エキドナ
最終更新日時 |
2019年03月05日 (火) 09時30分45秒 |
基本情報
名前 |
エキドナ |
ジョブ |
マジシャン |
召喚コスト |
70 |
セフィラ |
なし |
HP |
600 |
ATK |
120 |
DEF |
90 |
PSY |
80 |
武装 |
可 |
血晶武装 |
可 |
アーツ |
無 |
CV |
大島 由莉子 |
対象称号 |
揺るがざる教皇 葵順でエキドナを使って50回勝利する。 |
アビリティ
状態 |
ボーナス |
アビリティ |
召喚 |
なし |
なし |
武装 |
なし |
なし |
血晶武装 |
ATK+30 DEF-10 |
海母幻影 |
『幻影』状態になる。『幻影』状態は一定以上のダメージを受けると解除されるが、帰還後に再出撃すると、再び同状態になる。 このダメージに、敵ユニットのアビリティ効果によるものは含まない。 [『幻影』:自身の通常攻撃にマジシャン属性の複数追撃効果を付与する。] |
エクストラアビリティ
種族 |
アビリティ |
人獣 |
慈しむ愛 |
最大HPが増える。さらに、『幻影』状態が解除されるダメージ量が増える。 |
神族 |
添える愛 |
『幻影』状態に「受けるクリティカルダメージを減らす効果」を付与する。 |
魔種 |
見護る愛 |
『幻影』状態に「自身が受ける最大ダメージを、一定値に制限する効果」を付与する。 |
海種 |
迸る愛 |
『幻影』状態に「自身が受けるダメージを、一定確率で0にする効果」を付与する。 |
不死 |
捧げる愛 |
『幻影』状態に「移動速度が上がる効果」及び、「『毒』状態になる効果」を付与する。 [『毒』:固定ダメージを断続的に受ける。] |
パラメーター
状態 |
種族 |
HP |
ATK |
DEF |
PSY |
備考 |
召喚 |
600 |
120 |
90 |
80 |
|
武装 |
650 |
160 |
130 |
100 |
|
血晶武装 |
700 |
220 |
150 |
130 |
|
血晶武装 |
人獣 |
800 |
|
DATA
+
|
創魔 第2弾 |
創魔 第2弾
創魔 第2弾 |
No |
創魔:2-018 |
全長 |
可変 |
最大全長 |
約200[meter] |
夫 |
テュポーン |
元の姿 |
始原の女神 |
愛した“息子”の一人 |
アルス・クレメンス |
新たに愛した“息子” |
葵順 |
イラストレーター |
猫将軍 |
フレーバーテキスト(LoV4.net) |
白い、部屋だ。
壁も、ドアも白く、明かりも白い。
部屋には向かい合わせに扉が二つあり、その中央に置かれた白い机と透明な強化プラスチックの間仕切りが、きっちり部屋を半分に区切っている。扉の脇には白衣の男たちが一人ずつ立ち、彼らの視線の先――机の手前に置かれた椅子には、やはり上下白の検査着を着せられた少年が、頭を垂れて座っていた。
そんな白に包まれた空間で、ただ一人、透明の壁を挟んだ少年の反対側――机の上で手を組んで座る、ロマンスグレーの髪を綺麗になでつけた壮年の男だけは、濃いブラウンのスーツを着ていた。
白、ではない――ただそれだけのことなのに、しかしそのことが、沈黙が落ち続けるこの空間の主は彼なのだということを雄弁に物語っていた。
長く続く沈黙の意味を測ろうと、少年が俯いたまま、そっと目だけ上げて男を見る。しかし、やはり男は少年を見つめていたので、慌てて目が合うことを避けた結果、少年は男の右手にだけ嵌めた黒い革手袋と、左腕の、身なりのわりに妙に子供っぽいプラスチック製の腕時計を交互に見つめることになってしまった。
そんな少年の所作をきっかけに、
「どうかな?」
男が暫くぶりに口を開いた。
少年はよりきつく口を結ぶことで返した。
「答えてはくれないか――しかし、“聞こえた”のだろう?」
「………」
「君のアルカナ因子濃度からすると、すでに『クリーチャー』の声が聞こえているはずなんだ」
言いつつ、男はスーツのポケットから透明なビニール袋を取り出して机の上に置いた。中には、薄汚れた直径五センチメートル程の青銅のメダルが入っている。
「パジリク遺跡から出土したスキタイのメダルだ。君の血はこれに反応した。これが媒介になったのであれば、君に語りかけてきたのは古代の女神――『怪物たちの母』である可能性が高い。違うかな?」
訊ねはしたものの、どうせ答えはないと思っているのか、男は返事を待たずに話し続ける。
「受け入れたくないか? それでもきっと、君は受け入れるだろう。職員たちは君らを『クランケ』と呼んで距離を置いているが、それは君らをそう定義づけることによって、子供たちに無体な実験を繰り返す自責の念を拭おうとしてのことだ。君らもそんな境遇を不幸に思っているかもしれない。しかしね、俺は互いを対等の関係だと思っている。大人も子供も、関係なくね」
男の言葉に心の何かを刺激されたか、少年が伏せていた目を上げて男をしっかと見返す。
「予期せぬ不幸や“酷い大人たち”の所為で、君たちは非常に死に近い場所にいた。それを、俺が買った。けどね、財力も権力もあるが、俺もまた、君らと同じように“死に近い生”を生きている。一度身請けしたからには、定められた法律は守ろう。君が俺の申し出に従おうと従うまいと、君たちが未成年の内は、必要な教育の享受と一般的と言える程度の生活も約束しよう。だが俺たちは対等だ。それ以上のものを俺から手に入れたければ、君は何かを差し出さなければならない。一人で生き抜く――いや、違うか。一人で“守り抜ける力”、かな。それが欲しいのであればね」
