()&br()「フン… まったくお前といい、あのエルフといい、どうかしてる」&br()&br()――久しぶりに会ったと思ったら、随分な物言いね、フィンテール。&br()&br()「どいつもこいつも人間なんかにほだされて… お前に至っては、今一緒にいるのは女じゃないか。もはや淫魔としての本懐すらも忘れたのか? それとも、ロードのあの紅い瞳ってのは、ヴァンパイア共のように“魅惑”の魔効でも備えてるのか?」&br()&br()――あはは、相変わらず固いな~ さすがエルフ族って感じ。ならあんたも試してみたら? 案外悪くないかもよ♡&br()&br()「エルフではなくダークエルフだ。…わからないね。人間なんて、アルカナの力を除いてしまえば、我々よりも短命で、サキュバスほどの魔力も持っていない。そんな脆弱な存在にどんな理屈があればそこまで入れ込めるんだ? お前だって、あの男に裏切られたんだろうに」&br()&br()――へぇ、あんた面白いこと気にするのね… いいわ、今は敵同士だけど、昔のよしみで教えてあ・げ・る♡&br()&br()「フン、それで私の考えが変わるとは思えないけどね…」&br()&br()――そうねぇ、あえて言うなら――“愛してくれるから”、かなぁ。&br()&br()「…なに?」&br()&br()――人間ってね、別の種族でも、同種のように愛してくれるの。人間以外の種族でも、他の種族を好きになる子ってのはたまにはいるけど、それはただ「気に入ってる」程度のものよね。「愛」まではいかないわ。「愛」をあげるのはあくまで同種にだけ。私たちサキュバスも他種族に手を出すけど、興味があるのは吸い取るその“結果”だけだもの。けど、人間は違うの。そんな種族は他に見たことないわ&br()&br()「…だが、それに何の意味がある? たとえそうだとしても、その気持ちの先には――」&br()&br()――そうね、寿命、子供、いろいろな問題があるわ。でも、それすらも彼らは気にしない。人間の一生なんて、私たちには瞬くような時間だけど、彼らはその一瞬で、永遠分の愛を燃やして思い出をくれるの。私たちは、長く生きる分、その一瞬一瞬が薄くて、気付いたら忘れてしまってる愛なんてざら。でもきっと、彼らとの愛は、それを失ったとき、苦しくて、切なくて、でも幸せだったその時を、いつまでも覚えていられるはず――私たちの長い生の中で、一生続く思い出をくれるのでしょうね。&br()&br()「…それは、つらいだけではないのか…?」&br()&br()――うん、つらいかもね…人間に、恋をする前なら。&br()&br()「人間に恋をすると…何か変わるのか?」&br()&br()――フフ、そうよ♡ 人間を好きになるとね、み~んな変わっちゃうの。私も、セルディッドだってそう、妹のリリスもだし、あの、あんた以上にお固かったオリンポスの<戦女神>だって、ハピふわ~って感じだったわよ♡ …人間を好きになった子はね、その想いから、「強さ」と「優しさ」をもらえるの。つらい想いも、誰かに与える優しさに変えられるようになるの、それこそ種族を超えてね。あんたたちの長老も、閉じた世界にいる自分たちに限界を感じてて、そんな人間の力に期待してるから、あんたのいう「紅」の行く末を気にしてるんじゃない?&br()&br()「……「強さ」と「優しさ」――確かに、あの戦いで、本当の意味でそういったものを持っていたロードは、最後に勝利を掴んだあの人間だけだったかもしれないな。そして、あいつの軍は、多くの者が、悪魔や、無機生物にいたるまで、どこかそういった雰囲気を持っていたようにも感じる…」&br()&br()――でしょ? &br()&br()「……なるほどな。お前のいう“人間の力”っていうのが、少しだけ理解できたかもしれない」&br()&br()――そ、良かった。&br()&br()「……だが、それは理屈の上でだけだ。この「私」が変わってはいない。信じるまでにはいかないね」&br()&br()――はぁ~~~、ほんっとに頭固いわねエルフって! やっぱり試すしかないわ! なんなら恋を究めた私が、人間を誘惑する方法をアドバイスしてあげてもいいわよ?&br()&br()「いや、それは遠慮しておくよ。お前と出会って以来、お前の“それ”は、成功しているのを見たことがないからね」&br()&br()――んな! あんたと出会ってからはあの人一筋だったんだから、しょうがないでしょ!&br()「…フン、私はもう行くよ――けれどまぁ、話せてよかったよ、サキュバス――今は、ミリアって言うんだっけね。それとな、私はダークエルフだ」&br()&br()――私もよ、フィンテール。そ・れ・と・ね、私は別にあの人に裏切られたわけでもフられたわけでもないんだから、そこんとこ間違えないでよね。次同じこと言ったらぶっとばすわよ?&br()&br()「ハハ、生き延びろよ」&br()&br()――あんたもね。&br()&br()そう言って、彼女は去っていった。そういえば、ひとつだけ言い忘れちゃったな。ダークエルフのくせに、そんな風に興味を持って、それだけ人間のことを調べてるあんた自身が、一番変わったわよ、って。フフ、ほ~んと、人間の力ってすごい。&br()&br()だ・か・ら、これからもめいいっぱい愛しても~らお♡ |
#endregion
:考察|
あらゆる意味で魔種の顔であり、魔種単デッキを使うなら文句なしの必須カードと言える。
召喚時に5マナを生みだすので実質5コストで呼び出せる。そのため単色での始動40マナが可能。
&br()
主にミリアを含む10コスト4体召喚で、最初のタワー制圧や序盤のマナ溜めなどで他よりも、1体多く戦場にいるというリードを取れる。
マナ溜め手段が他種族より劣る魔種としては、誰よりも早く相手を妨害したいので、開幕からのスピードを活かせるかどうかが鍵となるであろう。
それと地味に落されても実質5マナで復帰できるのは後ろ向きながら有難い。
:キャラクター説明|
LoV全シリーズを通して登場し、LoVの看板娘とも言える存在。
LoVキャラクターの中ではコラボレーションなどで他作品へ出張する回数の最多記録を持つ。
&br()
サキュバスは睡眠中の男性を襲い、誘惑して精を奪う悪魔である。
また、自分と性交させる為に、襲う人の理想の異性像となる能力を持つ。
過去作ではサキュバスという名前だったが、今作からミリアという名前を“[[あの人>Ver3/~紅輝の英王~]]”に付けてもらったらしい。
フレーバーテキストの時系列はLoV3ストーリーモードより前のものと考えられる。
&br()
LoV1では、遊び方ガイドで「淫乱なので脱ぎますね」という名言を残し、堂々デビュー。VRカードの死滅ボイスもこれが元ネタ。
当時から現在にいたるまで人気で、LoV柴-SHIBA-使い魔人気投票では文句無しの「1位」であった。
サキュバスは過去作の男主人公キャラの理想の異性像になり誘惑をしたが、その結果手玉に取られてしまった。
彼女自身も不思議に思いながら興味を持ち、男主人公を狙うが失敗ばかり。LoVRe:2のフレーバーにて謎の真相が判明。
&br()
LoV3初登場となったロケテではレアリティURとして登場。
ロケテ期間限定のURであったため枚数がごく少なく、極めて高い価値がついている。
本稼働のこのカードがURだったらおそらく阿鼻叫喚だが、ロケテ版が高いのは出回った枚数による部分も大きい。
ちなみに、召喚時のカットインでは地味に揺れている。
:関連カード|
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