C マウィオング
最終更新日時 |
2018年08月04日 (土) 23時08分17秒 |
基本情報
名前 |
マウィオング |
種族 |
魔種 |
ジョブ |
アタッカー |
召喚コスト |
20 |
セフィラ |
ホード |
タイプ |
デワ |
HP |
350 |
ATK |
50 |
DEF |
10 |
PSY |
20 |
武装 |
可 |
血晶武装 |
可 |
アーツ |
無 |
対象称号 |
太陽と赤き海の精霊神 デワと精霊たちの物語に関係する使い魔を使って50回勝利する。 |
アビリティ
状態 |
ボーナス |
アビリティ |
召喚 |
なし |
なし |
武装 |
なし |
なし |
血晶武装 |
なし |
ツインアタック |
攻撃対象の周囲にいる敵ユニット1体に、「攻撃力に応じたアタッカー属性ダメージ」を与える。 |
パラメーター
状態 |
HP |
ATK |
DEF |
PSY |
備考 |
召喚 |
350 |
50 |
10 |
20 |
|
武装 |
400 |
70 |
30 |
40 |
|
血晶武装 |
450 |
100 |
60 |
60 |
|
DATA・フレーバーテキスト
+
|
Ver4.0 |
Ver4.0
ver4.0 |
No |
魔種:034 |
全長 |
その者の魂が清ければ清い程 |
体重 |
その者の罪が重ければ重い程 |
生息域 |
天界の門 |
役目 |
死の国へと送る魂の選定 |
主人 |
女神アダト |
捕食対象 |
天へと至る資格なき魂 |
イラストレーター |
仙田 聡 |
フレーバーテキスト(カード裏面) |
- |
フレーバーテキスト(LoV4.net) |
地上と天界の境を守る、女神の精霊たる魔犬は、二つの鼻をひくつかせて下界の匂いを嗅いだ。
十色に香る様々な命の香りの中に、かすかに、澄んだ森のような匂いと、焼け落ちた樹々の灰のような匂いとが混ざり合い漂っている。
――やはりまた、『聖獣』と『魔女』が生まれてしまったのか。
魔犬は迷っていた。
此度もまた二人は争い、片方の命が絶たれるのだろう。その時、死してここへと至った魂を『至福の門』より先へと送り出すべきか否か――。
魔犬は遠い昔から二人を知っていた。この清らかな二つの魂は、どうしてか“世界の仕組み”に取り込まれていた。
『聖獣』と『魔女』として生を受けることを宿命づけられた二つの魂は、世界に生まれ落ちると共に相争うように出来ていた。そしてその結末は必ず世界の“在り方”に影響してしまうのだ。
魔犬は、何度も二つの魂の終わりと“世界の分岐”を目撃し、死した方の魂を『至福の門』へと送り出してきた。しかし、それをどれだけ繰り返そうとも、やはり二人は別の世界で生まれ変わり、同じようにその世界の趨勢を賭けて殺し合いをさせられるのだ。
どうにかしてこの哀れな輪廻を止めてやりたかったが、門を開き、至った魂をその先へと送り出すことしか知らない魔犬には、ただ悲しみと共に二人の争いを見守ることしかできないでいた。
ともすれば、昇ってきた魂を門に迎え入れずにおけば二人の輪廻は終わるのかもしれない。しかし、戦いを経てもなお安らげぬ魂など悲しすぎるではないか――。
その時、魔犬の主である女神が穏やかに微笑みかけた。
――またあの二人のことを考えていたのですか? 道を迷うのであれば、直接“確かめて”はどうかしら? あなたにはせっかく素敵なお顔が二つもあるのですもの、ならば、どちらか一つだけを選ぶ必要はないのではなくて?
