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~黄昏の黒竜~(R) :基本情報| |BGCOLOR(#FFD9B3):名前|~&ruby(たそがれのこくりゅう){黄昏の黒竜}~| |BGCOLOR(#FFD9B3):真名|ラグナロク| |BGCOLOR(#FFD9B3):種族|降魔| |BGCOLOR(#FFD9B3):ジョブ|ディフェンダー| |BGCOLOR(#FFD9B3):初期カルマ|5| |BGCOLOR(#FFD9B3):カルマ取得速度|MELT| |BGCOLOR(#FFD9B3):<タイプ>|<純真者>| |BGCOLOR(#FFD9B3):タイプ|古竜| |BGCOLOR(#FFD9B3):HP|700| |BGCOLOR(#FFD9B3):ATK|200| |BGCOLOR(#FFD9B3):DEF|200| |BGCOLOR(#FFD9B3):ハイアーツ|有| |BGCOLOR(#FFD9B3):CV|Sound Effect| &br() |>|BGCOLOR(#FFD9B3):カルマアビリティ| |BGCOLOR(#FA97AB):CENTER:カルマ1個|&link_anchor(page=カルマアビリティ,ヒールヘイスト){ヒールヘイスト}| |~|施設内でのHP回復速度が上がる。| |BGCOLOR(#FA97AB):CENTER:カルマ3個|&link_anchor(page=カルマアビリティ,HPメルトT){HPメルトT}| |~|攻撃力・防御力・移動速度が上がる。(ATK/DEF+10 SPD+??%) ただし、HPが徐々に減る。(1秒ごと1ダメージ)| |BGCOLOR(#FA97AB):CENTER:カルマ5個|&link_anchor(page=カルマアビリティ,HPメルトT){HPメルトT}| |~|攻撃力・防御力・移動速度が上がる。(ATK/DEF+20 SPD+??%) ただし、HPが徐々に減る。(1秒ごと1ダメージ)| |>|BGCOLOR(#FFD9B3):| |BGCOLOR(#FFD9B3):ハイアーツ|黒聖鱗| |~|自身のHPが回復し、さらに防御力と施設防衛力が一定時間あがる。| |BGCOLOR(#FFD9B3):効果時間|30秒| |BGCOLOR(#FFD9B3):効果量|HP全回復 DEF+50| :ステータス| -魔神状態中 |BGCOLOR(#FFD9B3):カルマ所持数|BGCOLOR(#FFD9B3):融合体数|BGCOLOR(#FFD9B3):HP|BGCOLOR(#FFD9B3):ATK/DEF| |BGCOLOR(#FA97AB):CENTER:カルマ5個|0体|700|250/250| |~|7体|1000|290/290| -魔神状態解除後 |BGCOLOR(#FFD9B3):カルマ所持数|BGCOLOR(#FFD9B3):HP|BGCOLOR(#FFD9B3):ATK/DEF| |BGCOLOR(#FA97AB):CENTER:カルマ5個|700|250/250| |BGCOLOR(#FA97AB):CENTER:カルマ3個|700|220/220| |BGCOLOR(#FA97AB):CENTER:カルマ1個|700|200/200| :DATA・イラスト・フレーバーテキスト| #region(close,Ver3.5 DS) |>|>|BGCOLOR(#FFD9B3):Ver3.5 DS| |BGCOLOR(#FFD9B3):全長|35[meter]|~| |BGCOLOR(#FFD9B3):重量|85[t]|~| |BGCOLOR(#FFD9B3):最高速度|1800[km/h]|~| |BGCOLOR(#FFD9B3):望むもの|破壊による再生|~| |BGCOLOR(#FFD9B3):『鍵の座』|第9席|~| |BGCOLOR(#FFD9B3):真名|ラグナロク|~| |BGCOLOR(#FFD9B3):イラストレーター|新村 直之|~| |BGCOLOR(#FFD9B3):フレーバーテキスト| |…from “ラグナロク”&br()&br()「悪ぃな… やっぱこの黄昏もいつも通り、このオレが終わらせる“決まり”なんだ」&br()&br()そう言ってスルトは、その手に握った勝利の剣・レーヴァテインに終末の炎を燈した。