エリス(C)
基本情報
名前 エリス
種族 神族
ジョブ アタッカー
召喚コスト 10
<タイプ> 狂言者
タイプ オリンポス
HP 300
ATK 5
DEF 10
覚醒 不可
超覚醒 不可
アーツ
CV 菅谷 弥生

アビリティ
召喚 ハイエヴォルカット
自身の周囲にいる、自身と同じ種族、かつ、召喚コストが一定以上の自使い魔の覚醒コストを下げる。

ステータス
状態 HP ATK/DEF
召喚 300 5/10

DATA・イラスト・フレーバーテキスト
+Ver3.2
Ver3.2
画像
身長 1.46[meter] 結婚式の"黄金の林檎作戦"は思った以上に効いたわね。
女神ともあろう者が、よってたかってあんな林檎を
奪い合うだなんて、な~んて醜悪なのかしら。
林檎には「最も美しい女神へ」って書いておいたのに…
そこに"美"なんてあったもんじゃないわね。
幸福で華やかな空間が、嫉妬と虚栄心に壊されてゆく…
フフ、思い出すだけでも胸が高鳴るわ。
そもそも親友である私に招待状をよこさないなんて、
イケズなことをするからこんなことになるのよ。
これでテティスも少しは私の大切さに気付いてくれるわよね。
え、何? テティスから手紙が来てるって?
ほら、言ってるそばからね。
きっと私に許しを請いたいのね…かわいいじゃない。
どれどれ…。
黄金の林檎は…アフロディーテにとられちゃったから…
……ハァ!? また贈ってもらえないかですって!?
体重 あなたよりは軽いわよ
通称 不和の女神
好きなこと 争いを起こす
好きなもの 険悪な空気
嫌いなもの 仲間外れ
イラストレーター ひと和
+Ver3.3
Ver3.3
画像
身長 1.46[meter] ふぅ…テティスったら、また黄金の林檎が欲しいだなんて…。
これで何回目? どんだけ欲しいんだ、って話よね。
息子のために~とか言うけど、あの子、まだ身ごもってすらいないじゃない?
まったく、何なのかしら?
簡単に言ってくれるけど、結婚式のために用意したあの黄金の林檎だって、
手に入れるのに相当苦労したんだから!
そもそもアレよね。あの子は感謝が足りないわよ。
名だたる女神がこぞって奪い合う程価値のある林檎だってのに、
あげればあげただけ、ほいほい使っちゃうし…。

あぁ~! なんだか考えてたら腹が立ってきたわ!
やっぱり…あの子とは、ちょっと距離を置いたほうが良さそうね。
そうよ…そもそも私は不和の女神!
悪いけどテティス、私がいつまでもあなたの親友でいるとは思わないことね!
私にだって、友達はいっぱいいるんだから。
残念だけど、この林檎が私からあなたにあげる最後の贈り物よ!
さぁ、そうと決まったら気合い入れるのよ私!
ふぅ…ちょっと苦しくなってきたけど、たかが徹夜14日目!
黄金の林檎を護る番犬さん! とっとと隙を見せなさい…!!
体重 あなたよりは軽いわよ
通称 不和の女神
大事なもの 友情
欲しいもの 友情
近況 寝不足
イラストレーター sime
+Ver3.5
Ver3.5
身長 1.46[meter]
飲まず、食わず、寝ずで行う、あいつ――金毛竜との根競べ。

その戦いの果てに、たったひとつ手に入る“黄金の林檎”。あの禁断の果実を、あれから何度穫りに行ったことだろう。毎回、これが最後と思いながらも、テティスから催促の手紙が届く度に、つい応えてしまう。でも、それがいけなかった。私の体は、自分が思う以上にボロボロだったらしい。

何十個目かの林檎を手にしたその帰路で、急に目の前に闇が差し、私はそのまま意識を失った。しかもその時、手に入れた林檎まで失くしてしまったようだ――あれが、最後の林檎だったのに…。

