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ジリリリ…

幸一「…」

ジリリ…

幸一「ん…」

ガチャ!

由紀「幸ちゃん!学校遅刻しちゃうぞ、起きて」

幸一「ん~!今何時」

由紀「7時よ」

幸一「…起きるよ」

由紀「ちゃんと顔洗って来なさいよ」

フェード

移動 リビング

由紀「幸ちゃんお醤油とって」

幸一「…ん」

幸一「オレさ、夏休み入ったらバイトしようと思ってるんだ」

由紀「へ~何か欲しいものでもあるの」

幸一「ああ、飛行機をもう1機買うんだ」

由紀「え~!?母さんよく分からないけど凄く高いんじゃない」

幸一「40万円」

由紀「…そんなにするの」

幸一「別にオレだけで貯めるわけじゃないよ、皆で1つのバイトをするんだ」

由紀「それじゃ例の部活動で使うのね」

幸一「そうだよ」

由紀「どんなアルバイトをするのか決めた?」

幸一「スカイランドの夏休み限定スタッフ」

由紀「何だか面白そうね。あ、でも怪我とかしちゃ駄目よ」

幸一「大丈夫だよ」

由紀「それじゃ金髪の子も一緒にアルバイトするのね」

幸一「え!?」

何でレンの事を知っているんだよ!?

今まで何度か聞かれた事はあったけどはっきりとは言ってない

第一に何で金髪だって分かったんだ…

由紀「母さんちゃんと見てるよ、洗濯する時何回か幸ちゃんの服に髪の毛が付いてたから」

由紀「最初は男の子かなって思ったけど、綺麗にとかされてるし…ズバリ女の子でしょ」

幸一「…」

何て洞察力だ…オレの母親はここまで切れ者だったか?!

由紀「最近一緒に遊んでる子でしょ、何時も聞くとはぐらかすんだもん」

由紀「でも髪を染めたりして学校では注意されないの」

幸一「…染めてない」

由紀「え…だって」

幸一「ハーフなんだ髪の毛は元々金髪なんだよ」

由紀「まぁ~!そうなんだ、ねぇ幸ちゃん」

幸一「…何」

由紀「一度家に連れてきなさいよ~母さん見てみたいな」

幸一「そのうちね」

由紀「携帯の写真とか無いの?1枚くらいあるでしょ」

幸一「無いよ」

由紀「そっか~残念。そろそろ母さん仕事に行かないと」

由紀「楽しみにしてるよ」

幸一「…」

オレの渋い表情を見てニッコリ笑うと母さんは準備をして家を出て行った

幸一「さて…オレものんびりはしてられないな」

誰かさんのせいで時間を随分使ってしまった

フェード

移動 放課後 図書室

峯岸「あ~!もうテストなんて無くなっちまえばいいのによ~」

レン「その言葉…今日6回目だよ」

峯岸「だってしょうがねぇじゃん、やりたくないものはやりたくないんだから」

並木「でも勉強って真剣にやれば意外と楽しいものですよ」

峯岸「それって優等生のエゴだと思います!!」

並木「えぇ~…別に優等生じゃないですよ」

オレ達は今夏休み前の期末テストに向けて勉強中だ

高校初めての期末テスト…悪い点は取れないな

幸一「オレもあんまり勉強得意じゃないんだよな~」

レン「だからこうして皆で放課後残って勉強会してるんじゃん」

峯岸「テスト期間は部活停止とかマジ終わってるだろ!」

レン「あんまりガレージにも入れなくなっちゃったね」

幸一「ブッ飛部も校内部活の1つだしね」

峯岸「東っちはクラブだもんな~チクショー!クラブはいいのかよ」

幸一「まぁ学校外だからな~」

並木「最近こっちにばかり出てくれてましたからね」

幸一「本当よく来てくれてるよ」

レン「幸一、苦手な教科とか教えてあげようか」

峯岸「霧ちゃんも勉強できそうだよな」

レン「沙羅ほどじゃないけどね、自信はあるよ」

幸一「苦手な教科か…そうだな~やっぱり古典とかかな」

峯岸「あ~オレも駄目だわ、昔の言葉なんて覚えてどーすんだよ!今使える言葉じゃなきゃ意味ねぇじゃん」

幸一「確かにこんな言葉なんて社会にでてどれだけ使う場面があるのやら」

峯岸「不公平じゃんよ、こっちは向こうの言葉を覚えるのに向こうはこっちの言葉を覚えないなんて」

幸一「過去の人間に文句言ってもしょうがないだろ」

峯岸「過去のやつらにもオレ達の言葉教えたいぜ」

レン「…たとえば」

峯岸「超イケてる~~~♪とか」

レン「…返答に困るんだけど…」

並木「峯岸君て面白いですね~ウフフ」

峯岸「オレの価値を分かってくれるのは並ちゃんだけよ」

レン「見下されてるだけかもよ」

並木「違うよ~もうレンちゃんのイジワル」

レン「フフッ。ごめん」

峯岸「神よー!オレをテストの無い世界に連れて行ってくれー!!」

幸一「えらい小さい願いだな…」

フェード

夕方 図書室

峯岸「もう駄目だー!」

レン「今日は最後まで頑張れたんだね、えらい」

峯岸「あ~!もうテストなんて無くなっちまえばいいのによ~」

並木「アハハ…17回目ですね」

幸一「トッシー、よく耐えたな」

峯岸「これで100点間違いなし!かえる!」

並木「私も帰ろうかな、もうこんな時間ですし」

幸一「オレも帰る、レンも帰るでしょ」

レン「皆が帰るのに私だけ残ってても仕方ないしね」

並木「途中まで一緒に帰りましょ」

レン「…そうだね」

レンはきっとオレ以外には病院に住んでることを伝えてないんだな

移動 バス停

レン「私このバスで帰るから」

峯岸「え!?だってこの先は聖華病院だぜ」

並木「そうですね」

レン「…私聖華病院から通ってるの」

並木「ぇ…」

やっぱり未だ言ってなかったんだ

峯岸「どっか悪いのか」

レン「少しね…そんなに大きな病気じゃないけど」

並木「…大丈夫なの」

レン「フフッ…駄目だったら飛行機に乗れてないよ」

並木「それはそうですけど」

プー

そうこうしているうちにバスが来た

ガラ

レン「それじゃ又明日」

並木「…はい」

幸一「じゃあね」

レン「うん」

ガラ プシュ~

レンを乗せたバスはゆっくり動き、消えていった

並木「驚きでした…レンちゃんが病院に住んでたなんて」

峯岸「お前は知ってたのか」

幸一「…ああ、皆に言わなかったのはレンが心配されたくないって言ってたから」

並木「そうなんですか…」

峯岸「前からよく風邪で休んでたよな」

幸一「ああ見えて体は弱いんだよ」

並木「…」

幸一「そんなに落ち込む事無いよ、気を使われる方がレンも辛いと思うし」

並木「そ、そうですね」

幸一「オレ達も帰ろう」

峯岸「おう」

並木「はい」

フェード
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