そして、宙にて剣を逆手に持ち替え、自身の落下していく先にある聖竜の額に焦点を定める。&br()&br()「これで、いつも通り――なっ!?」&br()&br()急に、スルトの落下が止まった。&br()&br()見ると、巨大なスルトの体を、さらに巨大な腕が掴みとっていた。&br()&br()「…オイ、なんの冗談だこりゃあ」&br()&br()スルトを掴む腕、その先に繋がる体は終末の巨船――人の形に変容したスルトらムスペルの船、ナグルファル号であった。&br()&br()「オラァ! ムスペルどもぉ! 今すぐこの糞船をなんとかしろぉ!!」&br()&br()しかし、船内にいるはずである、炎の眷属たちからの返事はない。&br()&br()「糞がっ! 船に喰われたか? …ヘルの野郎、嵌めやがったな… いつも通り、ムスペルが全員そろってりゃ、こんなボロ船くれぇわけなかった… 全部…全部テメェか、オーディン! ずいぶんな小細工してくれたじゃ――ぐぉっ!」&br()&br()ナグルファルがスルトを握る手に力を籠める。苦悶するスルトは、堪らずにその手から“勝利の剣”を落とした。&br()&br()そして、その剣を受け止めたのは、満身創痍の聖竜。&br()&br()腕を組み、落ち着いた様子で事態を見守っていた戦神が、巨人に答えた。&br()&br()「…すまぬなスルト、この事態には余も少なからず驚いている。これは創世の摂理に一石を投じた輪廻の悪戯か、あるいは――」&br()&br()その時、そう戦神が言い終わらぬうちに、剣を咥えた聖竜が最後の飛翔を見せた。その狙いは、当然に、身動きできぬ炎の巨人。“勝利の剣”にて巨人を貫こうとする聖竜が、戦神のすぐ横を飛び過ぎた時、その悲しくも、正気を失った蒼翠の瞳を見て戦神は、自身の過ちに気付いた。&br()&br()「――待て…!」&br()&br()しかし、戦神の静止は届かず、勝利の剣は深々とスルトの体を貫いていた。&br()&br()「…かはっ! まいったぜ、やって…くれたな…」&br()&br()自らの炎に包まれるスルト。炎が、同時に力尽きた聖竜に燃え移っていく。炎と共に地に落ちる聖竜――しかし、その炎は勢いを弱めること無く、ますます大きく揺れる舌を立ち昇らせ、燃え盛っていく。&br()&br()「…これは、まさか…そうなのか…」&br()&br()聖竜を包む紅蓮の炎は、次第に竜の体内から染み出したかのような黒い炎へと置き換わり、その体は、黒い焔の炉と化した。&br()&br()「――黒淵か!!」&br()&br()そこまで口にしたところで、戦神は、腰の刃を勢いよく背後へと抜き放った。かすかな感触、しかし、捉えてはいない――。&br()&br()「おお~ 怖い怖い」&br()&br()戦神の後ろに揺れる影。&br()&br()「どうだい? いい手並みだったろう兄さん」&br()「なるほどな、これは貴様の仕業か――」&br()&br()オーディンは背後に現れた影に言った。&br()&br()「――ロキ」&br()「ご名答~」&br()&br()影は、次第に人の形にを作り、体の半分ずつが白と黒に色分かたれた魔神へと変わっていく。&br()&br()「フフ、兄さん同様、僕もこの黄昏の輪廻には飽き飽きしていてね。兄さんの企みが面白そうだったから、乗っからせてもらったんだ。ただ、ハッピーエンドは趣味じゃないからさ、結末はすこ~し変えさせてもらったけどね」&br()&br()戦神は苛立ちを見せると、今一度、斬鉄剣の一撃をロキへと見舞った。しかし、その姿は霞のように揺れるだけだった。&br()&br()「無駄無駄~ 僕は既にこの次元にはいないんだ。なぁ、そんなに怒るなよ~ 僕たちの仲だろう? 結果はどうだったにせよ、兄さんの希望通り”繰り返される黄昏の結末”は変わったんだぜ? フフ…それより見なよ。ほら、兄さんが手塩にかけて生み出したあの子が“転醒”するよ?」&br()「…くっ!」&br()&br()ロキの声が響き渡る中、オーディンが目にしたものは、今もなお、黒淵の焔をごうごうと吐き続ける炉の中に浮かぶ影。それは、転醒を果たし、産声をあげる黒き竜。その身に纏っていた輝きは闇へと、その身に託された希望は絶望へと転じた。&br()&br()「う~ん、いい感じに仕上がったねぇ~。可愛い娘も、きかん坊の息子もいい仕事をしてくれたよ。兄さん、わかるかい? 兄さんの可愛い予言の子はさ、ただただ無垢に、使命を信じ、聖いままでいなけりゃならなかったのさ。