• 超覚醒 150(120+30)/130、周囲ユニット数4体以上で180(120+60)/130。
    紋章効果:攻防20ずつアップ、最大HP50ダウン。 -- (名無しさん) 2016-06-28 02:25:36
  • ――ねぇ、僕の笛の秘密、知りたい? ふふ…やっぱり? 一度聞いたら忘れられないこの音色… どうしてこんなに素晴らしい音を奏でられるのか…知りたくてしょうがないんだよね?

    いいんだよ、ボクの笛は最高だもん。心を奪われて当然さ! なんたってボクのおじい様は、夢の国の大スター…あの伝説の笛吹き男『ハーメルン』なんだからね!

    その血をひくボクの笛が最高なのは、必然にして当然のことなのさ!

    ボク、おじい様をとってもとっても尊敬しているんだ。おじい様の笛は素晴らしいんだよ! とっても純粋で、聞く者の心を奪う…とってもステキな音色なんだ。

    ボクもそんな笛が吹きたくて、おじい様に笛を教えていただきたかったんだけれど… おじい様は、「お前はもう充分に上手だよ」って、まるで相手にしてくれなかったんだ…

    …でも、おじい様は、ある時からよく下町に通うようになってね。下町なんかで何してるんだろうって皆に聞いてみたら、親のいないどこかの女の子を弟子にして、笛を教えてるって言うじゃないか…!

    …ボク、たしかに上手だけど…そんなに上手だったかな…? 一度でいいから、ボクだっておじい様に笛を教わってみたかったよ… もしかして、その子のほうが可愛くて、教え甲斐がありそうだったのかな… …ボク、その子がうらやま………違う違う!

    おじい様はボクの実力を認めてたからこそ、教える気にならなかったんだよ!

    あ~~~もう、暗くなっちゃったね!

    とにかく! ボクは世界一の笛吹き、ハーメルンの一族! いわばエリート中のエリートなんだよ! 物心付く前から今まで、努力を怠ったことなんて一度もないのさ。

    亡きおじい様の名に恥じぬよう、ボクは世界一でいなければならないんだから――なのに…なのになのになのにぃぃぃぃ、なんなんだよあの怪力ちんちくりん!

    ボクの笛をお気楽の道楽だって? まるでボクが何の信念も無く、努力もしてないみたいな言い方して! きいい! 「下町で会った、どっか大道芸のお爺さんにならって笛を磨いた」だとか言ってたけど、あんな子に教えるんだから、そのお爺さんも笛界の風上にも置けないとんでも笛のお爺さんなんだろうね、フン!! 笛にかけた時間と情熱なら、ボクだって絶対負けないよ!

    …あ~もう思い出したら腹が立ってきたよ、あのロールパン頭のちびっこめ…!
    次に会ったらボクの素晴らしい笛の音を聞かせて、まいったと言わせてやるんだから!
    身長
    おっきくないよ
    体重
    重くはないよ
    最高速度
    びゅんっとね
    生息域
    純粋な子の居る町を転々とね
    楽しみ
    笛を吹くこと
    最近気になるもの
    あのちんちくりんの笛の音
    -- (名無しさん) 2016-06-28 18:19:58
  • 3.5フレーバー
    「僕はハーメルン。君を、迎えに来たんだ」

    空飛ぶ巨大な笛に乗り、突如目の前に現れた少女は、木馬に乗った女騎士に向かって穏やかに微笑みかけました。

    「君に一緒に来てほしいんだ。これは、僕の頼みであると同時に、“世界の願い”でもある。大人でありながら、子供のように純粋な心を併せ持つ――君は理想的な存在なんだ、ドン・キホーテ卿」

    そう言って女騎士に差し出した少女の手を、小さな影が振り払いました。

    「ダメっすよご主人様! こんなファンタジー丸出しのセリフなんかじゃ、今時子供すらついていかないっす! 空いた腹も減るいっぽうっす! きっとしょーもないこと考えてるだけっすから、こんな奴の頼みは聞くだけ無駄っすよ!」

