ア・プチ(C)
基本情報
名前 ア・プチ
種族 不死
ジョブ アタッカー
召喚コスト 10
<タイプ> 黒冥神
タイプ マヤナワール
HP 300
ATK 10
DEF 5
覚醒 不可
超覚醒 不可
アーツ

アビリティ
召喚 ポイゾアタック
自身が攻撃した敵ユニットのHPを一定時間徐々に減らす。

ステータス
状態 HP ATK/DEF
召喚 300 10/5

DATA・イラスト・フレーバーテキスト
+ Ver3.2
Ver3.2
全長 死の数に比例する 「いいかい、私の調べたところによると、ここらの地下には恐ろしい死者の国があってだね、
その最下層には、ある死神がいると言われている。
その死神は、死期の迫った人間の周りをうろついては、その者を地下の国へと連れ去ってしまうそうなんだ」
「…はぁ」
「その死神の姿だが、骸骨だとか、黒ずんで膨張した死体だとか、いろいろ言われているが、一番有力な説は鳥の頭の…」
「フクロウ…みたいな頭の猿…な感じのやつですかね…?」
「おぉ、そうそうそれだ! 良く知っているね」
「…はぁ。 そこに…そんなかんじのがいるもんで」
「…何!? 君、見えているのかね!? それはいかん! どこだ?どこにいる!?」
「…教授の足元です」
「なんと!? いいか、決して目を合わせてはいかんぞ! そいつはどうしてる??」
「…はぁ、教授をじぃっと見てますが… あれ? 教授!? どうされました教授? 教授!?」
重量 死の数に比例する
仕事 死者の魂を冥界に連れ去る
役職その1 最下層の支配者
役職その2 九冥神のリーダー
異名 ユム・シミル
イラストレーター 村山 竜大
+ Ver3.3
Ver3.3
全長 死の数に比例する
あの学術調査の日以来、気がかりでならないことがある。
あの日、私がフクロウのような、猿のような、あの奇妙な生き物を見た直後、一緒にいた教授は唐突に亡くなってしまった。
死因は持病の発作だと聞いたが、やはり私が見たあの生き物が、教授のいう『死神』だったのではなかろうか…。
そうだとしたら事は重大だ。急ぎ学会で報告しなければ…。

「ねー パパー」
まずは資料を…文献は…これか…?
なになに…<死神は『ア・プチ』と呼ばれており…>

「ねーねー パパってばー」
パパは今お仕事で忙しいんだ。あっちで遊んでなさい。
<…呪いをかけた者に忍び寄り、その者を死の国に連れ去る…>

「パーパー ママが パパのぬいぐるみ かえしてくれないのー」
わかったから あとで…ぬいぐるみ?
「うん パパがちょーさで買ってきてくれたフクロウのぬいぐるみ」
フクロウ…そんなものは…

「ママってば あの子だっこしたままうごかないんだよー」
……まさか…そんなまさか……だって…
<……その呪いは、伝染する……>
重量 死の数に比例する
移動速度 気づいた時にはそこにいる
お気に入り 最近手に入れたドクロ
欲しいもの もっと若いヤツのドクロ
異名 ユム・シミル
イラストレーター 創-taro
+ Ver3.4(VerRe:3.0)
Ver3.4(VerRe:3.0)
全長 死の数に比例する
重量 死の数に比例する
移動速度 気づいた時にはそこにいる
生息域 ミトナル
捕獲対象 生者の魂
こだわり 捕まえる順番
イラストレーター 小玉
フレーバーテキスト

あのフクロウのような、猿のような、不気味な生き物が、伝説の死神『ア・プチ』であることは、もはや明白だった。教授が死に、妻が死に、そのうえ、妻を亡くして塞いでいた私に、研究の協力を申し出てくれた後輩までもが、奴によって死の国に連れていかれてしまったのだから。
私は、悲しいというよりも恐ろしかった。文献にあった通り、呪いが確実に広がっていたからだ。そして次は私の番だと思うと、一時たりとも気が休まらなかった。
しかし、それは違った。次の標的は、私の幼い一人息子だったのだ。そして息子の死を最後に、なぜかヤツの呪いはパタリと止んだ。
なぜ、私だけ――死から逃れたことよりも、何故自分だけが呪いから逃れることができたのかが気になって仕方なかった。私は研究室に引きこもり、誰にも会わず、飲まず食わずで調べ続けた。
しかし、どれだけ文献を漁っても、その答えは見つからなかった。なかば諦めの気持ちで最後の文献をめくった時、その一説は見つかった。
〈ア・プチは連れてゆく者を“見定める”。その呪いは伝染し――〉
そうか、私は奴のお眼鏡にかなわなかった…だから見向きもされなかった…そういうことか――なんとも言えない不毛な敗北感に包まれたその時、ふと違和感を感じて、窓を見た。
そこにア・プチがいた。ヤツは椅子に座り、くりくりとした丸い目でじっと私を見つめて――椅子? いや…そんな、まさか…あれは窓に映った私の……私はもう一度文献を確認した。
〈その呪いは伝染し、“ア・プチ”もまた、伝染する〉