侍女に発見され、寝所で目覚めた私は、もう起き上がることすらできない程に衰弱していた。

――テティスは、黄金の林檎を待っているかしら…。

失くした林檎は侍女に探しに行かせた。しかし、こんなことになってもまだ彼女のことを心配している――そんな自分に、我ながら虚しくなる。

テティスに大事な存在だと思われたい――その一心で、私は危険な林檎穫りを続けてきた。しかし、彼女が一番大切に思っているのは、まだ生まれてすらいない“息子”。もし、私のことも大切と思ってくれているとしたら、それは、その息子の為に林檎を届けてくれるから。林檎を送らなくなった私のことなど、すぐに忘れてしまうのだろう――あの、結婚式の時のように。

私はこのまま彼女の心に留まることもなく、ひとり儚くなるのだ――目を閉じそう思うと、すべてがどうでも良くなった。そしてただ、孤独な闇の中へと沈んでいこうとした、その時――

「エリス、どうしたの!? …いったい何があったの!?」

幻聴だろうか…我ながら本当に嫌になる。不死身料理の研究に夢中な彼女が、ここにいるわけがない――しかし、心の端に残っていた僅かな期待が、私に重いまぶたを開けさせた。

おぼろげな視界の中に、テティスの不安げな顔が浮かんだ。

こんな時にまで、こんな幻――私は自嘲の笑みを浮かべる。かすむ彼女が私の手を握る。まさかとは思いながら、私もゆっくりと握り返してみる。

――あぁ、本物のテティスだ。

その手は、とても温かかった。

テティスは私のことを忘れてなどいなかった――テティスは私のことを分かってくれていた――もうそれだけで、十分だった。

彼女は悲しそうな目で、一生懸命何かを語り掛けてくれたが、思考がおぼろげで何を言っているのかはわからなかった。

――最後に…会えて良かったな。

…そんな思いに包まれながら、再び意識が遠のき始めたその時、エリスが私の前に何かを差し出した。かすむ目を細め、その黒い何かに目を凝らす。

「これは不死身料理の試作――あなたの林檎で作ったアップルパイなの…!」

……パ…イ? この、黒々と鈍く光るフライパンのようなものが…!?

私は、身をそらし、その黒い物体から逃れようとした。しかし、弱った体は思うように動かない。必死に逃れようと力を籠め、もがき、わずかに退いた私の体を、テティスはがっしりと掴み、自分の方へと引き寄せる。そして、おぞましい臭いを漂わせる、そのどす黒い円盤を私の口へとねじ込んだ。

――無・理!!

瞬間、頭からつま先まで衝撃の槍が貫き、続いて凄まじい悪寒が体中を駆け巡った。心臓は早鐘のように危険を知らせ、視界は嵐のように渦を巻いた。

「どうしたの!? エリス!?」

私はその凄まじい味――いや、もはや“味”という名の暴力に呻くことしかできない。

「どうして!? 不死身料理のはずなのに…! まさか、また失敗……!? どうしよう…もう林檎は無いのに……どうしよう…エリスが…死んじゃう!!」

…死ん……確かに、このままじゃ――黒い塊から零れ落ちる真っ黒な絶望が、私をじくじくと押し潰していく。

――バンッ!!!

その時、寝所の扉が開け放たれ、侍女が部屋に転がり込んできた。侍女はテティスの腕から私の体を奪い取り、息せいて何かを私の口に押し当てる。それは、輝く果実――私が無くしたはずの、黄金の林檎だった。

――そうだ…この神力に満ちあふれたを実を食べれば…ナイス侍女!

私は最後の力を顎へと集め、林檎に思いっきり歯を立てる。

しかし、その口は、虚しく空を食んだ。何事かと目を開くと、侍女の手に――そこにあったはずの林檎がない。

見上げると、何か良いことを思いついたと言わんばかりのテティスが、爛々と瞳を輝かせて私を見下ろしていた。そして、その手に握っていたのは――最後の、黄金の林檎。

「エリス! 待ってて! 今すぐ料理を作り直してくるから!」

――もう一度……あれ…を…? 嫌だ…絶対に無理…冗談じゃないわ…あんなものをもうひと口でも食べたら―――本当に死んじゃう!!!!!!