それを、我が息子フェンリルという友を得て、失って、“悲しみ”を知ってしまったんだ。悲しみを知った者には“闇”が生まれる… 闇を持った者が行う“討伐”は“聖儀”なんかじゃあない――それは混沌のだ~い好きな、ただの“殺し”なんだよ」&br()&br()ロキの影は、オーディンの顔に浮かんだ苦悶の歪みを覗き込み、満足そうな笑みを浮かべた。&br()&br()「…ロキのとっつぁんよ。ご機嫌なご高説中悪ぃが、さっさとこいつを連れていこうぜ」&br()&br()不意にかかる声。見ると、影のすぐそばに、全身に文様を彫り込んだフードの男が立っていた。&br()&br()「オレは忙しいんだよ… なんたって、“鍵”はまだ残り五つもあるんだからよ…って、あちち、まだホッカホカじゃねぇっか… そんじゃ、連れてくぜ?」&br()&br()フードの男が手に持った“機械仕掛けのグリモア”を開くと、未だ炎を纏った漆黒の竜は、空中に出現した紋様へと吸い込まれ、消えた。&br()&br()「はあ、せっかく高慢な兄さんを出しぬいて悦に浸ってたってのに、せっかりな奴だよねぇ。まあ、いいや。僕もまだまだやることがあるんだ。甘えん坊の末っ子の仕事も見届けなきゃならないしね。それじゃ兄さん、え~と…あ、そうそう――教会に、福音を、かな?」&br()&br()そう笑うと、ロキの影もまた、姿を消した。&br()&br()あとに残された戦神は、歯噛みと共に、燃え残った黒淵を剣風にて吹き飛ばした。&br()&br()「ロキめ… 得意の“たぶらかし”、してやられたぞ。褒美にその子はくれてやる。だが、お前の企みがまだ終わっておらぬように、余の計画もまだ半ばよ。次は好きにさせぬぞ――我が黄昏は、まだ終わらぬ。」&br()&br()そう言って、戦神は、漆黒の竜が消えた空間を見つめ、笑ってみせた。| #endregion :考察| Ver3.5で各ジョブに配られたMELT降魔のひとつ。 神族のURラグナロクとは対を成すような、でも元の面影も残した性能をしている。 &br() 方向性としては不死のウロボロスや天草四郎時貞に近く、HPが徐々に減るデメリットの代わりにA/Dの数字と移動速度を得たデザイン。 魔人化直後はアタッカーと見誤る程の移動速度で動ける。というか超覚醒アタッカーとほぼ同速である。 またHPメルト系のアビリティは足の遅いディフェンダーへ高スペックと引き換えの重いデメリットとして配られていることが殆どだが、黒竜は非常に足が早く、よほど深追いしていなければ帰還する前に毒ダメージで力尽きるという場面は無いと見ていい。 (カルマ5のアビリティが切れると毒ダメージもアプチ以下の秒1になるので思うほど気にならない) &br() 性能は完全に自己完結しており、ハイアーツで広範囲に強力な毒ダメージを撒ける~異端の至高神~や魔人化終了後も常に自部隊の強化ができる~欲界の天魔~に比べると、同じMELT降魔たちの中でも使い方が難しい。 居座っての戦闘にはあまり向かないため、部隊同士のぶつかり合いの中で「びっくり降魔」として戦闘の中心に飛び出し、その高いステータスと移動速度で相手を追い立て捕まえるような使い方になるであろう。 ベオウルフも真っ青な足回りを持つものの、ディフェンダー降魔のスロウは現在は50コスト程度とされている。 最近の大型アタッカーはスピード増加アビリティ持ちも増えており、アビリティやコストの具合によっては捕まえきれない点には注意。 メルト降魔のカルマ減少は1個あたりおよそ40c。魔人化が帰還無しで30cなのでおおよそ魔人化している間がフルスペック振り回せる時間と考えればよい。 魔人化が解けカルマ5のアビリティが切れてしまうと普通の中型ディフェンダー程度のスペックになってしまう。 こうなると使い魔としての旬は過ぎてしまい、他のディフェンダー降魔たちと比べて光るものがなくなってくるのが弱点。 &br() そして魔人化直後からフルパワー出せるメルト降魔と言えど、主人公のみでの魔人化の場合は250/250の大きめのスピードアップ、単独攻撃、自身への毒持ちなので、50~60コスト程度のマジシャンで追い返すだけなら十分対応できてしまう。 ディフェンダーやアタッカーが中心のデッキでも、タワーを背負えば時間切れまで何とか誤魔化せる。 他のユニットへ戦闘面のサポートができない点では~欲界の天魔~以上に魔人状態での戦闘に比重が置かれているため、魔人化する際には根本使い魔すべて、場合によっては主力も巻き込んでスペックの底上げをしたい。 