言いつつ男が机のコンソールを操作すると、間仕切りに内蔵されたOLEDサイネージに二枚の画像が映し出された。
子供の写真だ――髪をショートにまとめた、少し緊張気味な表情の少女と、瞳の色素が薄い、人懐っこい笑みを浮かべている少年――それぞれに『上水流愛』、『木島武明』と名が表示されている。
それを見て、膝の上に置かれた少年の手がぎゅっと強く握られた。
「君が駄目だった場合、君らの受けていたテストはこの二人のいずれかに引き継ぐ予定だ。その上で全て失敗に終わったら“あの施設”は閉鎖することになる――包み隠さず伝えておくよ。君にとって大事な判断になるだろうからね」
そう言うと男は席を立ち、
「君から申し出てくれることを期待している。よく考えてみてくれ――暫く彼を一人に」
と、白衣の男たちを連れて部屋を出て行った。
一人残された少年は、自分の呼吸の音だけが聴こえる静寂の中で、男が机に置いていったメダルの「髑髏に絡みつく蛇」の模様を睨み続けていた。
不意に、メダルの周りの空間が波打つように揺れた。
≪考える……人はそうやって考えるのが好きですね。世界にはあるべき事象しか存在しないというのに。どうして「可能性」などという不確かなものに思いを巡らせるのかしら?≫
甘く、たおやかな声が響いた――いや、響いては、いないのか。反響を伴って聞こえるが、それは少年の心に直接届く、そんな声だった。
≪まだ考えるの? 答えは出ているのでしょうに……≫
「……話しかけんな……」
少年が“声”に答えた。まだ変声期を迎えたばかりの、高くも低くも無い、不安定な声で。
≪迷いは何? 人であることを捨てきれない? でも、私とあなたに違いなんてあるのかしら?≫
「………」
≪自分の行いに“正しさ”が欲しいのですか? 独善的な願望が許せない? それとも――≫
「……うるせぇよ……」
静かだか、苛立ちを強く含む少年の言葉に“声”は少しの間黙ったが、
≪ふふ、ごめんなさい。意地悪でしたね――わかっていますよ。そう、わかるの……わたしの大事な子供たちの中にも同じような子がいましたから――≫
そう再び話し始める“声”に、仄かに、今までと違う色が混ざった。
≪その子はとても賢いのに、他人に対して不器用で、守りたいものがあっても、それを周りに言えずにいた子。あの子も、『遺跡』でそのメダルを見つけてくれたのでしたっけ――≫
憂い、だろうか。その色に気を引かれたか、
「……そいつは、結局それを守れたのかよ?」
一貫して頑なな姿勢を通してきた少年が訊ねた。
≪どうかしらね……でも、あの子は守るために――≫
部屋の空気が、小さく波打つように震えた。
≪怪物になったわ≫
「………」
≪単純な話です。守りたい存在があって、人の身ではそれが叶わないから、人を辞めるしかなかった――人の愛はね、人を怪物にしてしまうの≫
少年の口から奥歯を噛みしめる音が漏れ、
≪けれど怪物になったら、もう誰にも愛されない――愛の為に怪物になったのにね。でもそれでいいのです。人に愛されたら怪物ではいられない――強くはいられないもの。だからせめて同じ怪物の私が、そんな子たちの母になって愛してあげるのです≫
メダルを見る目に力が入る。
≪あなたが大切と思うものをその手で守りたいのなら、私を受け入れなさい――私だけは、最後まであなたの傍に居るわ≫
穏やかで、全てを包み込むように優しい――しかし、人が歩まざる運命へと誘う声――。
「……親なんかいらねぇよ。あんなもん、ロクなもんじゃねぇ」
そう言って、少年は――
「『葵順』、シンクロ値、ボーダーラインクリアです」
モニタールームがスタッフたちの歓喜に小さく騒めいた。
同時にこの部屋の責任者らしき男が席を立ち、奥の椅子で一人笑み無く、「白い部屋」の映ったモニターに目を向け続けているブラウンのスーツの男に話しかける。
「おめでとうございます、グラマン会長。とはいえ、彼は『13号施設』ではトップクラスの数値でしたからね。むしろ今まで何がストッパーになっていたのか……先程は彼にいったい何を?」
「ちょっとしたコツがあるんだ――それより主任、彼を検査室に移して、すぐに現状のバイタルを記録しておいて欲しいのだがね」
スーツの男――グラマンがそう言うと、慌てて背筋を正した主任の指示が飛ぶより早く、スタッフたちがバタバタと立ち上がりモニタールームから出ていく。
そうしてグラマンを残し誰も居なくなったところで、
「――手間を取らせたね」
どこに向けるでもなく、グラマンが言った。
するとグラマンの背後の空間が、波紋が広がるように揺れ、
≪かまわないわ≫
声がした。
「白い部屋」で少年が聞いていたものと同じ“声”――だが、先程までと同じくたおやかに響いてはいるものの、少年に向けていたものとは違い、その声音はとても冷たく昏い。
しかし、グラマンはまったく気にする風もなく言葉を返した。
「君の協力が得られて心強いよ」
≪勘違いしないでちょうだい。私があなたに協力するのは“あの子”とあなたの“血”の為です≫
「わかっている」
≪腹の底では、今すぐにでもあなたを呑み込んで、私のお腹でドロドロに溶かしてしまいたい……本当に、忌々しい血――『教会』ですらそれにまだ気付いてないのじゃないかしら?≫
「だろうね。とにかく、あの子を頼んだよ――エキドナ」
言いながらグラマンは、やはりモニターを見つめ続けている。
