トロイ(C)
- 基本情報
名前 |
トロイ |
種族 |
人獣 |
ジョブ |
ディフェンダー |
召喚コスト |
70 |
<タイプ> |
聖戦機 |
タイプ |
機甲 |
HP |
600 |
ATK |
100 |
DEF |
110 |
覚醒 |
可 |
超覚醒 |
可 |
アーツ |
有(CHANGE) |
CV |
SoundEffect |
アビリティ |
召喚 |
なし |
覚醒 |
なし |
超覚醒 |
【白】トロイア・アロゴ |
防御力が上がる。さらに、攻撃力が一定以上の敵ユニットから受けるダメージを一定量減らす。 |
【黒】オデュッセウス・ドリー |
攻撃力が上がる。さらに、防御力が一定以下の敵ユニットに与えるダメージが上がる。 |
|
CHANGE |
超覚醒アビリティの【白】と【黒】を切り替える。 自身が超覚醒していないと使用することができない。 |
消費マナ |
10 |
- ステータス
状態 |
HP |
ATK/DEF |
召喚 |
600 |
100/110 |
覚醒 |
650 |
130/140 |
超覚醒【白】 |
700 |
200/260 |
超覚醒【黒】 |
700 |
250/210 |
- DATA・イラスト・フレーバーテキスト
-
+
|
Ver3.5 DS |
Ver3.5 DS |
全長 |
測ろうとすると変形 |
重量 |
測ろうとすると攻撃 |
制作された場所 |
トロイア |
かつての製作者 |
オデュッセウス |
特技 |
神殺し |
とりあえずこの神は許す |
運命の神 |
イラストレーター |
moi |
フレーバーテキスト |
無数の傷を負い、無残に打ち捨てられた巨大な神馬――トロイは、忘れ去られた神の地でひとり、ただ静かに横たわっていた。
それは、かつて神の血を引く者たちを殺すために作られた。
トロイはその使命を全うするため、自らを生み出した者に報いるため、敗戦濃厚な戦争の一手逆転の秘策として、神の戦士たちをその体に秘めて、生まれた時より死を覚悟しつつ敵地へと乗り込んだ。結果、無事使命は全うされたが、敵地における混戦の中、その体は激しく損傷し、味方の勝利の凱歌を眺めながら朽ちていった。
その残骸は、そのまま打ち捨てられ、時と共に忘れられ、トロイも、かつての戦いの記憶も、トロイが横たわるこの地も、次元の彼方へと流れて行った。
「こりゃあまた…壮大な…古の神殺しの『武器』か…何の因果かよ、こんなすごいもんが、こんなところで眠ってるとはなぁ…」
しかしあるとき、何の巡り会わせか、とある男が偶然にこの地を訪れ、横たわるトロイの姿を見つけた。男は、聖木で作られたその巨大な体をひと撫ですると、感慨深そうに頷き、つぶやいた。
「そうかよそうかよ…まだ戦いたいか…」
トロイの意志を汲み取ったかのように、男は敬意の込もった、きわめて丁寧な手つきで、その体のすみずみまで調べ始める。そして、たっぷりと時間をかけて調べ終わると、男は腰を下ろし、トロイに向かって静かに言った。
「ワシはな、これまでそれなりに武器を作ってきて、腕も持ってるつもりだ。できるなら、お前をもう一回、動けるようにしてやりたかったんだが… だがよ――ワシはお前を葬らなきゃあならんようだ…」
男は改めてトロイの、かつては美しい流線型であったろう体をしげしげと眺める。
「お前の仕組みはわかった。その傷を治して、絡繰りをかつてのままそっくりに作りあげることはできる… だがいかんせん、その絡繰りを動かしていた“動力”がそっくり失われてる以上、ワシにはお前を動かすことはできん――」
そう言って、男は悲しげな表情を浮かべた。
「何か神力を秘めたもんさえあれば代用できるんだがな、お前ほどの武器を動かすにゃあ、普通のもんじゃあ代わりになるめぇよ。いけすかねぇアスガルドのやつらの『グングニル』や『ミョルニル』、オリンポスの『イージス』くれぇの力が必要だ。武器でなきゃ『ヘスペリデスの林檎』ぐれぇな――お前のような偉大で優れた武器が、役目を終えても戦いを忘れられなかったりすると、呪いを集めたり、ろくでもない神に悪戯されたりしちまうんだ――ワシの“息子”みてぇに… だから、俺はお前を完全に壊して、その魂が弄ばれないようにしてやるしかできねぇんだよ…すまねぇなぁ…」
男は槌を持ってゆっくりと立ち上がる。
「ワシは神は好かねぇが、お前が次はいい風に生まれ変われるように、たまには運命の神に祈るとするよ――」
男がそう言って祈りをささげ、槌を振りかぶったそのとき――はるか彼方の上空から、金色に輝きながら落ちてくるものがあった。
それはまっすぐに男の頭を直撃し、「あいたぁ!」と、男はその衝撃に倒れた。
「…な、なんだぁ!?」
