【秘詩】セルディッド(R)
基本情報
名前 秘詩(ひめうた)】セルディッド
種族 神族
ジョブ ディフェンダー
召喚コスト 30
<タイプ> 妖精
タイプ エルフ
HP 400
ATK 40
DEF 30
覚醒
超覚醒
アーツ
CV

アビリティ
召喚 新緑に眠る恋の詩
攻撃力と防御力が上がる。
さらに、自ユニットが覚醒または超覚醒したとき、一定時間効果が上がり、ファイタースタイル時の射程距離が延びる。
覚醒 なし
超覚醒 エヴォルカット
自身の周囲にいる、自身と同じ種族の自使い魔の覚醒コストを下げる。
ただし、一定コスト以下にはならない。
最近修正されたバージョン Ver3.511 [2017.03.07]

ステータス
状態 HP ATK/DEF
召喚 400 80/70(アビリティ発動中)
覚醒 450 100/90(アビリティ発動中)
130/120(アビリティ効果上昇時)
超覚醒 500 160/150(アビリティ発動中)
190/180(アビリティ効果上昇時)

DATA・フレーバーテキスト
+Ver3.5
Ver3.5
身長 1.70[meter]
体重 52[kg]
人間でいう年齢 19才
兄弟 弟が2人
特技 植物の育成
フルネーム セルディ・ブリア・ルム・ルード
イラストレーター Hitoto*
フレーバーテキスト

「好き……です」
何てことのないいつもの会話からの、果てしない遠回りの末にようやく搾り出した言葉は、自分でも驚くほど短くて小さな声だった。
普段はおちゃらけた姿しか見せたことのない私が、どのように彼に惹かれ、どんな風に悩み、いかに眠れぬ夜を過ごしたか――語るにつれて顔が熱くなり、今すぐにこの場から消え去ってしまいたい思いでいっぱいになった。
彼も最初は驚いた風であったが、全てを聞き終えた今は、黙ったまま真剣な顔で思い悩んでくれている。

彼がこういった状況……というか、そもそも女性に不慣れなのは知っている。
それでも、彼は今この場で私が告げた“好き”の意味を取り違えるほど子供ではない。答えなんてとうに出ているだろうに――こんなにも深く考えてくれるのは、ひとえに彼の優しさゆえなのだろうと思う。
――すまない……。
散々考えた末にやっと出てきた、そのあまりに簡素な言葉に、私は自分の立場を忘れて少しだけ噴き出してしまった。
彼は何か失礼をしたかと慌てていたが、その後はゆっくり、慎重に言葉を選ぶように思いを語ってくれた。
自分にはなすべきことがある。だから、私の気持ちに応えることはできない――と。
「そう……だよね」
予想はしていた。

落胆する気持ちがないといえば嘘になる。万にひとつの可能性を期待していなかった、などと言えるはずもない。

それでも今は、彼が“種の違い”なんて便利な言葉でごまかすことなく、真剣に私と向き合ってくれたことが何より嬉しかった。
「でも……それでもね――」
私は、彼の目をしっかりと見ながら口にした。
「私があなたのことを好きという気持ちは変わらないの。あなたを守りたいという気持ちだって……むしろ、前よりもっと強くなってるかな」
私がそう言うと彼はまた「すまない」と言いかけて――「ありがとう」と言い直した。
その表情を見て、自分がかなり恥ずかしいことを口にしたことに気付き、慌ててしどろもどろに言葉をつなぐ。
「あぅ……ちょっと、そういうのやめてって! 違うから! そんな感じじゃないから! もっと軽い感じで聞いていいから!」
ようやく収まった顔の火照りがより激しく再燃してしまい、慌てて手で顔を覆う。そして指の隙間からそっと彼を盗み見ると――彼は、いつものように笑みを浮かべてくれていた。
よかった――結果がどうあれ、彼と気まずい関係になんてなりたくなかったから。

私は恥ずかしさをごまかすように続けた。
「それにほら! 私ってエルフじゃない? 人間とは寿命が違うから、あなたがおじさんになっても、おじいさんになっても、私はずーっと若いまま……それって、考えようによってはすごい有利よね。今はその気にならなくても、この先いつかは私にだってさ……か、覚悟しててよね!」
そんな冗談めかした私の言葉に、律儀に困ってみせる彼はやはり真面目なのだなぁと改めて思う。
これは冗談――そう、冗談なのだ。
「……でも、さっき言ったことは本当よ。あなたを守りたい……これは私のわがままで、私の生き方。誰にも否定させない――たとえそれが、あなたであってもね」
そう言いながら、一緒に旅をしたハイエルフのことを思い出す。
何にも縛られず、どこまでも欲望に素直で、自分の生き方を貫くあの姿をうらやましいと思った。
そんな風に私も生きたい――まだ見ぬ未来に怯えて縮こまって生きるより、私も私の望みのために自分を貫きたい。

彼女の言葉は、私にそう思わせてくれた。
「だから、わがままついでに――」
声が震える。
「――私の“秘め詩”聞いてくれる?」
彼は黙って微笑み、うなづいてくれた。
私は竪琴をつまびき、心を込めて込めて歌った――。