特に複数攻撃が解禁される人数まで取り込んで魔人化すれば高スペック・高スピード・複数攻撃かつスロウという戦略兵器が誕生するため相手は逃げるしかない。 &br() RE:3初期にディフェンダー降魔たちがあまりに簡単にジョブ補完できてしまった関係で下方修正された経歴がある。 そのためスロウの強さや施設防衛力、HPがかなり下げられており、特に施設防衛に関しては20コストディフェンダーと変わらない程度である。 しかし施設防衛力を自力で補うことができるのが彼の特徴。 魔人化が解けてから更に30c経たないとハイアーツWaitを消化できない点には注意したいが、わずかな石差を競う攻防では他の降魔ではできない仕事をしてくれるであろう。 また早めに魔人化すると目安として120c経過でカルマが2以下となるが、スペックが下がる代わりに毒ダメージも消失する。 DEF自体はハイアーツで大幅に上げることができるため、最終戦での施設防衛役としては問題ない性能になる。 特にタワーの防衛に関してはカルマ1のヒールブーストがあれば数秒で全快出来るので、出し入れしているだけでハデスの様な極タワーアタッカーが来ない限りはまず制圧されないだろう(が撃破防衛は他のユニットに頼らざるえないが…) とはいえ素の防衛力は繰り返すが非常に低く、ガーディアンスタイルで防衛したいならばHP回復はオマケとして早めにハイアーツを打っておくのが吉。 効果時間自体は特別に長いわけではないので、ハイアーツ込みで守れる施設は一箇所と思っておくこと。 似たハイアーツの~蒼天の守護龍~のは部隊全体にかかる代わりに回復量は一定値であり、かつハイアーツを叩いてから効果が出るまでにラグがある関係でHP全快にはならないことがある。 一方、黒竜は自己回復のみではあるが確実に全快するので、単にHP回復用としても意外と使い勝手は良い。 &br() ディフェンダー降魔でジョブ補完をしたいのは海種と魔種であるが、ウィーク戦術を得意とし完成形重視になりやすい海種よりも速攻型の魔種の方がデッキに入れやすいであろう。もしくはキマヒルコの様な石制圧に特化したデッキに入れて荒らしのアンカーとして使い、終盤は石割でのリードを守るといった運用も面白い。 早めに相手タワーに飛び込んでの魔人化でもスピードアップと高いスペックのおかげで安全に離脱しやすく、終盤では施設防衛も任せられる。 あるいはアルティメットスペルを残しつつ戦況を見て、ディフェンダーが欲しくなったり他の使い魔が死滅しそうなときにそれを巻き込んで魔人化するなどの戦い方が考えられる。 本体性能もハイアーツも「とりあえず出せば・打てば何とかなる」というタイプではないので扱いが難しいが、必要に応じてUSや転生と使い分けたり戦場のど真ん中での魔人化であったりと柔軟性の高さは魅力である。 :キャラクター説明| 聖竜ラグナロクが降魔化した姿。 LoV3に入ってからオーディンやエーギル、フェンリルなど多くの使い魔のフレーバーテキストで、繰り返される巨人と神々の戦争『黄昏(ラグナロク)』での新たな鍵として注目されていた聖竜ラグナロクであったが、魔神ロキや《教会》の策略により黒堕ちした降魔となってしまった。 友となったフェンリルを失い負の感情を抱えたまま戦いに参加したことが鍵となってしまった。 親友を得たがゆえに闇堕ちするきっかけとなった、というのはストーリーモードでの紅蓮の子らが辿る戦いをある意味なぞっているようにも見える。 ストーリーモードのとあるステージでロキがラグナロクを使役しているのだが、当時はこの「黒い」ラグナロクのモデルが存在してなかっただけで、実は黄昏の黒竜が彼に操られていた……のかもしれない。 &br() 他の降魔たちと違い、混沌に世界を食い荒らされたことが転醒のきっかけでもないようで、経緯を見るだけなら通常の使い魔としてのカード化しても問題ないようなバックグラウンドにも見える。 単に神族のURラグナロクと同一人物(竜)だから同時登録できない仕様にしたかった可能性もある。 しかし多くの使い魔たちのフレーバーテキストを跨る《13の鍵》のひとつが次元を行き来する降魔である、というのは何か示唆を感じられる。 ---- コメント *編集が苦手な方はこちらへ情報提供お願いします #comment_num2(size=85,vsize=3,nsize=30,num=20)