考察
不死についに追加された待望の根元アタッカー。
そのポイゾアタックの性能は1c3ダメージを確実に与える10コストとしては強力なもの。
フリッカーでも発動しファイター時もatk10が地味に光る。

特に不死が苦手としてきた杖主の処理を迅速に行えるため、今後普及に応じて採用率も上がっていくと思われる。

キャラクター説明
マヤ神話に登場する死神。かわいらしい名前だがれっきとした冥府の支配者。
フランス語のプチ(petit=小さい)とは一切かかわりがない。
フクロウやジャガー、鈴、あるいは死体そのものがモチーフにされる。
死期の迫った者の周囲に現れ、冥府へと誘うという。
冥府の最下層ミトナルを司るとされ、アステカ神話のミクトラン夫妻に該当するポジション。

関連カード


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  • あの学術調査の日以来、気がかりでならないことがある。
    あの日、私がフクロウのような、猿のような、あの奇妙な生き物を見た直後、一緒にいた教授は唐突に亡くなってしまった。
    死因は持病の発作だと聞いたが、やはり私が見たあの生き物が、教授のいう『死神』だったのではなかろうか…。
    そうだとしたら事は重大だ。急ぎ学会で報告しなければ…。

    「ねー パパー」
    まずは資料を…文献は…これか…?
    なになに…<死神は『ア・プチ』と呼ばれており…>

    「ねーねー パパってばー」
    パパは今お仕事で忙しいんだ。あっちで遊んでなさい。
    <…呪いをかけた者に忍び寄り、その者を死の国に連れ去る…>

    「パーパー ママが パパのぬいぐるみ かえしてくれないのー」
    わかったから あとで…ぬいぐるみ?
    「うん パパがちょーさで買ってきてくれたフクロウのぬいぐるみ」
    フクロウ…そんなものは…

    「ママってば あの子だっこしたままうごかないんだよー」
    ……まさか…そんなまさか……だって…
    <……その呪いは、伝染する……>
    全長
    死の数に比例する
    重量
    死の数に比例する
    移動速度
    気づいた時にはそこにいる
    お気に入り
    最近手に入れたドクロ
    欲しいもの
    もっと若いヤツのドクロ
    異名
    ユム・シミル
    -- (3.3) 2016-02-24 00:18:35
  • あのフクロウのような、猿のような、不気味な生き物が、伝説の死神『ア・プチ』であることは、もはや明白だった。教授が死に、妻が死に、そのうえ、妻を亡くして塞いでいた私に、研究の協力を申し出てくれた後輩までもが、奴によって死の国に連れていかれてしまったのだから。

    私は、悲しいというよりも恐ろしかった。文献にあった通り、呪いが確実に広がっていたからだ。そして次は私の番だと思うと、一時たりとも気が休まらなかった。

    しかし、それは違った。次の標的は、私の幼い一人息子だったのだ。そして息子の死を最後に、なぜかヤツの呪いはパタリと止んだ。

    なぜ、私だけ――死から逃れたことよりも、何故自分だけが呪いから逃れることができたのかが気になって仕方なかった。私は研究室に引きこもり、誰にも会わず、飲まず食わずで調べ続けた。

    しかし、どれだけ文献を漁っても、その答えは見つからなかった。なかば諦めの気持ちで最後の文献をめくった時、その一説は見つかった。

    〈ア・プチは連れてゆく者を“見定める”。その呪いは伝染し――〉

    そうか、私は奴のお眼鏡にかなわなかった…だから見向きもされなかった…そういうことか――なんとも言えない不毛な敗北感に包まれたその時、ふと違和感を感じて、窓を見た。

    そこにア・プチがいた。ヤツは椅子に座り、くりくりとした丸い目でじっと私を見つめて――椅子? いや…そんな、まさか…あれは窓に映った私の……私はもう一度文献を確認した。

    〈その呪いは伝染し、“ア・プチ”もまた、伝染する〉

    全長
    死の数に比例する
    重量
    死の数に比例する
    移動速度
    気づいた時にはそこにいる
    生息域
    ミトナル
    捕獲対象
    生者の魂
    こだわり
    捕まえる順番
    -- (re3.0) 2016-02-24 00:20:30
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最終更新:2017年01月27日 12:28