そう思った瞬間、私の体は勝手に動いていた。ベッドから飛び起きると、テティスの手から林檎をもぎとり、それを窓の外に向かって渾身の力で――放り投げた。

黄金の林檎は、流星のような軌跡と共に、遥か彼方へと消えてゆく。

「エリス!? …元気に…なったの…?」

ふと、後ろから聞こえたテティスの声で我に返った。気付けば両足にはしっかりと力が入り、ふらつく様子もない。

――そんな…あの暗黒そのものを形にしたような、不死身料理が効いた…の…?

殺されかけた料理に助けられるとは、皮肉なものだと思いながら、私は苦笑を浮かべ、テティスの方に向き直る。すると、彼女は私を強く抱きしめた。

「よかった…! …本当に…本当に!」

――何を言って…そもそもこれはあなたの所為で…。

やはり、もうだめだ。これ以上は…こんなのは違う…。もう、終わりにしよう。今のが最後の林檎…そして、あなたとの友情ももうお終い。悲しいけれど、私から告げよう――意を決して開いた私の唇を、テティスはそっと指で押し止めた。

「…いいの、もういいのよエリス」

――?

「私が間違っていたわ。いくら息子のためとはいえ、エリスを苦しめるようなものに、頼ってはいけなかったのよ。だからもう――黄金の林檎はいらないわ」

驚いた。それはつまり、もう“不死身の息子”という馬鹿げた夢はあきらめてくれるという意味だろうか。あれほどまでに執着し続けた夢を…しかし、自分を信じ、決してあきらめることなどない、あのテティスがそんなわけ――

「息子を不死身にする方法は、他にもあると思うの。そう、この広い世界を探せばきっと他にもあるはずよ! そうね…『創世主』の力を宿したあの“紅い石”なんてどうかしら? うん、きっといけるわ! そうと決まればさっそく出発しなきゃ!」

――ほら、やっぱり……。落胆する私をよそに、テティスは無邪気な笑顔で続ける。

「だから、もちろんエリスも一緒よ――」 

そしてこれだ。いつも通り、結局は“息子”。私が命の危険にさらされたこんな時にまで、まだ私を巻き込もうとする。やっぱり、これじゃない。こんな風に、ただ頼られたかったんじゃない。私が欲しかった――ずっと欲しかった“言葉”は、こんなものじゃない……。
「――あなたと私は親友だものね♪」

――今、なんて…それは……そっか…

私は目を閉じ、大きく息を吸った。体中に何かすがすがしい息吹が巡っているのを感じる。私は、いつものように口の片端を吊り上げて眉を下げ――

「もう、しょうがない“親友”だなぁ」

――そう、言って笑った。

体重 かなりやつれたわ…
徹夜の数 もう数えてないわ…
テティス 争いを起こす
テティスの息子 そう…まだいないのよね…
黄金のリンゴ …うっぷ
イラストレーター ひと和

考察
説明不要のエヴォルカットの高コスト限定版。対象は60コストから。
セルディッドとは勿論重複し、60コスト超覚は160マナとなる。他種族に比べて20マナ差と大きい。
問題として、最速で敵タワーに乗るような覚醒をする扱いに向いていないという点が挙がる。
効果範囲内自陣で超覚醒してこそコスト軽減されるため、活かそうとすると展開が滞る事も。

キャラクター説明
ギリシャ神話における不和と争いの女神。
テティスとは(自称)親友だが、彼女の結婚式には招かれなかった、という現代のOLみたいな事態が発生。
これに怒ったエリスは「最も美しい女神に」と書かれた黄金のリンゴを宴の席に投げ入れる。
このリンゴを我こそは最も美しいと主張するが奪い合い、ついにはトロイア戦争の引き金にまでなってしまった。

過去作ではLoVRe:2に登場していた。

関連カード
カードデータリンク
--- verRe:2.1 / SPカード ---


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