    がるるると、怒る獣がごとき警戒心を露わにする従者に、女騎士は尋ねました。

    「どうしたサンチョ。腹が空いて気が立っているのかもしれないが、それにしても警戒しすぎではないか?」
    「ご主人様… こいつはダメっす。笛ってのは、心を癒し、敵を薙ぎ倒し、路銀を稼ぐ…命をつなぐ大事なもの――その笛を尻にしいて飛んでるなんざ、ロクな奴じゃねぇに決まってるっす!! きっと笛の音もガラガラピヒョロ~~ンな小汚ねぇ感じっすよ!!」
    「んな…! 僕は夢の国のエリート、あの『ハーメルン家』の者だよ? その僕の笛がそんな音なわけないじゃないか! 君の笛こそなんだい? 良く磨かれてはいるけど、ボコボコの傷だらけだ。そんな君の笛はピロポロファファファファ~ンなおバカな感じの音なのだろうね」
    「ヘッ、お前の笛からは、いけすかねぇ金持ちの匂いがするっす。そんなお気楽道楽な笛が、この大道芸道という修羅の道で、血反吐を吐きながら磨き上げた笛にかなうはずないっす。オラ、聞いてやるっすから、そのニュチョネチョブブブパ~~ンな、ど汚ねぇ笛を吹いてみるっすよ!」
    「むっきぃぃい! いいさ、吹いてやるよ! 君のプラファラカカカカカ~ンなおまぬけな笛で大いに笑わせてくれたならね!」

    話の趣旨も忘れ、果てしなく言い合いを続ける二人。見かねた女騎士が、二人を制して言いました。

    「二人ともやめてくれ。…ハーメルンとやら、事情はよくわからないが、信頼する従者にここまで言われては、おいそれとついていくわけにはいかない。すまないな、他をあたってくれないか? さぁ、行こうサンチョ」
    「ご主人様… サンチョはご主人様に一生ついていくっす…」

    そう言って背を向ける女騎士。すると、少女は笛から降りて騎士の方をまっすぐに見つめると、うってかわって真剣な顔で語りかけました。

    「世界の願い――そう言ったろう? これは、世界の行く末を左右する、大切な“正義”の話なんだ。“女神様”に頼まれた手前、僕としてもそう簡単に引くわけにはいかないよ。僕にできることならば、なんでも惜しみなく協力する。なんなら衣食住も保証し――」
    「わかった。ちょっと待ってくれ。サンチョ、金持ちといえど、困っているならば人は人。お腹と相談してからもう一度よく考えてみないか?」
    「…うぅ、またご主人様があの目に… うわーんご主人様がまた空腹のあまりおかしくなったす~! 衣食住に釣られたっす~!」
    「…な、泣くなサンチョ、まずは生きねばとドン・キホーテ流の言葉にもあってだな…」
    世界の命運の話を前に、泣き叫ぶ従者と、腹の虫を鳴らしながらそれをなだめる女騎士。そして話が一向に前に進まずにうなだれる笛吹きの少女。彼女らが紅い光を巡る熾烈な戦いに身を投じるのは、あと少しだけ先のお話でした。


    ~『夢なりし紅の騎士物語』 その6~ -- (名無しさん) 2016-07-04 01:32:31
  • 「…な、泣くなサンチョ、まずは生きねばとドン・キホーテ流の言葉にもあってだな…」
    世界の命運の話を前に、泣き叫ぶ従者と、腹の虫を鳴らしながらそれをなだめる女騎士。そして話が一向に前に進まずにうなだれる笛吹きの少女。彼女らが紅い光を巡る熾烈な戦いに身を投じるのは、あと少しだけ先のお話でした。


    ~『夢なりし紅の騎士物語』 その6~
    身長
    1.55[meter]
    体重
    48[kg]
    最高速度
    気まぐれ
    好きなもの
    純粋な子供
    嫌いなもの
    嘘つきな大人
    笛とは
    楽しんで吹くもの!
    匡吉 -- (名無しさん) 2016-07-04 01:33:24
  • フレーバーから察する限り、お爺さんが教えてた相手がサンチョ。 -- (名無しさん) 2016-07-04 01:38:17