~黄昏の黒竜~(R) :基本情報| |BGCOLOR(#FFD9B3):名前|~&ruby(たそがれのこくりゅう){黄昏の黒竜}~| |BGCOLOR(#FFD9B3):真名|ラグナロク| |BGCOLOR(#FFD9B3):種族|降魔| |BGCOLOR(#FFD9B3):ジョブ|ディフェンダー| |BGCOLOR(#FFD9B3):初期カルマ|5| |BGCOLOR(#FFD9B3):カルマ取得速度|MELT| |BGCOLOR(#FFD9B3):<タイプ>|<純真者>| |BGCOLOR(#FFD9B3):タイプ|古竜| |BGCOLOR(#FFD9B3):HP|700| |BGCOLOR(#FFD9B3):ATK|200| |BGCOLOR(#FFD9B3):DEF|200| |BGCOLOR(#FFD9B3):ハイアーツ|有| |BGCOLOR(#FFD9B3):CV|Sound Effect| &br() |>|BGCOLOR(#FFD9B3):カルマアビリティ| |BGCOLOR(#FA97AB):CENTER:カルマ1個|&link_anchor(page=カルマアビリティ,ヒールヘイスト){ヒールヘイスト}| |~|施設内でのHP回復速度が上がる。| |BGCOLOR(#FA97AB):CENTER:カルマ3個|&link_anchor(page=カルマアビリティ,HPメルトT){HPメルトT}| |~|攻撃力・防御力・移動速度が上がる。(ATK/DEF+10 SPD+??%) ただし、HPが徐々に減る。(1秒ごと1ダメージ)| |BGCOLOR(#FA97AB):CENTER:カルマ5個|&link_anchor(page=カルマアビリティ,HPメルトT){HPメルトT}| |~|攻撃力・防御力・移動速度が上がる。(ATK/DEF+20 SPD+??%) ただし、HPが徐々に減る。(1秒ごと1ダメージ)| |>|BGCOLOR(#FFD9B3):| |BGCOLOR(#FFD9B3):ハイアーツ|黒聖鱗| |~|自身のHPが回復し、さらに防御力と施設防衛力が一定時間あがる。| |BGCOLOR(#FFD9B3):効果時間|30秒| |BGCOLOR(#FFD9B3):効果量|HP全回復 DEF+50| :ステータス| -魔神状態中 |BGCOLOR(#FFD9B3):カルマ所持数|BGCOLOR(#FFD9B3):融合体数|BGCOLOR(#FFD9B3):HP|BGCOLOR(#FFD9B3):ATK/DEF| |BGCOLOR(#FA97AB):CENTER:カルマ5個|0体|700|250/250| |~|7体|1000|290/290| -魔神状態解除後 |BGCOLOR(#FFD9B3):カルマ所持数|BGCOLOR(#FFD9B3):HP|BGCOLOR(#FFD9B3):ATK/DEF| |BGCOLOR(#FA97AB):CENTER:カルマ5個|700|250/250| |BGCOLOR(#FA97AB):CENTER:カルマ3個|700|220/220| |BGCOLOR(#FA97AB):CENTER:カルマ1個|700|200/200| :DATA・イラスト・フレーバーテキスト| #region(close,Ver3.5 DS) |>|>|BGCOLOR(#FFD9B3):Ver3.5 DS| |BGCOLOR(#FFD9B3):全長|35[meter]|~| |BGCOLOR(#FFD9B3):重量|85[t]|~| |BGCOLOR(#FFD9B3):最高速度|1800[km/h]|~| |BGCOLOR(#FFD9B3):望むもの|破壊による再生|~| |BGCOLOR(#FFD9B3):『鍵の座』|第9席|~| |BGCOLOR(#FFD9B3):真名|ラグナロク|~| |BGCOLOR(#FFD9B3):イラストレーター|新村 直之|~| |BGCOLOR(#FFD9B3):フレーバーテキスト| |…from “ラグナロク”&br()&br()「悪ぃな… やっぱこの黄昏もいつも通り、このオレが終わらせる“決まり”なんだ」&br()&br()そう言ってスルトは、その手に握った勝利の剣・レーヴァテインに終末の炎を燈した。そして、宙にて剣を逆手に持ち替え、自身の落下していく先にある聖竜の額に焦点を定める。&br()&br()「これで、いつも通り――なっ!?」