彼の無感情にも見える冷たいエメラルドグリーンの瞳から、その胸中を推し量ることは出来ない。
ただ、その瞳に映っていたものは、モニターに映った少年の手だった。
いつの間に手にしたのか、何も無い、まっ白な部屋の中でただ一点、淡い青色の光を放つメダルが握られた手。 あらゆる不安をかなぐり捨て、握ったそれを放すまいと――挫け、曲げることを自らに決して許さず、鉄のように固く意思を貫き通すことを、今ここで誓った――そんな、指が白くなる程に強く強く握り込まれた、その手を。 |
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セリフ一覧
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通常版 |
通常版
召喚 |
フフ 甘えんぼさんね |
武装 |
フフ 恐くて乱暴で、可愛い子… |
血晶武装 |
あなたも、私の子にしてあげようかしら |
通常攻撃 |
綺麗に洗ってあげるわ |
アーツ |
|
タワー制圧 |
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ストーン破壊 |
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死滅 |
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+
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EXボイス |
EXボイス
召喚 |
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武装 |
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血晶武装 |
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通常攻撃 |
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アーツ |
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タワー制圧 |
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ストーン破壊 |
|
死滅 |
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考察
『幻影』は発動後350?(人獣のみ+100)ダメージを受けるまで持続。
発動中、自身のATK50%相当のマジシャン属性ダメージ3回追撃。
最大HP+100 『幻影』発動後450?ダメージを受けるまで持続。
クリティカルダメージ30%カット
ダメージリミット 上限80
20~30%の確率で被ダメージを0にする
SPD+???% 自身が秒間2の毒状態になる
キャラクター説明
ギリシャ神話に登場する、上半身は美女で下半身は蛇の怪物。
また”怪物の母”と有名で、夫テュポーンやオルトロス、ヘラクレスとのあいだにたくさんの怪物の子をもうけている。
LoV2では今作同様にストーリーの敵キャラとして登場していた。
前作ではアルスのパートナー使い魔という位置付けだが、実際ストーリーモードではアルスのパートナー使い魔はマニカになっている。
アルスかヴォルフが主人公になったとき、アルスのポジションに入るアンジェラが
元々アルスとヴォルフの仲間であったマニカを使役するということに設定上の違和感が生じるため、マニカの代役としてエキドナが入ったという扱い。
しかし、それはそれでエキドナの扱いが酷いと言う事もあって、マニカとは別に子供の頃からエキドナとも契約しており、マニカと再開するまではエキドナを使役していたという設定が追加。
その為、アルスとその生まれ変わりである順を我が子の様に可愛がっており、敵対する者は絶対に許さないと決めている。
紹介動画
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編集用コメント *編集が苦手な方はこちらへ情報提供お願いします |
- 人獣はHP100 up
幻影は恐らくHP200で解除 -- 名無しさん (2019-02-18 17:52:50)
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- 余りにも当Wikiやゲームから逸脱した無関係な雑談や、誹謗中傷めいた暴言、ページに関係ないコメントはおやめ下さい。
- wikiは不特定多数の人が利用する場です。プレイヤーの個人名や所属ギルドなどを書き込む行為は慎んで頂きますようお願いします。
- 個人的な日記として使用するのも控えて下さい。
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コメント *雑談や使用方法などの相談にご利用下さい |
- レイドで攻撃を上げるか、防御を上げるか悩む -- 名無しさん (2019-02-23 21:27:46)
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最終更新:2019年03月05日 09:30