C 火車

最終更新日時 2018年09月15日 (土) 20時21分18秒

基本情報

名前 火車
種族 不死
ジョブ マジシャン
召喚コスト 10
セフィラ なし
タイプ 百鬼
HP 300
ATK 5
DEF 10
PSY 30
武装 不可
血晶武装 不可
アーツ
CV -
対象称号 今昔百鬼衆威
<妖しき怪>に関係する使い魔を使って50回勝利する。

アビリティ

状態 アビリティ
召喚 ウィズマジヘイスト
自身が戦場に出ている間、
自身と、最も攻撃力が高い自ユニットのマジシャン1体の攻撃間隔を短くする。

パラメーター

状態 HP ATK DEF PSY 備考
召喚 300 5 10 30

DATA・フレーバーテキスト

+ Ver4.2
Ver4.2
Ver4.2
No 不死:2-012
全長 十六[尺]
重量 二百[貫]
出身 猫精
現在 百鬼を離れ逃走中
裁くもの 悪人
主義 自身の目で見たものを信じる
イラストレーター danciao
フレーバーテキスト(カード裏面)
-
フレーバーテキスト(LoV4.net)
闇の中、凸凹と夜闇をさらに引き立たせるように濃い影が立ち並ぶ。

戦無き世でありつつも、うっすらと死の匂いを漂わせるそこは、墓場――。

その中を、息を切らせた男が一人、よろよろと駆けていく。

全身あちこちに焦げと火傷をつくった男は、ひと際大きな墓石を背にすると、冷や汗を垂らして身構え、周囲の闇に目を凝らした。

――チリリ

不意にどこからか音がする。

男は体をびくりと身を震わし、自身の体を見回した。

見ると、脇腹――膝小僧――二の腕――衣服のあちこちに小さな燈色の光が灯り、火の粉を上げ始めているではないか。

男は悲鳴を上げて体に付いた火種を払いつつ、それ消そうと地面を転げまわる。

そうして、やっと火が消えたかと安堵と怯えの入り交じった顔を上げたその先に、ぼうっと火の玉が浮かび上がった。

火の玉は、一つ、二つ、三つ、四つ、五つと輪を描くように増えてゆき、最後、その真ん中に恐ろしい獣の顔が浮かびあがる。

「ゆ、許してくれ……!!」

男が懇願するも、獣はピクリと耳を揺らし、かぁっと朱く輝く眼を見開いた。

「……許せぬなぁ、不埒を働く不届き者よ! 悪人よ! 儂は『火車』、罪過悪人を運ぶ妖なり! 貴様を連れ行くは地獄の底よ!」

そしてそう一喝すると共に、勢いよく青い炎を吐き出す。

炎に包まれ、悲鳴を上げて顔を腕で覆う男――しかし男は炎に包まれながら前へとよろめき歩き、腕を開いた。

「かああああああ!」

そこには爛々と金に光る眼と乱杭歯が――。

邪鬼へと変じた男が、炎を軌跡を引いて火車へと迫る。しかし火車は、避けることなくむんずと五本の腕で男の四肢を掴み抑えると、ぎゅるんと車輪のように腕を回転させ、掴んだそれぞれを一気に引き裂いた。

そして手に残ったそれぞれに、「むん」と一声、炎を灯して燃やし尽くす。 

夜闇に青い火の粉が舞い上がり、それが消えると共に、墓場に平常の静けさが戻った

「やれやれ、ここも嗅ぎつけられたか。この仮住まいも潮時かの……しかし、“追手”が掛かる間隔がどうも短こうなっとる気がするわい――そういうわけだ、別の場所を探すぞ?」

そう言って、墓場の一角の暗がりに目を向ける。

そこには、いつからそこに居たのだろうか、先の騒動にも拘わらず、この世の何も視界に入っていないと言わんばかりの精気の無い目で下を向き、座る少年が一人――。

火車はその姿を見て、一つ嘆息する。

「聞こえているのなら返事をせい。今すぐに前を向けとは言わぬがな、貴様がそんな風では、こうして貴様を匿う儂の立場が無いではないか。そうであろう――」

その言葉に抗するように、弱弱しい風が吹いた。

風を受け、火車が顔をしかめ、二つ目の小さな嘆息の炎を吐く。

「――魔威太よ」

考察

平均的な性能を持つ不死の根元マジシャン。
自身と最も攻撃力の高いマジシャンに、10%ほどの攻撃時間短縮効果を与える。
火車だけでは微差の範囲だが、血晶武装サポートのヘイストや、
元からヘイストの能力を持つマジシャンに上乗せすると大きな効果となる。
ATKの低いマジシャンに沿えても微妙なので、高ATKや高ダメージを叩き出すマジシャンと組み合わせたい。

不死ならば東郷美森、フランケン、ドラキュラ、バンドレイルなど。
種族縛りではないので、魔種のからかさ、海種のナタ太子なども候補にあがる。

なお対象が「自ユニット」なので、△主にのせて主荒らしを微強化することもできる。

キャラクター説明

3より続投。今作も自分と味方一体にヘイストを付与するマジシャンとして参戦。
読み方は「かしゃ」。生前に罪を犯した人間の死体を奪うとされる日本の妖怪である。
名の通りの炎を纏う車輪として描かれることもあれば、牛車の妖怪としても描かれることもある。
化け猫が変じたものという説もあり、巨大な猫又そのものの姿の伝承も存在する。

LoVでの火車は妖怪たちの勢力「百鬼」の古参かつ強硬派の一人。白鐸と肩を並べる古老の妖怪。
見境なく殺しを行う魔威太を捕まえて処刑すべきと意見しており、なだめる白鐸の言葉も聞き入れずに妖怪軍団と共に攻撃を行っていた。
しかし、今作ではかつて殺すべきと言っていた魔威太を自ら匿っており、何者かがけしかける追手から守っている様子。
その上で百鬼も脱退している模様。一体何があったのだろうか。


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