人に恋した愚かなエルフは 恋した人を失って

初めて恋の意味を知り 生きる希望を失った

失うままに 使命のままに 失意のエルフは彷徨って

もう一度 人に恋をした

エルフが出合ったその恋は 前とは違う恋だった

何故ならエルフは知っていた 恋の意味を知っていた

だからエルフは苦しんだ それでもエルフは恋をした

彼が恋をくれたから 生きる希望をくれたから
だからエルフは微笑んだ 見つけた恋を胸に抱き

長い命を生きようと
これはエルフの秘密の詩 エルフが心に仕舞っていた

エルフと彼の為だけの詩――

「――それじゃ、行くね」
私は彼に手を差し出した。その手を握ろうと、彼もまた手を伸ばす。
けれど私は彼の手をするりとかわし、彼の胸へと飛び込んだ。
「忘れないで。どこにいても、たとえ会えなくなっても、私はあなたを――」
言いながら、すれ違うように彼の頬へと小さく口づけする。

ふふ、びっくりしてる。断られたのだし、これくらいやっても許されるだろう。
目を白黒させて動揺する彼の姿がたまらなく愛おしい……。
私はそのまま振り返らずに、森の奥へと飛び去った。
もう、彼の姿は見えない――そろそろ、かな。


「いるんでしょ?」

その言葉に応えるように空間が歪み、少女が現れる。
「できればもう少し見ていたかったのだけれど、もう甘酸っぱい時間は終わりかしら?」
「見てたの? 恥ずかしいわね……」
「悪いとは思っているのよ? けれど予定が変わったら大変ですもの。でも――」
大きな拷問具の侍従に載った少女――ヘルは夜であるのにお気に入りの日傘をくるくると回しながら、にっこりと笑みを浮かべた。
「――とても素敵なものを見せてもらったわ。紅茶のおかわりが欲しいくらい」
彼女は広げたティーセットのカップを手に取り、上品な仕草で一口だけ飲むと、ふわりと侍従の肩から飛び降りて私の前に立った。
「つまり、決心してくれた、ということかしら?」
私がその問いにこくりとうなづくと、彼女は再び微笑んだ。
「そう――歓迎するわ、セルディッド。あなたには、その決心に見合った大役を用意しているの」
「あの話……本当なのよね?」
「もちろん。私があなたに嘘を言う理由などあって? それとも……やっぱり、揺らいでしまったのかしら?」
「いいえ――」
これは以前、私がフィンテールにやりこめられて塞ぎこんでいたとき――
――悔しいけど……今の私じゃあなたを守れない。どれだけ願ったって、私は私以上になれない。
――あら、なら“あなたにしかできないこと”で守って差し上げたら?
そう言ってヘルは私の前に現れた。
その時彼女が語った言葉はひどく絶望的で、その中で、それでも希望に出会えたような、驚くべきものだった。

それ以来誰にも話さずに、ずっと考え続けて――そして決めた。
それは告白の結果がどうであれ、変わらない決意だった。
「――決めたもの。私は、私にしかできないやり方で、きっと彼を守ってみせる」
「そ、なら早々に行きましょう。湿っぽいのは苦手なのよね。さ、ガングレト」
侍従のガングレトが私に手を差し伸べる。
ヘルは私に気を使ってか、自分だけさっさとその肩に登り背を向けてくれた。

私も同じように逆側の肩に乗せてもらうと、ガングレトは月に手が届かんばかりに飛び上がり、“月”を歪めて“穴”を作り出した。

その中に入り込むと同時に、ゆっくりと空間の断面がぼやけていく。

振り向くと、さっきまで彼と一緒にいた森が見えたが、空間の層に隔てられ既にその輪郭は滲んでしまっていた。
「それじゃ――“またね”」
森が完全に見えなくなると、私は少しだけ泣いた。

これは、後悔や悲しみの涙じゃない。いいかげんで、弱い自分への訣別の涙だ。
あなたの隣は、とても心地が良くて春の森のように暖かかった。
あなたは夜を彷徨っていた私に、太陽の詩を聴かせてくれた。
数えきれない程の――“大切”をくれた。
だから、今度は私の番。

あなたは、私が絶対に守ってみせるわ――――ギデオン。

考察
神族を使う上では必須とも呼べる神族の10コストが30コストになって登場。
テキスト上では召喚スペックは40/30だが、召喚アビリティの新緑に眠る恋の詩の効果によって召喚時に80/70と30コストとしては破格の召喚スペックを誇る。
更に自ユニットが覚醒か超覚醒することで、更に30ずつ上乗せされ、使い魔3体分離れていても届くレンジアップがつく。上乗せの効果は30カウント持続する。上乗せの効果が乗っている状態で追加で覚醒等を行うとそこから30カウント効果が持続する。
超覚醒のエヴォルカットは10マナカットすることができる。エリスと合わせれば60コスト以上の神族の使い魔であれば覚醒で15マナ、超覚醒で15マナと30マナもカットできるため使用するマナは10コスト分下げることが出来る。
新緑に眠る恋の詩の効果は自身が覚醒を行っても対象となるため、セルディッドを立てつつ防衛することが可能であり、超覚醒のエヴォルカットも合わせて後続の使い魔を安定して作りやすい。

しかし神族には召喚にエヴォルカットを持ち召喚スペックも申し分ない中型ディフェンダーのオズマ姫がいるため、10コストのセルディッドと合わせてカットできる分と同等なのでデッキを構築する際はその点も加味する必要があると思われる。

Ver3.511 [2017.03.07]にて、「深緑に眠る恋の詩」のステータス上昇値が、ATK+30/DEF+30からATK+40/DEF+40へと上方修正された。

キャラクター説明
本文


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