&br()&br()急に、スルトの落下が止まった。&br()&br()見ると、巨大なスルトの体を、さらに巨大な腕が掴みとっていた。&br()&br()「…オイ、なんの冗談だこりゃあ」&br()&br()スルトを掴む腕、その先に繋がる体は終末の巨船――人の形に変容したスルトらムスペルの船、ナグルファル号であった。&br()&br()「オラァ! ムスペルどもぉ! 今すぐこの糞船をなんとかしろぉ!!」&br()&br()しかし、船内にいるはずである、炎の眷属たちからの返事はない。&br()&br()「糞がっ! 船に喰われたか? …ヘルの野郎、嵌めやがったな… いつも通り、ムスペルが全員そろってりゃ、こんなボロ船くれぇわけなかった… 全部…全部テメェか、オーディン! ずいぶんな小細工してくれたじゃ――ぐぉっ!」&br()&br()ナグルファルがスルトを握る手に力を籠める。苦悶するスルトは、堪らずにその手から“勝利の剣”を落とした。&br()&br()そして、その剣を受け止めたのは、満身創痍の聖竜。&br()&br()腕を組み、落ち着いた様子で事態を見守っていた戦神が、巨人に答えた。&br()&br()「…すまぬなスルト、この事態には余も少なからず驚いている。これは創世の摂理に一石を投じた輪廻の悪戯か、あるいは――」&br()&br()その時、そう戦神が言い終わらぬうちに、剣を咥えた聖竜が最後の飛翔を見せた。その狙いは、当然に、身動きできぬ炎の巨人。“勝利の剣”にて巨人を貫こうとする聖竜が、戦神のすぐ横を飛び過ぎた時、その悲しくも、正気を失った蒼翠の瞳を見て戦神は、自身の過ちに気付いた。&br()&br()「――待て…!」&br()&br()しかし、戦神の静止は届かず、勝利の剣は深々とスルトの体を貫いていた。&br()&br()「…かはっ! まいったぜ、やって…くれたな…」&br()&br()自らの炎に包まれるスルト。炎が、同時に力尽きた聖竜に燃え移っていく。炎と共に地に落ちる聖竜――しかし、その炎は勢いを弱めること無く、ますます大きく揺れる舌を立ち昇らせ、燃え盛っていく。&br()&br()「…これは、まさか…そうなのか…」&br()&br()聖竜を包む紅蓮の炎は、次第に竜の体内から染み出したかのような黒い炎へと置き換わり、その体は、黒い焔の炉と化した。&br()&br()「――黒淵か!!」&br()&br()そこまで口にしたところで、戦神は、腰の刃を勢いよく背後へと抜き放った。かすかな感触、しかし、捉えてはいない――。&br()&br()「おお~ 怖い怖い」&br()&br()戦神の後ろに揺れる影。&br()&br()「どうだい? いい手並みだったろう兄さん」&br()「なるほどな、これは貴様の仕業か――」&br()&br()オーディンは背後に現れた影に言った。&br()&br()「――ロキ」&br()「ご名答~」&br()&br()影は、次第に人の形にを作り、体の半分ずつが白と黒に色分かたれた魔神へと変わっていく。&br()&br()「フフ、兄さん同様、僕もこの黄昏の輪廻には飽き飽きしていてね。兄さんの企みが面白そうだったから、乗っからせてもらったんだ。ただ、ハッピーエンドは趣味じゃないからさ、結末はすこ~し変えさせてもらったけどね」&br()&br()戦神は苛立ちを見せると、今一度、斬鉄剣の一撃をロキへと見舞った。しかし、その姿は霞のように揺れるだけだった。&br()&br()「無駄無駄~ 僕は既にこの次元にはいないんだ。なぁ、そんなに怒るなよ~ 僕たちの仲だろう? 結果はどうだったにせよ、兄さんの希望通り”繰り返される黄昏の結末”は変わったんだぜ? フフ…それより見なよ。ほら、兄さんが手塩にかけて生み出したあの子が“転醒”するよ?」&br()「…くっ!」&br()&br()ロキの声が響き渡る中、オーディンが目にしたものは、今もなお、黒淵の焔をごうごうと吐き続ける炉の中に浮かぶ影。それは、転醒を果たし、産声をあげる黒き竜。その身に纏っていた輝きは闇へと、その身に託された希望は絶望へと転じた。&br()&br()「う~ん、いい感じに仕上がったねぇ~。可愛い娘も、きかん坊の息子もいい仕事をしてくれたよ。兄さん、わかるかい? 兄さんの可愛い予言の子はさ、ただただ無垢に、使命を信じ、聖いままでいなけりゃならなかったのさ。それを、我が息子フェンリルという友を得て、失って、“悲しみ”を知ってしまったんだ。