若干痛む石頭を擦りながら顔を上げると、男の目の前に、金色に光る林檎が転がっていた。
「なんでこんなとこに金ぴかのりんごなんかが降ってきやがる…!! 神の野郎どもが食いかけて落としたのか…? ん…? 金の林檎……? それって……」
男は林檎が放つ神力に気づくと、槌を放り出し、トロイに向き直って興奮気味に叫んだ。
「おい、こんな巡り会わせってあるか!? お前の動力になる力が勝手に降ってきやがった! ちょっと待ってな、すぐに治してやる、いや、ワシ流機甲技術も加えてもおおおおおっと強くしてやっからな! ぐははははは、このアームマスター・ダーイン様にかかりゃあ一瞬よおおお!」 |
-
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- 考察
- チェンジ持ち70コスト大型ディフェンダー。チェンジ持ちらしく、白モードと黒モードの役割が分けられたデザインとなっている。
- 超覚醒(白)の「トロイア・アロゴ」は自身のDEFを上昇させ、さらに一定以上の打点を持つユニットからの攻撃に対してダメージを軽減するという防御に特化したアビリティ。
- DEF260という十分過ぎる防御力を持つ上に、一定打点以上からはダメージカットも発動するためとにかく硬く、防衛や敵のいるタワーへの強行突入でも生半可な攻撃を許さずに戦える。
- 超覚醒(黒)の「オデュッセウス・ドリー」は逆に自身のATKを上昇させ、さらに一定数値以下のDEFのユニットを攻撃した際に追加ダメージを発生させるというもの。
- 小~中型ユニットはATK250+固定ダメージにより瞬殺。大型との殴り合いでも単純に高い数値と相手のDEFによっては追加で発生する固定値でかなりのアドバンテージを稼げる。
- 守りの白と攻めの黒の大型ディフェンダーというデザインは、不死のラーヴァナに近いものがある。
- 欠点は、一方に特化している間はもう一方が貧弱になるという所。
- 白モードの硬さは確かに眼を見張るものがあるが、打点は全く上昇せず大型としては低めの200のまま。70の強力なスロウがあるとはいえ硬い敵にはあまりダメージが入らない。
- 逆に黒モードはDEF上昇効果が無く、DEF210とこれまた頼りない値に。相手によっては高打点と固定値を活かす前に殴り負けてしまう可能性も。
- また、元々が70コストという重い使い魔故に、チェンジ持ち特有のかさんでいくマナ消費も場合によっては足を引っ張ることもある。
- 状況を見極め、適切なチェンジを求められるテクニカルな使い魔と言えよう。
- キャラクター説明
- ギリシャ神話に登場する装置であり、ある意味の兵器。難攻不落のトロイア国を陥落させるためにギリシャ軍のオデュッセウス将軍が切り札として用意したものであり、そのまま「トロイの木馬」と呼ばれる。
- ある日の事、幾度と無く襲撃を仕掛けてきたギリシャ軍が突如として撤収、そして代わりに前線基地のあった場所に超巨大な木馬が置かれていた。
- 唯一残っていたギリシャ軍の兵卒シノーンの降伏発言もあり、トロイア国の軍人はこれを自軍の勝利と認識。土産としてこの巨大木馬を持ち帰り街のど真ん中に置いて宴会を開いた。(ちなみに、あまりにもこの木馬が巨大だったので、防衛の要となっていた城壁の門を取り壊して搬入している。)
- しかしこの木馬こそギリシャ軍の罠。実は木馬の中にオデュッセウスを始めとするギリシャ軍の将軍や兵士達が潜んでおり、彼らの合図とともに予め外で待機していた部隊も加わりトロイア国は内部と外部から挟撃される。
- 木馬搬入の為に城門を壊していたことと、勝利を確信して完全に油断していた事もあってかトロイア軍はあっという間に蹴散らされてしまい、一夜にしてトロイアはギリシャ軍に占領されてしまった。
- こうしたエピソードから、コンピュータ用語で外部から遠隔操作するタイプのマルウェアを「トロイの木馬」と呼ぶ。
- LoVでのトロイは超巨大な木馬という事については原典と同じ。ただし、その正体はオデュッセウスが神々を倒すために開発した超巨大な馬型の機甲。要は巨大ロボ。
- 修復を行ったダーインの手に可変機構も追加され、大剣を持つケンタウロスの様な姿にも変形できる様になった。
- 人馬型のロボというデザインとオデュッセウスが関わっているという所は、降魔である「~謀略の射手~」を思わせるが関連性は不明。
- 関連カード
アビリティ「トロイア・アロゴ」「オデュッセウス・ドリー」の情報提供をお待ちしております。
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最終更新:2017年02月01日 12:09