魔犬はハッと耳を立てた。
――そうか……ならば、見極めねばならない。
そして静かに立ちあがると、女神に一礼し、生まれて初めて門より離れ、下界へと降りた。
~『白へと続く黒の精霊物語』より~ |
|
+
|
Ver4.2 |
Ver4.2
Ver4.2 |
No |
魔種:2-018 |
全長 |
その者の魂が清ければ清い程 |
体重 |
その者の罪が重ければ重い程 |
現在いる場所 |
ボルネオ島 |
主人 |
女神アダト |
右の頭 |
清き魂を送る |
左の頭 |
悪しき魂を喰らう |
イラストレーター |
もりお |
フレーバーテキスト(カード裏面) |
- |
フレーバーテキスト(LoV4.net) |
陽光が葉の緑を透かし、いくつもの細い薄緑の柱を落とす密林――その柱を揺らして、黒い風が木々の間を駆け抜けていきます。
黒い風の正体は、天扉の魔犬・マウィオング――マウィオングは二つの鼻を引くつかせ、『聖獣』と『魔女』、二つの魂の場所を探りつつ、森を抜け、海を越え、何日も何日も、止まることなく走り続けていました。
その足が、ふいに止まりました。
鼻孔が、油が燃える匂いと、なんとも怪しい胸がむかむかする異臭をとらえたのです。
マウィオングは二つの頭を交互に巡らし、異臭の元を探りました。
――上か?
見上げると、頭上高く、陽光の中に黒い闇の塊が浮かんでいるではありませんか。よく見るとそれは、黒い鱗粉を纏った、何かにたかる幾匹もの巨大な蝶でした。
――“アンデッドバタフライ”……夜の死虫がなぜ昼の光の中に……?
マウィオングは二つの口から炎を吐き、アンデッドバタフライを焼き落とします。すると、死蝶たちが塗りたくっていた鱗粉の粘膜が溶け落ち、その中から機械仕掛けの鳥が力なく落ちて来ました。
マウィオングは慌てて飛び上がり鳥を受け止めると、地面にそっと寝かせます。
なんとか生を得たことに気付いた鳥は、ぎこちなく首をもたげると、僅かに目を開けてマウィオングを見上げました。
「……助けてくれてありがとう。君は……もしかして“精霊”かな?」
「いかにも。私はマウィオング。女神アダトに仕えし、死出の扉を守る者だ」
「……アダトの? ふふ……予定とは違うけど、“因果計”が仕事をしてくれてみたいだな……なら君は……『バロン』と『ランダ』という二人の少女を知らないかい?」
マウィオングは驚きました。その二人こそ、彼がその魂を救いたいと思い地上に降りた者たちだったからです。
「知っている――そして、私も彼女たちを探していた」
「やっぱり……よかった……僕はガルーダ。彼女たちは僕の友人なんだ……彼女たちを助けるために、時空を超えてこの『マルクト』に来た。でも、僕単体での時空渡航は少し無理があったみたいでね……エネルギーである『復活の炎』を放って、この世界に眷属のみんなを降臨させたところで力尽きてしまったんだ……そこを“混沌”のやつらに見つかって、さっきの様さ……」
「“混沌”? さっきのは、ただのアンデッドバタフライではないのか?」
マウィオングは聞いたことの無い言葉に、二つの頭をそれぞれ別に捻りました。ガルーダは返事をしようと、ぐぐっと体を震わせて身を起こそうとします。
それを見たマウィオングは無理をしないよう伝えましたが、ガルーダは、「時間が無いからこのまま話させて欲しい」というので、仕方なく体に寄りかからせ、話を聞くことにしました。
マウィオングの体に頭を埋めたまま、「ふぅ」と一つ息をついたガルーダが話を続けます。
「……うん。あれは“混沌”の憑代さ。“混沌”とは僕らの宇宙全てを飲み込もうとしている“世界の敵”なんだ。そして、バロンとランダは、その企みに利用されている」
「では、あの二人が戦い続けているのは『終わり』を迎える“世界の仕組み”ではないと……?」
「『終わり』? なるほど、君たちはそう呼んでいるんだね。恐らく、それが“混沌”のことだよ。“混沌”はね、長い時をかけてこの世界のいたる所に、様々な形で侵入しているんだ。あいつらはこちらで“実体化”できないからね。さっきのアンデッドバタフライみたいに手先を作り、自分たちを世界に招き入れる“仕組み”をあちこちで構築しようとしているのさ。彼女たちの“永遠に繰り返される戦い”もまた、その<システム>のひとつなんだ。僕はある戦いで手に入れた“混沌の意識”を、古代人の遺跡で解析し、その正体を知った」