悲しみを知った者には“闇”が生まれる… 闇を持った者が行う“討伐”は“聖儀”なんかじゃあない――それは混沌のだ~い好きな、ただの“殺し”なんだよ」&br()&br()ロキの影は、オーディンの顔に浮かんだ苦悶の歪みを覗き込み、満足そうな笑みを浮かべた。&br()&br()「…ロキのとっつぁんよ。ご機嫌なご高説中悪ぃが、さっさとこいつを連れていこうぜ」&br()&br()不意にかかる声。見ると、影のすぐそばに、全身に文様を彫り込んだフードの男が立っていた。&br()&br()「オレは忙しいんだよ… なんたって、“鍵”はまだ残り五つもあるんだからよ…って、あちち、まだホッカホカじゃねぇっか… そんじゃ、連れてくぜ?」&br()&br()フードの男が手に持った“機械仕掛けのグリモア”を開くと、未だ炎を纏った漆黒の竜は、空中に出現した紋様へと吸い込まれ、消えた。&br()&br()「はあ、せっかく高慢な兄さんを出しぬいて悦に浸ってたってのに、せっかりな奴だよねぇ。まあ、いいや。僕もまだまだやることがあるんだ。甘えん坊の末っ子の仕事も見届けなきゃならないしね。それじゃ兄さん、え~と…あ、そうそう――教会に、福音を、かな?」&br()&br()そう笑うと、ロキの影もまた、姿を消した。&br()&br()あとに残された戦神は、歯噛みと共に、燃え残った黒淵を剣風にて吹き飛ばした。&br()&br()「ロキめ… 得意の“たぶらかし”、してやられたぞ。褒美にその子はくれてやる。だが、お前の企みがまだ終わっておらぬように、余の計画もまだ半ばよ。次は好きにさせぬぞ――我が黄昏は、まだ終わらぬ。」&br()&br()そう言って、戦神は、漆黒の竜が消えた空間を見つめ、笑ってみせた。| #endregion :考察| Ver3.5で各ジョブに配られたMELT降魔のひとつ。 神族のURラグナロクとは対を成すような、でも元の面影も残した性能をしている。 &br() 方向性としては不死のウロボロスや天草四郎時貞に近く、HPが徐々に減るデメリットの代わりにA/Dの数字と移動速度を得たデザイン。 魔人化直後はアタッカーと見誤る程の移動速度で動ける。というか超覚醒アタッカーとほぼ同速である。 またHPメルト系のアビリティは足の遅いディフェンダーへ高スペックと引き換えの重いデメリットとして配られていることが殆どだが、黒竜は非常に足が早く、よほど深追いしていなければ帰還する前に毒ダメージで力尽きるという場面は無いと見ていい。 (カルマ5のアビリティが切れると毒ダメージもアプチ以下の秒1になるので思うほど気にならない) &br() 性能は完全に自己完結しており、ハイアーツで広範囲に強力な毒ダメージを撒ける~異端の至高神~や魔人化終了後も常に自部隊の強化ができる~欲界の天魔~に比べると、同じMELT降魔たちの中でも使い方が難しい。 居座っての戦闘にはあまり向かないため、部隊同士のぶつかり合いの中で「びっくり降魔」として戦闘の中心に飛び出し、その高いステータスと移動速度で相手を追い立て捕まえるような使い方になるであろう。 ベオウルフも真っ青な足回りを持つものの、ディフェンダー降魔のスロウは現在は50コスト程度とされている。 最近の大型アタッカーはスピード増加アビリティ持ちも増えており、アビリティやコストの具合によっては捕まえきれない点には注意。 メルト降魔のカルマ減少は1個あたりおよそ40c。魔人化が帰還無しで30cなのでおおよそ魔人化している間がフルスペック振り回せる時間と考えればよい。 魔人化が解けカルマ5のアビリティが切れてしまうと普通の中型ディフェンダー程度のスペックになってしまう。 こうなると使い魔としての旬は過ぎてしまい、他のディフェンダー降魔たちと比べて光るものがなくなってくるのが弱点。 &br() そして魔人化直後からフルパワー出せるメルト降魔と言えど、主人公のみでの魔人化の場合は250/250の大きめのスピードアップ、単独攻撃、自身への毒持ちなので、50~60コスト程度のマジシャンで追い返すだけなら十分対応できてしまう。 ディフェンダーやアタッカーが中心のデッキでも、タワーを背負えば時間切れまで何とか誤魔化せる。 他のユニットへ戦闘面のサポートができない点では~欲界の天魔~以上に魔人状態での戦闘に比重が置かれているため、魔人化する際には根本使い魔すべて、場合によっては主力も巻き込んでスペックの底上げをしたい。 