キュン(C)
基本情報
名前 キュン
種族 人獣
ジョブ アタッカー
召喚コスト 10
<タイプ> 妖精
タイプ クー・シー
HP 300
ATK 10
DEF 10
覚醒 不可
超覚醒 不可
アーツ
CV ???

アビリティ
召喚 ゴウマサポートW
自ユニットの降魔と魔神の、攻撃力と防御力を上げる。

ステータス
状態 HP ATK/DEF
召喚 300 10/10

DATA・イラスト・フレーバーテキスト
+ Ver3.5
Ver3.5
全長 0.4[meter]
重量 9.5 [kg]
最高速度 そこらの犬より早いワン!
生息域 妖精丘
仕事 妖精の守護者
好きなもの 長細いもの
イラストレーター 小玉
フレーバーテキスト

キュンの守る『黒い森』に不意に現れた、キノコ、豆腐、フキの葉、白ねずみ、ガジュマルを持った青魚といった奇妙な妖精たちの一行。キュンはみなに、危険な森の奥“忘れられた茨の森”に近づかないように告げましたが、豆腐の投げた棒に気をとられている隙に、一行を逃してしまいました。

* * * *

一心不乱に棒を追いかけていたキュンを、突然、森の奥から瞬いた赤い光が包みました。
「ハ! ワッシとしたことが! こんなことしてる場合じゃないんだワン!」

我に返ったキュンは、急いで森へと駆け出しました。

キュンが茨の森の奥に着くと、そこには怪しく光る“赤い光”が、その下に倒れるニルス、ヤニワニ、マキリ、オーサンを見つめるように、ゆらゆらと揺らめいていました。

「遅かったワン…」

キュンの目の前で、赤い光は、そのままぐぅっと天高く昇っていってしまいました。

「お前らどうしたんでぃ!? せっかく梅干し…いやさ、まっ赤なお月さんを見つけたんだぜぃ! ほら! 起きねぃ!!」

1人だけ起きていた豆腐小僧は、ニルス達を叩いたり揺さぶったりしましたが、全く目覚める気配はありません。

「そんなことしても無駄だワン」
「おぅ、さっきの犬っころ! こいつぁどういうことでぃ!?」
「お前達が追いかけていたアレは、“赤い月”なんかじゃないワン。あれは“夢の結晶”なんだワン」
「…夢の結晶だぁ?」
「そうワン、あれはむか~し千年も生きた悪い魔女を閉じ込めた、“ある方の夢”なんだワン。でも、夢の世界で何かあったワンね… ちょっと前に、突然、封印された魔女ごと夢の結晶がバラバラに砕けて、あっちこっちに飛び散ってしまったんだワン」
「…何言ってんでぃ、飛び散ったも何も、あすこにあったじゃねぇかい」
「そうなんだワン… 飛び散ったはずが、いつの間にか欠片が集まって、戻ってきてたんだワン…」
「わけがわからねぇな… それとこいつらが起きねぇのと、どういう関係があるってんでぃ?」
「戻ってきた夢の結晶は、…こう、なんだか今までと違ってたんだワン。意志を持ってるような… それに、結晶は少し欠けていて、完全に元通りじゃなかったんだワン。だから、“妖精たちの夢”で補ってしまったんだワン。…早くあれから夢を取り戻さないと、こいつらは二度と目覚められなくなるワン!」
「な~にぃ!? なんでそれを早く言わねぇんだ犬っころ!」
「お前が邪魔するからだワン!! あとな、ワッシは犬ではないワン! ワッシはキュン、クー・シーっていう、妖精丘からこの森の守護を任された、立派な妖精だワン!」
「へ? 妖精? 犬っころじゃなくて?? なら、オイラの仲間だな!」
「なに言ってるワン! お前、妖怪だろーがワン」
「は? オイラ豆腐の妖精だけど?」
「…まだ言うかワン。そんなわけないワン、お前だけ眠ってないのがその証拠だワン!」
「ほう、なるほどねぇ……………て、えーーーー!?」

驚きのあまり、高野豆腐のように固まってしまった豆腐小僧をよそに、キュンはしばらく考え込みました。

「…困ったことになったワン。きっとあれは、あの方の夢が醒めかけてて、封印されてた魔女が目覚めようとしているんだワン。まったく、夢の管理人は何をして…このままじゃ、あの恐ろしい“偉大なる魔女”が蘇ってしまうワン! とにかく、急いで妖精王さまに報告しなくてワワン!」

そう言うやいなや、キュンは一目散に駆け出しました。

「あ!? ちょっと、待ちねぇ!」

我に返った豆腐小僧も、慌ててキュンの後を追いかけました。


~『妖精たちの赤い夜』 その12~

考察
人獣に新たに追加された新たなサポート能力をもつ10コスト。
アビリティ「ゴウマサポートW」によって、自ユニットの降魔と魔神の、攻撃力と防御力を10ずつ上げてくれる。

残念ながら、人獣の根元は優秀な者が多く激戦区であること、降魔の攻撃と防御力を上げる方法は他にもあること等々を考えると、あえてこのカードをデッキに組み込もうと考えるプレイヤーは少ないのではないだろうか。

キャラクター説明
クー・シー(Cu Sith)はスコットランドに伝わる妖精犬(クー=犬、シー=妖精)。緑色の毛が生えており、大きさは牛ほどもあるという。
妖精の丘を守る番犬であると言われている。
LoVでも、妖精王オーベロンのもと、“忘れられた茨の森”と呼ばれる黒い森を守護する妖精として登場する。
ただ、「ワッシは犬ではないワン!」と言いながら、ほーれと投げられた棒に反応しているうちに侵入者を通してしまう悲しい妖精犬になっているが…

フレーバーテキストはVer3.5ニルスの次の話であり、さらにVer3.5【赤梅】豆腐小僧へと続く。

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最終更新:2017年02月25日 12:06