「つまり、あの者らが戦い続けることで、その“混沌”がこの世界に姿を現すと……?」
「“ひいては”ね。あいつらを呼び寄せるのは別の者たち――彼女たちは、<システム>のプロトタイプに過ぎない。必要なのは二つ。一つは“ある因子”。そしてもうひとつは“絆”――血のつながり、愛情、敵意、何でもいい。何かしら強い魂の繋がりを持っているその該当者同士が争うと――」
ガルーダがひとつ呼吸を置き、その不穏な空気にマウィオングが息を飲みます。
「生き残った方が、肉体を持った“混沌そのもの”になる」
「それは……“憑代”とは違うのか……?」
「まったくの別物さ。“憑代”は混沌の意志をもっているだけで“混沌”そのものじゃない。“混沌”とは形ある虚無――恐らくそこに存在してしまっただけで、世界はおろか、どのような神魔霊獣であっても食らい、あらゆる周囲の“存在”を虚無へと変換してしまうんじゃないかな」
「そんな恐ろしいものが……」
「プロジェクトコードは<N・I・E>とあった。試作品であるかぎりあの子たちの進行は遅いだろうけど、放っておけばきっといずれその日が訪れてしまうと思う。でも、そのもう一つ因子――これが何か、最後のピースが埋まらないんだ。せめて“アルカナの力”をもったロードでもいてくれれば、もう少し解析できるのかもしれないけど……」
うなだれるガルーダを見つめながら、マウィオングはしばらく考えるようにしていましたが、すっくと立ち上がると言いました。
「残念ながら、あなたの知りたいことは私には知り得ない。しかし、世界に遍くいる精霊たちの智をもってすれば何とかなるやもしれん。少し遠いが、海を渡った東にカマプアアという精霊がいる。少し気性は荒いが、正義の心を持った信頼できる友だ。まずはその者を頼ってみよう」
「ありがとう……初めに君に会えたのは、本当に幸い……だ……」
マウィオングの申し出に安心したのか、ガルーダはそのままぱたりと横に倒れ込み、眠ってしまいました。
マウィオングは、ガルーダを起こさないようそっと咥えて背に乗せると、ひとまず密林を抜けて安全な場所を探さなければと、静かに再び走り出しました。
~『白へと続く黒の精霊物語』より~ |
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考察
20コスト帯で最大のATK50を持ち、最低のDEF10を持つわかりやすい使い魔。
セフィラ「ホード」であり魔種なので、
ルオレオによる召喚コスト-5と、
ミリアによる5マナバックがある為、実質10コストとほぼ同じ。
序盤で召喚できれば根元のマーチヘアと合わせるだけでマジシャンロードを封殺できる。
血晶武装するとツインアタックを搭載しATK90と合わせて非常に強力な荒らし役となる。
同じ20コスト帯の荒らしであるフェニックス、ベドラムと一緒に行動に向かい率先してマジシャンを狙うと相方の荒らしが非常に有効打になりやすい。
逆に単体で突撃しても敵タワーに乗った時点で最低保証の袋叩きにあうのでできれば同時に荒らしを行うか最低でも両ロードだけでも一緒に連れて行こう。
PSYが低すぎるために、ロードのスロウアタックでも大幅な速度低下に陥ってしまう。無暗にタワー内部で叩くのは控えよう。
ルオレオを入れていると最大HPが下がるのも注意すべき点である。
キャラクター説明
マウィオングとは、インドネシアのボルネオ島に住むミラナウ族に伝わる神話に登場する二頭の犬。
死の国の入り口におり、天へと至る資格のないものを食べるケルベロスと被りまくってる犬である。
が、彼は女神アダドと共に門を守っており、思慮深い一面もあるようだ。
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最終更新:2018年08月04日 23:08