特に複数攻撃が解禁される人数まで取り込んで魔人化すれば高スペック・高スピード・複数攻撃かつスロウという戦略兵器が誕生するため相手は逃げるしかない。 &br() RE:3初期にディフェンダー降魔たちがあまりに簡単にジョブ補完できてしまった関係で下方修正された経歴がある。 そのためスロウの強さや施設防衛力、HPがかなり下げられており、特に施設防衛に関しては20コストディフェンダーと変わらない程度である。 しかし施設防衛力を自力で補うことができるのが彼の特徴。 魔人化が解けてから更に30c経たないとハイアーツWaitを消化できない点には注意したいが、わずかな石差を競う攻防では他の降魔ではできない仕事をしてくれるであろう。 また早めに魔人化すると目安として120c経過でカルマが2以下となるが、スペックが下がる代わりに毒ダメージも消失する。 DEF自体はハイアーツで大幅に上げることができるため、最終戦での施設防衛役としては問題ない性能になる。 特にタワーの防衛に関してはカルマ1のヒールブーストがあれば数秒で全快出来るので、出し入れしているだけでハデスの様な極タワーアタッカーが来ない限りはまず制圧されないだろう(が撃破防衛は他のユニットに頼らざるを得ないが…) とはいえ素の防衛力は繰り返すが非常に低く、ガーディアンスタイルで防衛したいならばHP回復はオマケとして早めにハイアーツを打っておくのが吉。 効果時間自体は特別に長いわけではないので、ハイアーツ込みで守れる施設は一箇所と思っておくこと。 似たハイアーツの~蒼天の守護龍~のは部隊全体にかかる代わりに回復量は一定値であり、かつハイアーツを叩いてから効果が出るまでにラグがある関係でHP全快にはならないことがある。 一方、黒竜は自己回復のみではあるが確実に全快するので、単にHP回復用としても意外と使い勝手は良い。 &br() ディフェンダー降魔でジョブ補完をしたいのは海種と魔種であるが、ウィーク戦術を得意とし完成形重視になりやすい海種よりも速攻型の魔種の方がデッキに入れやすいであろう。もしくはキマヒルコの様な石制圧に特化したデッキに入れて荒らしのアンカーとして使い、終盤は石割でのリードを守るといった運用も面白い。 早めに相手タワーに飛び込んでの魔人化でもスピードアップと高いスペックのおかげで安全に離脱しやすく、終盤では施設防衛も任せられる。 あるいはアルティメットスペルを残しつつ戦況を見て、ディフェンダーが欲しくなったり他の使い魔が死滅しそうなときにそれを巻き込んで魔人化するなどの戦い方が考えられる。 本体性能もハイアーツも「とりあえず出せば・打てば何とかなる」というタイプではないので扱いが難しいが、必要に応じてUSや転生と使い分けたり戦場のど真ん中での魔人化であったりと柔軟性の高さは魅力である。 :キャラクター説明| 聖竜ラグナロクが降魔化した姿。 LoV3に入ってからオーディンやエーギル、フェンリルなど多くの使い魔のフレーバーテキストで、繰り返される巨人と神々の戦争『黄昏(ラグナロク)』での新たな鍵として注目されていた聖竜ラグナロクであったが、魔神ロキや《教会》の策略により黒堕ちした降魔となってしまった。 友となったフェンリルを失い負の感情を抱えたまま戦いに参加したことが鍵となってしまった。 親友を得たがゆえに闇堕ちするきっかけとなった、というのはストーリーモードでの紅蓮の子らが辿る戦いをある意味なぞっているようにも見える。 ストーリーモードのとあるステージでロキがラグナロクを使役しているのだが、当時はこの「黒い」ラグナロクのモデルが存在してなかっただけで、実は黄昏の黒竜が彼に操られていた……のかもしれない。 &br() 他の降魔たちと違い、混沌に世界を食い荒らされたことが転醒のきっかけでもないようで、経緯を見るだけなら通常の使い魔としてのカード化しても問題ないようなバックグラウンドにも見える。 単に神族のURラグナロクと同一人物(竜)だから同時登録できない仕様にしたかった可能性もある。 しかし多くの使い魔たちのフレーバーテキストを跨る《13の鍵》のひとつが次元を行き来する降魔である、というのは何か示唆を感じられる。 ---- コメント *編集が苦手な方はこちらへ情報提供お願いします #comment_num2(size=85,vsize=3,nsize=30,num=20)

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